のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに、01/10/11までの日記はこっちです

お、いいぞいいぞ。
日帰りで出張。飛行機の中で音楽聴いてたんだけど・・・サービスよくなったなぁ。感心しました。
飛行機って、離陸前に次から次へアナウンスが入って、音楽聴いてると寸断されるじゃないですか。
んで、ちょうど聴きたい曲を聴いてる時にアナウンスが入ります。・・・数分たちます。んで、曲が再開されると。
・・・曲が終わってるやん!ぐおおお〜!っていらだってたんだけど。

今はちゃんと、アナウンスの時は機内音楽は一時停止。どんなに長くアナウンスが続いてても、ちゃーんと聴きたい曲が聴ける♪
こまやかな心遣いが嬉しかったです。

たとえ離陸してしばらくたつと居眠りして、ほとんど音楽を聴いていないのが常とはいえ。

行きはJALでジャズの放送聴いてました。耳に残ったのがチャーリー・ヘイデン。ハードでハイテンションな演奏が面白そう。今度CD探してみようかな。もしお薦めの盤がありましたら、ご教示くださると嬉しいです。

今夜のBGM:Andy Lumpp trio"Free Bop"(1999)
 フリージャズのありがちな展開として。「とにかくフリーリズム。お互いが探り合って、一気にスタート&ストップする」ってのがあります。
「ちゃかちゃ・・・どろ・・・ずどっ。しゃこーん・・・ぶしゃべしゃ!」みたいな感じ。よけいわかりにくい例えだけど。

そんな展開は、ライブで聴いてると場の空気が伝わるけど。CDだと雰囲気が読みづらく、いまいちノリきれない。

これはp,b,dsのトリオジャズ。適当にジャケ買いしたやつで、詳しい情報は不明です。ドイツのミュージシャンかな。アルバム「Ostara」に収録。
音の展開は上に書いたような、典型的な一発取り。ジャケに「99/3/27に2chでダイレクト録音された」とある。

だから、ノレるかどうかが勝負の分かれ目なんだけど・・・。この曲はしょっぱなからテンション高いまま走ってて、比較的楽しめました。
12分くらいに渡って力づくで疾走するあたり、基礎体力の強さを感じる。もうちょいメロディアスなほうが面白いんだけど。

できればでかい音で聴きたい。しかも、冬の真夜中に。
冷たく透き通った闇の空気に、ひたすら暴れる音の奔流がよく似合う。
2001年11月07日 23時36分55秒

ぶらっと渋谷へ。
西原理恵子による初の展覧会(てか、イベント)がパルコで行われているのを見に行く。パルコ3の階段は、4階くらいからびっしり人。まさか・・・と思ったが、やはりサイバラのサイン会へ並んでる人たちだった。すげえなぁ。

ほとんどの人がサイン会目当ての整理券入手で先に展示を見ていたのか、中はかなりがらがら。のんびり見物できた。パンフでサイバラが「全体的にくだらないです」と書いていた。彼女一流の韜晦だろうとたかをくくってたが・・・けっこう中身はしょぼかった(苦笑)

学生時代の作品は面白かったし、数枚ながらも原画を見られて幸せ。さらに鉛筆による下書きと完成原稿の対比まであった。「ぼくんち」の丁寧なカラーページは(和紙を張ったりしてた)、それだけで「作品」として充分楽しめる。

殴り書きだと思ってた最近の原稿ですら、下書きのネームと本番では若干構成が違う。かなりこまかく計算して書いてるんだなぁ。

帰りに戸板の陰から、こそっとサイバラの顔を眺めて帰る。割烹着姿のおばちゃんコスプレで、にこやかにサインをしていた。

今夜のBGM:Dave Matthews"Waste"(2001)

 phishへのトリビュートアルバム用に録音したテイクなようだ。もとはバンド単位で演奏されるこの曲を、しっとりとアコギの弾き語りでカバー。

 とつとつとした演奏だけど。つぶやきかげんで唄を紡いでいくのがしこたまかっこいいぞ。くうう〜!
 これでアドリブがたっぷりあったら完璧なのにな。さすがにそこまで求めるのは贅沢ってもんか。
2001年11月04日 23時19分35秒

ギビビビビ
ひさびさにオールナイトのライブへ。お題目は「秋田昌美ナイト」。豪音電子ノイズの帝王、メルツバウが主宰したハーシュ・ノイズまみれの兇暴ライブでした。

いやー・・・耳が鳴ってます。当然耳栓無しでしたので。ライブ感想はいずれ書きますが、聴いてる内はそれほど「音がでかいなぁ」とは思わなかったのに。
ちなみに。メルツバウの音で心底、恐怖を感じたのは00年の5月に新宿にて、YBO2の復活ライブのゲストだったメルツバウを聴いたとき。けっこう広いロフトのフロアに豪音が鳴り響き、身体がびりびり震えて息苦しくなって・・・初めて彼の音へ触れただけに衝撃がありました。

ところが夕べは「あれ〜?なんか音量が控えめかなぁ?もっとノイズを身体で感じたいよぉ」などとマヌケなことを考えながら聴いてました。
だけど体感音量はともかく、相対音量はかなりでかかったようです。てか、途中で耳が死んでいたのかも。

ライブハウスを出たときはもちろん、今でも耳はキンキン言って、聴覚は普段の6割ダウンくらいでしょうか。
なぜか動員もよく、フロアはぎっしりで立ちっぱなし。肉体、精神ともにぼろぼろでっす。もう若くないんだなぁ(苦笑)

今日は菊地成孔+南博と、うってかわって静かなジャズのライブがあるのですが・・・この調子ではパスすることになりそう。う〜む、残念。

今日のBGM:Genesis"Time Table"(1972)
 ジェネシスの出世盤"Foxtrot"に収録。この盤を聴いてるのは深い意味ないです。夕べのライブでたんまり買ったメルツバウのCDをかけたら、耳が死んでて楽しめないので。適当に目の前にあったCDをデッキにほおりこみました。

トニー・バンクスの繊細なピアノもひしゃげて聴こえます。ピーター・ゲイブリエルがVoのはずですが、今の僕の耳ではフィル・コリンズと区別つきません(笑)
2001年11月03日 13時35分21秒

今夜も
ライブへ行ってきました。菊地成孔カルテット@新宿ピットイン。あいかわらず込んでました。ライブの内容は最高!とびきりのアコースティックジャズでした。

しかし、来年の菊地はむちゃくちゃ派手に活動するようだ。MCで言ってたが、1月のスパンク・ハッピー2ndマキシシングルを皮切りに、東京ザヴィヌルバッハのアルバムが2枚、DCPRGのアルバム2枚(「アイアンマウンテン報告」のリミックス含む)、スパンク・ハッピーのアルバム2枚にシングル2枚(だっけかな?)。

さらに「ここだけの話」と言った活動いくつかも含めて・・・すでに来年の年末まで予定がぎっしり。しこたまメジャーになりそうだ。

今夜のBGM:Joao Gilberto"Aguas de marco"(1973)
 作曲はジョビン。「3月の水」と邦題がついています。
 今日聴いた菊地成孔のライブで演奏されていたため、聴き返したくなりました。
 この曲は"Joao Gilberto"というタイトルのアルバムに収録。邦盤は「3月の水」と銘打たれています。
 ジョアン・ジルベルトのギターとボーカル、それにかすかに鳴るパーカッションのみ。しみじみと演奏を楽しめるのが、本盤のいいところ。

 ふわふわと優しく上下するメロディが、とびきり美しい曲です。
2001年10月28日 00時17分31秒

ひっさびさライブへ
今月はばたばたしてたので、ライブはずいぶん無沙汰。なんとか今日は仕事に一段落つけて行って来ました。明田川荘之セッション@アケタの店です。
演奏はしこたま熱演で、すてきな夜を過ごせました。なのに観客はたった四人。ああ、もったいなや・・・。

今夜のBGM:明田川荘之「チンギスハーンの二等の駿馬」(2001)
 物販で購入したCD[アケタ・ライブ・イン・フィンランド」収録曲。苑なのとおり、今年の5月にフィンランドのレストランで行われたライブが、CDとしてリリースされた。
 競演は現地のミュージシャン二人。tbにbと、変則的な編成だ。

 この曲はもともとモンゴル人のチ・ボラグなる人のペンによるものらしい。ここ最近の明田川のライブで、頻繁に演奏されている。たぶん、初CD化。
 雄大なメロディがひろがっていき、とてもリラックスできる。
 
 編集の都合か、そもそもそういうアレンジだったのか。このCDに収められたテイクは、テーマをピアノソロで数度弾いて終わってしまう。ライブではえんえんとアドリブを展開してくれるのに・・・。ましてや今夜、まさにこの曲の名演を聴いてきただけに欲求不満だ(笑)じっくり腰を据えて弾きまくったライブテイクもリリースしてくれないかな。
2001年10月27日 00時09分12秒

そろそろ
朝晩が冷え込んできた。ぼくの部屋はエアコンがないので、暖房は布団だけ。ま、もっと寒くなったらヒーター持ち込むけど。てなわけで、布団の中から出るのがすっごくツラい(笑)
朝はいつまでも眠ってたい。これはまあいい。いつかは起きなきゃいけないから。もったいないのは、帰って布団の中で本読みながら音楽聴いてる時。ぐいぐい眠気がこみ上げてきて、つらいつらい・・・。
そこで居眠りしちゃうと、一気にその日が終わっちゃうんだもん。帰って眠るだけはつまんないし。

今晩は勝井祐二(vln)のソロライブ。鬼怒無月とのデュオ、PERE-FURUは聴いたことあるが、まったくのソロ演奏ははじめて聴くチャンスだった。なのにしっかり、仕事で行きそびれる。ちぇ。またライブやってくれないかな。
2001年10月23日 23時19分08秒

ふうむ。
MM誌11月号を買ってきた。80年代洋楽特集をしてて、当時のアルバム100枚が選ばれてる。この中で、ぼくがめちゃめちゃリアリティを感じるのは83〜84年くらい。どの盤もタワレコ渋谷店に、アナログが山積みされていたのを覚えている。ぼくが中2〜中3の頃かな。ベストヒットUSAを食い入るように見て、かたはしからエアチェック(この言葉、もう死語なんだろな)してた時期だ。

ところが、この頃の音楽はどうも素直に聴き返せない。MM誌で久保太郎氏の意見、「84年より前の80年代ものを、楽しいから聴けとは言えない」へ、強烈に同意する。そりゃ、何枚かは今でも聴く盤あるよ。パープル・レインとか、メン・アット・ワークとか。
しかし今、当時のジャケットを並べて見せられると。いまいち苦笑が漏れてくる。カルチャー・クラブやスティクス「ミスター・ロボット」は当時よく聴いたけど、今聴き返す気にはなれんもん。ましてやライオネル・リッチーの「オール・ナイト・ロング」なんて、聴きたくないもん(爆)

別のページで「マライアの『グリッター』が80年代を意識」と書いてあるのを見て、なるほどなと思った。あのギンギラギンのジャケットは、たしかに当時の空気感に似合ってる。あれほど豪華じゃなく、どっかしょぼかったけど。

60年代、70年代、90年代。80年代後半もそうかな。ビートルズ、カーペンターズ、パープル、クイーン、スミス、ニルヴァーナ。なんでもいいけど、それぞれの時代に思春期を過ごした人は、リアルタイムで聴いてた音楽を、全面的に肯定できるんじゃなかろうか。それとも、隣の芝生が青く見えるだけかな。

う〜ん、余談が長くなった。いちばん今日書きたかったのは、またしても聴きたい音楽が山のように出てきたってこと。好奇心は果てしない・・・。

びびったのがライノ。またやってくれました。デッドの12枚組ボックス。ワーナー時代を特集したものらしく、総収録時間15時間半のうち、7時間分が未発表音源とか。ほんとかよ〜。内容次第ですが、まずは買いでしょう。
コステロのリイシュー作業といい、ここんとこのライノは物量作戦がすさまじい。リイシューの意味を知り尽くした上で、実にツボを突いた商品展開を見せる。
2001年10月23日 00時28分27秒

タイミング(その2)
台風が近づいてるとかで、朝から大雨。折りたたみでなく、普通の傘を持って出勤した。外出時・・・雨が降ってる。会社から駅まで約10分、傘をさす。
しかーし。傘が役に立ったのはけっきょくその10分だけ。

あとは幸いなことに晴れてしまい、外出してる間はひたすら傘を持ち歩く一日でした。じゃまくさかったよぉ。これもやはり、タイミングが悪いということで〜。


今夜のBGM:Richard Davies"Sign up maybe for being"(1996)
 オーストラリア出身のシンガー・ソング・ライター、リチャード・デイビス。
 この曲はデビュー盤"There's Never Been a Crowd Like This"に収録。これ以降も数年単位で、順調にレコードをリリース。現在3rdまで出てるようだ。

 ぼくはこのアルバムを多分リアルタイムで買ってるはず。たぶん、レコ屋のポップにつられたんじゃないかな。いまいち買った時の記憶が薄い。たまたま棚をごそごそかき回していて、隅に転がってたとこを引っ張り出してきた。

 作詞作曲とアレンジは本人、だが演奏は他のミュージシャンにまかせ、ボーカルとハーモニカだけを自演してる。
 全般的に、バンド・サウンドってほど解放的な音じゃない。どこか密室的な匂いがある。その雰囲気が好き。
 といっても、一部のポップスにあるような病んだ雰囲気じゃない。あくまで軽快に弾んでいく。

 60年代のポップスから多分に影響を受けた音作り。タンバリンが華やかにリズムを刻み、アコギをメインの演奏はいがいに厚みがある。
 コーラスにのってさりげなくメロディを紡いでいく、甘い音像がたまらなくいい。
2001年10月18日 23時56分29秒

タイミング。
外出先での打ち合わせが、予定より早く終わった。「ラッキ〜。直帰してライブ行こ」と思ったけど、さすがにちょっと早い時間で、このまま帰るには気がひける。
「しゃあない、いったん事務所に戻るか。ちょろっと仕事して、すぐ帰ろう」と、戻ってみたらさあなんともはや。一本だけ長電話に引っかかって、ふと気がついたらびみょーにライブへ行くには遅い時間。くやしいなぁ。
しかたないので、そのまま家に帰ってきましたよ。う〜む。

今夜のBGM:渋谷毅オーケストラ「Ballad」(1999)
 本日聞き逃したのが、このバンドのライブ。くやしいので、今夜のステージと同じ場所で録音されたCDを聴いている。
 「ホームグランド・アケタlive」に収録。ちなみにこの録音では、ベースは川端民夫だ。

 本CDでは、98年2月から7月までのライブから、よりすぐりのテイクがまとめられた。
 ちなみに渋谷オケは今でも毎月一回のペースで、この店にてライブを続けている。

 作曲は石渡明広。クリアなトーンでギターのソロが切なく鳴き、渋谷のピアノと溶け合う。
 落着いたドラミングにのってゆったり流れるソロを聴くと、しみじみ落着く。
 ぼくはこの曲のテーマも好き。サックス隊がそろって高らかにメロディを吹き鳴らすのが、すばらしくかっこいい。
2001年10月17日 23時33分12秒

ちょいとテスト
なぜかここ数日、ジオの日記で新ファイルを作れません。不具合かなぁ。
ちょっとファイルがでかくなってきたから、新しいファイルへ切り替えたいのに。

ということで、ちょっと強引にいじってみました。
てなわけで、テストです。
2001年10月15日 23時25分19秒

夕べの日記です。
またもや風邪ひいてしまいました。一昨日ずぶぬれで帰ったのがまずかったのか。どうもここ数年、風邪をひきっぱなしだなぁ。なんともはや。
というわけで、夕べは早々に寝てしまいました。一晩寝た今は、多少ましになっています。

さて。文藝別冊「マイルス・デイビス」(河出書房新社)というムックを買った。没後10年を機会に、マイルスをさまざまに論考している。収録された評論はかなり内容が堅苦しく、読むのがつらいけど・・・。

唯一楽しめた(てか、それを目当てに買った)のが、菊池成孔(DCPRG主幹、他)と佐々木敦の対談。「オン・ザ・コーナー」を中心に、菊池がマイルスのサウンドを分析してゆく。帰宅の途中に読みはじめたとたん、引き込まれた。

鋭い視線がミュージシャンならでは。饒舌な論評が、たまらなくおもしろい。少なくともぼくは、彼と同じの視点で聴いたことがなかった。だから指摘にすさまじい衝撃を受けた。
すぐさま盤を聞きなおしたくて、電車の中でもどかしいったら。

帰るなり「オン・ザ・コーナー」を流す。もうこの対談を読んだあとでは、これまでと同じようにこのレコードを聴けない。
彼の論法に導かれて、さらに本盤へ親しみがわいてきた。

たとえば。「2つのテイクをつなげた」と知ったあとで「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」を聴いた時みたい。
いままでもやもやと感じてたサウンドに、ぴしりとピントが合った気分だ。もっともっと「オン・ザ・コーナー」を聴き込みたくなった。

今夜のBGM:Miles Davis"Black Satin"(1972)
 "On The Corner"に収録。なぜこの曲を選んだかは、菊池成孔の対談をお読みください。 彼がこの盤をどう分析したかは、これからその対談を読む人への興味を殺いではつまらないので、ここでは伏せます。

 スライの影響といわれるクールなリズム。断片的なフレーズを積み重ねて突き進むファンクネス。ジャズの文脈でも、マイルスのキャリアの文脈でも語りにくい違和感を個性にした名曲だ。
 
 冒頭のタブラに導かれて、鈴が浮かんではブチ切られてく。今回じっくり聴いて、改めて編集のすごさを感じた。ぼくが感じるほどこの曲にハサミは入っていないんだろうけど。
 そこらじゅうにループやダブの痕跡を見つけたくなる。さまざまなリズムが次々舞い降りる、呪術的なうさんくささが素敵だ。
2001年10月13日 13時58分42秒

お帰りはこちらでございます。