のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに、03/1/30までの日記はこっちです
んんっ?
仕事が忙しい・・・というか、揉め揉めです。はぁ。平日のライブは当分行けそうにありません。ぬがぁ〜。

気を取り直して。
家に帰ると、ルナからCDが届いてた。なんだ?最近注文してないのに・・・。
開けると、先日リリースされたGbVのロバート・ポラードのソロEPが、メモと一緒にはいってた。

「GbVのファンへ。買ってくれてありがとう。でもこないだ送ったやつは、製造ミスがあったんです。
 曲間に2秒くらい、ブランクが入っちゃってました。ほんとはそのつもりなかったのに。
 で、同封は修正版です。取り替えて聴いてちょうだい。ごめんね」

って内容。あらまあ。
先日この盤の感想をアップしたけど、一曲づつリピートで聴いてたから、ちっとも気が付かなかった。感想にコメント追加しとかなくちゃ。 
 
ちなみに。たしかに何曲かは曲目が詰って、トータル・アルバム的な流れが強調されます。しかし当初の盤だって、けっして劣るわけではありません。
それぞれの曲の中身は関係ないからね。

もちろん「初回盤は欠陥品だ!」と騒ぐ必要はありませぬ。
なのに誠意ある対応をしたルナを素直に評価します。封筒に「5ドル」って料金書かれてるのは気になるが(笑)

これで「お詫びにボーナストラックを追加ね」ってやったら、心底ボブを尊敬しますけど。
さすがにそこまで望むのは贅沢通り越してバチがあたるでしょう(笑)

今夜のBGM:Funky Poets"We as a people"(1993)

 棚から引っ張り出してきた。聴くのひさびさ。たぶんニューヨーク出身の4人組黒人コーラス・グループ。
 詳しい経歴は忘れちゃった。このころはコーラスといえば片っ端から聴いてた時期ですな。

 ニュー・ジャック・スイング全盛期らしく、堅いリズムの音が時代を感じさせます。
 フラミンゴスの「瞳は君ゆえに」をカバーしてるアルバム"True to life"より。

 ぱぱっと曲の頭をサーチして、何で最近聴かなかったか思い出した。
 妙に性急な音と、トゥー・マッチなアレンジが暑苦しいからだ。
 その上バラードに美味しい曲がない。バラード好きなので、敬遠してたみたい。

 いい曲ないかな・・・と、ちょこちょこ頭出ししてふと耳にとまったのがこれ。
 ミドルテンポの、ほんのりファンキーな曲です。

 演奏はたぶん生演奏。ドラムが打ち込みっぽいけど・・・。跳ねるリズムが気持ちいいです。
 歌は下手だし、メロディもツメが甘い。アレンジもしょぼい。
 だけど生き生きした雰囲気が、ちょっとぐっときた。
 
 たぶん、ほとんどコードチェンジなし。若々しく盛り上がってる。
 ファルセットっぽく歌い上げる、コーラスもかっこいいです。
 せめて大サビがあればな〜。曲がぐっと締まったのに。
2003年02月12日 23時09分03秒


ああっと。
いうまに一日が終わった。週の真中に休日挟むと、気分的に一週間を楽に過ごせるからいい。明日は月曜日〜!って感じ
で、いいかげん煮詰ったとこで金曜日になるから、そのまま週末で気分転換できるし。

今夜のBGM:蝉"31:35"(2000)

 たしか博多出身のトリオ。サイケデリックなヘヴィ・ロックで、ひたすら混沌さで押しまくる。
 前から名前は知ってたが、音を手にしたのはつい最近。いちどライブをニアミスしたことある。彼らの演奏が始まる前に帰っちゃったんだよ。惜しいことしたなー。見のがすべきじゃなかった。むちゃくちゃかっこいいじゃないか。

 岡崎泰洋(g)、栗山和彦(b)、水谷孝二(ds)が、たぶんすべてインプロで延々と演奏を繰り広げる。
 1メートル先も見えない靄の中をもがいてる感じ。テンポは比較的ゆったりで、淡々と轟音が響く。
 ムジカ・トランソニックをゆったりめにしたと思えばいいかもしれない。

 変拍子はたぶんなさそう。4/4を基調にしてると思う。
 この曲は97/11に録音されたと思うが・・・いまひとつ細かい情報がない。
 OZから4枚組でどかんとリリースされた盤のDisc2に収録された。

 曲名はただ収録時間を記してるだけ。この曲は30分以上にわたって、えんえんと演奏が続くってわけ。
 ドラムがぶっきらぼうにリズムを刻み、ベースはたぶん左チャンネルで唸ってる音だと思う。それなりに音はきれいに録られてるが、やはり細かいとこまで聞き分けるのはなかなか・・・。
 
 エンディングはむちゃくちゃ唐突なカットアウト。単純に収録時間がなくなった終わりにしただけ、って感じ。セッションはまだまだ続いたろう。

 ギターはメロディがあるようなないような。音を遊ばせ続ける。さほど盛り上がりも展開もないが、怒涛の迫力にやられてえんえん聴く、あとを惹く魅力あり。不思議なバンドだ。
 どの曲を聞いても、バンドのイメージはつかめるはず。だけどCD4枚全部を聴きたくなるんだよ。

 この4枚組のほかに、川下直広(元フェダイン)とのセッション盤が2枚ほど出てたはず。今度そっちも買ってこようっと。
2003年02月11日 23時44分39秒


おやー?
地下鉄のキップ売り場で190円の切符を買う。財布にはジャラ銭が290円。小銭を作る気分じゃないので、迷わずジャストの金額を自動販売機へほおりこむ。

じゃらん。

10円だけがぴょこんと下から出てきた。素早く詰め込みすぎたかな?と一呼吸置いてもダメ。何度繰り返しても機械が認識してくれない。むかー。頭に来てわざわざとなりの自動販売機で試してみた。
そうまでして小銭を作りたくないか、おれ。

じゃらん。

となりの自動販売機でもその10円だけ認識せず、下から出てきてしまう。むかむかー。
なんでだ?もしかして偽札なの?(いや、にせコインか)と思い、まじまじ眺めて気が付いた。

あ、ギザ10円じゃないか。・・・このせいかなぁ。

しかたなく100円玉をもう一枚ぶち込み、ジャラジャラと財布へおつりを詰め込んだ。なんか納得いかない。500円玉ならわかるよ、偽造だので問題になったからさ。
別にギザ10円くらい素直に読みとってくれよぅ。

今夜のBGM:南博Go There!"Mr.Snave"(2002)

 気分転換に静かなピアノを聴きたかった。例えて言うなら、坂本龍一の"戦場のメリークリスマス"みたいなやつ。
 手元に音源があるから、「みたいなの」とひねくれず、素直にそれを聴けばいいのかもしれない。でも、なんかくやしい。別のを聞きたい。昔さんざん聴いたからね。

 坂本龍一のアルバムは年明けに何枚か買ったから、そっちを聴いても良かったが。それもいまいち悔しい。ちょっとひねった何かを聴きたくなった。そういうことってありません?・・・ぼくだけかなぁ。

 で、帰りの電車の中で「リラックスできるピアノってなにがいいかなー」とあれこれ考えてた。そこで浮かんだのが、これ。あいかわらず前置き長いですね。
 
 本盤は昨年リリースされた南博の新ユニット。正確には2ndにあたるはず。
 甘いピアノをいっぱい聴けるかと思いきや。あんがい緊張感あったり、早いテンポの曲が多かった。
 
 で、気分にぴったりはまったのがこれ。テンポは比較的早いけど、ソロで演奏されるテーマのメロディが、ロマンティックでじわっとなごむ。作曲は南です。
 水谷浩章と芳垣安洋のリズム隊の絡みがいいな〜。
 いきなりベースソロが始まり、するするっとピアノのソロへ続いた。

 穏やかで黒っぽさは控えめ。上品な演奏ながら、リズム隊が癖のあるフィルをさりげなく差し込むせいか、聴いてて耳の端々に引っかかるのが嬉しい。
 ともすれば聞き流しちゃいそうに滑らかな演奏だから、どこか音に足がかり欲いもの。
2003年02月10日 23時24分32秒


ぐごー。
気が付いたら9時間くらい寝てたかも。今週はいろいろ仕事がバタバタして、夜中に帰る事が多かった。ライブ聴きに行きたいよぅ。
てなわけでHPもろくに更新できなかったので、今日は昼間から更新してみました。
明田川のライブの感想、下書きはすぐ書いてたのに。ずいぶんアップするの手間取っちゃった。

今夜はうまく行けば、深夜にも一度更新する予定です。

今夜のBGM:Warehouse"Mana`s box"(2002)

 今夜じゃないね。今は昼間ですから。「今夜」の反語ってなんだろ。真昼間・・・もニュアンス違うよな。

 Warehouseはボンデージ・フルーツのサイド・ユニットと言っていいだろう。鬼怒無月がメンバーの大坪寛彦や高良久美子と組み、こじんまりしたアンサンブルを聴かせる。

 これは1stアルバムから。大坪の作曲で、とてもなごめる曲。
 ウクレレを使ってるせいか、ほんのりトロピカルな風味がする。
 ゆったりしたメロディが心地よいです。
 気温は低いけど、空気をあったかく照らす冬の太陽にも似合う・・・といいたいけど。ちょうどいま、曇ってるんだよなぁ。
2003年02月08日 12時08分54秒


なんとまぁ。
とんでもないニュースですね、フィル・スペクター。記事はこれです。現役復帰は完全に不可能なんでしょうねぇ・・・。

しかし音楽はまったく別です。彼の功績はぜったいに称えられるべきです。どんな事件を彼が起こそうと、闇に葬っちゃいけません。廃盤になんかしちゃダメ。
日本だとすぐ、レコード会社が発禁しちゃうんでしょうが。アメリカだとそのへん、どうなんでしょうね。いまいち文化の感覚がわからない。

もっともフィレスのカタログはアラン・クラインががっちり握ってますが。今聴けるのはほんの一部。いったいまともに聴けるのはいつの日になるやら。だいぶ前に山下達郎がリイシューを試みたけどフィレスの横槍で頓挫、新春放談でぼろくそにぼやいてましたっけ。

ライノもボックスはしくじったし。以前リリースされた、大滝詠一が解説書いた邦盤のリマスター。そこにクレジットされたビル・イングロットの名前が涙を誘います。腹立つことに、その後4枚組で出たスペクターのボックスに入ったクリスマス・アルバムのほうが音が良かったんですよ。才能はあるんだよな・・・。あの音源、いつになったら自由に聴けるんでしょうか。

気分を変えて、今日届いたネットCDについて。小さな会社なのでおそるおそる注文したのですが、無事入手できてほっとしました。のんびり輸送してもらったにもかかわらず、2週間くらいでついたかな。なかなかしっかりした事務処理です。

中におまけのCDがついてましたが、「CDロムで聴いてね」って書いてあり、とまどいました。要するにMP3で収録されてるんですよ。
気にいった、このアイディア。

以前、ブートのCMでも見たことあります。ビートルズのBBC音源かなんかを1枚に詰め込んでなかったかな。音質さえややこしいこといわなければ、かなり一枚のCDに情報入れられるんですよね。
音質だって、目くじら立てるほど悪くはないし。CD−Rにもさくっと焼けるようです。

宣伝CDにはばっちりなアイディアだと、感心しました。ネット通販でCD購入申し込んでるんだから、貰った人がPC持ってない確率って凄まじく低いですもん。

しかしボリュームには圧倒されます。全99曲収録。CD−Rに焼いたら6枚換算。

さて、いつ聴こう。買ったCDよりボリュームあるじゃん(苦笑)

今夜のBGM:Gine Pitney"Every breath I take"(1961)

 別の曲を書こうと思ったけど、せっかくなのでスペクターがらみということで。
 彼がニューヨークで下積みをしてた後期の作品になり、8月にチャートに登場し、42位まで上がったと資料にあります。
 この年、けっこう働いてますね。
 フィレスの初シングルが発売されるのも、同じ年です。

 それまでの作品でもエコーの使い方や空間処理が絶妙なプロデュースをしてますが、この頃は方法論と発言力の両方を握れていたんでしょうか。
 ストリングスなども織り交ぜ、コーラスと合わせ分厚い音作りをしています。
 リズム隊は一人づつしかいないように聴こえますが・・・さてどうなんだろ。

 曲はゴフィン=キング。滑らかでウキウキするメロディを、ジーン・ピットニーがハイトーンで軽やかに歌い上げるこの曲は大好きです。何度聴いても飽きない。
 サビでいきなりファルセットで盛り上がるとこがかっこいいです。
 リズムは古臭いし、ドゥ・ワップをちょっと洗練させただけの野暮ったいアレンジなのに。今聴いても、魅力はちっとも色褪せてません。

 メロディ、歌、音像。三位一体、あわせ技の威力ですな。
2003年02月06日 23時44分09秒


おおぅ。
サイトのカウンタがいつのまにか29000を越えました。30000ヒットも夢じゃありません。これもひとえに遊びにきてくださる皆様のおかげです。
ほんとうにありがとうございます。

リドミによれば、このサイトは一日40ヒット前後ってとこ。一日になんどもアクセスする方もいらっしゃると思いますので(ぼくじゃ。ぼくじゃ)、実際には20〜30人/日くらいの方が遊びにいらしてる勘定でしょうか。検索ロボットも何%か占めてると思いますけど。
なんにせよ、今月末には30000ヒット行く計算ですな。

30000ヒット踏んだ方に何かお礼・・・といいたいとこですが。このサイト、なんもお土産がないんですよねぇ。イラストが売りなら、記念イラストって手もあるのですが。うーん、なんと生産性のないサイトだ(笑)

踏んだ人のご指定ミュージシャンのレビュー・・・ってやっても、別に面白くもないし。どうせなら「けなす」ほうが盛り上がるかも。どんなにぼくが好きなミュージシャンでも、とにかく「けなす」。
・・・よく考えたら、気分がすさむだけで面白くないな(苦笑)

てなわけで、ろくでもないサイトですが引き続きよろしくお願い致します。

●今日の音楽ネタ
前に書きましたが、とにかく一日中頭の中で鳴ってる音楽ってあります。今日はビリー・ジョエルの"Running on ice"。アルバム"Bridge"に入ってるやつ。この盤はCDで買いなおしてないから、かれこれ10年くらい聴いてません。
しかしいまだに頭の中でよく鳴ってますよ。気分がテンパってるときに、よく似合うんですよねぇ。

とはいえしばらく聴いてないから、だいぶ頭の中で美化されてる気が。
ひさしぶりに聴いてみたいような。夢が壊れそうで聴くのが怖いような。

今夜のBGM:Frank Zappa"Dog Breath"(1972)

 アルバム名義はマザーズですが。ま、細かいことは気にしない方向で。
 "Just Another Band From L.A."より。元タートルズのフロ&エディが活躍してたマザーズの後期にあたる盤。
 もともとこの曲は"Hot Rats"に入ってた。そっちも頼りなげに甘い歌が好き。

 だけどリメイク版ではぐっとアッパーに雰囲気を変え、フロ&エディががっしんがっしん盛り上げる。テンポはちょっと遅めかな。
 エインズリー・ダンバーの荒っぽくもタイトなドラムと、ドン・プレストンのオルガンによる絡みがなんとも美味しい。
 
 中間部のギターソロはザッパ。あたりまえですが。
 けっこうストレートに弾き倒してます。
 
 このアルバムは歌詞が複雑怪奇であんまり聴いてませんでした。対訳はありますが、引出しの奥に入れてすぐ出てこないし。

 でも、ひさびさに聴くとベースのフレーズも気持ちいい。
 細かい符割りは埋もれがちながら、響きだけがぶいぶい聴こえる。
 たぶんリマスター時に、えいやっと低音持ち上げたんだろう。

 歓声が前後に聞こえますが、録音は1971年8月7日にロスで行われたライブです。オーバーダブは・・・してるんだろうな、たぶん。
2003年02月03日 23時39分15秒


ぼおっ。ふおー。
昨日からなんか熱っぽい。週末になるとだるくなるのは、休みで緊張が緩むせいか?寝たまま過ごしたら、せっかくの休日がもったいないのにな。

てなわけで昨日は薬飲んで昼寝した後、ライブへいそいそ行って来た。ライブハウス2軒ハシゴして、帰ったのは夜中の2時過ぎ。
・・・われながら、体力消耗を加速してる気がしないでもない。

そのツケか日曜はもうだめです。ぼーっとしたまま過ごしてたら終わっちゃいました。出かけそびれちゃったよ。ちぇ。
今夜は新宿でラクダ・カルテットのライブを狙ってたが、残念ながらパスしました。
ここでムチャして、明日倒れたらシャレにならん(苦笑)

夕べは帰ったらすぐ寝たので、スペース・シャトルの事故は知らないままでした。これで宇宙開発はまた停滞するんでしょうか・・・やだなぁ。月に人間が降り立ったのはぼくが生まれた年。なのにあれからなかなか宇宙開発は進まない。
一度宇宙に行ってみたいな、と思うぼくはもどかしい限り。

安全を優先することは重要なことだし、今回の原因はきっちり追求すべき。
だがこれが原因で宇宙開発が停滞して欲しくない。もっともいまのアメリカなら、別の理由で宇宙開発どこじゃないか。

あとは音楽ネタ4連発してお茶をにごしましょう。

●ブートレグもレビューする雑誌「Beatleg」3月号を読む。今回はプリンスの特集。読むの楽しみにしてたが、ちょっと期待はずれ。
オフィシャルの3枚組ライブ盤レビューは食い足りない。殿下の来日ライブに焦点を当てたブート盤レビューも意義がわからない。

マニアックなこの雑誌だからオフィシャル3枚組ライブ・ボックスのオーバーダブポイントや、収録日クレジットのないアフターショーの日程特定、ブートを駆使した「裏ライブ・ボックス」の選定などを読めるかと楽しみにしてたのに。

しかしこれまでブートで出てるプリンスの未発表曲を一覧にしたリストは壮観だった。現時点で592テイクが未発売のスタジオ・テイク。なんと働くおっさんだ。この上にライブ音源が山のようにあるんだから。
いっそこっちをメインで特集してくれないか。ブートを買わないようになってしばらくたつが、非オフィシャル音源に興味なくなってないもん。

ディランやストーンズで40ページ、ツェッペリンで50ページ。なのにプリンスだと30ページ足らずってボリュームはあまりに物足りない。
(プリンスのグラビアページも入れれば、40ページくらい使ってることにはなる。でもぼくはグラビアより記事を読みたい)

●そのままブートのレビュー記事をぱらぱら見る。一点でふっと目が止まった。
タワー・オブ・パワーのブートが出てるじゃないか。
だが曲目を見てるうちに首を捻り、CD棚を見て再びがっくり。どうやら新音源じゃなさそう。

モノは1991/7/4にフィルモア・ウエストのライブでCD一枚もの。レビューでは音質を誉めてるので、もしかしたらリマスターされてるかも。
この音源、10年くらい前にCD化されたことがある。曲順も一緒だし、たぶん、そう。

もっとも以前のCDは音質がかなり悪く、B+ってとこか。今回の盤でどこまで痩せた音が復活してるかですな。
惜しいのは以前の音源に入ってた"Knock Yourself out"が抜けてること。なんでだ?


●タワー・オブ・パワーみたいなブラス・ロックって好きなんですよ。あと初期シカゴとかコールド・ブラッドとか。チェイスやBSTを聴いたことないぼくが、はたしてブラス・ロックのファンって言えるかが問題です。
聴いてないのに、深い理由はないんですけどね。

で、今日の達郎ラジオでかかったのがLighthouse。カナダのバンドって言ってたかな。けっこういかしたブラス・ロックで気に入りました。
1969年から1974年までに10枚のアルバムをリリースしてるみたい。アマゾンで検索したら、ベスト盤が「すぐ送れるよ」ってぼくを誘惑する。
危うくとどまったけど。この調子で買ってたら金がいくらあっても足りやしない。

いっぽうで「廃盤を手に入れるより、手に入るときに押さえる。これです」と、まさに今日、達郎が喋ってた言葉が耳に残る。真理なんだよ、レコ掘りの。
ネット販売だと、ボタン一発だからすぐさま買えるので、かえって限度なくなりそうでやばいです。


●ネット販売といえば。phishのオフィシャルHPからメールが来てた。
なんだ?と思ったら2月から行われる、最新ツアーの音源をすぐさまネット販売するってさ。
12公演の音源全部まとめて、100ドル。高いか安いか・・・普通なら、安いんだろうな。しかしぼくのネット環境では落とすのに時間かかるしなー。ちょっと悩みます。

実も蓋もない意見として「そこまでphishに貢げるか」という命題もある。これが限定版なら買っちゃってたかも。
だが先の長いビジネスをしてくれるなら、割高でもちょこちょこ買うよ。
まとめて買ったって、どうせしっかり聴けずに棚の奥でホコリかぶるのが関の山だ。
ただでさえ今はフォー・フレッシュメンの9枚組ボックス到着を待ってるとこだし(苦笑)

ちなみに今回の12公演発売を記念して、3公演が新たにネット販売されてる。ご興味のある方、購入して音質がどんな感じか教えてくださると嬉しいです。

10/31/90:Armstrong Hall, Colorado Springs, CO

 870人の前で演奏された、初期ライブ音源。トレイのオリジナル"The Asse Festival"(未スタジオCD化)を演奏してるのが珍しいかも。ストーンズの"Love you"をカバーしてる。
 
12/07/97 Nutter Center, Dayton,OH

 97年秋のツアー"P-Funk is for Phish"より。観客数は1万人以上になっている。
 トーキング・ヘッズの"サイコ・キラー"をはじめてカバーしたのがこの夜。ほかにスティーヴィーの"Boogie on Reggae Woman"やビートルズの"Day in the life"をカバーしてるライブ。後者はどんなアレンジか聴いてみたいな。

10/7/00 Shoreline Amphitheatre, Mountain View, CA

 これ、前に発売されなかったっけ?phishが冬眠に入る前の最後のライブショーです。観客数は2万2千人って資料にあるなぁ。

今夜のBGM:羅針盤"ありか"(2002)

 山本精一のポップスを楽しめる羅針盤の2年ぶり4thはインディからのリリースになった。
 メンバーもベースとドラムが変更され、ポップさに前衛さが加わり、より山本らしいサウンドになった。

 なにより彼の歌声がくっきりミックスされた、バランス変更も嬉しい。今までは演奏に埋もれて聴きづらかったもん。
 喉で囁くうまいとは言えない歌だが、エコーでごまかさず素直に歌う姿勢を評価する。

 "ありか"は4thに収録された曲。なんとなくアルバムを象徴するような気がして選んでみた。ほんとはタイトル曲の"はじまり"がいいのかもしれないが、15分と長い曲なんだもん。繰り返し聴いてると、あっというまに夜が更ける(笑)

 オルゴールっぽい音へ、鈍くかぶさる山本のギターがイントロ。
 ダブル・トラックでボーカルを使うとこや、エンディング間際で堂々とピアノとスネアが展開する唐突な演奏。そしてもちろんきれいなメロディ。どれもがほんのりビートルズを連想した。

 もっともリズムはベルを淡々と降るシンプルなもの。
 気負わず無造作に進行してゆく。
 ギターのフィードバックがノーリズムで響く部分のけだるさといったら。かっこいいぞ。

 羅針盤では歌詞にどのくらい重点を置いてるんだろう。
 淡々と立ち止まる歌声がものすごい存在感を持ってるから。
 ポップスなのにボーカルはグルーブ感を拒否し、声そのものもエコーで響かない。
 きれいなメロディで作る音楽と、真正面からぶつかる声の違和感こそが羅針盤が示す方向に聴こえる。
2003年02月02日 23時18分47秒


お帰りはこちらでございます。