のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに、02/11/16までの日記はこっちです
ふぅい。
月曜日からいろいろドタバタしますな。どうも平日だとタバコの本数が増えてしまう。ま、気分転換ということで。しゃぁないか。

"Cookie Scene"誌12月号に秋田昌美のインタビューが載っていた。4ページほどの軽い記事。もっと突っ込んで質問して欲しいなぁ。
でも、読んでてびっくりした。

最近のメルツバウは、ライブでアルバムに使った曲を演奏してるそう。しょーっく。ぜんぜん気付かなかった。こないだのライブも、曲をやってたんだ。

即興要素はあるものの、限られた時間では曲があったほうがやりやすいらしい。ううむ。これはもっとCD聴いて予習しなくちゃいけないってことか。

今夜のBGM:Yours truly"I wanna make love to you"(1991)

 90年代前半、ブラック・ハーモニーがいっとき流行った。有名どころで言うと、LevertとかJODECIとか。Hi fiveやRiffなんてのも流行ってなかったっけ?
 流行音楽の常として、流行ものは見のがさない。毎月のようにコーラス・グループのCDがリリースされ、この手の音楽が好きなぼくは大喜びで聴いていた。
 いまはコーラス・グループってめっきり下火。みんなインディからの発売みたいで、さみしいかぎり。

 で、この3人組黒人グループもそんな一組。モータウンからリリースされた。経歴は詳しくなく、この曲が収録された"Truly youres"ってアルバムが何作目にあたるのかよく知らない。

 のんびりしたくて、アルバム引っ張り出してきたんだけど。いやー、なごむわ。
 プロデュースはkeith Andes。演奏も全て彼。とはいえ、ほとんど打ち込みです。
 
 ボトムの軽いリズムが複数重なり、グルーヴを作り出す。ダンスビートってほどじゃなく、ノリに厚みを出す程度でね。
 とにかくハーモニーが心地よい。
 
 この時期の流行だった、ぶつかるような和音の響きは控えめで、ハイトーンを生かした広がりのあるコーラスを聴かせる。
 それほど練られた曲でもないが、サビの浮き立つメロディだけで充分だ。
 3人が交互に主旋律を歌い、ハッピーに聴かせるミディアム。ストレス解消にぴったり。
2002年12月16日 23時09分06秒

ぱぽんっ。
夕べの雪の後遺症か、朝はまだ電車が遅れ気味だった。
ぼくはふだん山手線を使って通勤してる。朝の場合はもう立て続けに電車がホームへ滑り込むのがありふれた風景だ。
ホームの上には「次の電車はXXX駅を出ました」って知らせる看板があるが、朝の時間は前の駅を出たと示すランプがつきっぱなし。いってみれば数珠繋ぎ状態。

だが今日は間隔があいてるのか、目の前で電車が出ても「次の電車は〜」ってランプはついてない。妙に新鮮な風景だった。
ぼんやり眺めてると、おもむろにぴかりと看板へランプがともる。

このランプ、動き出した時につくのかな。ドアが締まった時につくのかな。それとも最後の車両がホームを出たときだろうか。
あとひとりいれば、携帯で確認できるな。「あ、今ランプがついたぞ」「ちょうど電車のドアが閉まったとこだな」ってね。
・・・こんなバカな企画、賛同してくれる人いないか。

帰りの電車では、今日出たばかりなグインの最新刊を読む。うーん、しみじみ。すごくしんみりしています。

今夜のBGM:Simon & Garfunkel`s"The Boxer"(1970)

 通勤中にBeatleg誌の1月号を読んでると、先日リリースされたというライブ盤の記事があった。それを見てたら、むらむらS&Gを聴きたくなっちゃった。
 もともとぼくは彼らのファンとは言えない。持ってるのはベスト盤一枚だもん。
 元々は1970年の"Bridge over troubled water"に収録。実はこのアルバム、いまだに通して聴いたことありません。

 若いころからマイナー路線志向だったので、S&Gみたいなメジャーなミュージシャンはほとんど聴いてない。いや、むしろ積極的に遠ざけてたと言ってもいい。「そんな誰でも知ってるミュージシャンなんて、聴くもんか」ってね。
 30歳も越えたらいいかげん枯れてきて、若気の至りはなくなりつつあるが。もう染み込んだ趣味はいまさら変わんないみたい。

 で、S&G。うまいミュージシャンだと思うが、ベスト盤一枚聴きとおすのがけっこう辛かった。なんでだろう。
 完璧に作りこまれたアレンジが、トゥー・マッチに聴こえるのかな。よくわかんないや。

 "The Boxer"がたまたま耳に残ったので、今日の日記に書きます。前の日記に書いた気もするなぁ。
 
 ご存知のとおり、最初はアコギのみに支えられた二人のハーモニーが甘く始まり、次第に楽器が重ねられてゆく。
 ひたすがゴージャスに盛り上がり、ラストでふっとおさまってしまう。
 最後に残るのはやっぱりアコギとパーカッションのみ。よく練られた物語みたいなアレンジだ。

 冒頭のアコギのみで二人のハーモニーをじっくり聴かせてほしい。
 声が溶け合い、優しく膨らむ響きのなんと素晴らしいことか。バックの演奏は最小限でいいと思う。
 ドラムがサビの部分でやたらめったらエコーを効かせ、ずしゃーん!って響くのが異様に聴こえた。
 
 だがBGMで聴いてて、印象に残るのはドラムの響き。なんでこんな派手に響かせたんだろう。
 ピアノはラリー・ネクテル。ラリー流の、スペクター・サウンドへの落とし前だろうか。ドラムはハル・ブレインだし。

 ・・・やっぱりおんなじこと、前に書いた気がするなぁ。いまさら日記を読み返すのも面倒だし。
 もし話題がダブってても、笑って読み流してください。って、日記のログを全部読まれてる、奇特な人はそうそういらっしゃらないと思いますが。

 上の文章が完全に二番煎じだと悔しいので、もう一個感想を書いておきます(笑)

今夜のBGM2:Simon & Garfunkel`s"Cecillia"(1970)

 やっぱり元々は1970年の"Bridge over troubled water"に収録。これは今日、ベスト盤を聴いてて初めて気になった。
 今の時代だと、このタイトなリズムがはまるなって。

 ベスト盤にクレジットがないので、どういうミュージシャンが参加してるかよくわからない。
 きゃらきゃら鳴るパーカッションは、ガムランかフォルクローレ辺りを意識したんだろうか。
 
 だが最初に聴いた時、不安定な始まりがまるでテクノぽかった。
 もしくはマイルスの"on the corner"とか。
 淡々と繰り返すビートはループっぽく、冷静なパーカッションは打ち込みみたい。
 中盤のブレイクで、淡々と鳴る笛っぽいフレーズもまるでサンプリングだぞ。
 
 二人の歌声はハッピーに進行するが、演奏部分のクールさがむちゃくちゃ面白かった。
 時代からいって、二人がそんな効果を狙ってるわけじゃない。
 だけど今の耳でこれを聴いたら、まるでクラブ仕様に・・・聴こえません?ぼくだけかなぁ。
 黒っぽさは希薄だけど、ほのかなファンキーさが気持ちいい。
2002年12月11日 00時03分00秒

はらはら。
ちょっと出かけてて、二日ぶりにPCつけました。
メールチェックしてたら、いきなりぶつっと接続が落ちる。時代遅れと嘲られつつもダイヤルアップなので、ちょっとでかいファイルにぶち当たると落ちるのはしばしば。

あんまり気にせずに再接続したが、どうもようすがおかしい。
プロバイダへログインするものの、そこからデータの送受信が発生しない。びたいち動かない。

・・・なぜだ。しばらく考えて、すげえ楽観的に「プロバイダのトラブルか?しゃぁないなぁ」とすこぶる他力本願な原因を思い浮かべる。

30分後、おもむろに再接続。・・・だめ。
同じようにログインするが、そこからまったく前へ進まない。
少しいぶかしみつつ、「別のアクセスポイントへ接続してみるか」と、多少前向きな発想が浮かんだ。

隣の市。隣県。ちょっと意表をついて大阪。全てダメ。
ログインするが、そこからまったく動かない。

かなり焦ってきた。
こりゃ、プロバイダのせいじゃなさそうだな。
まさか全国的にアクセスポイント全滅なんてないだろ。

しばらく前に買ったPC雑誌を引っ張り出し、他のプロバイダへのソフトをインストール。あああ。こんな余分なソフトインストールしたくないのに。
焦る気持ちを抑えつつ、接続ソフトのアイコンをダブルクリック。

もし正常なら、このままとにかくネットへ繋がるはず。

・・・だめだぁあぁ。
接続するが、データのやり取りがまったくない。

まちがいない。モデムだ。モデムがいかれたんだぁぁぁ。
何で日曜の夜に・・・。明日から仕事なのに。PC屋へモデム買いに行く暇ないのに。

むちゃくちゃ焦る。
とりあえず全てをやり直す意味で、再起動かけた。

で。
このとおり、なぜか無事に復帰しています。
よかった。なんかちょっとおかしかっただけみたい。あー。汗かいたぜ。

ということで、ほんとは今日更新するつもりなかったのですが。
無事に接続できた喜びを、ぜひ日記として残したくタラタラ書き連ねてみました。
たいしたオチのない駄文ですみません。読み飛ばしてください(苦笑)

今晩のBGM:Prince"All the Cities love U in Ney York"(1982)

 先日来日して素晴らしいライブを繰り広げたらしいプリンス。この曲をショウの最後へ持ってきて、各地の地名に読み替えていたそうな。
 しばらく聴いた記憶なかったので、この曲が収録されてるアルバム"1999"を引っ張り出してきた。

 このアルバム、"1999"や"Little red corvette"をはじめとするヒット曲や代表曲が含まれ、このあとでトレードマークになる独特のドラムの音も確立されている。
 だがどこか冗長さを感じてしまう。2枚組なのはかまわないが、一曲が妙に長い。レコードでライブのカタルシスを再現しようとしたのか、単に12インチ・シングルのような延長バージョンを先取りしたのか。どっちだろう。
 当時はプリンスを聞いたことなく、このあとで大ヒットする"パープル・レイン"から入った後付けファンなので、どうも詳しいことがよくわからない。

 "All the Cities love U in Ney York"は多分、演奏は全てプリンス。シンバル・ワークは打ち込みっぽさもあるが、時代からいってリズムボックスか、生演奏のどちらかだろう。えらく正確な刻みっぷりだから、テープのループかなぁ。

 さほど曲に盛り上がりはない。のちに"Sign of the times"で花開く、シンプルなファンクがガシガシ続く。
 多少オフぎみに奏でられる、頼りなくもひしゃげたギターソロがなんともクール。
 先日のライブではギターを弾き倒しながらプリンスがシャウトしたんだろうか。

 さっきまであったPCトラブルでドキドキしてる心を、静めるには派手さが足りないか?(笑)"Free"でも聴いて気分転換しよっと。
2002年12月08日 22時27分00秒

はふっ。
今日は会社の健康診断。「あなたの最近の健康度合いは?」ってアンケートに答えてたら、肩も首も腰も頭も・・・全て悪くなった気がして落ち込む。歳を取るってこういうこと?運動してないからなー。

メガネの度はかなり合わなくなってきた。視力検査では3番目くらいの小さい文字がすでにぼやけてる。やけになり、好き放題回答した。ことごとくマグレあたりしてたらしい。両目1.2という高評価でびっくり。

あとは身長か。どういう具合か、毎年0.5ミリくらい違う。靴下はいたままで計るせいだろな。去年に比べ、0.4ミリほど成長してたので妙に嬉しい。

しかし、いいことばかりはありゃしない。聴覚検査。これがやばい。かろうじて「正常」で切り抜けたが、高音が自覚症状あるほどに聴こえづらい。
ここ数日ライブへ行ってないから、慢性的なもんだろう。轟音ライブをいろいろ聴いてるからなー。かといってこれから、控える気はさらさらありませんが。

医師による問診は「なんにも問題ありませーん」と気軽に切り抜けた。
ぼくの前に座った人は、なにやら得々と体の不調を医師に訴えていた。病院行けよ、心配なら。仕事の合間を縫って受けにきたので、こっちは時間が惜しい。ついツッコミを入れたくなっちゃった。

レントゲンの検査が毎年、不本意だ。別に検査結果に問題はありません。ほら、あれって写す瞬間、大きく息を吸って止めるじゃないですか。
その「素早く大きく息を吸い込む」って動作が、毎年満足行かないんですよ。
高校時代、ブラバンやってたときは「短時間で大きく息を吸い込む」って出来たのに。今は肺のふくらみが往年の2/3くらいじゃないだろうか。
タバコのせいだろう。たぶん。

とはいえ高校時代ってすでに15年以上は昔。そもそも比べること自体まちがいか。
・・・そもそもこんな自明のことを自問自答することすら、むなしい気がするぞ。

今夜のBGM:Thelonious Monkeys"Kera-ma-go(full ver)"(1997)

 97年に発売されたPS用ゲーム"Moon"のサントラが、今年3枚組ボックスセットとなってリイシューされた。概略は夕べ「CD購入紀行」のコーナーで書いたし割愛します。

 これはテーマソングになるのかな?ゲームを途中でほおりだしてしまった、ぼくにはいまいちピンときません。
 ただ、ラジオCMにはこの歌が使われていました。少女が歌うキャッチーでほのぼのしたフレーズがすごく印象に残ってます。

 ライナーによれば歌っているのはシャーリー・クリスタという白人の少女らしい。詳細経歴は不明です。
 ちなみにThelonious Monkeysは谷口、安達の二人によるユニット。ゲーム系音楽が多いのかな。今年中に(といっても、もう年末ですが)Thelonious Monkeys名義のアルバムも製作予定だそう。

 しょっぱなのチェンバロ風音色のイントロからまず素敵。ぼくの中では「MOTHER」のイントロとタメを張るかっこよさ。
 メロディはさりげなく明るく、そしてどこか切ない。聴いててワクワクしてくる。
 
 シャーリーの舌っ足らずで軽快な歌い方もナイス。べつにロリータを狙ったわけじゃなく、ほんまもんの少女だから歌い方に嫌味がない。
 フレーズが最も高音に上がるところで(上のAかな?)ほんの一瞬、声がかすれる。その素朴さがまた効果的なんだな。
 
 このテイクはフル・バージョン。ひとしきりメロディを奏でたところでピアノがコードを静かに連打し、じわじわとクラブっぽいビートが盛り上がる。
 再度シャーリーの歌声。フレーズごとに分けて録った感じだから、たぶん同じ歌声のサンプリングだろう。

 5分ほどの曲で、ほんとうの意味で構成に展開はない。中盤でドイツ語風の対話でブレイク風にムードが変わるだけ。ビートは常に単一だ。
 だが飽きない。フロアでこの曲、大音量で聴いたら気持ちいいだろう。

 しかし。せっかくならラジオCMバージョンも収録して欲しかった。AMラジオで聴いてたから、この録音は音がきれい過ぎる。ラジオで耳なじみのリミッターがかかった、音のひしゃげっぷりが味わえず残念。
 あの音の悪さも、幻想的な郷愁感をあおって気持ちよかったのに。
2002年12月07日 00時17分30秒

へへへっ。
ちょっと贅沢気分を味わうお話です。

たとえばキヨスクにて。
「あ、電車来た・・・タバコ買うのに小銭ないや。ええい、千円札でおつり!」とか。
「この本買おうっと。あ、細かいのがない・・・千円札でおつり!」

こんなことを何回か繰り返すと、財布の中が小銭でパンパンに。かさばるから、すっきりしたい。
そこで。駅で切符買うとき、一気に使う。なんも考えずに10円玉や100円玉を、じゃらじゃら自動販売機へ叩き込む。
するとたいがい残るのは、50円玉一枚、とか10円玉数枚くらい。いい具合に小銭が、しかも一気に減ってくれる。

この「じゃぶじゃぶ自販機に小銭を突っ込む」行為が、豪快な気分でけっこう好き。JRのように、複数枚の小銭を一気に突っ込める販売機だと、さらに楽しめる。あらためて書くと、なさけないな。

同様に紙幣バージョンに話を変えよう。
一万円冊が数枚あったら、つぎつぎ使う。すると当然、おつりの千円札で財布はぱんぱん。
なんか大金持ちになった気分で小気味いい。うーむ。改めて書くと、やっぱり情けないな。

以前、本で読んだことがある。聖徳太子が一万円札だったころの話。
「ある大金持ちは胸ポケットに、たんまり札束が入った財布を入れていた。たまたま胸を狙撃されたが、一万円札の束が盾になって助かった。一万円札とはいえ、たくさん集まると強度がある」ってエピソード。

千円札でも十数枚あれば、ちょっとは盾になるよな。これでいつ狙撃されても大丈夫っ。よっしゃ、ほっと一安心。

・・・とはいえ、ぼくは尻ポケットへ財布をふだん入れてますが。

今夜のBGM:Jeffrey Foskett"Some children see him"(1997)

 巷でクリスマス・ソングがガシガシ流れる時期ですね。
 ひさびさに引っ張り出してきました。ジェフリー・フォスケのクリスマス・アルバム、"Christmas at the beach"より。
 ジャケットは波打ち際で少女が、サンタ帽をかぶってボディボード抱えてる写真です。なぜそこまでビーチ・ソングにこだわる・・・。

 ジェフリー・フォスケはブライアン・ウイルソンのソロ・ツアーをサポートしてたミュージシャン。以前、ビーチ・ボーイズの準メンバーだったとか。
 本盤でもいかにもなハーモニーが、たっぷり詰まってます。お好きな人にはたまらないかと。

 今回紹介する曲は、作曲がAlfred Burt & Whila Hutsonで、1958年の曲。オリジナルは不勉強で知りません。ごめんなさい。
 甘いメロディで、ミドル・テンポの佳曲です。

 この曲を、素朴な演奏(ジェフリーとプロデューサーのゲイリー・トーマス・グリフィンによる多重録音)へ、甘いジェフリーの多重コーラスをかぶせ、すっごくソフトに仕上げてます。

 ただ録音がしょぼくて、いまひとつ音に厚みや迫力ないのが残念。
 もうちょいぶわっと音圧あったら魅力が増したろうに。

 ぼくが勝手に「クリスマス・ソングには欠かせない!」と信念を持っている鈴の音(スレイ・ベルでしたっけ?あの棒に鈴がいっぱいついてるやつ)もちゃんと入ってて嬉しいぞ。
2002年12月04日 23時24分52秒

ひょろろん。
月曜日だってのに、早くも仕事がばたばたばた。風邪気味なんで休暇とって寝たいけど、なかなかそうも行きそうにないや。

ちょっとトイレへ行って、鏡を覗く。髪の毛になにやら光るものが・・・。
おお。白髪だ。いつのまにか、一本見事に生えてました。
なんかしみじみ。別に生えて嬉しいもんでもないが。いや、はげるより嬉しいか(笑)

とりあえず抜かないぞ。目差せロマンスグレー。・・・先は長い。

今夜のBGM:EMERGENCY!"Creole love call"(2002)

 芳垣安洋率いるカルテット、EMERGENCY!の1stアルバム"Love man plays psychedelic swing"より。
 02/3/20に江古田バディで行われたライブから選りすぐりが収録されている。
 繊細さとタイトさを併せ持ったドラミングが特徴の芳垣だが、むしろこのバンドではゴツッとした無骨さを特徴にしてると思う。
 芳垣、水谷、大友はONJQでも共演してる。だがまったく違うニュアンスの演奏してるとこが面白い。

 その雰囲気をさらに加速するのが大友良英と斉藤"社長"良一のギター。
 テーマの旋律は強気にしゃくりあげ、ソロでは「これでもか」とばりばり爽快にかきむしってくれる。
 オリジナルはエリントン。だが、この4人で演奏するだけの必然性をひしひし感じる名演だ。

 前半数分たったところで聴けるギターソロがすげぇ好き。このソロ弾いてるのは社長かな?
 フレーズ構成よりも、歪んだ音色でひたすら前のめりに弦が咆えるさまがいい。

 ワイルドなギター陣を柔軟に支えるのが芳垣+水谷のリズム隊。
 シンバル連打しタムをたたみこむ芳垣のドラムは、水谷のベースが懐深く受け止める。
 4人の音が絡み合うさまがすさまじくかっこいい。

 ちなみにEmergency!のレパートリーではミンガスの"Jelly roll"も大好き。水谷のベースが肝になり、とびっきりファンキーな演奏をぶちかましてる。
2002年12月02日 23時28分12秒

うー。
鼻かぜはまだ治りません。熱も無いし、ちょっと体だるいくらい。動こうと思えば出来るが、せっかくの休みなので家でグータラ。音楽聴いてました。

じっくり聴いてたのはこの4枚。
Vincent Atomics「Vincent 1」(2002)
J Mascis + the fog「Free so free」(2002)
ラクダカルテット「ラクダカルテット」(2001?)
The Jonease「The Jonease」(1977)

いやー、どれもめちゃくちゃすてき。聴くほどに魅力が見つかる。
聴きかたにも色んな切り口があるなー。

前に書いたかもしれないが。ぼくはこれまで「完璧に聴きこんだ」って実感した曲は、ただのひとつもない。いつか「聴き込めた」って実感できる日がくるのかな。

今夜のBGM:The Afternoons"Here we go round again"(2001)

 上で「聴いてた」と書いた以外のCDをネタにするあたり、まったく一貫性ありませんね。
 今週末、このアルバムをよく聴いてましたが、日記更新してなかったということで。「ということで」に説得力ないぞ。

 さて。
 アフタヌーンズは、ウエールズで93年に結成されたネオアコ系のバンド。1stアルバム"The days we foud in the sun"に収録されている。
 邦盤がボーナス7曲入りでリリースされてるので、買うならこっちがお得でしょう。

 まずはプリファブやトラキャンあたりを連想した。ビートルズの影響も節々に感じる。
 それなりにエッジの立った音だが、あくまで耳ざわりは柔らかい。ボーカルの声にちと癖あるかな。
 なによりメロディの暖かさと練ったアレンジにはまった。

 この曲はミドルテンポのポップス。数本のストリングスがアレンジのポイントになり、切なさを醸し出す。
 弾き語り風の構成だが、シンセで厚みを加えている。
 中盤でぱっと広がる音像の部分は、「ペニー・レイン」をスローにしたみたい。
 エンディング間近でちらっと流れる多重録音ハーモニーも気持ちいい。
2002年11月30日 23時07分13秒

ぺらぺらっ。
電車のアナウンスにも各種ある。
えっらく小さいボリュームで喋ったり、ひたすらくどくど注意したり。
スローペースでのたのた紹介するときもある。
通勤中は右から左なんですが、気になると耳についていけません。

で、今日の山手線ですが。すげーハイペース。珍しいな。
新宿につく前のアナウンスは「次は新宿お忘れ物に気をつけて埼京線中央線小田急線京王線地下鉄に乗り換えの方はこの駅で雨ですので傘のお忘れ物には気をつけてまもなく新宿に到着します」と、一息でした。

ぼくは乗り換えるだけだから別にアナウンス聴かなくてもいいのに。珍しく早口だから、耳をすませちゃったじゃないか、もう。

今夜のBGM:Bunned From Utopia"Tiny Walk Amok/Thirteen"(2002)

 元ザッパバンドのアーサー・バロー(b)が、ザッパバンドOBと語らって作ったユニットのアルバム"So Yuh don`t Like Modern Art"より。
 タイトルはザッパのアルバム"Man from utopia"にかけてるんだろうな、たぶん。

 ドラムがチャド・ワッカーマンだし、トミー・マーズやボビー・マーティンもいるし。期待してたんですよ。
 大バカなのりで盛り上がってくれないかなって。
 スコット・テュニスやアイク・ウィリスがいてくれたらなぁ。
 ぼくが好きな80年代バンドがきっちり成立するのに。(レイ・ホワイトは一曲でゲスト参加)

 結論はちょっと丸くなった感じですね。ザッパの音楽って、もっとスリリングだった気がするのですが。
 テクニシャンぞろいなので、演奏に不満は無いのに。
 80年代初期のザッパっぽい音ですね。ホーン隊がいる分、88年の音とも聴こえます。

 何曲かザッパの曲をカバーしてますが。一番勢いがあって、ソロが多い曲としてこれを選びました。
 二曲メドレーです。後半はラヴィ・シャンカールと共作した13/8拍子の曲ですが、前半はどのアルバムに入ってましたっけ?うーん、覚えてない。

 ずこずこタイトなドラムを土台に、ホーン隊がユニゾンで決めるリフが快感です。
 ソロはペットにバイオリンに移り変わります。手癖っぽいとこが気にくわないけど、熱気はまずまず。
 なによりラスト近くのギターっぽい音色。これ、トミーのシンセじゃないかな。ぶおおっとはじけるのがかっこいい。
 このソロだけでも、聴く価値あります。
2002年11月25日 23時03分49秒

すやすや。
今日は特に出かけず、昨日入手した音源をあれこれ聴いてました。
あっというまに一日が終わっちゃった。寒いからベッドに寝っころがって聴いてて、そのまま昼寝しちゃったせいなのはないしょです。

・・・ってこれ、まえにも書いた気がするな。デジャ・ヴュでしょうか。

ミュージック・マガジンの最新号をぱらぱらめくってたら、9/11のNYテロに関連し「多くのラッパーはギャングスターのファンタジーの世界にいて、豪華な車や女の数を自慢するだけ」って記述があった。

やっぱりラップってライムを聴かなきゃダメなのか。
今までずっとトラックのノリだけ聴いてて、歌詞はまあったく気にしてなかったよ。
ぼくの聴き方は邪道だと、改めて実感した夜でした。

今夜のBGM(その1):Rackwon"All I got is you Pt.2"(1999)

 上の記述読んで「なんかラップ聴いてみよう」と棚から引っ張り出した一枚。
 ウータンの一軍、レイクォンの2ndアルバムだっけな?"Immobilarity"に収録。
 てきとうにトラック飛ばしてたら、急にポップなフレーズが登場してびっくり。こんな曲やってたんだ。すっかり忘れてた。

 軽やかなキーボードのフレーズをループさせ、キラキラとパーカッションを足している。
 さりげない作りのトラックだが心地よい。

 単純にラップするだけでなく、中盤では歌っぽいとこも聴かせる。鼻歌っぽいけどね。
 プロデュースはVo and Pop。よく知らない・・・だれだ、これ。
 Big Dubなるラッパー(歌手?)がフューチャーされてるが、こちらもよく知らない。
 知らないことばかりですみません。お詳しい方、ご教示お願いします。

 で、サンプルの元ネタは、ライオネル・リッチーの"Penny Lover"です。
 ぼくはこの曲よく知らないので、どの部分をサンプリングしてるかわからない。
 イントロのキーボードかな?

 ちょっと調べてみたが、"Penny Lover"はライオネルの大ヒットアルバム"Can't Slow Down"(1983)に収録されている。
 ぼくと同世代の人なら聴いたことあるかな。
 "All Night Long (All Night) "とか"Hello"や"Running With the Night"が入ってるやつ。

 コモドアーズの頃ならいざ知らず、この頃のライオネルってズルズルの甘いポップスに行っちゃったころじゃない。
 確かにこのアルバムは超特大ヒットしたが、よくこういう曲選ぶなぁ。たいしたもんだ。

 プロデューサーが多分、サンプリング対象を選んだと思うけど。
 ラジオかなんか聴きながら真剣に「お、これは使えるな」って考えてる姿を想像したら、なんかおかしくなっちゃった。

 そうそう。日記でも書いた、肝心の歌詞ですが。
 ・・・輸入盤なんでよくわかんないです。

 だめだこりゃ。

今夜のBGM(その2):McDonald and Giles"Is she waiting?"(1970)
 これは昨日買った中の一枚。

 メンバーと同名のアルバム"McDonald and Giles"より。この盤で、この曲挙げるのって反則かな。
 ブリティッシュ風味はぷんぷんするが、組曲の狭間へちょこんと置かれた数分の小品だ。

 ギターの爪弾きを数本重ねたバックトラックに優しく支えられ、はかなげにメロディが動く。
 ロマンティックというより、煮え切らなさを感じてしまうのはご愛嬌。

 サビのハーモニーが聴きもの。ビートルズの影響も感じる、ぴたりと張り付いた和音の響きがたまりません。
2002年11月24日 23時08分34秒

すげっ。
昨日は日記を更新しなかったので、二日分まとめます。

夕べ出張から帰ってきました。普段と違う環境だと、どうも眠りが浅いです。
「眠たいなー」と思いながら飛行機乗って、うとうとしかけたとき。
機内のモニターに映った映像見て、目が釘付けになった。

世界各国のサーカスによる、アクロバットが立て続けに流れる。
リズミカルにくるくる舞うロシアの空中ブランコや、すっげーパワフルな腕立倒立(っていうのかな?)を見せたポルトガルのコンビ。
馬鹿でっかい風船をかぶって、「ツァラウストラはかく語りき」で踊ってたのはイギリスだっけ?
そしてぴょんぴょん飛び跳ねては、吸い付くようにポーズが決まる中国など。

どの国か忘れたけど、二本の長い長い紐を天井からつるし、空中で見事な舞を見せた芸がすばらしかったな。

気が付いたら着陸まで、ぽかーんと口をあけて画面見つめてました。
手のひらはすっかり汗ばんでます。うーむ、すごいや。

で、今日の日記。

テリー・ボッジオのサイトへ、月初に注文したCDがやっと届いた。
こじんまりしたサイトにオーダーすると、発送の進捗がよくわからず不安。
無事に届いてほっとしたが・・・梱包を見て大笑い。

4枚頼んだCDは、エアキャップでグルグル巻き。これはいい。よくある形だ。
だが封筒は・・・中にCDをほおり込み馬鹿でかいホッチキスで、ばちんばちんとたった数箇所とめただけ。

ちょっと引っ張ったら、すぐ空いちゃった。
郵便事故って考えてないんだろうか。おおざっぱなアメリカらしいな。

糊付けすらされていない。お手軽にとめただけの封筒が、はるばるアメリカから届いたのか。しみじみ。

今夜のBGM(二連発バージョン)
その1:Frances Black"Once you said loved me"


 詳しい経歴はよく知らない。イギリスのトラッド系女性ベテラン・シンガーらしい。アルバム"The sky road"に収録されている。
 いまいち野暮ったいジャケットで、たいして期待せずに買ったが、嬉しい誤算。
 どの曲も瑞々しいメロディで、ものすごく楽しめた。

 フランシスの歌い方が心地よい。
 "s"や"t"の囁きの破裂音が、そっと響く。"〜ing"の"g"は、ほとんど発音しない。
 滑らかに言葉が漂い、所々で破裂音が呟く。
 軽くまわす歌い方が気持ちいいぞ。

 アレンジも生中心で破綻はない。
 英国風味の堅苦しさは、サウンドを甘く流さず引き締めた。
 このミュージシャン、気にいった。他の盤も聴いてみよう。

 「発音が気持ちいいな〜」と歌詞カード眺めながら聴いてたら、この曲は歌詞も心に残った。サビで歌う

   あなたは三回、「もう終わりだ」
  二回「さよなら」と言ったわ
   でも一度、「愛してる」って言ったわね
  あれはうそだったの?

 って歌詞がロマンティックでよかった。
 くう。うまく訳せない・・・。
 原文はコレです。
 
   Three times you said it`s over
   Two times you said goodbye
   But once you said love me
  Was that a lie?

その2:Tipographica"重力異常の競馬場"(1993)

 凄腕ミュージシャンたちによる、奇妙なビートの音楽を堪能できるティポグラフィカ。
 これはアルバム"Tipographica"に収録。今は廃盤なのかな?
 ホッピー神山のレーベル、God Mountainからリリースされた。

 もっともぼくはティポって完全に後追い。活動当時は音を聴いたことない。
 無論ライブも知らない。
 緻密でグルーヴィーな演奏だけでなく、菊地成孔の毒舌が冴え渡ったという強烈なライブを、ぜひ一度体験してみたかった。

 ティポの演奏は変拍子の塊に聴こえるけど、ほとんど4/4か3/4で出来てるという。
 そんなインタビューを読んだ記憶ある。
 冷静に聴けば、そうなのかもしれない。
 この曲だって、基本は6/4か3/4+3/4だと思う。たぶん。

 だが聴きながら拍を数えてるのは、すごい苦痛だ。
 外山のドラムはビートとまったく無関係に刻むし、メロディの譜割りはぼく程度の耳じゃまったく拍子が取れない。
 ベースとメロディの絡みもなんだか奇妙な感じ。

 むしろややこしいことを考えずに聴くと、すごい気持ちいい。
 それが不思議。
 ポリリズミックな演奏に乗って、のんびりほのぼのと複雑な演奏を楽しめる。

 この曲はふわふわ漂うメロディのコミカルなムードの曲。さすがのネーミング・センスだ。
 菊地と松本のホーンが吸い付くようにフレーズを奏でるさまが快感です。
2002年11月22日 23時23分24秒

ふむ。
風邪は小康状態まで回復したかも。仕事してたら、頭が重たいのはとりあえず去りました。しかしタバコはまだまだ不味い・・・。
明日から泊りがけで出張です。出先で体調管理難しいんだよな。がんばろっと。

帰るとき地下鉄乗ったら、扇風機が回ってましたよ。なんでだ?いや、たしかに涼しくて気持ちよかったが。

今夜のBGM:Paul McCartney"so bad"(1983)

 マイケル・ジャクソンと共演曲が収録されてる"Pipes of peace"より。ぼくが洋楽聴き始めたのはこの時期なので、とりわけ思い入れが強いアルバム。
 たしかこの曲はシングルにもなり、アメリカで40位くらいまで上がらなかったっけ?
 
 PVにはリンゴ・スターが参加してたはず。
 「うおー、ビートルズのメンバーが参加してるよ〜」と無邪気に喜んだ記憶ある。14歳なガキの感想ですわ。

 ポールが来日ってことで、レココレ誌はポールの特集。
 ひさびさにレコスケが登場し「東京公演はレア曲満載で!」と盛り上がっていた。
 その中で上がったのが、この曲。たしかにライブでやったって記憶ない。
 ひさびさに聴きたくて、棚から引っ張り出してきた。

 いやー、甘い。ファルセットを多用した、キュートなポップスの小品に仕上がっている。
 ポールのファンは期待値が高いのかな。普通のミュージシャンならこの曲って、とてつもない名曲だと評価されるのに〜。

 プロデュースはジョージ・マーティン。
 しかしこのストリングスを多用したスウィートなアレンジは、ミュージシャンとして参加してる、エリック@10CCの意見も反映されてない?
 もともとは前アルバム"Tag of war"時に録音されてたという。本盤収録に辺り、再録したかは不明です。

 細かいクレジットがなく、参加ミュージシャンが謎だけど。
 ドンカマみたいにタイトで静かなドラムは、スティーブ・ガッドだろう。
 たまーに「トコトン♪」って鳴るフィルの音は、リンゴっぽいが。

 ベースは・・・僕の耳じゃわかんない。
 メロディとは別物で、好き放題に旋律を奏でる低音はポールだと思うけど。
 すごい重箱の隅な発言だけど。
 2:12〜2:14あたりでさりげなく弾く、ベースのフレーズとタイミングが大好き。
2002年11月18日 23時19分43秒

ぐるぐるん。
起床。あ、夕べより気分は楽になってるかな。

1.そしたらHPのテキストでも書くか。
2.集中できないや。ひさびさにTVゲームでもやろうっと。
3.モニタ見つづけて、なんか目がちかちか。
 気持ち悪くなってきたぞ。熱っぽいしなぁ。
4.よし、バファリン呑んで仮眠しよう。

数時間後。あ、ちょっと気分は楽になってるかな。

1.そしたらHPのテキストでも書くかな。
・・・以下省略。

これを今日は3セットくらい繰り返しました。ばかみたい。

3セット目で夜になってしまい、ライブの開演へ間に合わないことが判明。明日から仕事だし、おとなしく部屋でくつろぐことにしました。

今週は泊りがけ出張だから、体調崩しても家でのんびり出来ないんだよなぁ。
なんとか今晩中に治したいな。

今夜のBGM:ROVO"Guiding star"(2002)

 頭がぐらぐらするときは、黒っぽいグルーヴって馴染めない。よけい頭がシェイクされそう。
 だからストレートにタイトな演奏が聴きたくて、ずっとこのCDをリピートしてました。
 聴いてたのは2001年にニューヨークのTONICで行われた、ライブ録音のTZADIK盤です。

 芳垣と岡部のドラムに勝井のヴァイオリンが絡み、ひたすらリピートされるフレーズがむちゃくちゃかっこいい。
 彼らのライブ、一度見たいのに。なっかなかタイミング合わない・・・。
 今月新譜が出るはず。それをまずは楽しみに待とう。


(おまけ)
昨日のBGM:灰野敬二+Loren MazzaCane Connors"Taken from performance"(1997)

 昨日聴いてたBGMの紹介です。
 95年4月にアメリカ(?)で行われた、ギター・デュオの様子を録音した"vol.2"に入ってる。
 
 タイトルから予想されるとおり「Vol.1」もあるが未聴。こちらは92年のライブを収録しているらしい。

 この"vol.2"にはサウンドチェック/本番と、2テイクあり。サウンドチェックといえども、力のこもった即興なのが嬉しい。

 ふたりともエレキギターを弾いてるが、音色そのものはさほど轟音性がない。
 静かにフレーズを重ね、鋭く重たく音像を作り上げる。
 ステージ上では轟音だったのかもしれないが。
 
 どっちがどっちの演奏か聞き分けにくいが・・・ドローンっぽい低音が灰野だろうか。
 もちろん全て即興演奏で、ビートも構成もまったくなし。
 ランダムにじわじわと音が紡がれる。
 
 ゆったりした流れを基調に、どこか優しさを感じるエレキギターが、熱でぼおっとした頭に優しく響いた。
2002年11月17日 23時31分40秒

お帰りはこちらでございます。