のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに、02/5/3までの日記はこっちです
ふいー。
すげえどたばた。電話かけまくりでくたびれた(笑)うーん、週末のライブ行けるかなぁ。
ナイトキャップに、バーボン買って来ました。今夜はこいつをちびちびやろう。

そうそう。SETIは12時間半で31%まできました。
しかし、この調子だと一ブロックも返信せずに飽きそうだな、おれ(笑)

今夜のBGM:John Zorn"Koryojang"(1999)

 ジョン・ゾーンは即興や、作曲スタイル(コブラとかね)の創造者って印象が強い。
 Masadaでサックスも聴かせるけど、それもあくまで即興の一種って感じ。「作曲者」としてイメージしにくいんだ。ぼくだけかな。

 ふっと聴き返したくなって、棚から引っ張り出してきたのが"Taboo and Ezile"。作曲家としてのゾーンにスポットを当てた作品で、TZADIKから99年に発売された。
 演奏に彼が参加したのは一曲のみ。ニューヨーク・アンダーグラウンドの凄腕が、ゾーンの曲を色々演奏している。
 フレッド・フリスとか、マーク・リボーとか。ビル・ラズウェルの名前もある。
 もちろんMASADAのメンバー、ジョーイ・バロンやグレッグ・コーエンも全面参加。
 
 そんななかで、ふっと耳に残ったのがこの曲。
 「作曲」にスポットライトがあたったとはいえ・・・この曲にメロディらしきものはほとんどない。
 ひたすら、パーカッションのデュオだ。

 ミュージシャンはシリョ・バブティスタとジョーイ・バロン。
 太鼓を叩き、対話が淡々と続く。環境音楽っぽいところもある。

 セッション風ではなく、きっちり作り上げた音像だ。
 うっすらとシンセの薄い音も聴こえる。太鼓が数種類に・・・ハンドクラップみたいな音は、打ち込みかな。

 リズムはほとんど変化せず、単一パターンをえんえん続いてるもんだから。
 聴いててうちに、なんだかぼおっとしちゃった。
2002年05月23日 23時24分57秒

ふむ。
帰宅途中に、ミュージック・マガジンの最新号をぱらぱら。うーん、読むところがない。最近、音楽雑誌が面白いと思わなくなった。「面白い記事」はいくつもあるけど、雑誌として「何が何でも買うぞ〜」って意気込みがなくなったといおうか。

ミュージック・マガジンで読むのはコラムと輸入盤紹介のとこばっか。クロス・ビートも創刊号からほとんど持ってたけど、読むのは輸入盤レビューばかり。義務感で買うのがいやになって、かれこれ数年買ってない。

うーん、なんか面白い雑誌ないかな。かろうじて興味深く読めるのはレコード・コレクターズとbeatleg。どっちもCDレビューの欄が中心だけど・・・。
読みたい雑誌は、ライブハウス中心に活動してるミュージシャン(特にジャズ系、アヴァンギャルド系)の体系的なレコード評やライブ評、インタビューを載せた。印象論でもいいから、評論にも力入れて欲しいな。イーターがかろうじて近いが、レビューや評論関係がどうも弱い。

ネットにいくつかある個人レビューでライブ評やCD評は散見するが、体系的な視点に欠ける。インタビュー系はまずない。ましてやじっくり書いた評論は皆無に近い。自己反省も込めてますが。

出ないかな〜、そんな雑誌。売れそうにないけど。

ちなみに今日のSETIは、約8時間で18%。いったいいつになったら、一ブロック終るんだろう。

今夜のBGM:MADHOUSE"three"(1987)

 プリンスのサブユニット(と推測される)マッドハウス。プリンスのクレジットはどこにもないけど、間違いなく参加してる。

 マッド・ハウスのメンバーはエリック・リーズ(sax)にジョン(ds)とビル(b)のルイス兄弟、そしてオーストラ・シャネル(key)のカルテット体制。
 当時「オーストラ・シャネルがプリンスの変名では?」と話題になった。

 もっともぼくはオーストラだけでなく、ルイス兄弟もプリンスじゃ?と疑っている。
 録音もピッツバーグのマッドハウス・スタジオとクレジットされてるが、いったいどこまでほんとやら。
 プリンスがミネアポリスのスタジオでリズム隊を多重録音し、エリックのサックスを乗せただけじゃないかなぁ。

 このアルバムでは、かなりドラムのピッチが高い。コンガをスティックで叩いてるみたい。
 ソロ回しはさほどなく、ジャズ風味のポップスって印象が強い。

 今回紹介するのは、マッドハウスの1st「8」に収録されてる3曲目、「three」。なんのひねりもないタイトルだけど、しょーがない。ほんとにそういうクレジットなんだから。

 ロマンティックなバラードで、切々とエリックのテナーがメロディをなぞっていく。
 リズム隊は控えめで、ときおりサックスのフレーズをなぞるピアノの音色がなんとも美しい。

 サックスのソロを聴かせるんじゃなく、あくまで音像すべてで勝負する。
 ちょっと不安げな響きの和音も好き。なんともリラックスできた。

 マッドハウスは本作発表後、10ヵ月後に2nd「16」をリリース、沈黙した。
 ブートでは3rdの音源も流出してるようだが。もっと聴いてみたいな。キャッチーなメロディがかっこいいんだもん。
 今のプリンスなら、こういうストレートなインストはやらないかな。
2002年05月21日 23時15分57秒

なんでだよー。
今日帰宅する時、乗り換えのターミナル駅でびっくり。鈍行待ちの人がびっしりいた。普段は急行待ちばっかりで、鈍行はすきすきなのにな。
仕事でひーこらなので、座って帰ろうと思ったけど。結局次に来た急行に乗って、えっちら帰ってきましたとさ。

今夜のBGM:38special"Teacher,Teacher"(1984)

 前に「今夜のBGM」コーナーで紹介したかな?うーん、覚えてません。ま、いいか。

 38スペシャルはフロリダ出身のサザン・ロックバンド。オールマン・ブラザーズみたいに玄人ウケはしない、商業ロックの色合いが強いバンドです。A&Mらしく、どこか甘さを残した味わいが当時好みでした。

 サザン・ロックは苦手ですが、このグループは素直に聴けます、なぜか。
 小ヒットで"If I`d been the one"(1983)があったはず。邦題が「愛は消えても」かな。

 とっくに解散してると思いきや。99年に"Live at Sturgis"って盤をリリースしてます。ヘルス・エンジェルスみたいなバイカーのアイドル然と、豪快なジャケット・デザインで押しまくりな演奏でした。

 さて、この曲は"Teachers"という映画の主題歌。当時、ほんの少しヒットした記憶あります。
 とっにっかっく、大味で突っ走る疾走感がいい。頭の中をすこーんと空っぽにして盛り上がれる痛快さが味です。

 ぼくが聴いてるのは87年にリリースされたベスト盤"Flashback"をCD化したもの。マスタリングがしょぼくて、音の輪郭が甘いのが難ですが。
 リマスターしたら、エッジが効いてかっこよくなるはず。
 
 ヘビメタとは違ったニュアンスながら、高音を伸びやかに響かせるボーカルもまたよし。
 ギター弾き殴りながら、強引さがなくきれいにまとまっています。

 メロディもきれいだし、ブレイクが効果的なアレンジがとにかく好き。
 こういうボーカルがアカペラでシャウトして、直後にどかーんと演奏が滑り込む構成って、ツボなんですよ。
2002年05月20日 23時21分07秒

おやまぁ。
結局この週末は、たいして出かけもせず、家でのんびり。今日なんか一度も外出してないや(笑)ひたすら音楽に埋もれる。満足。

これだけ音楽聴いたら、普通は耳がしんどくなるんだけど。今週はろくに聴けなかったせいかな。疲れを感じつつも、もっともっとってせかされてる気がする。

ふと思い立ち、スクリーン・セーバー代わりにSETIを導入してみた。だけど重いや、これ。ぼくのPC性能のせいかな?約4時間処理して、最初のブロックが、やっとこさ十数%だけ。たったそれだけか〜。先は長いな。
 
今夜のBGM:DJ Alex"Andromede Nebula"(?)

 昔買った「クイック・ジャパン」誌のバックナンバーを処分しようと、内容をチェックしていた。何号かでゴア・トランスに触れられており、BGMに聴いてたのがこれ。

 01年にリリースされたオムニバス"The Best of Goa Trance 4"(Trnc/Rams horn)に収録されている。
 いーかげんな編集で、発売年度やミュージシャンのクレジットはなし。
 
 もっともこういう音楽はスピーカーと対峙する音楽じゃなく、ひたすらダンスに奉仕するのが目的だ。匿名性が強いほうがいいのかも。

 特にこの曲が気にいったってわけじゃない。今この文章を書きながら、ちょうどかかっていただけ。
 本盤では曲間がミックスされ、一続きのダンス・トラックに構成されている。

 神経質に急かすシンセの連続フレーズ。展開は希薄でやみくもに連打されるバスドラム。感情を高揚させ、動作を促す。

 もともとぼくは「音楽を聴いて踊る」って習慣はないんだけど。
 こういう音を聴いてると、やっぱり体を揺らしたくなるな。
 なるべく大音量で、こういう音楽を聴いてみたい。
 うーん、あと10歳若ければ。クラブ文化にはまってたんだろなぁ。
2002年05月19日 23時05分11秒

ほわー。
ごはん食べた後、横になって音楽聴いてました。お約束どおりそのまま居眠り・・・。
なんかあっという間に一日が終わっちゃったなぁ。

以前、投票したことある「復刊ドットコム」からメールが来た。
藤子不二雄Aのマンガが再刊されるそうな。細かなスペックは以下のとおりです。

「藤子不二雄Aランド」
判型・装丁/B6判 ソフトカバー 約180頁
本体価格合計/58,110円(390円/1冊)
特別送料/6,985円(38回分) 発送/毎月3〜4冊ずつ(合計149冊)
予約締め切り/2002年6月20日

(収録作品)
怪物くん/忍者ハットリくん/新忍者ハットリくん/まんが道/プロゴルファー猿/黒ベエ/新プロゴルファー猿/魔太郎がくる!!/ビリ犬/怪人二十面相/少年時代/ブラック商会変奇郎/フータくんNOW!/きえる快速車/ビッグ・1/シルバー・クロス/スリーZメン/仮面太郎/シスコン王子/わかとの/怪人わかとの/マボロシ変太夫/オヤジ坊太郎/くまんばち作戦/マネー・ハンターフータくん

もともとぼくが投票したのは「フータくん」を読み返したかったから。100万円貯める為にバイトを続けるストーリーの(たしか100万円貯めたあとは、目的が日本一周に変わったんじゃなかったかな?)読みきりマンガが面白かったんだよね。

とはいえ、とてもこれは申し込めない・・・なんでばら売りしてくれないんじゃ〜。
マニアなことを言えば。「ジャングル黒ベエ」は存在すら書かれてない(たしか「A」の方の作品でしたよね?)。「魔太郎が来る!」や「黒ベエ」あたりは表現が問題になった作品は未収録だろうな、たぶん。「忍者ハットリくん」は「ジッポー」(だっけ?あの怪獣の名前は)が出てくる巻は読んでみたいけど・・・。「ブラック商会変奇郎」も読み返してみたい。
これ、どこかのマンガ喫茶でどかーんと購入してくれないかなぁ。

そういや、さらにマニアなことを思い出した。「F」のほうの「パーマン」。あれ、赤ん坊パーマン「パー坊」の存在が、今の単行本からはすこーんと抜けている。なんででしょ。

・・・いや、どうでもいいっちゃ、どうでもいいんだけどさ。
2002年05月18日 23時40分18秒

へにょーん。
 なんとか土曜日。のんびりしてます。今週はバタバタしたからなぁ。
 で、まずは夕べアップしたかったけど、くじけた日記を載せましょう。

 ここ数日じっくり音楽聴けておらず、もどかしさがつのるばかり。さらに電車の中でレココレ誌を読みつづけてるから堪らない。聴きたいCDがいっぱいある。
 たまたま別部署にいる会社の同期と、ひさびさに立ち話。彼はかなりの音楽好きだったけど、「最近は聴きたいCDってないんだよな」との発言に、内心がっくり。
 なんでなんだろう・・・。「つまんないCD」と感じる比率は人それぞれだが、今この時代に「面白い音楽」って絶対に存在する。なおかつ、「面白い音楽」は聴ききれないほど山ほどあると思うのに。

 ちなみに、通勤途中のちょっとイイ話をひとつ。
 
 ある駅でずいぶん長く電車が止まってる。なんなんだ。事故か?

 ばたばたと車掌が列車後部から走ってきた。
 網棚に載せたカバンに目をつけ、「これ、あなたの荷物でしょうか?」
 座ってた乗客に尋ねる。

 「あ、はい。そうですけど」
 答えを聞くなり、間近のドアから車掌が飛び降りる。
 「XXX号車、確認!持ち主不明の不審な荷物なし。安全を確認!」

 ドアが閉まり、電車は運転を再開する。

 なんだったんだ。

<今夜の音楽ネタ>
 プリンスがネットのファン達限定にCDを発送した。もう日本では届いてるようだ。
 タイトルは"One Nite Alone"。ピアノの弾き語りなのかな。
 まさかほんとに発売するとは。ぼくもファンクラブ入会しときゃよかった(笑)
 そのうち、一般販売もしてくれないかな。
 
 ご参考までに曲目リスト載せときます。
1. One Nite Alone
2. U're Gonna C Me
3. Here On Earth
4. A Case Of U
5. Have A Love Heart
6. Objects In The Mirror
7. Avalanche
8. Pearls B4 The Swine
9. Young And Beautiful
10. Arboretum
2002年05月18日 11時25分57秒

とひ〜。
とりあえず仕事の話題はさておき。いきなりさておいてますが。いいよね。うん。

で、帰ってメールチェックしたら、プロバイダからサーバやら設定やらいろいろ変更の連絡がきてた。あああ。めんどくさーい。一番面倒なのがアクセスポイント変わること。はぁ、またテレホ変更しなくちゃ。

さて、今日は電車の中で読んでたマンガの紹介です。カバンの中に突っ込んでた本が固くて頭に入らないので、いきなり気分転換で購入。新たに買うならカバンの中に本を入れとく必要ないんだよな。自分でつっこみいれたくなりました。

辻 灯子「ただいま勤務中」(1)(芳文社)
 
 いわゆる4コママンガです。しかし4コマ誌っていっぱいあるな。「まんがタイムジャンボ」連載らしいが、いまいち雑誌のカラーが思い浮かびません。ごめん。
 本書は新刊なので、本屋でも見かけやすいんじゃないかな。

 フリーターな3人の女性を登場人物に、ドジ系のギャグが中心なマンガ。
 面白いのは彼らの職業。工事現場でよく交通整理をやってる「警備士」に設定している。

 内幕を詳しくしらないけど、ほんのり裏話っぽさがほのみえて興味深かった。
 作者が以前バイトやったことあるのかな。「あー、こんなことありそう」って納得できる、妙なリアリティあり。

 基本的にはお気楽マンガだけど、かなり細かく書き込まれた背景のおかげか、スカスカ感がない。描線くっきりな絵柄も好みです。
 
今夜のBGM:Innocence"All I ask"(1967)

 今夜はとりあえずギャラクシー500のライブ盤を聴いてたが、こいつはそのうち別口のコーナーで紹介します。で、棚から引っ張り出して、いまBGMにしてるのがこれ。ソフト・ロックも好きなので。
 今日はハードな音じゃなく、優しい音でリラックスしたい(笑)

 アンダース&ポンシアが1967年に、イノセンス名義でリリースしたアルバム"Innocence"へ収録。
 このバンド、あくまでスタジオ・バンドで他にアルバムは残していない。他にはシングルが数曲あるのみだ。
 演奏はスタジオ・ミュージシャンなんだろな。さすがに音を聴いて当てられるほど詳しくない。

 アンダース&ポンシアはスペクター門下生な印象が強い作家チーム。ロネッツの名曲"How does it feel"などを書いてる。

 ニューヨークっぽい、おしゃれなシティ・ポップスが特徴かな。
 山下達郎がカバーした「Tokyo`s a lonely town」のモトネタ「New York`s a lonely town」も彼らの曲。
 これは、やはりスタジオ・バンドのトレイドウインズ名義で発売されたけど。

 もっとも、"All I ask"はアンダース&ポンシアの作じゃありません。
 のちにフォー・シーズンズへ加入するドン・シコーネの作曲だ。
 
 とにかくメロディが瑞々しい。跳ねるリズムに乗って、ひたすらハッピーにメロディが踊っている。
 たまらなくキュートな歌だ。
 ミドル・テンポで、ちょいと旋律をそよがせる雰囲気がかっこいい。

 ギターのカッティングをアレンジの芯にして、軽やかに刻む演奏もよい。
 メロディのどこを切り取っても無駄なし。色んな曲のサビをごちゃまぜにしたような贅沢なポップスだ。
 曲の小粋なイメージは、晴れた昼下がりにふさわしい。・・・今は夜だけどさ。
2002年05月14日 23時18分13秒

ひゃー。はらはら。
嵐の前の静けさ。今日の仕事はそんな感じかな。とりあえず打てる手は一通り打った。あとは結果をごろうじろ。うまくいくといいなぁ。トラブルに振り回された一日だった。

さて、辛気臭い話はさておいて。今日電車の中で読んでた本を紹介します。

サンドラ・ブラウン「虜にされた夜」(新潮文庫)

著者はアメリカのベストセラー作家らしい。ぼくは読むの初めて。

TVレポーターな主人公の女性は、アメリカの田舎道をたどっていた。大富豪令嬢を誘拐した犯人の消息をレポートするためだ。
ところが、ふと休憩したコンビニで男女の強盗に襲われる。

犯人は誘拐犯と、攫われたはずの令嬢だった。どうやら誘拐ではなく、二人は駆け落ちだったらしい。
しかし彼女は臨月で、立てこもったコンビニ内で出産が始まる。人質になった主人公らの取った行動は・・・。

全300ページ強。通勤時間その他をいれて、2時間半くらいで読み上げた。
舞台は篭城したコンビニ。基本的にその一晩だけの出来事を語っていく。ちょっと時間が空いたとき。するっと小説世界に引き込む長編です。

今夜のBGM:Slapbak"If we were lovers"(1992)

 白人4人、黒人3人のファンクバンド。たぶん1stな"Fast food funkateers"に収録されている。現在も活動してるんだろうか。詳細不明だ。LAあたりの出身なのかな。

 プロデュースにラリー・ブラックモン(キャメオ)やクリントン、ブーツィの名前が見えるように、ぶっといファンクが身上だけど。
 この曲は甘いミドルテンポの曲。あ、ちなみにプロデュースはスラップバックのメンバーが行っています。
 ファンクバンドのバラードとか、ずぶとい暖かさを感じて好きなんだよね。

 彼らは打ち込みを使わず、ぜんぶ自分らで演奏している。えらくタイトなドラムで、打ちこみっぽいけど。

 太くうねるベースがグルーヴを与えキーボードが主体な、プリンスの影響も感じられるアレンジだ。
 メロディはあくまで甘く、ライブで演奏したら映えそうなロマンティックな曲だ。
 鼻にかかったボーカルの歌いっぷしが、なんともスケベっぽい(笑)

 深い主張はちょっと横においといて、ひたすらリラックスしたい。そんな夜にぴったりな曲です。
2002年05月13日 23時06分00秒

インターネットは便利だね。
やっとこさ迎えたGW明け初の週末。今週はバタバタしまくりでけっこう神経がささくれ立ってた。こういうときにはストレス解消にライブだ〜。
今夜は渋谷で渋さ知らズが大々的にライブをやってるんだけど。まちがいなくムチャ混みだろうし。たちっぱなしで数時間ってのはよけいしんどくなるから、別のライブを探してみた。

吉祥寺か西荻あたりがいいなぁ、とあれこれ見てたけど知らないバンドばっかり。音が想像できないから、ためしにネットで検索したら出るわ出るわ。オフィシャルや情報サイトやで、あらかたどんなバンドか事前調査できる。あらためて、ネットの便利さを実感した。

結局選んだのは吉祥寺の曼荼羅。感想はいずれアップしますが・・・予想ハズレだったのが観客動員数です。
てっきりそこそこのんびり聴けると思ったら、超満員じゃないかぁ〜。

なんのために違うライブを選んだのやら。ま、なんとか座って聴けたからよかったけどね。

今夜のBGM:Eddi Reader"eden"(2001)

 元フェアグラウンド・アトラクションのボーカリスト、エディの5枚目になるソロアルバム"Simple soul"より。

 昼間から、とにかくのんびりしたくって。彼女のソロアルバムをあれこれ聴いていた。落ち着いたアルトのボーカルや、メロディラインの美しさもさることながら。
 今日しみじみ感じたのは、曲におけるコード進行の滑らかさ。楽典はわからないけど、とても複雑な響きで深く耳にしみ込む味わいがある。

 この曲はダブル・トラックでゆったりとエディが歌う。ハーモニーらしき感触はサビまで待たなきゃならないけど。
 アコギがまずは静かに爪弾き、そっとベースやシンセが滑り込んでくる。

 派手なところは何もない。優しく包み込まれる、穏やかなひとときを味わうには最適な曲です。
2002年05月12日 00時17分16秒

ひれはれ。
GW明け、仕事が始まって三日目。いろいろ仕事でトラブルが続き、いいかげん日記を楽しく書くネタがない。このぶんだと、最低でも5月いっぱいは平日のライブって全滅っぽいなぁ。ちぇ。

新聞読んでても、明るいニュースが特になし。政治的な意見を知ったかぶるのは恥かしいので詳細は書きませんが。きな臭いにおいが国内外から漂ってる気がしてなりません。

で、気分転換はもちろん音楽。帰宅したら山下達郎の「come along」が届いてて嬉しい。でも、わくわくしながら聴いたら内容はいまいち。うーむ(笑)

今は別のCD聴いてなごんでます。ダンディでかっこいいぞ。こういう歳の取りかたしたいな。

あとは一冊、今夜帰りの電車で読んでた本を紹介します。
笹本祐一「ARIEL[18]」(ソノラマ文庫)。
87年からこつこつ書下ろしされてるSF小説だけど、「長編」ってイメージがなぜか希薄だ。「不定期集中連載」ってイメージなんだよな、ぼくにとっては。

最初はドタバタっぽかったけど、もはや初期の面影はない。コミカルさは残しつつ、濃い展開のスペース・オペラ風になってきた。
入り乱れた伏線を絡み合わせて、じりじりっと物語が進んでいく。

本書では、8割方は会話だ。アクションシーンは、ほぼ皆無。だけどスリリングなやりとりが面白い。
エンディングでヒキがはいるけど、また最低でも半年は続きを待たされるんだろうな。

急展開な進行にもかかわらず、エンディングはまだ先みたい。きれいにこの話を収束させたら、すごい傑作になるだろう。どうか尻切れトンボになりませんように・・・。

今夜のBGM:Leonard Cohen"Take this waltz"(1988)

 もともとは88年のアルバム"I`m your man"に収録。ぼくはベスト盤で聴いてますが。
 文字通り、ワルツのリズムに乗って歌声は鈍く低音を響かせ歌う。

 クラシカルな弦(ほとんどはシンセかな、たぶん)とピアノのアレンジに、厚めな女声コーラス。一歩間違えると、安酒場の雰囲気がぷんぷん漂うけど。ぎりぎりなバランスで踏みとどまっている。

 レナード・コーエンは聴いたことなかったが、ムードがルー・リードによく似ている。低音中心にボソッと歌うとことか、音程幅が狭いとこで勝負するとか。
 
 渋く、ねっとりと。いかにもおっさんくさい雰囲気だが、下品さがない。10代のころだと、ぼくはこの魅力がわかんなかったろうな。
 部隊は真夜中、酒場の片隅で。男は修羅場をくぐった余裕を見せつつ、にやりと笑って見せる。そんなハードボイルド小説みたいなイメージが、頭の片隅を横切る。
 暗がりと、ウイスキー。その二つが似合う曲だ。
2002年05月09日 23時18分40秒

あじー。
数日前の寒い夜がウソのように暖かい日が続きます。部屋で音楽聴く時、それなりにでかいボリュームなので近所迷惑も考え窓を締め切ります。なので数時間ぶっ続けで音楽聴いてると、部屋の中が暑いんだ、これが。体温調節が難しい。まだ5月だってのに、なに汗ばみながら音楽聴いてるんだか。ちなみに部屋にクーラーないです。クーラー嫌いだし。

昨日一昨日の連日ライブでへとへとになった体力回復をはかり、家で一日中のんびり。体力は回復できたけど、ああっというまに一日が終わっちゃうのがくやしい。

今夜のBGM:the Judybats"Down in the shacks where the satellite dishes grow"(1992)

 なんか暑いので、爽やかな音楽を聴きたくなった。これは10年前によく聴いてた曲。聴き返すの久しぶりだ。

 ジュディバッツはアメリカはテネシー州出身の五人組ロックバンド。
 この長ったらしい同名タイトルのアルバムに収録されている。
 
 今の活躍を調べてみたが、どうやらアルバム4枚残して解散してるみたい。本盤は2ndになる。
 
 爽快なスワンプ風味のロックだが、時代を反映してドラムがドタスカ固く鳴るのはご愛嬌。きれいなメロディの曲が多く、ネオアコあたりの音が好きな人にもお薦めできる。

 本曲はとにかく爽やかで大好き。アコギのストロークに、カツカツ刻むドラム。
 エコーがほんのりかかった音像で、タイトルの長さにふさわしいメロディを畳み込むところが良い。
 サビのメロディも力がこもっている。
 6年ぶりくらいに聴いたけど、やっぱりいい曲だ〜。あらためてしみじみ。


ちなみに下は、夕べ書いた時点で眠くて力尽いた、昨日の日記の残骸です。なんか悔しいので今夜まとめてアップ。

ひーふー。
昨日の耳鳴りが覚めやらぬまま、好奇心の赴くままライブ二連荘行ってきました。おもしろかったけど、すっげー疲れた(笑)
明日は一日グータラかなぁ。

今夜のBGM:pere-furu"そこに初めと終わりがあることを知るように"(2001)
 今日見たバンドのうちのひとつ、pere-furu。楽しい気分の余韻に浸りつつ、彼らの1stCDを聴きかえしている。
 pere-furuは勝井祐二と鬼怒無月のインプロ・バンド。バイオリンとギターによる、絡み合うメロディとリズムが飛び切り楽しい。
 以前、日記の「今夜のBGM」コーナーで、彼らの唯一のアルバム「pere-furu」から「眼の高さにある太陽」を紹介した記憶がある。

 この曲は今夜のライブのイメージに一番近い曲だ。
 鬼怒がリズム中心にギターをかき鳴らし、勝井が奔放にメロディを泳がせる。
 さっき聴いてたライブでも似たような瞬間がいくつもあった。

 ただ、この曲みたいなアレンジにさらにワザを加え、複雑な響きも聴かせてくれたけど。
 インプロバンドって位置づけ上、同じ曲は二度とない。
 ライブを録音して、それをさくっとリリースってしてくれないかな。
 今夜も、一度限りで宙に溶かすには惜しい音楽がいっぱいだった。
2002年05月05日 23時20分22秒

お帰りはこちらでございます。