BGMは、特に日記の内容とリンクしてない 場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。 ちなみに過去の日記はこっちです。 |
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夕べはコブラと渋オケのオールナイト・イベントと、ライブのはしご。 やっぱりしんどい。今日は一日寝倒して、ひたすら体力回復につとめてました。 実際、家から一歩も出ずじまい。予定もあったんだがなぁ。 オールナイトライブは一晩中音楽に埋もれて楽しいが、翌日ヘタるのが難ですね。もっと体力つけなくちゃ。 なんだか頭がぼんやりしてる。徹夜して寝まくって汗いっぱいかいたからなぁ。風邪?やだやだ。来週は忙しいんだ。寝込んでるヒマないわい。 コブラのMCで巻上公一が「ジョン・ゾーンの50歳を祝って、ニューヨークで記念ライブシリーズが行われてる」と言う。 へー。どんな内容だろ。調べてみた。 しかしジョン・ゾーンって公式HP持ってないの?ファンはどうやってライブ・スケジュールを知るのでしょう。謎です。せめてTZDIKに個人ページつければいいのに。 ニューヨークでジョン・ゾーンなら、ニッティング・ファクトリーかトニックだろとあたりをつけて検索。トニックでした。 なんと今月一ヶ月をかけて、ジョン・ゾーンゆかりのセッションがずらり。ほぼ出ずっぱりじゃない。聴きたいなぁ。 こちらの「Callender」で9月を見てください。「by month」にすると、一ヶ月まとめて見れます。 情報として価値あるから、本来ならこのスケジュールを保存すべき。でもめんどくさいー。気が向いたら、やっときます。 エレクトリック・MASADAってのに惹かれる。MASADAのコンセプトとまったく逆ベクトルだが・・・。 数ヶ月前にもトニックでライブやってるみたいだし、そのうちTZADIKから発売されるかな。 今夜のBGM:Nakid City"Latin Quater"(2002) せっかくだからBGMもジョン・ゾーンで。TZADIKが出した"Live vol.1"より。 ネイキッド・シティの1st発売寸前、1989年にニッティング・ファクトリーで行われたライブ音源です。 メンバーはBill Frisell(g),Wayne Horwitz(key),Fred Frith(b),Joey Baron(ds)にジョン・ゾーンという構成。凄腕ばっかを集めたドリーム・チームですね、今となっては。 コラージュ・サウンド好きなジョン・ゾーンらしく、ここでも短いブロックがめまぐるしく変わってく。 アドリブ部分ももちろんあるが、ほとんどは譜面できっちりまとめられ、めくるめく場面展開がポイントだ。 だがライブなゆえ、どんなに場面展開してもノリは継続する。そのスリリングさが一番の魅力だろう。 この曲はジャズやロックン・ロールのツギハギかな。ウエイン・ホーヴィッツのピアノを貴重に、いかしたエイト・ビートを聴かせる。 どたばたしたドラミングや、軋ませるアルト・サックスも50年代リズム&ブルーズを狙ったか。 実際にはうますぎる演奏が、皮肉なことに硬質なそっけなさをかもし出してます。 生で見たかった。すさまじかったろうな。 |
2003年09月14日 23時43分09秒
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ひさびさに小説を最後まで読んだ。ミステリの、特に翻訳ものを読了はひさしぶりだ。ちょっと誇ってみよう。えへん。 「趣味は?」「読書です」って答える人間のせりふじゃないな。 翻訳ミステリはそもそも文章が頭に入らず、登場人物の名前も覚えられず。 小説世界に馴染めぬままページの上を目が素通りし、ちんぷんかんぷんの筋に苛立つ。 「えーい、もういいや。うりゃ!」ってほおり投げるパターンばかりでした。 なぜ読了できたか分析すると、ゆっくり丁寧なアプローチで対処したのが要因の一つと思われる。 速読を誇ってたが、小説ではもうムリなのか。 中学の頃は一日に文庫本4冊をノルマで、片っ端から読んだがなぁ。 なお読んだのはジェフ・アボット「図書館の死体」(ハヤカワ文庫)です。 アガサ賞ほかの最優秀処女長編賞を獲得し、そもそも駄作じゃないのもよかった。 ”図書館館長のぼくは、職場で殺人死体を発見する。この犠牲者とは確かに昨日、口論した。しかしぼくは殺しちゃいない・・・。 容疑者の汚名を払うべく、独自に聞き込みをはじめる主人公。だが・・・。” ストーリー紹介はこの程度でやめときます。 処女作だからか、ゆったりした展開。かつ、細部の設定が甘いわりにキャラは立ってる。 そんな小説でした。だから最後まで読めたのか。 全390ページ中、ストーリーがほんとの意味で展開するのは257ページから。それまではキャラ造形に力を注いでる。 ラスト50ページでどたばたとストーリーが収斂し、いきなり犯罪者だらけになるプロットがいまいち。 せっかく「欠点もあるが愛すべき人」と思いかけたキャラが「単なる犯罪者」へ印象が急変しまくるのは、どうも馴染めない。 あんまりお薦めしません。 登場人物の名前を覚えられないのは、あいかわらず。 犯人がわかってもとっさに誰だかわからない。さりげなく表紙裏の人物表で確かめるしまつ。 読み終わった直後に、「んで、主人公の名前は?」と聴かれても、「ええと・・・男だけど・・・名前は覚えてない・・・」って程度です。 やっぱり威張れんなぁ。ほんとにぼくは読書好きの資格あるんかな。 このシリーズ、あと3作出てるみたい。とりあえず次作を読みます。 「ミステリを読むのが趣味です」って、胸はって言いたいなぁ。 今夜のBGM:Carol King"Crying in the rain"(1963) エヴァリー・ブラザーズがワーナー時代にリリースした名曲です。全米6位の大ヒットとなった。 作曲がグリーンフィールド=キングとは知らなんだ。たしか大滝と達郎もラジオ番組で歌ってなかったっけ? かの怪しげなBrill Building Legendsレーベルからの2枚組、"the right girl"で聴いている。 キャロル・キングのバージョンは、もとは1963年にディメンションからリリースされた"The Dimension Dolls"なるコンピが初出のようす。 アルドンにあるデモの寄せ集めらしい。 でもエヴァリーがこの曲を発表したのは1961年12月。 ブックレットのクレジットに"1962夏に録音"とあるから、時間が合わないな。エヴァリーのテイクが先になってしまう。 でも録音はどうにもデモっぽい。簡素なリズムでラフに歌われる。 ウッドベースに、アコギにエレキギター。たぶん楽器はそれだけ。アコギは2本かな? ボーカルがダブルなのにびっくり。この頃って多重録音できるの?両方キャロルだよね、これ。 コントラバスとエレキの爪弾きで作るリズムが、最初はドンカマの打ち込みに聴こえてさ。 「うおっ、キャロルの一人多重録音か?!」ってびびってしまった。 1962年にそんな機材があるもんかい。 多重録音はレス・ポールがすでにやってたか。勉強不足でよくわかりませんです。 いちおう音源はモノラル。多重録音だとしても、このころのデモにそこまでお金かけるのか。うーん、わからん。 単純に「コーラス呼んで、ハモってる」可能性も捨てきれませぬ。 マニアックな枝葉末節はさておいて。曲そのものはばっちりだ。 サビの唄い方が少々雑だが、それ以外文句なし。滑らかなメロディを牧歌的に唄ってる。名曲です。 このキャロル版がデモだとして。アレンジはエヴァリーのテイクによく似てる。そのままエヴァリーが録音したの? 当時のアレンジャーって誰だろう。録音はナッシュヴィルのRCAスタジオってことは、当時のプレスリーと同じバックかな。 手持ちにあるエヴァリーのワーナー再発盤には、ミュージシャンのクレジットは見当たらない。 エヴァリー版を聴くと、たぶんドラムは一人。あとウッドとピアノ、アコギとエレキ。プレスリーの当時の編成でもおかしくない。 よし、次はプレスリーを聴いてみよう。・・・こうして夜はふけてゆく。 |
2003年09月13日 00時59分18秒
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会議であれこれ発言してたら長引いてしまった。打ち合わせは短く、短く。 HPのヒット数が順調に減っております。おやおや。 数日前にぴょこんと上がり、「なんでだ?」とコメントしたとたん下がるとは。いったいどうなっているのやら。 あまりに現金なカウンタの動きで苦笑しております。 菊地成孔のサイトが新規オープンした。ここです。変わらぬ饒舌っぷりが嬉しい。 サイト休止の理由に「プロダクション・ノートとしての公開用の日記」に対する危機感をあげてて、なるほどなと思った。 絶妙にその「プロダクション・ノート」が面白いのにな。 スパンクス新作を巡っての、フランス語論議にゾクゾクした。 本人がコンセプトを完璧に提示することで、誤解釈を否定するってわけじゃないみたい。 日記は明日からか。楽しみだ。 ほんとなら今日、in Fで菊地成孔と南博のライブがあったのに。聴きたかったよぅ。 だからこそ、打ち合わせは短く、短く。 今夜のBGM:XTC"Another Satellite"(1986) というわけで。掲示板で話題が出たこともあり、今夜は「Skylarking」です。眠たいのでこのアルバムについての詳細は割愛します。 このHPにいらして下さる人の何人かはXTCの大ファンなので、あんまりマヌケなことを書けないという・・・そんな遠慮もあったりします。ないしょですよ。裏事情ですから。 で、この曲。ゆったりほのぼの加減が今夜の気分にはまりました。 熱帯夜に汗流しながら聴くのが惜しいな。涼しい部屋で聴いたら、ひねったドリーミーな雰囲気をより味わえたろうに。 シンセやマリンバやチェレスタをさりげなく使い分けた、オブリのアレンジが渋い。 |
2003年09月12日 00時53分01秒
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夜道を歩いてると、右から蝉、左からは鈴虫(?)が鳴く。残暑ですなぁ。 でも、この「りりりりり」って声は上のほうから聴こえるぞ。これも蝉なんだろか。 鳴き声といえば。 ニワトリの鳴き声を英語で書くと"cock-a-doo・dle-doo"と綴りますね。 これずっと「こっか 「メリケンのニワトリは、なんてヘンテコに鳴きやがるんでぃ」と思ったもの。 でも辞書を引くと「こかど しかし文字で、発音を表現って難しいですね。 発音記号を書けると早いが、どうもうまくいかなかった。 やむなく文字の大きさをあれこれ変えてみました。いかがでしょう。 そのためPCを操作しながら、 「cock-a-doo・dle-doo。・・・ちょっとちがうな。cock-a-doo・dle-doo。これなら読めるか?・・・いやいやcock-a-doo・dle-doo。」 と、夜更けにつぶやく男がここにいる。うーん、まぬけだ。 今夜のBGM:The Galactic heroes"to be alone"(2000) 2ndアルバム"How about San Fransisco?"より。The Galactic heroesは二人組みの宅録グループ。 HPによれば、好きなテレビゲーム「ギャラガ」からとられた。ハイスコア入力者の称号に"Galactic heroes"とつくらしい。 録音はメンバーの寝室にて。ミックスはもう一人のメンバーの今にて。とことん家内制手工業な録音だ。 よっぽどはまったらしく、HPのトップに画像まである。でもこれ、「ギャラクシアン」じゃなかったっけ? アメリカでは「ギャラガ」って名前だっけなぁ。すっかりこの辺の情報、疎くなってます。 ちなみにこのページ、なぜか日本語のバイオがあって読むの楽ですよ。 "Galactic heroes"は数々のチープな楽器を積み重ねて、ほぼノーエコーでサウンドを作ってる。おもちゃ箱をひっくり返した音像が面白いや。 基本はポップス。ビーチ・ボーイズに多大な影響受けてる模様。 リンクページに"Smile"関連があるとこ見ると、ノーエコーやドラムレスのアレンジは確信犯かもしれない。 妙に前につっこむリズムがおかしいので、景気いい曲を紹介しようと思った。 とはいえアルバム最終曲の"to be alone"が、とても気持ちよい。 もろにビーチ・ボーイズな曲。スマイルとかサーフス・アップあたりね。 右チャンネルでひょろひょろ言う効果音が、まるでテレミンだ。 基本は数本重ねたアコギのストローク。ドラムなども加わるが、簡素なサウンド。 しかし。ファルセット多用のハーモニーがすばらしい。 あんまりリバーブを感じない音だが、伸びやかに声が重なる。 ふらふら揺れる和音は、耳を優しく包む。 中盤のハーモニカでか細さを強調したあと、ブレイク。 おもむろにハーモニーが復活する。いいぞいいぞ。 |
2003年09月10日 23時30分30秒
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電車の中で居眠り。妙にクーラーが効いてて、体が冷えちゃいました。 暑いと眠れないし、涼しくても具合が悪い。 睡眠にぴったりの気温って難しいですね。 リドミによると、なんかちょびっとアクセス数が増えてる。なんでだろ。 いらしてくださった方、ようこそ。 メールででも、ご感想頂けると嬉しいです。 趣味全開好き勝手に書いてるサイトなので、いったいどういう印象もたれてるか不安なんですよ。 といいつつ。検索ロボットががんがんに走り回って、カウンタ回ってるだけかも。それなら大笑いですな。 「イマ、キタ。モット、マジメニ更新シロ」 検索ロボットからメール、こないかなぁ。うーむ、1950年代頃のSFな発想です。 今夜のBGM:岡村靖幸"Punch→"(1989) 靖幸ちゃん、ライブ復活するみたいですね。 彼の3rd(だっけ?)"靖幸"より。完成度で言えば"家庭教師"(1990)のほうが好き。 だけどピンク色におすましした"靖幸"にも好みの曲がある。 気取ってメロディが甘いとこがどうもダメなんですよ。 "Vegetable"は好き。あとは"どんなこと~"、"Co mon"や"boys"、それとこの"Punch→"かなぁ。 "Punch→"のイントロはチャカらによる男女のおしゃべりがイントロ。 自虐のふりして強烈に自己肯定な会話は、靖幸の自作だろうか。 軽快な打ち込みリズムのスロー・ファンクだが、とにかくアウトロが聴きもの。語りが入る前の部分ね。 ギター・カッティングを織り込み、ライブっぽく盛り上がる。 ホーン隊のフレーズが気持ちいい。 最後は"タンゴ!”と叫んでバンドネオンへ。 ギターが唸ってフェイドアウトしてしまう。もっとえんえん聴きたいな。 どこまでもプリンスの影が見えるが、じっさいにプリンスが同様の演奏をしてたわけじゃない。 メロディがねばっこくブツ切りされるあたり、靖幸の個性だろう。 ライブ・ビデオを見るとステージではファンキーなアレンジで、えんえんと曲を引き伸ばしてたようだ。 そういう「アウトロ部分」もたっぷり聴ける作品を出してくれないもんか。 実際にCDを聴いてるときは、歌が終ったとこで次の曲へ飛ばしてしまうぼくですが。 だって歌の印象が強烈なんだもん。 |
2053年09月09日 23時47分54秒
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夕べは片山広明&早川岳晴のデュオを聴いてきた。アンコールで演奏した曲、たぶんスタンダードだと思う・・・でも曲名を思い出せない。 なんて曲だろう。今朝も通勤電車の中でメロディを反芻する。やっぱりダメ。思い出せない。 歌詞つきの歌なら、言葉をきっかけに思い出せることもある。 でもジャズ・スタンダードはメロディだけでは、なかなか記憶を探れない。 仕事中、さすがに昼間はメロディが頭から追いやられてた。 そして帰宅の電車の中にて。もいちど記憶を蘇らせる。 ・・・あれ?どんなメロディだっけ。 くはー。メロディまで忘れてるよ。 夕べのアンコールは、なんて曲名なのやら。 どうやら迷宮入りになりそうだ。 今夜のBGM:Hayden"Half of me"(1997) なんだか懐かしいな。EP"Moving Careful"より。ひさびさに引っ張り出したぞ、この盤。 今夜はこれを繰り返し聴いている。 チェコスロバキアのホテルで、この盤に入ってるほとんどの音源は録音された。ツアー先で作ったんだっけ? ヘイデンは1st"Everything I Long For"がそこそこ人気を呼び、その余波で本盤がさくっとリリースされた記憶がある。 アコギ二本の連綿たるストロークをバックに、呟く歌声。 フォークよりのアプローチなアレンジだが、聴いててギャラクシー500みたいなサイケの香りがした。 |
2003年09月09日 00時14分32秒
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しばらく前に、日記のログ・ページを作ってみました。トップの「日記」から行けます。 もともとかなり日記のログが多くなったし、整理しようと思って。いかがでしょうか。 本人はえらく気恥ずかしいです。 2002年までは日付じゃなくファイル容量で管理してたから、日付管理に帰るとすげえバラバラです。 年度までまたぐ、いいかげんな管理っぷりですね。 この機会に全部きれいに整理することも考えましたが・・・もちろん、考えただけです。えへん。 ぼくがそんな面倒なこと、するわけないじゃないですか。 しかし昔の日記って、目を覆うほどに文章がへたくそです。 全部書きなおすか、いっそ消したくなりました。 ・・・でも面倒だからやってません。えへん。威張れんなぁ。 ジオの容量がいっぱいになったら、日記は古いのから消してきます。たぶんあと数年後かな。気が長い話です。 ジオから12メガ借りてますが、今ちょうど半分くらい使ってます。12メガ中、5~6メガくらい。 テキストばっかりなのに、よくまあこんだけ使ったもんです。立ち上げて4年くらいたつから、不思議じゃないか。 それと日記をぱあっと見てて気付いたことがもうひとつ。 ひっきりなしに書いてますね。 「風邪ひいた~」とか「肩が痛え」とか。 しょっちゅう具合悪くなってますね。予想以上でした。おやおや。 こんなに不健康だったのか・・・。情けない。 今後は注意します。不健康っぷりはなるべく書かないことにしましょう。 でも。 ・・・実は今、肩と首がすごく痛いんですよ。 数日前から首が廻らないんです。貧乏だって比喩じゃなく、肉体的に。 まさか四十肩じゃないだろなぁ。 肩凝りの薬を塗りたくってますが、今のところ改善の兆候は見られません。 これっきり、これっきりですから。ちょっとボヤかせてください。 ・・・ああ、肩がイテェ。 今夜のBGM:山下達郎"Hevenly father"(1999) 山下達郎の一人多重録アカペラ盤、"On the street corner 3"より。 達郎もインタビューで言っていたが、本シリーズは盤をかさねるにつれ、てらいがなくなっている。 3ではアカペラ形式にこだわらず、ドゥ・ワップにもこだわらない。もちろんオリジナルがヒット曲か否かにも。 だからバラエティ豊かな「五目味」の好盤に仕上がった。 もちろん一人アカペラの魅力はたっぷり味わえる。 できればヘッドホンで聴きたい。すると声が降り注ぐ心地よさを堪能できる。 山下達郎の群れにぐるりと取り囲まれてるみたい。誉めてるんですよ、これ。 フィラデルフィアのドゥ・ワップ・グループ、キャステルズがオリジナル。 原曲を聴いてみたいが、アマゾンには売ってないみたい。 資料によるとキャステルズは1949年に、同窓生バンドとして結成された。学校のダンス・パーティで歌ってたとか。うーん、アメリカン。 フィラデルフィアのレーベルgrandからシングルを出す。 本レーベルから2枚目に出た盤が、キャステルズのデビュー・シングルだった。 レーベルから期待されたのかな。1954年には3枚もシングルをリリースした。 キャステルズは結局grandから6枚のシングルを出した。 最後の盤が"Hevenly father"。1955年の話だ。 達郎バージョンは、ひたすらバックは白玉。小細工なし。 ハミングのカーテンをふわりと広げ、メイン・ボーカルがか細げに歌う。 コード進行はよくわからないが、達郎によると「C→Am→Dm→Gが続くっていう、単純このうえない曲」。 イノセントさを出すため、あえてシンプルなアレンジにしたそうだ。 音量を絞っても、ぐっとあげても。切なく寂しげな空気が漂う。 甘酸っぱいムードがたまらない。 2分半の夢見心地。 話はそれるがドゥ・ワップって、きちんと体系的にリイシューしてくれないものか。 ライノにもうひと踏ん張りしてほしい。ケントでもいいな。 あと、マニアックな音源も忘れずに。LP時代はrelicってレーベルが、しこたまがんばってたっけ。 単発的なコンピはたまに見かけるが・・・。 レコ屋のドゥ・ワップのコーナーには、今はコレクタブルズのCDばかり見かける。 ボリュームいっぱいだが、どうもあのレーベルは印象悪い。 盤起こしのリプロ盤を適当にリイシューしただけって思い込みがあって・・・。 実際はどうなんでしょう。 「中にはきちんとマスターからリイシューもある」と聞いたことありますが。 買って確かめるようなギャンブルはいやだしなー。 |
2003年09月07日 00時23分36秒
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蒸し暑かったのにどしゃ降りとなり雷のせいで電車が止まったけどその間は仕事してて濡れずに帰れた一日でした。 ・・・なんかこう書くと小学生の日記みたいだな。 日常でたいした出来事もなかったので、音楽ねたでも。 "Lost In Translation"という映画をご存知でしょうか。 ソフィア・コッポラ監督第二作だそう。この監督、あのコッポラの娘かなんかでしょうか。よく知らないのです。 舞台は東京で、それはまああってもおかしくない。驚いたのはサントラのラインナップ。なんとはっぴいえんどの「風をあつめて」が入ってるんです。 トラック・リストはここ。 どうやらコーネリアスのアドバイスらしい。よくやるなぁ。 せっかくなら「12月の雨の日」を使って欲しいぞ。 はっぴいえんど=「風をあつめて」って構図が、なんか納得行かないぼくです。 いずれにせよ、いったいどんなシーンで使われるのやら。 ぴあのメールによると、デイヴィッド・リー・ロスが来日するらしい。 元ヴァン・ヘイレンって注釈がいまや必要なのだろうか。 で、会場は渋谷公会堂にて。10月18日(土)18:00からです。 90年位かな。スティーヴ・ヴァイらを引き連れて、武道館でどどんとやったコンサートへ行った身としては、時代の流れに切なくなるばかり。 今、バックバンドはだれだろう。行ってみようかな、 料金はS-8000円/A-7000円ときっちり取りやがります。高いなー。 実際にはこの日、吉祥寺のスタパへ行っちゃいそう。 FERNANDO KABUSACKI / MUSSA PHELPS ってアルゼンチンの音響系ミュージシャンのライブがあるんです。 ちなみにこっちの共演はBuffalo Daughter, 山本精一, 勝井祐二, 芳垣安洋。いったいどんな音だろう。好奇心がそそられる。 今夜のBGM:Mcfadden & Whitehead"You're my someone to love"(1979) マクファデン&ホワイトヘッドのアルバムは何で買ったんだっけ。フィリー・ソウルの文脈で知った気がするな・・・。 この曲は1stの"Mcfadden & Whitehead"に収録。 実際に本盤はシグマ・サウンド・スタジオで録音された、バリバリのフィラデルフィア・ソウルだ。 バックはスタジオ・ミュージシャンだろうか。勉強不足でよくわからない。 プロデューサーは彼等自身。いわゆるギャンブル&ハフとか、あの手は関係していない。 資料によればマクファデン&ホワイトヘッドが、活動をはじめたのは69年ころ。そのときはバンド名儀でさまざまなレーベルに、6枚のシングルを残してる模様。 で、初のLPがこれ。チャート的にはpopで23位、blackで5位まであがった。 特にスローが美味しい盤だ。アップも悪くはないけれど。 ざっと聴いてて、今夜の気分はこれ。 エレキ・シタールのごとく、うにょーんとしたギターがメロディを綴る。イントロからストリングスが優しく音を包んだ。 ボーカルは力強く、次第に熱くなる。 女性ボーカルがセクシーにあおり、じわっと盛り上がるさまがなんとも心地よい。 雰囲気はフィリーながら、どっかサザン・ソウルっぽい粘っこさがある。 メロディもいいしアレンジもばっちりなスローだ。 3分くらいして、いったんアレンジは収斂する。 伴奏を静かにたゆたわせ、ボーカルがぐいっと前へ出た。そしてエンディングへ向けてぐいっと高まる。いいなー。 |
2003年09月03日 23時21分34秒
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昨日の火傷は、小さな小さな水ぶくれがぴょこんと3個ほど出来てます。 つい歩きながら、指で探ってしまう。ほんとはいじらずにそおっとしたほうがいいんだろなぁ。 どうしてもカバンを持つとき、手のひらをかばってしまう。 つつがなく完治したいなぁ。潰さないようにバンソーコでも貼っておこうか。 なんかの拍子に引っ掛けたら、ずるっと皮が破けて・・・うううっ、やだやだ。 今夜のBGM:The Oscar Peterson trio"Falling in love with love"(1956) Guided by Voicesの新譜も聴いてたが、その感想はまた改めてじっくりとやります。 今夜はこっちを紹介しましょう。 オスカー・ピーターソンが好きだ。 手数の多いピアニストと位置付け、バドやアート・テイタムあたりと一緒に聴き始めたと思う。 滑らかなフレーズ使いにしびれて、何枚も彼のアルバムを聴いた。 もっともとても全部は追いきれない。すさまじい量なんだもん。じっくり楽しみます。 これは名盤の誉れ高い"At the Shakespearean Festival"のA面一曲目だ。 ベースはおなじみレイ・ブラウンで、ギターはハーブ・エリス。いわゆるドラムレス・トリオ編成にて。 作曲はRodgers&Hart。ミュージカルの曲かな?オリジナルの詳細は不明です。 しかしCDになって、A面1曲目って言い方もだいぶ意味が薄れてきた。 アナログ時代は最低4回、盛り上げ箇所があった。 ひねくれて「B面3曲目」を狙う聞き方もあったっけ。 たしかFM横浜で開局当時(1986年くらい?)ころ。 ギタリストの鈴木賢治がやってた「クラブ・エレキング」だかに、「B面3曲目」コーナーがあったような・・・うーん、すごくあいまいな記憶です。どなたか覚えてませんでしょうか。 話が飛びました。"Falling in love with love"に話を戻しましょう。 流麗なアドリブもきれいだが、特に好きな部分はエンディングのまぎわ。具体的には5分3秒あたりから。 しゃくりあげるギターのリフとユニゾンでピアノは、次の瞬間めまぐるしく鍵盤を弾けさす。 そして一息ついて、じっくりとエンディングを決めた。 おしゃれでクールで優雅だ。音が産みだすイメージの奔流にうっとりする。 |
2003年09月01日 23時20分50秒
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