のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに、02/9/25までの日記はこっちです
ふう。
夕べ行ったメルツバウの後遺症深し。耳鳴りがやみやしない。この時間になっても、まだ鼓膜が腫れてる気分だ。

今夜は面白そうなライブがいっぱいあった。
所沢で川下直広や不破大輔のセッション、池袋でPERU-FURU、吉祥寺で大友良英や海外のミュージシャンが出演する、たぶんノイジーなアヴァンギャルド・サウンド・イベント。
どれもこれも行きたかったけど、いまいち気が乗らずにすべてパス。
現時点で後悔してます。行けばよかった。あああああ。

今週はバタバタしてたしチルアウトということで、一日中部屋にてゴロゴロしてました。
もちろん音楽は聴いてたけど、鼓膜を休めようとボリュームは小さめ。
じっくり音楽聴いてる時点で、すでに耳に負担かけてるけどね。

そしたらくたびれてきて、ライブ行くのが面倒になってしまった。
あ、今気がついたぞ。
マンガ喫茶でも行って、のんびりしてればよかったんだ。そしたらライブ行く気力が出てきただろ、たぶん。惜しいことしたな。ああああああ。

今夜のBGM:Stool"にわか雨"(2002)

 月に一回、高円寺でライブイベントが行われている。イベント名は"Natural gift"。週末に密度濃く、なるたけ多くのバンドを聴くのがコンセプトだそう。
 HPを見てて、今はインターネット時代だな、としみじみ。
 どのバンドもHPを持ってて、たいがいmp3で試聴ができるもの。

 いくつかバンドのHPをチェックして、片端からDLしていた。
 今日、まとめてCD−Rに焼いて聴く。その中で気にいったのがこのバンド。

 男の3ピースバンドで、月イチくらいのペースでライブをやってるみたい。"Natural gift"には10/26に登場予定。
 「にわか雨」は今年の8月にリリースした自主盤に収録されている。

 甘いメロディがスケールの大きなサイケっぽい音楽とからんでゆく。
 ぱっと連想したのは羅針盤だ。
 かぼそい歌声が、ふわりと舞い上がるさまがかっこいいなと思った。

 リズムはシンプルでしゃっきりしており、きめ細かいギターが絡み合う部分も面白い。
 ベースのフレーズも、さりげなくメロディアス。
 ゆったりしたビートで、どこもかしこも極上のポップスだ。

 もし試聴したい人はStoolのHPへどうぞ。「ディスコグラフィ」ってコンテンツで、mp3音源が聴けます。
2002年10月19日 23時45分38秒

ふむふむ。
山下達郎の特集に惹かれて、ギターマガジンの最新号を買ってきた。こういう楽器専門誌を買うと、つくづく音楽をもっと聴きこみたくなる。
何の気なしに聞き流してるサウンドにも、どれほど多くの切り口があることか。

新しい音楽、まだぼくが知らない音楽も聴きたい。でも今すでに耳馴染んでる音楽も、さらに深く聴きたい。うー、要するにもっと音楽が聴きたいぞ。好奇心は果てしない。
ぼくのばあい、好奇心は音楽にほぼ限定されがちなのが玉に傷ですが。

今夜のBGM:Amazing Blondel"Toye"(1971)

 イギリスのトラッドが聞きたい。しかしどれを買っていいかわからない。
 
 とりあえずなんかCD持ってなかったかな、と棚をひっくり返したらライノのコンピ盤が出てきた。
 リリースは95年でタイトルは"Trubadours of British Fork vol.2"。
 たぶん出た当時に買ってるはず。何で買ったかさっぱり覚えてないけど。トラッドに興味があって、とりあえず選んだんだっけな?

 この曲はもともと、アメイジング・ブロンデルの3rdアルバム"Fantasia Lindum"に収録されている。
 クラシカルなフルートが軽快に弾み、複数の弦が紡ぐ音が爽やかに拡がってゆく。
 中盤で聴けるハーモニーもすごく気持ちいい。トラッドでイメージする、右肩上がりに捻るメロディ感は希薄で、かなりフォークよりの曲調だ。
 
 歌い方はさっぱりしてて、いやみなところがない。まっすぐな歌声が耳に残った。そしてふわふわとフルートが、古めかしげな音像の合間を埋めてゆく。
 何枚かはCD化もされてるみたいだな、このバンド。

 今後、この手の音楽を聴く時、いい資料になりそうなムックがある。「英国ロックの深い森 1955-1975」(和久井光司:編)。
 アメイジング・ブロンデルも一頁丸ごと使い、きっちり紹介されててびっくり。
 最新盤はこのムックによれば1997年。もしかして今も活動してるのかな。

 最初この本を買った時は、読んでも内容がさっぱりだった。でもこの本にずいぶん助けられそう。ありがたや。
2002年10月15日 23時20分45秒

むかー。
吉田美奈子が1986年に3000枚限定で、自主発表した「BELLS」が再発された。これは快挙だ。中森明菜の印税で作ったという本盤は、一度聴いてみたいと思ってた。

でも、レコ屋で手にとってすぐ棚に戻した。だってCCCDなんだもん。だめだこりゃ。
ぼくはハード側で保証されない限り、CCCDは聴きたくないなー。

CCCDに詳しくない人のために、関連HPをリンクします。技術的なことを書いてると長くなるので、ここでは触れません。
「コピーを禁止するCD(もどき)」がCCCDだ、と知って頂ければ十分でしょ、たぶん。

ぼくがこのシステムに対して共感できないのは次の二点。
�.蓮璽病Δ防蕾戮鬚�け、最悪壊す危険性を秘めてること。
��強引にノイズをばらまき、音質を犠牲にしてること。

再生芸能たる音楽を聴かせるCDで(じゃないな、この"円盤で"だな)、音楽をないがしろにしてどおするのよ。
コピーできないプロテクトをかけることは別にどうでもいい。
欲しいCDは買うもん。売ってさえいれば、ね。

音楽業界はCDになって、ほんとアコギな商売をしてきた。再発によって価値観をフラットにしたのがすごい。新旧のミュージシャンがこれほど同列で語られるとは、CD登場前には想像できなかった。
それまではオールディーズ=古臭いの構図しかなかったもん。

CD業界で諸悪の根源が「リマスター」。このうたい文句には限界ないってのが手におえない。
その他「紙ジャケ」「帯つき」「未発表音源収録」なんてえげつないのもある。一時期は「ボックスセット」や「全曲集」ってのも流行ったな。
同じ音源を何度買わされたことやら、まったく。

その一方でレコード業界は「廃盤」ってことに鈍感な気がしてならない。
イニシャル売り切ることで満足してない?音源交換がネットで盛んなのはなんでだと思う?
オフィシャルで手に入らないからじゃ・・・って可能性を考えて欲しいな〜。

世間同様に不景気らしいレコード業界だが、まだ需要を掘り起こす手段はあると思う。
とりあえず4パターンほどあげてみようか。

1)コピー防止"CD"。
 CCCDみたいにお粗末なやつじゃなく、ハード業界とつるんできっちりした規格を作れば、一気に需要拡大するだろう。
 LP→CDみたいにメディアの置き換えを噛ませればベスト。ユーザー的には歓迎しないが。

2)CD−Rの積極活用
 ネットを主体にして、通販などでマイノリティのために音源を販売する。ジャケットは犠牲。とにかく音主体。
 ライブ・バンドとつるめば、かなり需要を喚起できると思う。

 売上高はしれてるだろう。だがリピーターが期待できるし、なおかつランニングコストを抑えられるはず。しかも固定需要が見込める。
 宣伝費をどこまで我慢できるかが鍵だろう。

 本ビジネスモデルは高収益率を期待でき、損益分岐点が低くなる。
 この件はいろいろアイディアあるので、もし機会があったら詳しく書いてみたい。
 ぼくが一番押したいのはこの商売形態だ。この販売が一般化したら幸せな音楽生活を送れるだろうな。

3)トラックのばら売り
 ビーチ・ボーイズが「ペット・サウンド」ボックスでやったやつです。
 これはリスナーとしては痛し痒し。しかしまだ商品として成立する企画があるのは確か。 
 プログレ、ジャズが中心か。もちろんビートルズのようなロック系だって、この商売ができる。かなり対象ミュージシャンを限定するのが玉に傷。ジミヘンなんかはいけるだろうが、ディランはきついだろう。

 日本だと大滝とか達郎とかが筆頭。サザンやユーミンは企画しだい。フォーク系はこの商売はきついはず。

 マルチが残ってれば、企画はいろいろある。今はビデオの1コーナーレベルでとどまってるが、単独商品になりうるのは間違いない。
 詳しく書くと長くなるので、詳細はこれまた別の機会にゆずりましょう。
 そもそも、こんなもん詳しく書いてもだれも読まないだろうし。

 話が飛躍するが、ハードと組んだらすごい面白い。今までとは違うDJ風の楽しみ方ができるはず。実現化して欲しいな。

4)ネットラジオで非著作権者による音楽放送の解禁
 今は著作権法で縛られているが、これが意外に効くと思う。
 たしかに録音してダビングする客がほとんどだろう。
 でも、それ以上の付加価値をメディア側で生み出せれば、かなり底上げされると思うけどな。
 リマスターで音質を煽る一方で、音質をないがしろにするCCCDを選ぶセンスがいまいち謎です。

どっちにしろ、CDを売りたければ「パッケージに付加価値をもたせること」。それしかないじゃん。何でそうしないのよ。アイドルの方法論を思い出せばいいのに。
確かに特殊パッケージは原価が高いのかもしれない。でもそしたら、通常版も出せばいいでしょ。マニアは両方買うんだし(笑)

あー、なんかつらつら書いてたら長くなった。最後まで読んでくださる方がいったい何人いらっしゃるのやら。申し訳ないなー。

今夜のBGM:The Alminum grupe""(2002)

 先日リリースされたアルミナム・グループの新譜"Happyness"より。本盤が5作目にあたるが、今回始めて聴く。
 フランクとジョンのネイヴィン兄弟が主要メンバーかな?
 妙に猫なで声で歌うんだなぁと思ってたら、帯に「ゲイ兄弟」って書かれてて苦笑。なるほどね〜。それで説得力の謎が解けた。

 サウンドはエレクトロ・ポップ。リズム隊は打ち込みのようだ。
 アレンジの作りはスカスカで、断片的にフレーズをかぶせている。

 この曲で言えばトランペット。合間合間で、脈絡なく旋律を流し込む。
 ダンス・ビートを意識してるようだが、音楽の肌触りは密室っぽさがある。
 隙間のあるサウンドが、開放感を強引に産んでるみたい。

 最初に聴いたのはレコ屋のBGM。後期YMO(「サーヴィス」の頃」)を連想した。なんだか気になり、ずっと店内で聞いていた。
 メロディはキャッチーだし、アレンジも悪くない。なにより、低音ボーカルの醸し出す雰囲気が面白かった。
 ほとんどビブラートを効かせず、ハモッて声を伸ばす響きが気持ちいいぞ。

 はかなげなふりをして、確信犯で抱きつく強引さ。
 いろんな要素があって一筋縄じゃいかない。そんな曲者な音が好き。
2002年10月14日 23時10分34秒

どう、どう。
昨日いきなり風邪ひいて、今日は終日家でゴロゴロ。うとうとしてるとあっというまに時間がたっちゃった。
レディー・ジェーンで「勝井+太田」のバイオリン・デュオライブをやってたが、体調不良でパス。ちょっと楽になったし、明日はなにかのライブを聴きに行きたいな。

夕べはオフ会で、ひたすら音楽の話が盛り上がった。ふだん音楽を話題に喋り倒す機会がないから、こういうオフ会は楽しくて舞い上がってしまう。
音楽ネタで喋った後は、すごくいろいろな音楽を聴きたくなった。

今朝は起きるなり、1時間くらい片っ端からCDをかける。
一曲聴いてはCDを入れ替え、聴いてるうちに別の音楽が聴きたくなる。
すぐさまCDを入れ替えても、「あれ聴きたい〜。これ聴きたい〜」と聴いてるうちに頭がパンクしそうになる。CD棚の前でうろうろ、うろうろ。

落ち着け、おれ。

今夜のBGM("3連休スペシャル"3連発バージョン)
 今週も仕事がいろいろあって、さっぱり日記が更新できなかった。
 なので今週聴いてた曲を3曲ほどまとめて紹介します。まるでテレビの総集編みたいだが。

DOORS"People are strange"(1967)
 2ndアルバム"Strange days(邦題:まぼろしの世界)"に収録。
 名盤の誉れ高い作品なので、たぶん皆さんご存知でしょう。ぼくはドアーズをこれまでほとんど聴いてこなくて、無知に近い。この盤のいわれなどはあんまり知らないので、説明省略させてくださいな。

 しばらく前に買ったけど、棚の隅に眠っていた。たまたま灰野敬二のインタビューをネットで読むかして聴きたくなった。
 彼が「"When the music`s over"を聴いて音楽を始めた」みたいな文書があったはず。たぶん。

 この曲はレイ・マンザレクのチェンバロっぽいキーボードに載ってジム・モリスンのボーカルがふくよかに映えて好き。
 猫なで声で歌い継ぎ、サビで「When you`re strange?」って気弱げにつぶやくラインにはぞくっときた。
 カチッと締まったドラムに、ギターがふわふわ絡む音像もロマンティックで素敵だ。

 ところで疑問がひとつ。この曲で聴けるベースラインは誰が弾いてるんでしょうか。
 レイがキーボードで弾いてるようにも聴こえるし、鍵盤じゃなくベースでの低音にも聴こえるが、ジャケにクレジットないし・・・。
 お詳しい方、ご教示お願いします。あ〜、しまった。昨日オフ会で訊けばよかったな。すっかり忘れてた。

Oren Bloedow"Babyland"(1996)
 アルバム"The Luckiest boy in the world"に収録。このミュージシャンのことはよく知らない。本盤が3rdにあたるようだ。
 バックをメデスキ・マーティン&ウッドが努めており、ジャム・バンドに凝ってた頃に買った。
 「CD購入紀行」コーナーのどっかに書いてあるはず。めんどくさくて検索してないけど。

 ブリューゲルの絵画の部分をそのまま載せたジャケットは少々沈鬱なイメージ。収録された音源も当時のぼくには期待はずれ。
 スリリングなインプロが飛び交う音を期待してたが、ボーカルを前面に出してバッキングに徹していたから。
 棚の奥に転がったままだし処分しようかな、と内容確認で聴いてハマった。
 シンガーを中心に聴いたら、かなり味わい深いアルバムだ。

 コステロっぽい節回しでオーレン・ブロウドウが、アコギを使って弾き語り。
 フロアタムが四つ打ちで刻み、呪術的なムードを醸し出す。
 アコギはコードではなくフレーズ中心だが、それでも節々でコードが変わるのはわかる。
 なのにフロアタムの一定な音程がドローン効果を作り出し、頭の中がもやもやしてきた。

 うじょうじょっと瞬間的にオルガンが蠢く。
 わずかに歌声はテンションあがり、ファルセットで声が閃いた。

 だがそれはつかのま。再び冒頭のメロディに戻り、静かに歌って曲が終わる。
 フロアタムは依然として、四つ打ちで鳴る。全てを冷静に見つめたまま。

Raspberries"Waiting"(1972)
 ラズベリーズを買ったのはなんでだっけ・・・萩原健太がラジオで流してて気にいったんだっけか。
 エリック・カルメンがいたバンドとして有名なようだが、カルメンも聴いたことないんです。

 この曲はデビュー盤"Raspberries"に収録。
 アルバム全体はビートルズの影響をそこかしこに感じられる、つるつる甘甘なポップスが詰ってる。
 コーラスかアレンジを偏執的に詰めていったら好みな音なのに。
 甘いサウンドを作ったとこで満足してしまい、ちと大味なのが否めない。
 
 この曲はエリック・カルメンの作曲で、バロック調のピアノがメインの小品。裏からストリングスが彩りを沿える。
 歌いっぷりがいまいち猫なで声でトゥー・マッチなとこもあるが、クラシカルなアレンジでセピア色に音像を塗りつぶしたのがあたったと思う。

 メロディがきれいで、心がゆったりしてくる。エリックのソロってこういうメロディが満載なのかな。
2002年10月13日 23時03分12秒

やれやれ。ぐでぐで。
今週は仕事がバタバタして、一週間が早かった〜。今日はしみじみのんびりです。ふいぃ。たまにはこんな一日が嬉しい。
もっとも途中は昼寝してたからな。そのせいで時間がとっとと過ぎたのか?

しかし日が落ちるのも早くなった。もう4時には薄闇が漂う。家でゴロゴロしてるだけで4時から夕方になったら、出かけなきゃもったいない気分になるじゃないか。

今夜のBGM:Prince"Silicon"(2002?)

プリンス来日って情報を受けて、日本にある殿下のメーリングリストが活発になってます。ちょっと読むのサボってるだけで未読が数十通。
(そういや山下達郎も今月末に新譜を出すので、同じく未読の山が・・・)
ぼくはROMってるだけですが、むずむずしてきてついNPGMCにいまさらながら入会しちゃいました。

われながらタイミング悪い。一年前に入ってたら、未発表曲がどぷどぷダウンロードできたのにな。ま、それはそれ。気を取り直してNPGMCの音楽コーナーを覗いてみる。

いまは2曲が手に入るようだ。さっそくDL。しかしこのページ、iriaが使えないのはなぜ。
そこそこファイルが大きいし、PCの前で眠い目こすりながら夜中に落とすのは面倒なんだけどな。

プリンスは前に出た"The Rainbow Children"(2001)の出来が素晴らしく、完全復活かと期待していた。
ファンクだけでなくジャズも自分流に消化し、以前ほどイケイケではないもののメロディ路線も復活した。
これまで築いた「プリンス」というジャンルを塗り替えてくれるだろうって。

ところがこの"Silicon"では、一昔前のプリンスのカラーがよく出た曲になっている。なんでだ。もともとプリンスはこういう曲が好きなのかな。

硬質なビートをループさせ、ラップ風にプリンスが語ってゆく。ときにブレイクが入るものの、基本は単一ビート、単一コードのファンク・ラップ。
ボーカルが多重録音され、スリリングな瞬間が多々あるのが救いだ。

「Sign of the times」あたりを彷彿とさせるが、もうちょっとトラックに手が込んで聴こえる。
ちなみに今はCDーRに落とさず、winampで聴いてます。まともなスピーカーで聴いたら感想変わるかな。

斬新さは希薄だが、シンプルな構成にもかかわらずプリンスらしさがぷんぷん漂う面白い曲。

なお。NPGMCではもう一曲、"1+1+1=3"のライブ・バージョンが聴ける。こっちはグルーヴがかっこいいぞ。マッドハウスがこんな感じだったな。ねばっこくベースがうねり、ドラムは単純に。ざくっと裏でアクセント入れるギターがぐいぐい攻める。

ほとんど展開無く、ひたすらリフが続くだけなのに。こっちは飽きずに何度も聴いてしまった。いずれ配達されるという3枚組の"One Nite Alone...Live!"が楽しみ。

そうそう。NPGMCは今度の来日に対し優先予約が出来るとか。アメリカでの仕切りだから、事務処理に不安が残るけど。
ぼくが入ったのももちろんそれがめあて。しかーし。東京公演はぜんぶ平日。行けっこないよなぁ。せめてアフターショウを見たいもんだが。
2002年10月05日 23時06分27秒

ほう。
台風一過。朝は空気がきれいですね。空は雲ひとつないし、埃も全部吹き飛んでます。
仕事でドタバタ。あー、手足があと5〜6本ほしいな。

有栖川有栖「幽霊刑事」(2001?/2002:講談社)を読む。
物語は、主人公である刑事が射殺されるとこから始まる。犯人は直属の上司。
なぜか主人公は幽霊として蘇るが、何にも触れず自己主張が不可能。まわりの誰一人として存在を認識してくれない。同僚である恋人にすらも。
したがって犯人が目の前にいるのに告発すら出来ない。

だが唯一、同僚の刑事にはだけは幽霊である主人公が見えた。二人は二人三脚(?)で自分の殺人事件を捜査する。犯人はわかっている。だが立証が出来ないから・・・。

2001年ミステリでベスト10にランクされたから、評価は高いんだろうな。
発想は面白かったが、せっかくのユニークな設定が謎解きにほとんど絡んでなくて残念。
もっともストーリーそのものは、最後までぐいぐい読ませた。

変な話だがぼくは推理小説を読みつつ、トリックに興味がない。動機や心理描写へ興味が行く。だからコロンボみたいな設定が好き。
でもこの小説はその点がいまいち。話が急転直下過ぎて消化不良かなぁ。

今夜のBGM:Beck"Sunday Sun"(2002)

 ベックの新譜"Sea Change"より。地味なつくりだが、すごくパーソナルな感触がするアルバムだ。
 コラージュ感覚よりもメロディに重点を置き、聴きやすくも奥が深い盤に仕上げてきた。
 珍しく、聴いてすぐ気にいった。
 
 もともと彼は軸足を二本持つミュージシャンだと思う。"ルーザー"みたいにサンプリングされたスライド・ギターで唸る一方、インディからこっそり""のようなアコースティックなアルバムをリリースしていた。

 "Mutaions"もそう。メロディを前面に出してのんきに歌いたいのもベックなんだろうな。
 ほんとならインディか別名義を使い分けて、平行してどばどばリリースしたらベックの全体像が見えやすくなるんじゃないか。
 過酷なツアーと、セールスへのプレッシャーでままならないのでは、と推測するが・・・。

 本盤でもいろいろかぶせてサイケっぽさを強調しているが、ホワイト・ブルーズかカントリー方面へプロモーションしたら売れるんじゃない?保守的なリスナーはさらに多そうだし、無理かなぁ。

 で、"Sea Change"。別にどの曲でもよかったけど、エンディングのギターソロが耳に残ったんでこれを紹介します。
 ピアノとアコギギター。それだけでも成立すると思うが、リズム・ボックスは音色をいくつか使い分け、緻密なビートを作っている。
 ボーカルにもエコーをかぶせたり外したり。

 さらっと聞きやすい曲だが、隅々まで気を配ってアレンジしてるのがよくわかる。
 エンディング間際で唐突に登場する、ぶっこわれたギターソロ。大友良英を思わず連想した。弾いてるのはベック本人かな?

 あらためてベックの才能を見直した。とことんこの内省的な路線を追求してほしい。
 たとえばブライアンの「ペット・サウンズ」とか。マーヴィンの「ホワッツ・ゴーイン・オン」とか。すばらしく独自の世界を築けるはず。
2002年10月02日 23時07分30秒

やれやれ。
週末は風邪ひいてへたってました。この土日はいろいろ用事があったというのに。
仕事がたまって休日出勤しなきゃまずかったし、床屋にも行きたいし、図書館にも行きたいし。もちろんレコード屋も覗きたいし、ライブにも行きたい。

むちゃしてこじらせたらまずいので、とりあえずライブとレコード屋と図書館と床屋にだけ行きました。なんだ、休日出勤だけパスしてるな。

ま、そのぶん今朝は早起きして出勤、なんとかつじつま合わせましたが。

いちおう日曜日のライブは自粛したんですけどね。日曜はルインズのライブやってたし、別の場所では東ザヴィとKIKIのイベントもあったんだけどな。ちぇ。

移動中に景山民夫「トラブルバスター2:俺とボビー・マギー」(1989/1992:角川文庫)を読む。小物にこだわってダンディズムを演出する、景山流ハードボイルドはけっこう好き。
これを読んだのはたぶん10年位前。内容すっかり忘れてて、シンプルに楽しんだ。

昔は本を選ぶ時「これ、読んだかなぁ。まだかなぁ」と悩むことがよくあった。
内容をどうせ忘れてるんだから、再読したって別に支障はないのにね。

最近やっと割り切って「読んだかどうか覚えてないなら、も一度読んでもいいや」とふっきれてきた気がする。

なんだか自分の記憶力をあてにできなくなった気がして、少々切ない(笑)

今夜のBGM:Dogbowl & Kramer"Nothing better"(1995)

 元キングミサイルのドッグボウルが、シミーディスクのクレイマーと組んだデュオ作品の、たしか2作目。"Gunsmoke"に収録されている。発売はもちろんクレイマー。

 ちょっとシミーがパワーダウンしかけてた時期の作品だが、地力のあるドッグボウルにクレイマー御大がからんだアルバムなので、聴き応えはある。
 録音とプロデュースはもちろんクレイマー本人。
 ギターとボーカルだけをドッグボウルが務め、他モロモロはすべてクレイマーの演奏。
 ベースをダビングして、そのあとあれこれかぶせてるようだ。

 ひたすら単調にメロディを繰り返し、サビで唐突にふわりと舞い上がるメロディ構成が、とにかく切なくて好き。
 あれこれ楽器がダビングされてるみたいだけど、もやもやっとしたミックスで簡単には正体を見せない音像も好きだ。

 あまりにシンプルなアコギのコード弾き。裏でごそごそ蠢く楽器たち。
 へろへろボーカルすらいとおしい。
 細かく音を追っかけてると、実に繊細に積み上げたアレンジなのがわかる。
 だけど一聴したらいいかげん。ここらへんのバランス感覚が好きだ。

 ドッグボウルもクレイマーも今はなにやってるのかな。復活してほしいなぁ。
2002年09月30日 23時19分07秒

きょろきょろ。
出張で大阪へ。羽田の待合室の喫煙室が、透明なプラスチックボードで高々と区切られていた。さながら温室。いや、動物園か。
なんとなく檻に入った動物の気持ちになっちゃった。

そういやゴルゴ13は壁際に必ず立つ、という心情だったっけ。
で、たしか葉巻を吸ってたはずだ。

この喫煙室みたいに四方八方がガラス張り(いや、プラスチック張り)なとこだと、どうやってタバコ吸うのかな〜、と間抜けなことを考えていた。

今夜のBGM:Yugene McDaniels"Jack the dagger"(1971)

 アルバム"Headless Heroes of the apocalypse"に収録。99年に「名盤探検隊」のリイシューで手に入れた。この盤がセカンドになる。
 
 録音はニューヨーク。かっちりと固く、冷たい風が吹き抜けるサウンドだ。
 リズム隊はミロスラフ・ヴィトウス(b)とアルフォンズ・ムザーン(ds)。初代ウエザー・リポートのメンバーだそう。
 ほかのミュージシャンもジャズ・メンらしい。ぼくは詳しくないのでうまく説明できないが・・・。

 イントロからいきなり漂う、不穏な空気がたまらない。
 ライナーによれば、グレイヴディガズやア・トライブ・コールド・クエストにサンプリングされたという。そのセンス、よくわかる。

 ユージン・マクダニエルズの歌いかたは、特に喉を張らない、クールなスタイルだ。
 女性ボーカルと譜割りをピタリとそろえ、けだるげにメロディをなぞってゆく。
 くっついては離れるハモリ方もかっこいい。

 カーティス・メイフィールドの「スーパーフライ」あたりと空気感が似てるな、と最初は思った。でもユージンのほうがもっとしたたかな感触だ。
 特に展開はなく、淡々と同じメロディを繰り返して終わる。
 
 諦めるでもなく、激しく抵抗するでもなく。鈍くグルーヴするビートの上を滑ってゆくボーカルが強烈に印象に残る曲だ。
2002年09月26日 23時40分37秒


お帰りはこちらでございます。