BGMは、特に日記の内容とリンクしてない 場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。 ちなみに、02/7/10までの日記はこっちです |
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とうとう恐れていたことが始まったか・・・?真昼間からすげえ冷や汗かいた。
今日ラジオを聴いてたら、いきなり左スピーカーから音が出なくなった。まったくの無音。うそだろ・・・? しばらく様子見てたら、また聴こえるように戻ったけど。 とうとう寿命なのかなぁ。ああああ。 部屋のステレオは、父が存命時に凝って仕上げたシステムで、馬鹿でかいスピーカーがでんっと鎮座ましている。ぼくの体重より重そう。ちょっと押したくらいじゃ、びくともしない。百キロはないよな、たぶん・・・。 小学生か中学生の頃、大汗かきながら父親と部屋へ持ちこんだっけ。 したがって今を去ること、20年くらい前に組上げたシステム。 アンプとスピーカーとチューナーは当時から一切変えてない。思えば長い付き合いだ。CDとカセットデッキは壊れてしまい、交換したけど。 タイマーもぶち壊れてしまったが、未交換のまま。 だから今、ラジオのルス録とかCDのお休みタイマーってできないんだよ。両方ともしたいんだけどなぁ。すごい便利だし。 ぼくがステレオのシステムを交換しないのは、理由がいくつかある。 父親が作ったシステムへの思い入れがあるってのがひとつ。 出てくる音へ特に文句が無く、気に入ってるってのがひとつ。 ハードより、ソフトにお金かけたいって考えもある。 あと、でかい声ではいえないが。いまさら配線つなぎなおすのがめんどくさいってのも・・・。 できればずっと、このシステムで音楽を聴きつづけたいなぁ。 このスピーカーは確か中古って聞いた記憶がある。 もしかしたら、このスピーカーって30年近く鳴ってるんだろうか。ウチに来てから、すげえ酷使してるしな。もっと元気に動いて欲しいぞ。 いまさら一人でこんなスピーカーを動かしたくないよぅ。てか、動かせるわけ無いよぅ。 この文章を書いてる今、スピーカーに異常は無い。一生モノで付き合うからさ。頼むから壊れないでくれよ・・・。 今夜のBGM:Pavel Kostiuk"West side story"(2002) テクノは門外漢で情報が整理できてない。ジャケットのクレジットはろくにないか、あってもレイアウトが見辛くてわからなかったり。気にいった盤を見つけても、なかなか追っかけられない。 そもそもフロア対応中心のテクノを、CDアルバムだけで楽しもうってのに無理あるかも。 最新状況を体系的に紹介する媒体があるといいけど、今のとこ雑誌もネットのHPも見つけられてない。あるはずなんだけどなー。 ちなみにこれはレコ屋の試聴機で気に入って買った一枚。 アルバム"2000 Black presents Pavel Kostiuk and the musicals"に収録されている。 ミュージシャンの経歴も不明。オフィシャルHPを見つけられませんでした。 タイトルはアメリカのミュージカルから引用。その他収録曲は「オクラホマ」「王様と私」「南太平洋」など。 アルバム全曲同じコンセプトかは勉強不足でよくわからず。ネットで調べれば判明する話なのですが。すみません。 "Bugsy Malone"や"Chitty chitty bang bang"ってミュージカルもあるんだろうか。 各々の曲はミュージカルの曲を編曲ではなく、たぶんすべてオリジナル。「ウエスト・サイド・ストーリー」は観たことあるけど、この曲聴いてもぴんとこないし。 サウンドはすごく面白い。エレクトロ・ポップのカラオケを抜き出したみたい。 各種リフを組み合わせ、さらにリズムを重ねてゆく。 あんがい聴きやすい音楽なのに、最初はどっか一本ものたりなかった。上に奇麗なメロディがのったら、とびきりなテクノ・ポップになるだろうと思っちゃったもんで。 だが、たぶんPavel Kostiukは確信犯。あくまでリフのみを組み合わせ作り上げるアレンジを選んだ。 リズムが複雑で楽しめる。基本は打ち込みながら、いくつかパターンを組み合わせ、せわしない感じをうまく演出している。 フロアで使う盤だと思うが、家で聴いてて充分楽しめる一枚だ。 この曲ではゲストにドラマー(Luke Parkhouse)とヴァイブ(Roger Beujoulai)を呼び、生演奏をトラックに溶け込ませた。 タイトに刻むドラムはサンプリング・ループも混ぜているように聴こえる。 でも後半部分でドラムが派手なフィルをきめ、ヴァイブへソロを受け渡す瞬間が素晴らしい。ザッパの音楽をふっと連想した。 アルバムは最初、とっつきにくくて戸惑ったけど。いったん耳のピントがあえばこっちのもの。あとは聴けば聴くほど楽しめる。いいなー、これ。他の盤も聴きたくなった。 ちなみに本盤は隠しトラックあり。これがシンセびしばしな本編とうってかわり、現代音楽風の弦楽四重奏(たぶん)の曲だ。弦がてんでにトリッキーなフレーズを交錯させる。 アルバム全体でみたら、ボーナス曲のみアレンジが異質だ。もしかして次回作の予告かな? |
2002年08月11日 23時14分27秒
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今日は日帰り出張で九州へ行ってきました。朝7時に家を出て、帰宅したのが9時半過ぎ。
ところが外気を吸ったのはのべにして30分くらい。電車を乗り継いで飛行機乗って、空港から出先までは車で移動。帰りも同様なんだもん。 出張ではまいどのことながら「九州へ行ってきた」って実感がさっぱりない(笑) しかし今日も暑かった・・・はず。たぶん。家に帰ると汗が噴出すもん。 ところが昼間は寒くって。ずっとクーラー効いた中にいたから。 帰りの飛行機の中はとうとうクーラーびしばしでなんか気分悪くなった。風邪の軽いやつかな。贅沢な話なんだけど、なんか理不尽だ。 かといって、暑さでひーこら言うのもイヤなんだけどさ(笑) 今夜のBGM:LA.Connection"Shake it"(1982) キャメオのラリー・ブラックモンが完全バックアップを行ったバンドが、唯一リリースしたアルバム"Now apperring"より。 ラリーがプロデュースはもちろん、作曲でも全曲に関与。かなりワンマン体制で作ったバンドと見ていいだろう。 この曲は軽快なビート。ボトムが軽くて切れがいい。キャメオ印のファンクをもっとも全面的に取り入れた。 シンセドラムの音に時代を感じるが、キャメオがもっとも威勢よかった80年代前半の音。悪いはずない。 浮かれて芯が読めないホーン隊もいかにもキャメオって感じ。初めて聴いた時は嬉しくなっちゃった。 余談だが。このサウンドを説明する時に、ぱっと頭に浮かぶのが初期の米米クラブ。なんか雰囲気に同じ香りがするんだよね。 ちょっぴり鼻にかかったメロディ作りも影響を受けてるような・・・。偶然の一致かな。 米米にプロデュースで絡んでたはずの、萩原健太氏のコメントを聴いてみたいもの。 |
2002年08月06日 23時24分26秒
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スーツ着て日中過ごす、しんどい一週間がまたもや始まりでっす。
一刻も早く家に帰って、このくそ暑いスーツを脱ぎたいのに。 ラッシュでむわっとする急行に乗らず、座って涼みながら鈍行でちんたら帰ってきました。 これって勝ち負けで言えば、やっぱり負けなのでしょうか。ああ暑い。 今夜のBGM:J.Blackfoot"All because of what you did to me"(1983) 先日J・ブラックフットのソロアルバムをどどっと買ったもんで、前から持ってたソロアルバムもひさびさに聴き返してみた。 この曲は彼の1st"City Slicker"に収録。あのサザン・ディープ・ソウルの傑作"Taxi"が入ってるアルバムです。 Pヴァインが1989年に、1st&2ndのソロアルバムを2on1でリリースしたCDで、ぼくはこの曲を知った。聴き返すの何年ぶりだろ。 もともぼくはサザン・ソウルは得意じゃない。J・ブラックフットが在籍していたソウル・チルドレンもベスト盤を聴いたがピンとこなかった。 さらにさらに。アップテンポのソウルは好みじゃないことが多かったのに。 アップテンポのこの曲は、すんなり耳に馴染んだ。 テクノがおおはやりな時代か、ひょろひょろしたシンセがそこらじゅう飛び交う。ま、愛敬ってとこか。 だが演奏はきっちり人力。打ち込みのシビアさは無い。 ドラムのウイリー・ホールと、レイ・グリフィンのベース、マーヴェル・トーマスのピアノが生み出すグルーヴがすっごく気持ちいい。 ブラックフットは喉を絞るように高らかに歌う。けっしてシャウトまでは行かない。 めまぐるしいメロディに精一杯食いつくような感じ。妙に危なっかしいけど、その頼りなさもひっくるめてかっこいいなーって思っていた。ひさびさに聴き返しても感想はかわんない。 ソウルとしてはいい曲じゃないかもしれない。でもすがすがしいスピード感がすてきです。サビのメロディが頭にこびりついてはなれないもん。 |
2002年08月05日 23時24分16秒
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ここしばらく歯医者行ってます。特に虫歯の治療じゃなく、歯石除去がメインなはず。たぶん。治療の前に説明ないから、なにをやってるか謎なんですよ(笑)
いつ頃治療が終わるのかなぁ。歯医者って「果てしなく通院するもの」ってイメージが抜けません。たいがい「ま、このくらいでいいや」って自分で見切りつけて、途中で通院止めちゃうんだよな・・・。 今夜のBGM:Pete Aves"The Fallen tree"(2002) アルバム"Fidelity"収録。今日買ってきた一枚です。とにかくこのCD、ツッコミどころが多い。音がつまんなかったら黙殺するんだけど。 あんがい気持ちいいサウンドなので紹介します。 まず手に取ったきっかけは、ジャケットに貼られたシール。 「ハイラマズのギタリストによる新譜」。けっこうハイラマズは好きだし、買ってみました。 ところが帰宅してハイラマズのクレジット見ても名前が載ってない。おっかしいなー。 結局"Buzzle Bee"(2000)にサイドメンとして協力してるだけじゃん。良くこれだけの参加で、堂々とラマズの名前を出せたな(笑) どうやら完全自主制作盤みたい。ってことは無法地帯か?ラマズもここまでチェックするほど暇じゃないだろうし。 作編曲、プロデュースはピート・エイヴス本人。演奏もあらかた自演です。 曲の出版社も自分。いちおう流通は"Little Brother"なるロンドンのレーベルに力を借りている様子だが。 さらに。ジャケットには「全部宅録だよ。リスナーが見つけた音の失敗は責任取るから、ランダム機能で聴くことを強く薦めるよ」とある。 音飛びがないってことをいいたいのかな? ・・・ミュージシャンとして、アルバムの曲順には責任ないのか?(笑) 演奏クレジットも笑える。ギターはハイラマズのシーン・オヘイガンの、ドラムはPaul Jarrett、ベースはJon Fellの楽器を演奏、と誇らしげに書く。 (後半二人はどこのだれかよく知らないけど・・・) 別に誰の楽器だっていいじゃん。楽器より演奏を自慢しろ〜。 だめおしに「楽器を気前よく貸してくれた(原文は"generous loan")みんなに感謝します」とまで記載。 なんでそこまで媚びるんだ・・・。 歌詞カードの前置きには「たぶんあらかた聴き取れるはず。でも発音が悪いかもしれないから、記載しておくよ」とある。 もー好きにして。 どこまでギャグなのか謎ですが。 肝心の音楽はハイラマズのイミテーションって感じの音。ブライアンをひねったラマズをさらにひねってみせた。 サウンドは別にギャグじゃなさそう。まずまずな出来です。 和音がほんのり奇妙で、シンセの鳴りが少々太いポップスをスマートに仕上げた。 前置きがすごく長くなりましたが。今夜はこの曲をBGMに。 多重録音でハモっている、小品のポップスです。 アコギが爪弾くのを基本ビートに、オルガン風の音で厚みを出している。 他にいくつかダビングされてるが、基本的なアレンジはこの楽器だけ。 ハーモニーはビーチ・ボーイズよりもエヴァリーを連想した。 2声じゃなく、所によっては数声のコーラスがきれい。 甘いメロディを、あっさり歌うさりげなさがいいぞ。 でも今は、こういうポップスは売れないんだろうな。さみしい。 |
2002年08月03日 23時16分00秒
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猛暑ですのう。部屋にクーラーないので寝苦しくって。夜はテレビ見ながら焼酎のロックをちびちびやるって、だらけた過ごし方が習慣になっちゃいました。
リラックスするのはいいけど、深夜テレビって区切りないからダラダラしちゃうのが困りもの・・・。 今夜のBGM:ケイコ・リー"We will rock you"(2001) ダラダラ晩酌しながらテレビ見てるときに、流れたCMソング。いきなり惹かれて、即座にネット注文しました。 流行りものはすぐ届いていいですね。しみじみネット通販の便利さを実感です。 ケイコ・リーは聴くの初めて。"voices"ってベスト盤を買ったけど、ついついこの曲ばかり聴いてしまう。 オリジナルであるクイーンの派手な曲を、テクノ・ダブ風にアレンジしたセンスが面白い。 アカペラっぽくクールにテーマを歌う、多重コーラスの気持ちいいこと。 アレンジャーもへんに出し惜しみしない。ひたすらサビのフレーズを雨あられと降らせるとこが嬉しい。 あえて「素材」とボーカルを位置づけ、個性を殺した歌声がいい方向に働いた。 打ち込みとストリングスを巧みに組み合わせ、時にブレイクするバック・トラックもかっこいいなー。いまさらぼくが言わなくても、みんなご存知かもしれませんが。名カバーですね、これ。 |
2002年07月30日 23時21分17秒
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遅まきながらな話題ですが。タワー・オブ・パワーの凄腕ベーシスト、フランシス・ロッコ・プレスディアが闘病中らしい。
くわしい情報はここ。 現在51歳か。けっこう若いなぁ。C型肝炎で肝臓移植が必要だが、医療費に30万ドル以上かかるとか。なんともはや。 彼のベースは唯一無比です。ぜひ良くなって、あのビー球を地面にばら撒くような、味のある低音をもっと聴かせて欲しいもの。 今夜のBGM:Tower of Power"East bay way"(1997) ロッコの話題にそって、ToPの音源を。過去のヒット曲よりも新しいやつを聴いてみよう。 "Rhythm Business"(1997)に収録。たぶんこれが、現時点で最新のスタジオ盤なはず。 ドラムはハーマン・マシューズだが、ロッコのベースのおかげか、タワー・オブ・パワー特有のねばっこいグルーヴは見事に味わえる。 ましてやホーン隊はエミリオもドクもいるしね。 んぎゅっと密集したタイトなホーン隊と、伸縮自在なノリのリズム群。この二つが揃ったタワー・オブ・パワーは本当にかっこいい。 時代に合わせたおもねりはほとんどなく、頑固に個性を変えない意志の強さがある。 この曲なんかまさにそのタイプ。とびっきりのタワー流ファンクが楽しめます。 どこかリズムがボケてる感じが玉に傷だけど。 でも、ロッコが低音をきっちり支え、上モノでホーンが高らかに吼える。中盤でのブラス・サウンドの響きの素晴らしいこと。 もっともっと再評価されるべきバンドのひとつだ。 |
2002年07月22日 23時33分29秒
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もう梅雨って明けてますよね?昼間に外を歩いてると、暑い空気に体が包まれます。すっかり夏だな〜。冷たいシャワーが気持ちいいです。
今週末はライブ三昧。家に帰る途中に夜空を眺めてたら、断続的に光ります。びかっ、びかっ、て。雷かなぁ。 北北西の方向だけど、音は特に聴こえない。天気はピーカン。明日あたり、雨ふる予感なのでしょうか。 さて、新聞をぱらぱら見てたら面白そうなオーディオ機器の記事があった。 「レイブメタルRM200M」というMP3録再機だが、ユニークなのは形状。カセットテープそっくり。 しかも普通のカセットデッキに入れたら、カセットと同じように録再ができるとか。 これって、ラジオ番組をデジタル録音してPCへ取り込むのに最適な機器じゃなかろうか。ぼくの想像があたってるといいけど。 あの悪名高いCCCDならどうなんだろ。デジタルーデジタルだから録音できないの?詳細情報はここ。 予想通りの機能なら、買おうかな。ただ、「録音したRAVEMETALでのみ再生できます。また、直接MMCに録音することは出来ません」って記述が気になる。吸い上げたあとWAVEにデコードできないんかい?それともそこは、大人のお約束ってやつ? 今夜のBGM:Beach Boys"Fun,Fun,Fun"(1963) 夏といえば、なんと言ってもビーチ・ボーイズ。 ブライアンがやたらめったら持ち上げられ、すっかり日本でも人気なバンドになりましたね。オリジナル・アルバムすら手に入らなかった10数年前がウソのよう。 で、この曲。ビーチ・ボーイズの中で一番好きです。 チャック・ベリースタイルのイントロから、鼻にかかったマイク・ラブが歌う。メロディもアレンジも完璧だ。 誰が弾いてるか知らないけど、オルガンのソロがむちゃむちゃかっこいい。 エンディングのコーラスで、高らかに歌い上げるファルセットもたまりません。フェイドアウト間際でアカペラにするっと変わるとこがかっこいいなー。大滝詠一がここの部分、「Funx4」で取り入れていたっけ。 この時期の録音はしょぼいはずなのに、なぜかこの曲だけ生き生き聴こえる。よっぽどマスタリングがうまいのかな。 最高チャートは全米5位。約40年前の曲になるんだ。ひええ。 ハッピーまみれだったアメリカを象徴する、ホット・ロッドの名曲です。 |
2002年07月21日 23時11分16秒
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帰宅の電車の中で、先日買ったドラム・マガジン最新号を読む。目当ては「ザッパ関連ドラマー特集」。表紙がテリー・ボジオです。 髪の毛切って鼻ピアス取って、なんだか普通のおっさんになっちゃったテリー。顔に刻まれたシワが、年月感じて切ないぞ。 ザッパの特集で譜例が載るたび疑問なのは「どこまでザッパの書き譜か」ってこと。その点へ言及したインタビューを読んだ事ない。 確かに譜面は変拍子の嵐だったようだが、各楽器のフィルまで、ぜえんぶザッパが決めてたの? だとしたら、演奏するミュージシャンはすごい苦行だったろう。 スティーブ・ヴァイが採譜した、ザッパのギター・ソロの楽譜を見たことある人いると思う。「楽譜」って概念をパロディにした、異様なシロモノです。 ヴァイがかってに記号をでっち上げ、ミス・トーンやクオーター・トーンまで再現するのはまだしも。本来即興のフレーズをムリヤリ譜面にしたせいで、不自然な変拍子や連符が乱れ打ち。音楽に合わせ譜面を追ってて、爆笑してしまった。 ザッパのリズム感が、特異的だったって証明でもある。 今回のドラム・マガジンに載ってる譜例もそう。 "Them or us"(1984)収録の"Sinister Footwear 2"で聴けるチャド・ワッカーマンのプレイは、3拍11連符のあと5連符が3回続き、直後に3拍10連、2拍7連と16音符2つ(その内半拍は休符を交えた3連)と続く。基本ビートは3/4です。 これ、たんなる即興フィルじゃないのかな。まさかザッパが譜面で指示してたの? いや、そもそもこんなもん、意識して叩けるのか?怪物だ・・・。 例が悪いかも。この曲はザッパがメロディを先に作って、強引にオーバーダブでアンサンブルにしたっぽいし。 ザッパの音楽で一番知りたいのは、こういう拍をまたぐ連符の連続は、どこまでザッパの指示かってとこ。 ほとんどは参加ミュージシャンが、即興的に作ったフレーズと推測してますが。違うかなぁ。詳しい方、ご教示いただけると幸いです。 しかし録音技術の発達はすごい。持ってるアルバムは86年にRYCOから出た、極初期CD。こいつの録音レベルがすさまじく低い。 何年かぶりに聴いたが、経年劣化の不具合品かと思った。ずいぶんダイナミック・レンジをCDへぶち込めるようになったんですねぇ。あらためて実感。 冒頭の話題に戻って。テリー・ボジオが「bpm」なる新ユニットを組んでツアー中だとか。来日しないかな〜。この大馬鹿なドラム・セットだけでも一見の価値ある。 バスドラが4つ。さらにシンバルたんまり。そのうえタムを10個以上並べて、メロディが叩けるようになっている。 すげえやりすぎ。いったいどんな音楽やってるんだろ。 今夜のBGM:KAR"猫のうた"(1993) 今日、通販で届いたCDの一枚、V.A:オズディスク・サンプラー[青盤-even side-]の収録曲。インパクトの強さにぶっ飛んだ。 KARの素性は不勉強で知らない。ブルース・ハープを吹き語りするミュージシャン。 ハーモニカをワイルドに吹きならし、合間でポエトリー・リーディング風に叫ぶ。面白い音楽スタイルだ。 ぼくはブルーズにさほど親近感無いけど、この音楽に漂うブルーズ臭はストンと耳へ馴染んだ。 なにより、シャウトする声が生き生きしている。ドスを効かせた歌声は、迫力あってかっこいい。 ハウリン・ウルフを初めて聴いた時も、こんな衝撃を受けたなぁ。 ライブテイクを収録してて、いまいち歌詞が聞き取れない。 声がオフ気味で、早口な部分で発音ははっきりせず、さらにオーディエンス・ノイズがかなりかぶる三重苦。 なのに最後までぐいぐい聴かせる。 どこまで真剣なのかよくわからないが、説得力ある歌い方が魅力的だ。 ライブを一度聴きたいぞ。 |
2002年07月18日 23時13分51秒
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仕事の都合で、デーモン&ナオミの来日公演を聞きそびれちゃった。ちぇ。 今の時代、たいがいの団体はHPを持ってて当然。いかに魅力的なHPをつくり、活用するかがカギでしょう。各種自治体も例外ではありません。全国市区村町の約9割がHPを持ってるんだって。へー。 しかもそれらHPのランキング付をやったと新聞に載っていた。 比較的人口規模が多い市町村が上位ランキングかと思いきや。小さい自治体でも頑張ってるとこがあるみたい。 その代表的なのが兵庫県篠山市。人工4万7千人だが、「すばらしい腕を持った職員が一人いて、何から何までやってくれた」おかげで、すごくスマートなHPに仕上がっている。全国自治体ランキングで堂々の4位だ。チラッと眺めてみたが、すごい派手。至れり尽せりな構成だった。 この管理人によるプライベートなHPってないのかな。ここまで緻密なHPを作る人が、個人ページで趣味を全開にしたらどうなるんだろ。 しかし、つくづく好き勝手にやらせてもらったようだ。ブックマークしてみたらHPのタイトルが「超お役所サイト丹羽篠山へのいざない」。「超お役所」ってなんだよ〜。 上司はこんなタイトルついてることを知ってるのかね。「自分自身はまったくITオンチだった」ってのんきな発言を市長がしてたけど。 もし文字通りまかせっきりで、ろくに見てもいなかったらむなしい話だよなぁ。 今夜のBGM:Brothaz by choice"And I love her"(1997) NY出身の黒人4人組ボーカル・グループ。レーベルはGold Cityとあるが、インディ盤かな?詳細はよくわからず。たぶんデビュー盤だと思う。 プロデューサーがクリス・ジャスパー(元アイズリー・ブラザーズ)。もっとも作曲はもちろん、数曲ではリードボーカルまで取っている。えらい強引なプロデュースだ。 今回紹介する曲はビートルズのカバーだが、面影はほとんどない。見事なソウルバラードに編曲されてる。ちなみにクリス・ジャスパーもリード・ボーカルとしてクレジットあり。ハイトーンな方がクリスかな? バックトラックは基本的に打ち込み。ふくよかな(どこか安っぽいけど)シンセの和音に、ハーモニーが重厚に載ってゆく。 耳なじみのあるメロディは冒頭だけ。サビはハーモニーの掛け合いでぐしゃっと解体され、そこから先は別の曲みたい。面白いアレンジだ。 それにしても、ビートルズのコード進行ってソウルに合わないのでしょうか?聴いててなんだか居心地悪かった。 |
2002年07月16日 23時20分26秒
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蒸し暑い。喉が渇く乾く。さっきから冷たいお茶をがぶがぶ飲んでます。この調子だと、明日は腹を下しそうだなぁ。 さて、今夜の日記はぼくのHPにあるまじき。お菓子の話題です。 電車の広告で興味を持って、買ってみました新製品。山本海苔とカンロが共同開発したという、「海苔と梅のはさみ焼き」ってやつ。東京圏ほか数箇所で試験販売してるらしい。 中身は小さく切った海苔の間に、フリーズドライの梅の粒をはさんだと言う、妙にハイテクなもの。ビールのツマミにしこたま合いそう。 小さめに海苔を切ってるせいか、海苔の形も崩れてません。ただ、梅の味が「ほんのり梅の香り」って程度に押さえられている。 もっとががっとすっぱい方が好みなんだけどな。 さらに、これで140円は高い。100円なら許せる。 わずか35円でそんなに印象違うのか?って突っ込みは横に置いといて下さいね。100円玉一枚で味わえたら、けっこうなボリュームなんですよ。思ったより量が多かった。 キヨスクで売ってます。ご興味ある方はどうぞ(って、おれはメーカーの廻しもんかい) 今夜のBGM:Jo Jo Zep & Falcons"The Cthulhu"(1979) だいぶ前の日記で一度紹介した記憶ありますが。70年代後半から80年代前半に活躍したオーストラリアのバンドです。 欧米でもツアーはしたようだけど、さほどヒットした形跡はなし。でもオーストラリアでは人気あったみたい。 ぼくはベスト盤しか聴いたことないですが、かなりアルバムごとに試行錯誤して自滅した感があります。巧みにレゲエビートを取り入れ、フットワークは軽いのに、器用貧乏だったのか。 で、この曲。そのベスト盤に収録されてたレア音源で、1979/4/8にメルボルンで行われたライブ音源。 元は彼らの4thアルバム"Screaming Targets"(1979)の初回プレスのみのボーナスLPに収録されていた。 イントロはほんのりジャズ風味。おもむろにサックスが、切なくソロを取った。 いつのまにかギターの比率が高くなり、ドラマティックに盛り上がる。 ボーカルがルーズに歌ったあとで、いきなり早くなるテンポ。 爽快なロックンロール大会が始まり、エンディングへ滑り込む。 さまざまな要素をムリヤリ詰め込んだ、大胆なアレンジだ。これを大体10分にわたってたっぷり聴ける。 面白くて、今朝から何度も聴いていた。 ちなみにこのタイトル、ラブクラフトの「クトゥルー」のスペルだ。歌詞は不明だけど、神話関連を歌ってるんのかな。 音だけ聴いてると、禍禍しさがさっぱりないサウンドだし。イメージぜんぜん合わないぞ。 |
2002年07月11日 23時28分16秒
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