今お気に入りのCD
最近買い込んで、気に入ったCDを中心に感想を書いてます。
したがって、特に新譜だけってわけじゃないですが、お許しを。
��/BONDAGE FRUIT(1999:まぼろしの世界)
鬼怒無月氏率いるボンフルの4枚目。これも数ヶ月前に出てたんだけど、なかなか入手できずに最近やっと入手。内容的には「�掘廚硫山收�を深めてる。初期と違ってボーカルがいなくなった分、勝井祐二氏のヴァイオリンが前面に出てる。もちろん鬼怒氏のギターもバリバリにリードは取るんだけどね。
でも4枚目にきて、なんか重心が軽くなった気がするなあ。フットワークがよく聞こえて疾走感が増した感じ。今までライブを2回見たことがあるんだけど。両方とも吉祥寺のシルエレで1回目は多分93年の夏のこと。「�機廚�リリースされるまえだから、当然ボーカル入り。何にも先入観無しで聞いたボンフルの演奏は、キングクリムゾンを連想させた。ゴングは当時聞いたことなく、MCで鬼怒氏がゴングの名前を出して初めて知ったっけ。とにかくその日は圧倒されてライブにのめりこみ、その後ファーストアルバムが出たときは夢中で聞いたものです。
そういえばそのとき演奏した中で気に入った曲があったんだけど、どのアルバムを聞いても収録してないような気がする・・・。あのときのリフはとっても印象にのこってる。
2回目にライブを見たのは、去年の暮れだと思う・・・12/30だっけな?ほんとに年の暮れに聞きにいって、完全インストとなったボンフルを見て「やっぱりこっちもいいなあ」とあっさり楽しんじゃったっけ。そのときはシンセをどかっとステージにおいてノイズだしまくりの曲をやってたんだけど、この「�検廚任呂修離織ぅ廚龍覆呂覆ぁM0譯偽別椶�そのタイプと言えるかな。聞くたびに音楽性を進化させてくれる貴重なバンド。せっかく僕は東京に住んでるんだし、また彼らのライブを聞きに行こうかな。
LOVE CAN GO THE DISTANCE/山下達郎(1999:MOON)
出たばっかりのシングルです。今月末にでるアルバム「オンスト3」の露払いということで。去年リリース「COZY」がボリュームたっぷり充実盤だったんで、ひさしぶりって感じはまったくしないけど。でも、一年ぶりの新曲発表なんだよね。タイアップはNTTのテレビコマーシャル。朝、会社に行く前につけてたテレビから彼の声が聞こえ、思わず見入ってしまった記憶があります。
カップリングの「星に願い」は「シーズンズ・グリーティングス」のアウトテイク・・・かな?これから寒くなる季節にぴったりの、アカペラとストリングスが暖かい素敵なシングルだ。
今度の「オンスト3」は、オフィシャルHPではとっくに曲目表は発表されてるし、先週と今週(今日だ!)には本人のラジオ番組で曲も紹介されてるけど、いかしたアルバムになりそうだ。達郎氏が20〜30代のころの「こだわり」も丸くなって、マニアックな選曲だけでなく有名曲を並べてるし。演奏もアカペラにこだわってないようだし。ま、くわしくはリリース後のこの欄で。
こっちのシングルの話に戻ろう。一番僕が楽しんだのは表題曲の他に、3曲目に収められてるオリジナルカラオケ。この曲だけ、何度も何度も聞き返してしまった。誤解をまねく書き方だけど、もちろんタイトル曲だって好きだ。だけど僕が気に入ったのは、こういうアカペラのハミングが楽しめる曲が、今までリリースされてなかったからね。
達郎氏のコンサートのしょっぱなとかで流される、重厚なアカペラのハミング。あれを聞くたんびに、僕は「家で延々とああいうハミングを流して聞いてたら楽しいだろうなあ」って思ってた。ポップスとは別次元の心地よさがアカペラのハミングにはあるから。それに近いニュアンスがこのカラオケでは楽しめる。ヘッドホンで聞くとなおさらだ。昔友達に「アカペラのどこが楽しいんだよ。やっぱロックはドラムとギターがガンガンこなきゃ」と言われて、達郎氏の魅力を説明しようと「ヘッドホンで聞いてみろよ。おまえの耳の周りを20人くらいの山下達郎が取り囲んで、一糸乱れず歌いかけてくれるからさ」と話したことを思い出す。その友達はその風景を想像して、爆笑してたけど。
シングルに収録されてるカラオケは、普通のリスナーはカラオケとかで自分が歌うときの練習用、とかに使ってるのかな。そのわりにカラオケはキーが変わってるからあんまり意味はないかと思うけどねえ。ともあれこのシングルのカラオケを聞いて達郎氏になった気分で歌うのもいいけど、時にふっとこのハミングに耳を傾けて欲しい。和音の美しさがしみじみ胸に響いてくるから。
NATURAL THING/POI DOG PONDARING(1999:plate
tec tonic/TOMMY BOY)
ポイ・ドッグ・ポンダリングの5枚目(?)のアルバム。情報をまめにとってないんで、詳しいことはよくわからない。メンバーの一人が、今年夏のブライアン・ウィルソンのコンサートに同行してた関係で、このアルバムがリリースされてたのは知ってたけど。でも、ぜんぜんレコード屋に置いておらず、こないだ偶然見つけた。多分、95年くらいの「Pomegranate」(Bar/None)以来だと思う。
もともと僕のポイに対するイメージは、アコースティックに大人数でどがちゃか演るイメージ。一番好きな曲が92年にでた「VOLO VOLO」(COLUMBIA)の「The
Hardest Thing」だ。生演奏にこだわって(実際のレコーディングはともあれ)疾走感あふれるかっこいい曲。
ところがいろいろあったんだろうな。「Pomegranate」を聞いたときにも思ったけど、ポイも打ち込みに興味を示してきてる。テクノっぽいやつ。新境地・・・って無理してないといいけどね。少なくとも「Pomegranate」は、これまでのポイを期待して思いっきり跳ね返されたっけ。
この「NATURAL THING」も基調は前作を踏まえてる。もっともこのアルバムのいいところは、初期のアコースティックなロックンロール調が戻ってきてる。まずアルバムの通奏低音はストリングス。最初にカルテットでの室内楽っぽいイントロが奏でられ、フルートが乗っかる。しばらくするとシンセがかちゃかちゃと音の隙間を埋め尽くし歌が始まる。そんな感じの一曲目はとってもイギリスっぽいんで(彼らはアメリカのバンド)、どうなることか心配だったけど。延々とテクノ風に続く曲と、初期の彼ららしいバンド的な曲が交互に現れるなか、ストリングスが常に静かに鳴り響いて水と油の2種類のタイプの曲たちをそっとくるみこむ。構成的にはトータルアルバムになってるような感触を与えられる。
SexxLaws/BECK(1999:GEFFEN)
11/20に発売が延期されてがっくりの新作「ミッドナイト・バルチャーズ」からの第一弾シングル。あとしばらくはこいつを聞いて我慢しなさいってことらしい。オビに書かれてる「大ヒット1stシングル!」ってあおり文句が苦笑ものだけど。僕が知らないだけで、すでにヒット中なのかな?
で、期待の曲調は聞いてびっくり。イケイケのソウル・ホーンズにカントリー風味をぱらぱら。つきぬけたポップミュージックが目の前にぐぐっと提示されてる。新譜が全曲こんな感じだったら、めちゃくちゃに売れるんじゃないかな。
アレンジ的にはベックらしい細かいノイズがバックをうめてるおかげで、シンプルな感じはしない。ごちゃごちゃなニュアンスをサンプリングしてまぜこぜにしてる。
でも、基本はロックンロール。うまい歌手がさりげなく歌ったら、へたすると埋没しそうなわかりやすい曲だけに、ヴォーカルの説得力に助けられてる。かえってベックのうまいとはいえないヴォーカルがアクセントになることで、単なるポップとは違う引っ掛かりになってる。皮肉っぽい言い方になっちゃってるけど。僕としても嫌いなタイプの曲じゃないけど。もうすこしボトムがしっかりしてたほうが好み。低音が欲しいって意味じゃなくて。曲に対するポリシーがにじみ出てくるような曲がいいなって意味で。
ちなみに、2曲目がアルバム未収録曲で、3曲目がタイトル曲のリミックス。2曲目はひしゃげたギターがしょっぱなに奏でられ、てなれた宅録ベック節を聞かせてくれる。1曲目と音像がかなり違うんで、もしかしたらアウトテイクとかじゃなくて、デモに毛が生えた程度の曲なのかも。
ま、なにはともあれ11/20が楽しみ。ぷりぷりのポップ野郎になってるのか、こういう耳障りのいい曲で油断させといてノイズぎりぎりの新しい音像を提示してくれるのか。楽しみだ。
Do The Collapse/Guided By Voices(1999:TVT/Rock)
TVT移籍第一弾。レコード会社とガチャガチャやってたからリリースされたときにはホッとした。ライナーによれば11枚目らしい。もっとも、息をするように次から次へリリースしまくるバンドだから、全貌はそんなもんじゃない。HPのディスコグラフィーをみると、限定シングルやらアナログ限定のライブ盤やら。メンバーのソロアルバムだってぞろぞろ出てる。僕は1年半位前かな?いいな、と思ってあれこれ買い捲ったけど、まだまだとても全部は追っかけきれない。
で、このアルバムだが。プロデューサーに元カーズのリック・オケイセックを起用し、これまでのGBVらしくないタイトな曲が満載されている。録音だって突き抜けるようにクリア。上のベック同様に宅録マニアの集団って印象がどうしても抜けない僕としては、これは嬉しい変化点。宅録のごちゃっとした音には魅力があるけど、どうせだったらきれいな音で聞けるに越したことはないから。
曲的にはバラエティ豊かで問題なし。基調はギターで、時にはザクザク切りつけたり、軽やかにカッティングしたり。GBVお得意の詰まったコーラスも健在。ジャケットを見ても、およそ華やかさのないアメリカ人6人組。でも、ビジュアル面を補って余りあるギターポップがここにある。