BGMは、特に日記の内容とリンクしてない 場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。 ちなみに、03/7/13までの日記はこっちです |
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仕事帰り、ふっとコンビニへ寄った。 無性に甘いものが食べたくなった。なんとなく、疲れが取れそうじゃない。 ふだんお菓子は食べないし、甘いものもめったに欲しがらない。だから頭の中には「これが欲しい!」って具体的な小品のイメージがないんだよ。 駅から家まで歩きながら食べ終わるくらい、あっさりしたお菓子がいいな。板チョコじゃ重たすぎる。 すっぱいフルーツ味やビター味もやだ。 なんか珍しい味で、爽やかに甘くて、手軽に食べ終われるやつ・・・なんかないかな。 ちょうどいいのが見つからず、むやみに菓子コーナーをうろついてしまった。 スーツ姿でだから、店員から見たらさぞかし不気味な客だったろう。 結局買いたいのがなくて、そのまま店を出ましたよ。あー、甘いお菓子食べたい。ほんのちょっとでいいから。 今夜のBGM:はっぴぃえんど"飛べない空"(1970) 数日前の日記ではっぴいえんどについて書いたてら、ひさびさに聴きたくなった。 かれらの1st、通称"ゆでめん"に収録。もう33年前か・・・早いな、ほんと。 でも。正直に言います、はい。 ぼくにとってのはっぴいえんどは、2ndのみ。前後のアルバムは、はっきり言って思い入れが低い。1stは正直言って、ほとんど聴いてない。 なんかビンボくさいイメージだったんだよね。 最初にラジオで「春よこい」を聴いた時、ヘヴィな鈴木のギターとひしゃげた大滝のボーカルがどうにも馴染めなかった。 今日、ひさびさに聴きかえしたら印象変わったな。ダブル・ボーカルにして、こんな甘く歌ってたんだ。 さて、この曲。アルバム一枚を通して聴いてて、ふっと印象に残った。 作曲は細野晴臣。ボーカルも彼だ。 もともとのタイトルは「フィルモアを遠くはなれて」だそう。どんな歌詞なんだろ。 雑誌に「プロコル・ハルムの影響が強い」と書かれてるのを読み、なるほどと膝を打った。 たぶん細野による分厚いハモンドが印象的な、スケールのでかい曲。 イントロから響くピアノは、のちの「空飛ぶくじら」を連想してしまう。影響を大滝は受けたの? 「日本語のロック」が産業へと成熟する80年代に思春期を過ごしたから、はっぴいえんどの日本語詩に対する思い入れは・・・頭でっかちにしか分からない。 「洋楽」っぽいオケに言葉が乗ったこの曲を、するっと自然に聴いてしまった。 歌詞は細野晴臣。 「っ気がっす〜る〜♪」と軽やかに歌うフレーズが気にいっちゃった。 |
2003年07月30日 23時56分48秒
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いったん今日の日記を書いたのですが、読み返したらつまらなくって。アップをやめました。 まー、そんな謎めいた一日だったということで。 別名。ろくなネタがなかったとも言う。 今夜のBGM:Van Morrison & The Chieftains"Irish Heartbeat"(1988) チーフタンズと組んでトラッドを片端から演奏し、ルーツを確認した同名アルバムに収録。 たぶんヴァン・モリスンのソロ21作目にあたる。 トラッド尽くしのアルバムだが、この曲はヴァンのオリジナル。 ぐっときた。 仕事から帰り、寝っころがって聴いてると。しみじみ耳へ染み込んでくる。 ぼくが持ってるのは、98年に出たとおぼしきリマスター盤だ。 みっちり音が詰ってミックスされた音を、ダンゴ状態のまんま野太く提示した。 ヴァンはゴスペルやR&Bに多大な影響を受けている。でもトラッドも心に染み付いてるんだなぁ、やっぱり。二つの要素が見事に絡み、素晴らしい出来に仕上がった。 フィドルや笛が乱立して、分厚く暖かい伴奏が空間を塗りつぶした。 そこを力強く駆け抜ける、ヴァンのだみ声。 雄大な風景が広がる。涼しげな風とともに、ゆったりと景色が開けた。 |
2003年07月29日 23時43分11秒
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マメタさんのHPでマーヴィン・ゲイの"Mercy Mercy me"が話題に上がってた。 「これ、いいアルバムですよ。なんといってもベースが素晴らしいです」とBBSに書きこもうとして、はたと手が止まる。 念のためにアルバムのクレジットを見たら、おなじみジェイムズ・ジェマースンと並んでBob Babbitの名前があるんだもん。 "What's going on"では"Mercy Mercy me"と"Inner city blues"のみ、Bob Babbitがベースを弾いている。あとはぜんぶ、ジェマースンです。 Bob Babbitってだれだ? ネットで調べたらBob Babbitはスタジオ・ミュージシャンみたい。 有名どころではファンカデリックの1stや、ジミヘンの死後に出たスタジオ後かぶせ盤"Crush Landing"などに参加してる。 くわしい経歴はこのページが参考になるでしょう。 で、"Funk Brothersの一員だった"って記述を見て、はたと首をひねった。 ファンク・ブラザーズってモータウンのスタジオ・ミュージシャンのこと。 なかでも特に限られたメンバーの事を指す、とぼくは思い込んでた。 具体的にはEarl Van Dyke(key)、James Jamerson(b)、Benny Benjamin(ds)といったミュージシャンたち。 だけどこんなページを見つけた。 なるほど、ファンク・ブラザーズってもっと広義で、モータウンがらみなスタジオ・ミュージシャンの総称なんだ。 このページにはちゃんとBob Babbitの名前もあった。 ジェイムズ・ジェマースンのアル中が進んだため、後任で加わったそう。 60年代後半くらいの話かな。 で、モータウンが70年前半にロスへ移って、彼らはこのレーベルと縁が切れる。 あとは西海岸の腕っこきが音を支えてたんだ。へー。そこまで具体的に知らなかった。 さっき紹介したページの下のほう。西海岸モータウンのミュージシャン名見ると面白い。 ブライアン・ウィルソンやスペクターを支えた連中の顔ぶれもある。当時の一流セッションマンだから、あたりまえか。 Larry Knechtel(key)、Thomas Tedesco(g。トミー・テデスコのことだよね?)、Carol Kaye(b)とかね。 いやー、思わぬところで勉強になりました。面白いなー。 今夜のBGM:Marvin Gaye"She needs me"(1997) ほんとはクルーナー歌手になりたかったはず。 ノーザン・ソウルで60年代を突っ走り、70年代は社会派〜セクシー路線と甘い声を響かせたマーヴィンだが。 たぶん人生最後まで、こういう歌も歌いたかったんじゃないか。 1997年にひょっこりリリースされたアルバム"Vulnerable"に収録。 マーヴィンが実父に射殺されたのは1984年だから、とうぜん発掘盤です。 モータウン時代の音源で、録音開始は1966年。そこから12年かけて録音を続けたとある。ってことは1978年か。 モータウンと関係がほぼ繋がってる間、ずっとじりじり録音してたんだ。 マーヴィンはデビュー盤をはじめ、4枚のスタンダード・ボーカル盤をモータウンからリリースしてる。 ぼくはデビュー盤しか聴いたことないが、ごく普通の歌い方とアレンジ。いまひとつのめり込めなかった。 だが"Vulnerable"は違う。 いわゆる"What's going on"以降。甘いストリングスと多重ハーモニーで作る、独特のさらりとした音像も踏まえて製作された。 オリジナル作により近い、スタンダード・アルバムだ。 ストリングスをバックに、単純に歌うだけのアレンジもあるけどね。 この曲では盛大なストリングスをバックに、マーヴィンが鼻歌っぽく・・・要するにクルーナー・スタイルで歌う。 さらに次々浮び上がる、彼の多重録音ハーモニー。さわわっと耳を撫でるファルセットが味わえる。これこそマーヴィン。 "She needs me"の作曲は"Jolie Emerson/Earl Montgomery"とある。 だれのどういう曲がオリジナルかは調べきれませんでした。ご存知の方、ご教示お願いします。 スタンダードの初出を片端から記載したHPってどこかにないか。自分で作る気はしない。そこまでスタンダード曲に思い入れないもの。 |
2003年07月27日 23時56分09秒
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駅を降りたら、夏祭りやってた。 「ひさしぶりにわたあめでも食べながら、盆踊りを冷やかしてみようかな」 何の気なしに通路へもぐりこんだら・・・さあ大変。 とにかく狭い。人ごみラッシュ。びたいち前へ進めない。 ただでさえスペースないとこへ持ってきて、両脇に屋台。行き帰りも同じ道なのがたたってる。 何が悲しくてチョコバナナの屋台の前で、数分も立ち往生せにゃならんのじゃ。 屋台の種類もたいしてない上に、もちろんむちゃくちゃ高い。 焼きそば1パック500円か・・・しばらく祭りに行かないうちに高くなったもんだ。わたあめの屋台、出てないなぁ。 やっとこさメインスペースに出た。 うーん・・・しょぼい。 駐車場にやぐら組んで踊る趣向だが、どうもビンボくさいな。 フィリピン風焼き鳥、みたいな屋台を見つけて試しに買ってみる。くし一本350円。たけーなー。 しかし、ここでも待たせる。段取り悪いよ。きー。 「アラレちゃん音頭」を1曲フルに聴いて、やっとこさ順番廻ってありついた。 脂が多いな。頬張るほどでもなく、あっというまに食べちゃった。 屋台で待たせるなよぅ。よけい混雑が増すじゃない。 こりゃビールがいるわ。シラフじゃとてもアホらしくて、こんな場所にいられない。 あ、ひとつ収穫。のろのろ前へ進んでる時、見事なリーゼントのヤンキーを発見した。中学生くらいかな。まだこの近所に、あのヘアスタイルがいるんだ。 余談。 家に帰ると、腹がゴロゴロする。あの焼き鳥だよなぁ、どう考えても。かんべんしてよー。 ■せっかくなので音楽ネタをひとつ。 アマゾンからメールが来た。 「はっぴいえんどBOX(仮)」が今年の秋にエイベックス・イオから出るそう。 なんと7枚組!レア音源満載というが、当然未発表音源も含まれるんだよね? 該当ページはこちら。 メンバー4人の監修ってのも期待できる。大滝詠一がこの企画に絡むんだ。 1993年に出た4枚組ボックスでは、まったく興味なかったようなのに。 だとすると当然CCCDじゃないよね。ねっ。 内容を予想してみましょうか。 7枚中、まずはオリジナル・アルバムで3枚だろ。特にボートラなし。「手紙」を入れてくる可能性も。 「風をあつめて」の前身で、細野の4枚組ボックスで初発表されたやつ。 あと、「ライヴ・はっぴぃえんど」で1枚か。 5枚目はライブ盤のコンピで1枚。URCの「LIVE on stage」だろう。 これはアナログ盤とCDのダブりを解消して17曲入り。たぶん一枚に収まると思う。 もしかしてこれを2枚に分け、ボートラ扱いでCBS盤の「The Happyend」を入れたら、このボックスを買うの考えよう。 1985年のイベントで再結成されて4曲だけ演奏した、このライブ盤は今聴けないもの。 ええと、ここまでで6枚としようか。あと1枚は「レアトラックス」でどうだ。 「12月の雨の日」と「はいからはくち」のシングル・テイク。 あと、岡林信康のバックで演奏した時のライブバージョンをあれこれ、とか。 あー、なんかもう7枚埋まっちゃったな。大丈夫かなぁ。 おわかりのとおり、あんまりぼくはこのボックスに期待してません。 オリジナル・アルバムは3枚だけとはいえ、このとおり7枚なんてあっというまに埋まっちゃうんですもん。 いいかげんな企画でお茶をにごすならね。 ライノみたいに充実した編集してくれないかな。 CD一枚に70分くらいぎっしり詰め込んで、シングル・テイクやライブ・バージョンはボートラ扱いで全て最初の4枚に凝縮する。 あとCD2枚は全部、未発表音源。たとえばアウトテイクとかさ。CD二枚分もないかな。 残った一枚は「映像はっぴいえんど」でどうだ。 videoCDでもDVDでもどっちでもいいや。 たとえばはっぴいえんどの出演が噂された、あの映像。 1970年5月29日にテレビ東京系で放映された「ドキュメンタリー青春<ロック!ニューロック−−岡林信康の愛と別れ>」とか。 レココレ誌で"所在不明"とされた、8ミリ映像とか。 これ、映像集団<マットルーム>が撮影し、彼らの練習風景やステージが映された『ラヴ・フェスティバル・ラヴ』なるタイトルと、千葉の牧場で遊ぶ4人を映した映像の2本があるらしい。 こういうがっちり完璧な企画なら、ぼくは迷わず買うぞ。頼むよ、ほんと。 今夜のBGM:Phonolite"No! miss K"(2003) いまもっともグルーヴィなベースを弾く男の一人、水谷浩章がひさびさにリリースした、リーダー作。Studio Wee盤"While I'm Sleeping"に収録されてる。 ティポグラフィカ人脈から、いまは大友良英New Jazz Quintet、Vincent Atomics、Emergency!、ラクダカルテット、BOZO、山下洋輔カルテット、南博Go Thereなどに参加。 松風鉱一カルテットや、ギラ・ジルカでの演奏も聴いて見たい。いっつもライブ聞き逃してるんだよ。 このレコ発ライブを7/24に新ピでやってたのに。見事に行きそびれて悔しかった。 Phonoliteはメンバーも鉄壁だ。リズムはティポ仲間の外山と大儀見、さらにトロンボーンで松本治も加わってる。 さらにチェロで四家卯大、サックスで竹野正邦。ゲストがまだ学生という森田宮子(fl)と、中牟礼貞則(g)かな。 あー、説明が長くなった。すみません。 で、この曲。 初っ端からチェロとコントラバス、フルートやサックスによるたゆたうフレーズが流れる。 パーカッションはなし。 滑らかなトロンボーンやサックス、フルートが次々に浮かんでは消える。 シンプルなリフを基調に、短いソロっぽいフレーズを折り重ねるアレンジだ。 すごく聴いてて心地よい。 ほろ酔いにこにこ気分にぴったり。 もしかしてこのタイトル、「呑み助」に引っ掛けてるの? アルバム全体もすばらしい。 ロマンティックで、ちょっと奇妙なリズム。リラックスするんだけど、どこか不安定。 相反する要素を穏やかな音楽できれいに包み、寛げるアルバムへ仕上げた。 |
2003年07月26日 23時30分50秒
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ここんとこ日記の更新サボってました。でも大丈夫、風邪はひいてません(笑) さて。仕事帰りに本屋へ寄ると、有線で聴き覚えある音楽が流れた。 たぶん10年以上前に流行ったはず。 好みじゃない曲で、聴きたくもなかったのに・・・ラジオやカラオケボックスで、当時はむりやり耳に入ってたやつだ。 ひさびさに聴いても、感想は変わらない。つまんない。 「まさか今になって聴くとはな。なんて曲だっけ」 別に覚える気なんてなかった。あのときはいやでも曲名が頭に入ってた。 ところが。さすがに10年経つとタイトルを思い出せない。 曲名分かったところで、興味なんてないのに。 気になる。なんてタイトルだっけ。・・・そもそもだれの曲だっけなー。 今夜のBGM:Gallagher & Lyle"Breakaway"(1976) 聴かないCDを処分しよう、とひさびさに棚から引っ張り出した盤です。 彼らの6thアルバム"Breakaway"に収録されている。シングル・カットはされなかったみたい。 ギャラガー&ライルはイギリスのデュオで、アップル・レーベルの専属作曲家チームとして業界に登場。 その後マクギネス・フリント、ロニー・レイン&ザ・スリム・チャンスなどのバンドへ参加しつつ。 二人の名義でもアルバムをリリースしてきた。 このアルバムはけっこうヒットしたらしい。プロデュースはデイヴィッド・カーシェンバウム。この人、だれをプロデュースした人でしたっけ?うー、思い出せない。 ちなみにエンジニアはビートルズゆかりのジェフ・エメリックだ。 アルバム全体を見渡すと、はっきり言って好みと違う。 ブリティッシュ系はそもそも苦手だよ。 安っぽいシンセは今だと滑稽。 グルーヴ感に欠けるリズムもいまいち。ベースは悪くないが。(ベーシストはALAN HORNALL) コーラスも入り方が中途半端なうえ、ホーン隊のスカスカな使い方も軽すぎる。 メロディはきれいだが、アレンジが全般的にしょぼい。 ビートルズからもろに影響受けたとおぼしき曲は悪くないのに。編曲のまずさが曲のよさをぶちこわしてる。だっさいシンセを使うのは当時の流行で、やむをえないのかな。 歌い方も苦笑もの。ポールの節回しを真似てるなぁ。 ざっと聴きなおして、処分しようと思った。のめりこめないんだもん。 でも、このタイトル曲だけが耳に残る。 キーボードとアコギで始まるバラード・スタイルは、硬いリズムが逆に似合う。 メロディはあくまで甘く、サビでのハモりも気持ちいい。 欲を言えば。 大サビのハーモニーは高音を強調せずに、ふくよかに低域を広げてほしかった。 バックのシンセはもっと後ろに下がったミックスでいい。 ギター・ソロが、ぐっとゆったりしたフレーズのほうがいいな。 あとタムの音色は心もち硬く。ライド・シンバルの音は柔らかく。フェイド・アウトもあっさりでいいよ。 ・・・いろいろ注文つけちゃったな。 でもこれ、いい曲ですよ。鼻にひっかけたかけたボーカルも、さほど気にならない。 きれいなメロディにくつろげます。 さりげなくフレーズかますベースのかっこいいこと。 うーん、もうちょっと処分は見合わせようっと。 |
2003年07月23日 23時22分17秒
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昨日の日記で書いたクオリーメンの話。来日メンバーが判明しました。メール頂いたT様、ありがとうございます。 来日メンバーはレン・ギャリー(Vo./G)、エリック・グリフィス(G)、コリン・ハントン(Dr)、ロッド・デイヴィス(G)。 下の日記で紹介したHPの記載によれば、ここにジョンとピート・ショットンを加えたメンバーで演奏してたこともあるみたい。第4期クオリーメンと言えばいいのでしょうか。いちおう看板に偽り無しですね。 笑えるのがメンバー構成。ギターが3人もいて、ベースがいません。 一体どんな音になるのやら。せっかくだからベーシスト呼べばいいのに。 ・・・・はっ。 ま、まさかね。 クオリーメンの、元メンバーが。 飛び入りするって・・・・伏線じゃないよね? 今夜のBGM:The Clinton Administration"One nation under the groove"(2003) こないだ買った"One nation under a re-groove"に収録。 Pファンクのレパートリーを、ジャムバンド系のミュージシャンが再構成するって企画盤です。 メンバーはなかなか美味しい。 DJ Logic(MMR他:tt)、Skerik(Critter`s Buggin:sax)、Robert Walter(20 Congress:key)、Melvin Gibbs(Rollins Band他:b)、Clyde Stubblefield(JB's:ds)、Phil Upchurch(sidemen of Curtis Mayfield:g)、Chuck Prada(per)と、かなりそうそうたるメンバーだ。 ただし演奏はさほど刺激あるわけじゃない。しごく淡々と演奏するだけ。たまにソロはあるが、特筆するもんでもないなぁ。 がしがしなジャズを期待しないほうがいいです。フュージョンっぽいPファンクってとこか。 とはいえクライド・スタブルフィールドは元祖ファンク親父の意地を見せます。クールなビートがかっこいいんだ、これが。 スネアを2,3回、ぽぽんって叩くさりげないフィルが、見事にグルーヴを盛り立てる。 ベースも悪くない。シンプルな音使いながら、ぐっと煽る。 あとこの曲で言えば、DJロジックのスクラッチもいいな。 細切れワウみたいなノイズを巧みに注いだ。 だけど全体でみたらそっけないんだよ。なんでだろう。スケーリックがもっとサックスで咆えればいいのかな。 |
2003年07月17日 23時28分27秒
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ぴあからメールが来た。「クオリーメン来日!」の告知だ。 クオリーメンの紹介を引用しよう。 「50年代、ジョン、ポール、ジョージがビートルズ結成以前に在籍していた伝説のバンド、クオリーメン。90年代後半に再結成した彼らが、オリジナル・メンバーで初来日! 日本が誇るR&Rバンド、THE HIGH-LOWSと共演する貴重なステージは必見!」 ・・・すでにおふたかたが他界してるんですが。 ・・・まさかポールが来日するとは思えないんですが。 もろに過去の栄光にすがった紹介文だな。 いや、クオリーメンの紹介内容はウソじゃない。ぼくもよく知らず、ネットで調べてみたんだ。 もともとクオリーメンは、ジョンが幼馴染のピート・ショットンと結成したバンド。 いったい誰が来日するんだろう。検索したが、メンバーがわからなかった。 ネットで調べてるときこんな頁を見つけた。 *トップのリンクが消滅しており、どなたが管理人かわからない。 直リンクさせて頂きました。すみません。問題あれば外します。 ここによれば、クオリーメンは7回メンバー交代してる。 本当のオリジナルメンバーは"ジョン・レノン、ピート・ショットン、ナイジェル・ウェイリー、アイバー・ボーン"だそう。 エリック・ドルフィス、レン・ギャリー、ロッド・デイヴィスといった人も参加ことあるようだ。 ちなみにクオリーメン最後のメンバーは"ジョン・レノン、コリン・ハンソン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン"とある。 もし二人が生きていたとして。このメンツで来日したら、むちゃくちゃ面白かったろうな。 クオリーメンの来日公演は、東京が9月9日(火)@渋谷公会堂。大阪は9月10日(水)@フェスティバルホールです。 さて、ほんとに来日するのはいったい誰だろう。 今夜のBGM:Jad Fair and Kramer"Sleeping beauty"(1999) ニッティング・シミーからリリースされた"The sound of music- an unfinished symphony in 12 parts-"って、長いタイトルのアルバムに収録。 プロデュースとエンジニア、楽器は全部クレイマーの担当。ボーカルだけがジャドだ。 アルバム一枚分の音源を、クレイマーは3日間で多重録音で完了。 ジャドはその演奏を三度聴いた。 一度目はまず聴く。二度目は聴きながら詩を考え、三度目に歌って、一日で録音を終わらせた。 クレイマーにありがちな、スピード製作だ。 ジャドの歌はメロディというより鼻歌。ラップっぽい。 この曲は打ち込みリズムにキーボードが気楽にかぶさる、シンプルなアレンジ。 おもむろに鈍く鳴るエレキギターらしい音がいいぞ。 ジャドはエコーを効かせ、甲高く呟く。 ある意味、どうってことない曲ではある。 でもエンディングにひょいひょい吹く口笛込みで、なんか惹かれるんだよ。 曲として面白いのは・・・(12)かな。エレキギターの音が好き。 |
2003年07月16日 23時46分30秒
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