のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに過去の日記はこっちです。
ぺこり。
明日からしばらく出張のため、このサイトは2週間ほど休みます。
6月に入ったらまた更新しますので、よろしくお願いします。ぺこり。

・・・なんて、さぞかし更新頻度が多そうなフリしてますが。
実際は今週もろくに更新してないんだよ。すいません、かなり仕事がバタバタしてます。
今週末は夜中に風邪で寝込みながら、無理やり薬で抑えつけて一晩で収拾つける一幕も。翌朝は出勤するオマケつき。あー、しんど。
あー、俺に時間と健康維持できる体力をくれぇ。はあ、ライブ聴きに行きたいなあ。

出張の荷造りをする。二週間もの長期出張はひさびさだ。どのくらい準備すればいいのやら。
今回は移動ばかりなので、荷物を最小限にしたくって。
なんやかんやドタバタして、一段落ついたのが3時ごろ。無性にパチンコがしたくなった。たまーにあるんです、こういうこと。

「よし、投資は2万円までね。勝てば出張前の景気づけになるし、負ければ・・・厄落としってもんさ」
と、自分に言い聞かせる。

負けること前提で予算を決め、さらに負けたときの自己正当化の準備までしてくのが、そもそも情けない。
俺、こういうとこがギャンブルに向いてない。「へっへっへ。ドル箱積み上げてやるぜ〜!」って勇んで出かけられないもんか。

パチンコやるの、一年ぶりくらいかな。
いやはや戸惑いました。保留ランプすら、どれか不明。
しかしリーチ・アクションが派手で長くなってるなあ。リーチになるとタバコつけて、一服したくなる。
液晶画面がやたらでかい上に役物もややっこしく、どこ目掛けて打てばいいかさっぱり。天釘横をブッコミ狙いって、もはや死語でしょうか。

普通はカウンタ見ながら千円で回転を確認、ボーダー越えか見極めるものでしょう。
ところがもう、オタオタしっぱなし。
保留ボタンを探しながら、どう打てばもっとも廻せるかに注意行って、気が付いたら千円くらい終わってます。リーチになると、一安心。「はあ、ちょっと休める」って。

とりあえずあちこち台移動しながら4種類くらい打つ。身体中、タバコ臭くなって帰ってきました。

・・・へ?結果?

勝ってたら台移動しませんよ。一箱は出ましたが、一般絵柄。確変へ再抽選なし。
時短中はカスリもせず。引きの弱さを、まざまざと見せ付けてきました。
高確率リーチを出しながら、あっさり敗退。その瞬間、隣で見てた人に「くすっ」って笑われたのが、むっちゃ悔しかったです。

一箱もあっさり呑まれて、一万五千円いかれました。覚悟の二万円まで突っ込まないあたり、ますますチキンです。
これで厄落とし完了。・・・けっ。

なにはともあれ、出張行ってきまあす。

今夜のBGM(その1):梅津和時"K"(1990)

 ソロ・アルバム「キネマ」に収録。ブックレット記載のディスコグラフィーによると、リーダー作として21枚目にあたる。当時、レココレ誌の評に惹かれて買った。
 RCは好きだったし、どくとる梅津バンドの名前も知っていた。だけどじっくり彼の音楽を聴くのは本盤が初めてだったはず。今から14年前か・・・。

 本作はDIVA解散直後のソロかな。豊富な人脈を生かし、豪華なミュージシャンをごっそり集めて仕上げた。
 もっとも当時はそんなこと、ぜんぜん気づきゃしない。
 いまさらながらクレジット見て、へえーって思ってる。

 架空のサントラ集と設定されてバラエティに飛んだ曲だから、かなりとっつきやすかったっけ。
 特に好きで、繰り返し聴いてたのがこれ。
 梅津のHPで読めるコメントによれば、実際は89年のピットインで行われたセッションが初演だそう。

 「キネマ」ではピアニストとデュオで録音された。
 梅津は冒頭、ピアニカでソロを取る。暖かくも美しいピアノが、いくぶん固めの音色で支えた。
 演奏はピアノのソロへ移る。
 そしておもむろに炸裂するアルト・サックス。その瞬間が、とても好きだ。

 ちなみにピアノは板橋文夫です。無知な僕は名前見ても、当時はぜんぜんピンと来なかったっけ。
 今聴くと、優しいピアノのタッチだなあ、と思う。ワイルドな板橋の部分はあえて抑え、とことんロマンティックに弾いている。


今夜のBGM(その2):B.A.L.L."Ball Two"(1990)

 ドン・フレミング(g)、クレイマー(b)、ジェイ・スピーゲル(ds)によるバンド、B.A.L.L.のアルバム"Hardball"より。
 プロデュースや録音は、もちろんクレイマー。クレイマーってソロでもプロ野球選手に捧げたアルバム作ってるが、そんなに野球好きなんだろか。

 ぼくは欧シミー盤のCDで持っている。ちなみに謎がひとつ。ボートラでアルバム"Bird"(ビートルズのブッチャー・カバーのパロディ・ジャケの盤)から、"The wildest thing"って曲を転載。
 しかしこの曲、僕の持ってる"Bird"には収録されてないんだ。なんでだろう。

 さて、アルバム"Hardball"。不勉強で、これが何作目にあたるのかは知らない。前半は歌入りで、後半はインスト。
 ひさびさに聴きかえしたが、こんな面白い盤だったんだ。
 ハードでアヴァンギャルドなサイケ・パンクの快盤です・・・って、横文字並べりゃいいってもんじゃないだろう。

 前衛系ニューヨークらしい、ラフな演奏に馴染めれば楽しめます。耳ざわりいいメロディは少ないですが。
 クレイマーらしいモコモコな音像は、けっこうダビングの小技もしてそうだ。
 ギターとドラムがもうちょい上手かったらなあ。

 B面にあたる後半は、4曲のインプロが"Ball one"から"Ball four"まで収録されている。
 即興だよね、これ。コード進行だけ、決めてるっぽい。
 いわゆるノービートで渡り合う混沌じゃなく、きっちりエイト・ビートが続く。
 その上で、エレキギターががなりたてる格好だ。なんかドラムがトロいなあ。

 3人はとにかくスピード上げてかっ飛ばす。
 クレイマーのベースはもこっとミックスされて音を読みづらいが、メロディは抑え気味。八分音符を連発であおった。

 1分43秒。ギターの音色が、鋭く変わる瞬間が好き。
 3人はグルーヴなんて、かけらも考えていなさそう。ただ闇雲に音を打ち出す。自己満足ぎりぎり。
 そしてギターの音がクリアになったとたん、疾走が加速するんだよ。
 かっこいいなあ。ライブ見たかった。どしゃめしゃなんだろな、たぶん。
今夜のBGM(その3):Synchro"Science Fiction"(1998)

 ゴア・トランス界では有名(だと思う)なレーベル"TIP"のベスト盤"The story"にて聴く。
 トランス・テクノは好きだけど、どれを聴いていいかわかんなくて。ロッテルダムのテクノから興味が進み、ちょこちょこ買っている。

 そもそも部屋で聴く音楽じゃないせいか、これぞってガイド本が見当たらない。
 今ならベストは木村重樹:著「サイケデリック・トランス・パーティ・ハンドブック」(河出書房新社)かな。

 聴いててリラックスできるはずなのだが。部屋で聴いてると、くたびれてくるか眠くなるか。おかしいなあ。

 ベたっとしたシンセがねばっこく耳に広がり、4ツ打ちビートに朦朧としてくる。いっぺんトランスのクラブへ行きたい。轟音で聴くテクノって気持ちいいはず。

 この曲を選んだのは、あんまり理由なし。どの曲でも同じようなもんで・・・微妙に違う。
 BPMは一定だけど、若干メリハリ聴いてて飽きない。途中でスパッとリズムが切り込む瞬間が良いのよ。
2004年05月16日 00時01分10秒


さて。
今日は何から書こう。まずは日記らしく、今日の出来事から。いや、ちょっと会社で色々あってね。愚痴を言いたいんですよ。とりあえず、ちょっとぼやかせてください。
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ。

はあ、すっきりした(ほんとか?)

てなわけで、次はお礼を。おかげさまで、このサイトは今日、5万ヒットを突破したようす。遊びにいらしてくださる皆様のおかげです。
ありがとうございます!

さて。次は例の著作権改正の話。平たく言えば"輸入盤規制"法案です。参院も通過したし、衆院も通過するだろなあって落胆してた。
色々書きたいこともあった。でも、いまさら書いても仕方ないか〜って諦めてた。

だけどゆうべ、としさんの掲示板への書き込み見て、またボヤキがむくむくと・・・(笑)

まず。4/17付日記で「ツッコミどころも、あえてたくさん残してしまった」と書いた。
もっとも「突っ込まれるかな」と恐れてたのは「そんなことわざわざ指摘するなよ」ってお叱り。

つまり法案の反対者から、「根源はCCCDだ。でも、それを主張しても賛同を得られない(営業妨害みたいなもんだからね、究極は)。だからあえて輸入盤へ論点をずらして、絡め手で迫ったんだ」って。
そんなメッセージが来るかなあと、思ってた。もっとも、反応なんて皆無。当然か、こんなマイナーなサイトの呟きじゃ。

考えすぎかもしれない。だけど反対してる人の根本は、CCCDをつぶすこと。そう内心思ってたし、期待もしてたんだ。

そうそう。ネットを見てて、面白い意見がふたつ。
まずは坂本龍一のコメント。引用しよう。

『(前略)音質にうるさい音楽ファンがCCCD規格の日本盤を敬遠して、CCCDでなくしかも値段の安い輸入盤を買おうと思っても手に入れられなくなる(後略)』

坂本龍一でも、こういう考えなんだね。ぼくは音楽ファンって「音質」を気にしてCCCDを敬遠、じゃないと思ってた。間違ってたらごめん。
だけどCCCDの敬遠って、別の理由じゃないだろうか。

1)コピーができない(PCや携帯プレイヤーへ、も含む)
2)サーボの異常回転を誘発し、ハードの故障の可能性が、ゼロでない

上の二つじゃないの?音質を聞き分けられるほど、きちんとした再生装置を持ってる人が何割いるのか。そもそも聞分けるべく2種類買う人が何割いるのか、はなはだ疑問だ。
リマスターで買いなおすのと違うからね。CDとCCCDを同じタイトル、二種類揃えて聞き比べないと、音質の違いなんてわかんないのに。

もうひとつは今年の5/7、J-WAVEで音楽評論家の高橋健太郎を招いて行われたラジオのログ(著作権がらみで消される可能性あるので、早めに読むことをお薦めします)。引用しよう。

 『今度の7月から、日米租税条約というのが(中略)発行しまして(中略)源泉税とかかからなくなるんですよ。だからすごくライセンスビジネスというものが、有利になるんですね。』
 
 この情報、すごく興味深い。今日知ったばかりで、まだ情報を集めてないし、裏も取ってない。
 だけどこれが本当なら。今回の法案ってレコード会社から圧力かかるの、すごくよくわかるよ。
 まちがいなく日本盤のほうが、利益率上がりそうだもの。時間見つけて、もうちょいネットで情報探してみよう。
 
 するっと興味深い情報入るから、ネットは面白い。
 あー、仕事サボってネット見てたいなー。・・・結局それかい。

今夜のBGM:Burney Kessel with Shelly Manne & Ray Brown"Volare(Neu Blu,Dipinto Di Blu"(1958)

さあて、今夜のBGMはなんにしよう。そういや、バーニー・ケッセルが亡くなりましたね。享年80歳。脳腫瘍だそう。ということで、BGMはこれ。

れっきとしたジャズ・ギタリストだけど、ぼくはスペクターやブライアン・ウィルスンのスタジオ・セッションメンって印象が、どうしても強い。じゃあ彼らのアルバムのどこで、バーニーが弾いてるかって指摘できないけどさ。

バーニーのリーダーアルバム、確か持ってたはず。ということで棚から引っ張り出した。
コンテンポラリーってレーベル(ごめん、よく知らない)へ8月に吹き込んだアルバム"The poll winners ride again!"に収録。

編成はギター・トリオ。サイドメンはレイ・ブラウン(b:オスカー・ピータースンの共演で有名な彼かな?)と、Shelly Manne(ds:この人はよく知らない)がつとめる。
これ、シェリー・マンって読むんだよね。フルート吹きで、同じ名前の人がいませんでしたっけ?

この盤で、特に好きなのがこの曲。作曲はDomonico Modugno(どんな作曲家なのかは知らない・・・知らないことばっかだな)。軽快なテーマのフレーズが好きなんです。

バーニーは特にエフェクタもかませず、シンプルにエレキギターを爪弾く。58年だから、エフェクターなんてないか。
軽快でスタイリッシュなギターは、いかにも西海岸らしい上品なジャズだ。
リズム隊もあくまでクールにスイング。元気あるときにゃ、物足りない。しかし今夜みたいにくたびれた時、酒飲みながら聴くにはいい音楽だ。

といっても、まだシラフです。これから飲むのさっ♪
2004年05月11日 00時15分18秒


はらり。
仕事がかなりバタついてます。とてもライブいけないや。体力が・・・。
昨日は終電までジタバタ足掻いて、今日も睡眠3時間で一日中仕事・・・へろへろ。もともと体力ないので、つい弱音を吐きたくなるのですが。
隣の同僚は、夕べから徹夜仕事の真っ最中・・・。とても言えん。たはは。
帰ったらすぐさま仮眠して、ちょっと体力復活しました。
最悪、まったく無駄になる仕事を自主的にやってるので、いまいちテンション上がりません。そのうえ寝不足だと考えまとまりませんね。
発想が詰まるたびに頭をガシガシかきむしり、打ち込みに朦朧としてきたら、前髪かきあげてPCの画面を睨みつける。

む?気が付いたら、ずいぶん抜け毛が多い。
どう見ても、俺の毛だよなあ。禿げるのやだよう。ここにもそこにも抜け毛が・・・うがー。
あー、ゆっくり休みたい。とりあえず明日は、何が何でも休む。一日中寝てやるう。

仕事中の眠気覚ましにガムが欲しく、コンビニで物色。カバヤからでた「メモリータイム」という、CD付きお菓子を買った。
関連サイトはこちらを。

以前、邦楽で似たような企画のお菓子ありましたね。洋楽版を望んでたから嬉しくって。半分寝ながら、ぱっと2枚買った。
いま見たら、一枚315円か。けっこう高かったんだ。タバコや飲み物にカロリーメイトといっぱい買ったから、気が付かなかった。

で、中身はサッチモの"What a wonderful world/Hello,Dolly!"に、アンディ・ウイリアムス"Moon Liver/Danny Boy"でした。
アンディはこの商品では「シークレット」扱い。でも、あんまり嬉しくない(笑)ぼくの世代じゃ、懐メロの印象だもんなあ。

この商品、CDのラインナップ見るとターゲットは40〜50代っぽい。しかしその購買層は買わないだろうし・・・マーケティングのセンスを疑う。俺に選曲させろ、俺に。
いまなら80年代シングルにすれば、訴求効果はぐんと上がる。だけど80年代ものはライセンス料高いのかな。

なら、このラインナップで売る方法の提案をひとつ。今日の日記の本題です。・・・前置き長くてすいません。

本シリーズにはライチャス・ブラザーズがラインナップに上がってる。
曲は"Unchained melody/Soul inspiration"。

まず。選曲が中途半端。
"Unchained melody"は分かるよ。映画「トップ・ガン」でもリバイバルしたし、もともと日本でも人気あるから。
だけどなんで、"Soul inspiration"なのさ。

1)もし、ヒット曲収録で購買層拡大を狙うなら。

=>"You've lost that lovin' feelin'"でしょう、どう考えても。

2)ライチャス・ブラザーズの良い曲、と設定するなら。

=>フィレスに拘らず選曲するなら、"Brown eyed woman"のほうがいいと思う。同じマン&ウェイル作曲だし。
  ビル・メドレーのソロ名義シングルとか、"Unchained melody"と曲調かぶるって問題あるか。
  "On this side of goodby"は?同じVerveから、66年の同年シングルじゃない。ゴフィン&キングの曲で元気いいし。こっちのほうがいいよ、きっと。

3)オリジナル・シーケンスにこだわるなら

=>てか、こだわって欲しい。一番書きたかったのがこれ。
  なんで"Hung on you/Unchained melody"にしなかったんだよぅ。("Unchained melody"は、ご承知のとおりB面ヒットなため)
  つまり、オリジナル・シーケンスを意識してよ。まあ"Hung on you"はまだライノのベスト盤で聴けるからいい(今は廃盤?)。

 しかし。レア盤のオリジナル・シーケンスを選ぶなら。
 つまりマニア層を具体的視野へいれたら。売れるぞ、確実に。

 たとえばフィレスを例に挙げよう。B・ソックス&ブルージーンズの"Why do lovers break eache other's heart?/Dr.Kaplan' office"なんて入れたら、もう・・・。
 格段に売り上げは上がる。マニアが買うもの。賭けたっていい。
 てか、出してください。お願い。

 いま、この曲は公式に手に入らない。スペクターのファンだけでなく、大滝詠一ファンも血眼で探すだろう。
 少なくとも俺は、箱買いするよ。出てくるまで。

 つまり拡販を図るなら、マニア層を狙うべきってこと。オリジナル・シーケンスで出さなくちゃ。
 懐メロは別の機会でも聴ける。あえてこの商品で買う必然性は低い。ましてや選べないんだもん、曲を。
 おみくじ感覚で買う層は確かにいる。だが、コンプしたら終わりだ。出現率が低すぎても飽きる。そもそも何個も買わない。
 
 中途半端な一般受けより、ニッチ層を狙ったピンポイント商品。これがリバイバル系商品を、短期間で大量に売り切る戦略だよ。
  
はあ、言いたいこと書いてすっきりした。寝よっと。どうか抜け毛が収まりますように〜。

BGM:Louis Armstrong"Hollo,Dolly!"(1964)

 あまりに有名な曲なので、説明は割愛していいですよね?・・・実は資料見ないと細かいこと書けないという。ないしょですよ。
 ビートルズを押さえて、チャート1位になったのは知ってました。

 聴くのはかなり久々。上で書いた、お菓子のおまけで入手しました。けっこう音がいいじゃない。盤起こしじゃないんだ。
 エッジがそれなりに立ってる。でも奥行き甘い、やっぱ。日本のマスターをいじってるだけだろうなぁ。
 だけどレベルぶっこんでるから、音は響いてます。

 ちなみにアンディ・ウィリアムスはマスタリングで頑張っても、エッジがズルズルだ。
 もとの録音の違いもありそう。"Hollo,Dolly!"のほうが、しっかり録音されてるの?しかし、どうやって?一発録りってことかな。

 日記でくさしておいて、なんですが。これなら"Soul inspiration"聴いてみたいな。
 手持ちはライノ盤で、マスタリングが低いんだもん。さすがに今聴くと。
2004年05月09日 01時27分05秒


でー。
これまでの人生で、連休ボケってあまりならなかった。たぶん。はたからどう見られてるかは知らん。
「仕事したくねーよー」ってぶつくさ言う同僚を横目に、いきなり連休前と変わらぬ仕事のペースを達成してきた・・・つもり。

方法は簡単。連休の最終日の夜からだんだん仕事のことを考えて、頭を仕事モードへ持っていくんです。たとえば。
「あ、そういや明日は仕事だな」
「明日は会社か。やだなー」
「あー、仕事したくねーよー」
・・・改めて書くと、単にくよくよしてるだけだ。うー。情けない。要するに性格がチキンなのか。

そ、それはさておき。
今日、しぶしぶ会社へ行く。電車の中でうとうと・・・はっと目覚めた。
首を押さえると、ネクタイしてる。あたりまえだ。

だけど寝ぼけて、素で焦る。「え?なんでネクタイ!?」って。
休みの間ボーっとしてて、自分がサラリーマンだってきれいに忘れてた。
そうか、これが休みボケか。

だけど電車の中でいきなりガッと立ち上がり、ネクタイ引っつかんで宙を睨むサラリーマンってマヌケですよね。
そう、そんなサラリーマンが、この世にいるわけないじゃないですか。

今夜のBGM:Evarov"fav"(2003)

 昨日、映画館のチラシに混じって置かれてた無料配布のCD−Rより。タイトルは"Evarov"。".mp3"って書かれてたから、PCに突っ込んだけど。ごく普通のオーディオファイルでした。なんだ。

 HPはここ。シンプルでお洒落なジャケットです。HPのURLは.comだが、日本人の男性ミュージシャンだ。
 ジャンルはミニマル・アンビエント・テクノかな。すごく気持ちよくて、さっきから繰り返し聴いている。

 この曲はCD−Rの一曲め。イントロ部分が特に好き。
 シンプルなドラムのリズムパターンと単音シンセだけで、音世界を構築する。俳句テクノ。・・・意味不明ですか。すみません。

 しだいに音数が増え、やがてふわふわとシンセが漂う。名曲です。
 2分弱で全ての音がそろう。最後のフレーズが乗った瞬間の美しさったら。 
 ふっと手に取ったCDでこんな心地よい音楽に出会えるなんて。
2004年05月06日 23時52分10秒


ぼー。
朝起きたら、頭が重い。風邪みたいだ。
とりあえず出かけて、うろうろ。帰って一眠りしたら直ったみたい。よかった。

「体力温存だっ!」って、おとなしくしても風邪引くんだなあ。だったら温存しないで、遊びまわっても結果はいっしょかなあ。なら遊びまわったほうが、充実してるなあ。
GW最後の日を迎えて、ふと思った。

昨日の宣言どおり映画"永遠のモータウン"を見に行った。雨が降る寒い夜、初回を見に行ったのに満員の盛況。そんなにモータウンって人気あるんだ。

とりあえず。モータウン好きなら、見て損はない映画です。
ジェイムス・ジェマーソンの動く映像があるんだ。ほんのちょっぴりですが。
だけど、たぶん欲求不満になると思うよ。ほんとにファンク・ブラザーズが好きならば。お薦めと警告です。

主役はファンク・ブラザーズ。モータウンのスタジオ・ミュージシャンたちの総称です。
前に日記(7/27付)で、ちょっと触れたことある。
映画のHPの"Funk brothers"欄で、彼らのプロフィールが見られる。シンプルにまとまってて勉強になった。

しかし。映画の内容は正直、不満が残った。
ジーンと来るシーンはいっぱいあるよ。流れる曲は、大ヒットばかり。

だけど短い時間に、あれこれ詰め込みすぎ。そのうえ飾り立てしすぎ。テレビのエンターテイメント・ショーみたいだった。
冷静に考えたら、エンターテイメント映画だから当たり前だが。

そう。これがもっとも悪い点。
さりながら・・・ファンク・ブラザーズを盛り立てるには、一番いいやり方なんだよな。

シンガーほどファンク・ブラザーズたちは、栄光を手にしてこなかった。
「イギリスツアーで、自分たちを知ってるファンがいるなんて思わなかった」って喋りを聴いて、つくづく思う。
60年代、彼らの全盛期の話だぜ。ビートルズが、ストーンズが、モータウンのヒット曲をカバーしてるのに、ほとんどのファンはモータウンで誰が演奏してるか知らなかったらしいから。

当時はミュージシャンのクレジットなし、が慣例だった。
初めて奏者の名前が載ったのは、マーヴィン・ゲイ"What's goin' on"だという。

映画の構成は、ライブのシーンとファンク・ブラザーズによる回顧談が交互に出る。演奏シーンは最初、わくわくしてた。
リヴァートがフォー・トップスの"リーチ・アウト"を歌うシーン、しょっぱなからもう、胸が熱くなったもん。

でもジョアン・オズボーンのへたくそな歌と、オーバーダブばりばりな演奏に、いまいちしらけた。
だってスタジオAでのセッションでホーンが聴こえたり、"悲しい噂"の演奏でストリングスがかぶってるんだもの。

たしかにアレンジとして、管や弦があったほうがきれいだ。でも、主役はファンク・ブラザーズだろう?だったら、そんなもんいらないでしょ。
なんでこんな簡単なことが分からないんだろう。腹が立ったよ。
でも、これは「エンターテイメント映画」なんだ。仕方ない。

本当ならば、きらびやかなショーのシーンなんて要らない。
まして他界してるジェマースンを持ち上げなくたっていい。ちょっとモータウンを齧った音楽ファンなら、彼の偉大さは充分に知ってるんだから。

なぜ、存命するファンク・ブラザーズを、もっともっと盛り立てないんだ?それこそが重要なことだろう。
ジェマースンの偉大さを語らせるより、語ってる本人をクローズアップしろよ。

しかしこの映画、20年前に企画して欲しかった。もっと突っ込んだ映画になったはず。
もしぼくが企画するなら、今生きてるメンバーを主役に置く。セッションするなら、ボーカルなんて要らない。スタジオAを舞台に、淡々とした映画にするよ。
・・・地味で売れないだろうなあ。それが切ない。

かりにボーカルを入れても、モータウンへゆかりのある人にする。
今回、この点が一番不可解だった。契約でもあるんだろうか?
リヴァート、チャカ・カーン、ブーツィ・コリンズ、ミッシェル・ンデゲオチェロ。
さらにジョアン・オズボーンやベン・ハーパー。
ボーカリストが多すぎる。しかも、ぜんぜんモータウンと関係ないじゃん。

せめてボーカリストは男女一人づつ。何度も言うが、歌は主役じゃないんだ、この映画では。
チャカ・カーンとモンテル・ジョーダン(だっけ?)による"Ain't no mountain high enough"(だよね?)は雰囲気出てて面白かったが。

モータウンの歌手は誰も歌わない。マーサ・リーヴス(&ヴァンデラスの人)は、コメントで登場するのに。
別にスティーヴィーやマイケル・ジャクソンを呼べなんていわないからさ

ソングライター・チームも無視。みんなもう他界してたっけ?
たとえばスモーキー・ロビンスンを呼んだっていいじゃない。大物過ぎて、ギャラがあわないかな。
で、スタッフ側、歌手側もひっくるめた「往年のモータウン」を懐古するとかさ。
わけのわかんない再現フィルムより、よっぽどマシだ。

・・・なんか文句ばっかだな。
繰り返しますが、あのファンク・ブラザーズにスポットをあてた着想と、彼らを盛り立てる内容は全面的に賛同します。
彼らあってこそモータウン。今でもグルーヴを感じる演奏なんだから。

しかしジェイムスを神格化するほど、ボブ・バビットが割を食う。
ちょろっとインタビュー・シーンあったが、ジェイムスの後任として、プレッシャーの述懐が感慨深かった。

いちばん嬉しかったのは、ジャック・アシュフォードがタンバリンを演奏する姿。
あのシャカシャカ言うタンバリンって、ハイハット代わりにドラマーが使ってるかと思ってた。まさか専属メンバーがいたなんて。
さらに2ドラム、2ギター、2ピアノなど多重アンサンブルだったとは。もっとじっくりモータウンを聴かなくちゃ。

だからこそ彼らだけの演奏を、もっとじっくり聴きたかった。
ジャック・アシュフォードがヴァン・ダイク役でアンサンブルを作るシーン、もっとたんまり見たかったよ。

今夜のBGM(その1):The four tops"Standing in the shadow of love"(1967?)

 "永遠のモータウン"の原題はこの曲から。そのわりにこれ、演奏されなかった気がする。
 手持ち資料にリリース年代書いてない。たぶん、67年頃だと思うが・・・。
 たしかオリジナル・ヒットはフォー・トップスだったと思う。上で熱く語ってる割に、モータウンへのぼくの知識ってこんなもの。すみません。

 手持ちの盤は、84年にモータウンから出たベスト盤"19 greatest hits:compact command performances"ってシリーズのフォー・トップス版です。モータウンは山のようにベスト盤でてるから、どれ買ってもいい。
 "Reach out"なんかと並んで、ばりばりにフォー・トップスが全盛期だった頃の曲。
 ファンク・ブラザーズとしてみたら、ちょっと円熟してた頃か。彼らの全盛期って、もう数年前な気がする。特に根拠ないが。

 イントロ抜き。いきなりサビ。
 しゃっきりしたギターにドラムとベースが挑む。中間部のタンバリンとコンガも効果的だ。
 こういうラテン的な雰囲気、ジャム・セッションから取り入れたと言ってたかな?映画のインタビューで、喋ってたけど忘れちゃったよ。

今夜のBGM(その2):Jimmie Lunceford & His Orchestra"Battle axe"(1939)

 映画の帰り、月光茶房へ寄って一休み。昔のジャズをいろいろ聴かせて頂いた。プレスティッジの傍系レーベル、Moodsvilleの話、まったく知りませんでした。ジャズも奥が深いなあ。

 古いジャズを聴きたくなって、帰って棚をあさる。風邪薬でうとうとしながら、部屋に流してた。
 ジミー・ランスフォードはカウント・ベイシーあたりと同世代かな?ビッグバンドのリーダーとして、第二次世界大戦の頃に有名だったそう。

 この曲は1988年にドイツのDeltaから出た"Live 1939 at the "Earle theatre",Philadelphia"というCDで聴いている。
 元はラジオ用音源。本盤での発掘音源らしい。

 かなり威勢良くしゃっきりエッジの立った演奏で、今聴いても充分に刺激あり。わくわくしてくる。
 管の鳴りが気持ちいいよ。木管と金管を対比させるタイトなアレンジがかっこいい。
2004年05月05日 23時24分49秒


びゅー。
GWも残すところあと1日。早い。しみじみ早い。なんでだ。

明日は渋谷へ映画を見に行こう。GWのシメってことで。
見たい映画は決まってる。"永遠のモータウン"。動くファンク・ブラザーズを見たいんだ。願わくばブエナビスタみたいに無残な映画じゃないことを祈る。
そしてレコード屋へ寄らないようにしよう。なんかしら、モータウン盤を買っちゃうから。
てか、映画館で売ってないだろな。てか、ぼくならタワレコかHMVと提携して、ごっそりCDを並べるがな。

今日は自宅待機。どこへも出かけずに体力確保に努めてた。はたからはグータラに見えるのが悲しいところ。
出かけなきゃいけない予定もあったんです。でも起きたら頭が重たくて。
体調回復を待ってたら、出かけそびれた次第です。誰に言い訳してるんだ、ぼくは。

なお。今朝、頭が重たかった理由はわかってます・・・二日酔いなんです。

ここんとこ晩酌にジンのロックを飲んでいる。前はジンって嫌いだった。大学入ったばかりのころかな。「家でボトルを開ける」って行為にあこがれてね。洋酒を買ってきたんだ。背伸びしたかったんですよ。お恥ずかしい。

そのとき買ったのがゴードン。でもすっごく薬臭くて・・・なかなか飲めずに往生した。それがトラウマだった。
ちなみに。そのときまとめて3本、買ったっけ。バイト代入って、気が大きくなってたかな。

残る二本は、コアントロとカルーア。バカですね。どれもこれも、ストレートで晩酌に飲む酒じゃないだろ。もう甘くて甘くて・・・空けるのに苦労したよ。

で、あれから十数年。ジントニックすらなるたけ遠ざけてた。
だけど先日、たまたま飲んだジンのショットが旨って。喜び勇んでボトルで買ってきた。
最初はタンカレー。こないだ、ボンベイ・サファイア。今はBoordsってやつを飲んでる。こいつは初めて見た。美味しいです。

なぜかジンだとすいすい飲める。これが新発見。ロックで冷え冷えにしてるせい?
で、酔いは一呼吸置いてガツンとくる。分かっちゃいるんだけど・・・バーボンや焼酎ほど、するっと酔わないから、つい飲みすぎちゃう。
毎晩、ダブルのロックで3杯くらい。つまり普通のコップで、なみなみ一杯くらい飲んでるもの。

一人で晩酌してて、なんで二日酔いになるんだ。あー、バカみたい。

今夜のBGM:Midnight Voices"Black and white"(1991)

 今夜もヒップホップを。黒人1人、白人3人のグループ、ミッドナイト・ボイシズの1st"Dreams keep blowing my mind"に収録。
 このバンドは詳しいこと知らない。録音はカリフォルニアのオークランド。
 買ったのはリアルタイムだけど、黒人コーラスと間違えて買った気がする。

 ちょっとネットで調べたら、95年だかに2ndを出したっきり。今は解散してるみたい。本盤がまだ手に入るかは、よく知りません。
 このときからヒップホップって、ちょこちょこ聴いてました。MCハマーが活躍した後だもの。ヴァニラ・アイスは大学時代のスキー場で死ぬほど聴いて、すっかり嫌いになったよ。
 当時聴いてた盤は、ほとんど処分したが・・・。本盤だけは棚の隅に置いて、たまに聴き返す。

 中身はオーソドックスなヒップホップ。西海岸流のパーティ・ラップだ。トラックはね。ライムはシリアスかも。よく読んでないんだよ。
 アプローチはクールで、ビートも軽快。スクラッチも適度に入ってる。

 いわばかっこつけたがりのやつが、背伸びして聴くのにぴったり・・・正直、そんな印象だ。
 久々に聴いたけど、そういうバブルの香りがした。うー、おれも歳取ったのかなあ。
 内容は悪くない。ただ、ビートって時代の流行があるんですね。昔のほうが、ナイスに聴こえてた気がする。
2004年05月05日 00時01分54秒


ぺきん。
昼間はKIKIバンドのライブを聴きに、新宿ピットインへ。
夜にも面白いライブが目白押しなだけに、「夜はXXXのライブへハシゴするのさっ」って観客の会話が、いっぱい聴こえて面白かった。

ほんとはぼくもあれこれ計画してたけど・・・いまいち風邪気味なもんで。昼の部で今日のライブはシメです。
あと、一番の理由は連休明けにドタバタするから。体力確保の守りに入ってます。あー、情けない。
人生、攻めなければ。・・・ライブ行くのが攻めかはともかく。無敵の体力が欲しいなー。

ここんとこ夜が冷え込むせいで、身体じゅうの関節がいつも以上に軋んでます。肩とか首とか関節鳴らすのが癖になっちゃってる。けして身体に良くないらしいのに。
気になってネット調べても、心配になることばかり。
この件、もっとも整理された記述のページはここでした。

ちなみに「コピーや転載禁止」ってよくわかる。しかしリンク張るのも禁止なんでしょうか。
その辺の境目が分かりません。とりあえず今、びくびくしながらリンクしています。
なんだか緊張で、首鳴らしたくなった。ぼきぼき。

今夜のBGM:Ghostface Killah"260"(1996)

 彼の新譜を買ったんだけど。ざっと聴いてもあんまりピンとこなくって・・・。この手の音楽、良さをわからなくなったかと不安になり、旧譜を引っ張り出してる。聴いて一安心。やっぱ楽しめるや。

 ゴーストフェィス・キラーはNYのラッパー集団、ウー・タン・クランの一員。一軍選手です。
 鬼のように増殖するウータン軍団は、とても全部フォローできない。でもウータンを現代のPファンクになぞらえて、リーダー名義盤は、見かけたらなるべく買っている。

 とはいえ一番面白かったのが、この90年代中期の作品なんだよね・・・。こないだのレイクォンの新譜は、そこそこ面白かったけど。
 ようは参謀RZAが全面展開し、不穏な匂いをぷんぷん漂わせてたころが一番なんだ。

 ちなみにRZAは先日「キル・ビル」で音楽監督をつとめてた。映画を見てもサントラ買う気しなくって・・・ますますウータンの株が、ぼくの中で下がっちゃった(苦笑)

 さて、この曲はゴーストフェィスの1stソロ"Ironman"に収録。確か邦題は「ムキムキマン」だったような。
 もっちろんRZAが音楽監督、脇はレイクォンとカパドンナが固める。当時、アルバムチャート2位を獲得したらしい。
 "260"ではレイクォンが"Featuring"。いまだにどっちがどっちの声か分かってない。

 ぼくはヒップホップって、歌詞はまったく興味ない。たんなるダンス音楽として聴いている。好みかどうかは歌詞で何を訴えたいかじゃなく、どれだけリズミカルか、だけ。
 ・・・ヒップホップのファンからしたら、邪道の聴き方です。わかってるんだけど。

 当時のウータン関連は、RZAが手で打ち込んでたというシンバルの響きと、全体が醸し出す不穏な雰囲気が好き。いわば薄暗い路地裏のスリル。
 ここでももちろん、その空気が味わえる。
 シンバルは控えめ。ホーンのサンプリングが執拗に繰り返され、闇雲にラップがせきたてる。

 ウータンってラップのテクニックはうまいと思わない。"今にも"破綻しそうなスピード感に惹かれるんだ。
 だからぼくは破綻しまくりのオルやメスより、レイクォンらのほうが好みなんだろな。
2004年05月04日 00時29分42秒


ずぃるずぃる。
ふっと思い立って、都内某所へラーメンを食べに行く。そこらの店じゃなくて、いわゆる「人気店」へ。いやー、すごいですね。並びっぷりが。
どの程度待つかわからなかったので、文庫本にi-podと準備万端。
おなか減っちゃまずいと、腹ごしらえまでしたよ。食べ物屋へ並ぶってのに。

並んだ時間ですか?ざっと一時間くらい。
覚悟して行ったから我慢できたけど・・・ふらっと行ったら、ムカついて途中で帰ってたと思う。
ぼくはめったに食べ物屋に並ばない。「美味しいもの」を理解できる舌を持ち合わせてないだろう、って自覚あるから。店のほうも、タバコ吸ってる人間に味の事を云々されたくないだろな。

並んでる間は本を読んだり、i-pod聴いたり。合間にお客の顔を眺めてました。
列に並んで何が楽しいって、お客の期待に満ちた雰囲気に自分もあてられてウキウキするか。それとも店から出てきたお客の満足そうな顔見て、期待に胸躍らせるか。どっちかでしょう。

ところが。この店は出てくるお客がみんな、つまんなそうな顔。なんでだー?期待ほど美味しくないの?店員の態度が悪いの?心配になってきた・・・。
いざ、自分が食べて理由が分かる。この店、スープの味が濃いんだよ。
待ってる人に悪いから、ぱぱっと食べて店を出た。

俯いたまま(味を噛み締めてたんです)、目じりをハンカチで拭い(熱いスープ飲んだら、汗出ちゃって)、すぐさま口をハンカチで押さえ(紙ナプキンがなくてね。口を拭ったんです)、いかにもしんどそうに(急いで食べて疲れたんだもん)足早に(並んでる人に悪いからさ)店を出る。

・・・営業妨害に、なってないといいな。

今夜のBGM:Bittersweet"The shadow of your love"(1970)

 ライブへ行こうと思ってたけど、帰ってうとうとしてたら行きそびれた。ちぇ。たかだか一時間立ち続けた後、買い物で歩いたからくたびれたのか。ああ、つくづくぼくは体力ない。
 しかし目が覚めたら、すっごく喉が渇いてたよ。
 
 これはラーメン屋に並んでる間、聴いてた曲。ベタな響きだけど、なんだか胸に響いてね。
 White Whaleレーベルのコンピ"In the garden"(2003)に収録。

 White Whaleのことはよく知らない。ハリウッドのレーベルなのかな。
 Ted FeiginとLee Kasseffが作ったレーベルで、タートルズの"It ain`t me babe"が1stリリースという。1965-71と短期間のみ活動したようす。

 有名どころはニノ&エイプリルくらい?いわゆるソフト・ロックのレーベルです。
 こないだレコード屋でTriste Janeroの再発CDを見かけたね、確か。

 これはD.Colbyの作曲。不勉強でどんな人かは知りません。歌手のビタースウィートは、ライナーによるとThe Cliqueなるバンドの別ユニットらしい。本コンピに一曲、Cliqueも入ってるけど。歌い方、ぜんぜん違うな。

 彼らはオースティンのバンドで2枚のシングルをせぷターへ残したあと、ホワイト・ホエールへ。
 ビルボードで22位まで上がるヒット曲は飛ばしたようだ。

 "The shadow of your love"はLAの一流セッションマンを使ってるとある。ドラムがハル・ブレイン、キーボードがドン・ランディだそう。
 するってえとエレベはキャロル・ケイ?や、適当ですよ。信じないように。

 滑らかなストリングスとホーンに支えられ、朗々とカンツォーネ風にボーカルが歌い上げる。
 ベースもぐいぐいカウンター・メロディをぶつけて楽しい。
 リアルタイムならたぶん、くさくて気に入らなかったろう。この歳で、初めて聴くから素直に楽しめるんだろうな。

 やたらめったら爽やかです。こういう風に歌えたら楽しいだろうな。
2004年05月01日 23時24分16秒


ちなみに過去の日記はこっちです。

Topへはこちらです。