LIVE レビュー
見に行って、楽しかったLIVEの感想です。
2004/05/25 The Blue Star , Minneapolis,MN
出演:Tom Hunter Band
アメリカ出張中、一度だけライブを聴く機会に恵まれた。
このバンドを狙って聴きに行ったわけじゃない。たまたま。夕飯の2次会でクラブへ行って、演奏してたのが彼らだった。
ミュージシャンがどういう経歴かもよく知りません。ごめん。
クラブへのリンクを貼っておきますが、毎週火曜に彼らは出演している。店員の話だと、ミネアポリス周辺で活動するジャズ&ブルーズ・ミュージシャンらしいが・・・。
このクラブ、出演はほとんどが落ち着いたジャズばかりみたい。5月のスケジュール表書かれたチラシ持って帰ってきましたが、知らない人ばかり。 あ、5/5〜6には秋吉敏子が2daysをやっていた。
落ち着いた雰囲気のクラブ。ビルの中にはけっこう値段高めなレストランあって、チェーン店みたいな感じ。飯食ったあと一杯、って利用するのかな。タバコ買ったら、一箱700円だよ。たけー。
年齢層も比較的高い。いったことないけど、ブルーノートみたいな感じだろうか。チャージは同行の人が奢ってくれたので、幾らかわかりませんでした。
4人がけのテーブルがゆったりと20くらいあったかな?
入り口に円形のカウンターもあり、たぶんキャパは100人以上。スタンディングなら300ははいれるはず。
まあ、そういうライブをやるとこじゃない。大人のジャズクラブを想像してください。
「ライブは8時からだよ」
奥のテーブルに陣取って開演を待つ。
予想通りというかなんというか。やっぱり時間どおりに始まらない。苦笑した。
結局20時を15分くらい押して、おもむろにメンバーが舞台へ上がる。けっこう広々なステージ。十畳くらいありそう。
Tom
Hunter(p,vo)のサイドメンに、ウッドベースとドラムがつく。両方とも白人。
メンバー紹介したかもしれないが、名前は聞き取れず。チラシにもメンバーのクレジットは無い。毎週演奏してるなら、固定メンバーかも。
店のスタッフかな?恰幅いい白人中年女性が挨拶のMC。おもむろに演奏が始まった。
ここまで書いといて、いまさらですが。演奏はさほど面白く無かったです・・・。
要するにカクテルピアノへボーカルを付けた格好。BGMの域をちょっと越えるか、という程度。即興も控えめで、ほとんどがTomの歌だった。
まあまあ声量あるが、歌は驚くほどのもんじゃない。指はたまに華麗に早く動く。
耳障りのいい旋律が多いが、何か新しいジャズを期待したらいけません。
たまにアップテンポになったけど、インプロで突っ込むシーンは皆無。うーん、残念。
レパートリーは幅広そう。ジャズからブルーズまで。
2曲目に"サザン・ウインド"(スタンダードらしい)、3曲目に"ルート66"をやったかな。
ソロ回しがない分、さくさく演奏が進む。
ほとんどのソロをピアノがとるけれど、間奏の域は越えない。残念ながら。まあ、飲みながら聴くにはちょうどいい。
ステージ前の席に陣取って、熱心に聞く老夫婦らしき観客もいたが、あとは思い思いに喋りつつ、たまにステージを見る程度だった。
とにかくドラムがとろいんだ。モタったリズムでいまいちノレず。ソロは聴くチャンス無かった。途中で店を出ちゃったもんで。
ウッドベースのソロは5曲目か6曲目に一度だけ挿入された。
ぼくが聞いてたのは約1時間。雑談しながら聞いてたからさだかじゃないが、たぶん10曲くらい演奏してたはず。その時点でね。
休憩ありで2セットが標準かな?詳しくはわかんないや。
音楽的にはぐっとこなかったが、せっかくだから店員に頼んで彼のCDを買った。なんと20ドル。たけー。
休憩時間にサインもしてくれるらしいが、さすがにそこまで長くは居座れませんでした。明日も仕事だしね。一セット目の途中で店を出ました。
なんにせよアメリカでのライブ、ごくごく一端ながら雰囲気に触れられて面白かったよ。