Guided
by Voices
"Hardcore UFOs"Guided By Voices
(2003,Matador)
副題が"Revelations, Epiphanies And Fast Food In The Western
Hemisphere"。訳すなら「西半球での啓示、ひらめきとファストフード」ってとこか。ひらめいて次々に作品化するボブの創作力を上手いこと象徴した言葉かもしれない。
"Earthquake
Glue"が03年8月に発売、数か月後の11月に本Boxはリリースされた。
1枚モノのBest盤、"Human Amusements At Hourly
Rates"と同時に。このとき、もう解散はアナウンスされてたっけ？覚えていない。
いずれにせよ解散に向けた過去の総決算が本Box。蔵出しBox"Suitcase"とは別次元でこういうのをリリースするあたり、いかにも多作なGbVらしい。
本BoxはCD5枚組にDVD1枚のBox
Set。まず内容を整理してみよう。
個別に盤ごとの感想はこちら（ CD1
CD2
CD3 (up !) CD4 CD5 DVD1）
←順次、アップします。
Disc 1:"Human Amusements At Hourly Rates - The Best Of Guided By
Voices"
Disc 2:"Demons & Painkillers - Matador Out-Of-Print Singles,
B-Sides, Etc."
Disc 3:"Delicious Pie & Thank You For Calling - Previously
Unreleased Songs And Recordings"
Disc 4:"Live At The Wheelchair Races -
Unreleased Live Recordings 1995-2002"
Disc 5:"Forever Since Breakfast - The
'86 Debut EP"
DVD ;"Watch Me
Jumpstart"
改めて、至れり尽くせりのBoxだ・・・。
CD1は表のベスト盤。同時発表の1枚ものベスト盤CDとタイトルやジャケットや収録曲は同じだが、なぜか曲順が違う。本Box収録の盤はある程度流れを意識し、1枚ものは疑似的にライブのセットリストっぽく並べた印象だ。
CD2はレア曲集。廃盤やB面など入手困難なトラックを集めた。
CD3だと「未発表曲」。CD2から一歩踏み込んだ未発表曲が更にあるのが凄い。と、当時は思ってた。この後合計8枚、SuitCase
2と3が発表され「どんだけ音源あるんだ」と仰天することになる。
CD4はライブ盤。ぶっちゃけGbVのライブは勢い一発の疾走の現場主義。ライブ盤で追体験してもラフで今一つだったりするのだが。しかし、聴きたくなるのがファンというもの。
そしてCD5はデビュー盤EP。500枚限定、レア音源と化した本音源の再発は嬉しかった。
DVDはBanks
Tarver監督のドキュメント映画と、PVやライブ音源を収録した。