BGMは、特に日記の内容とリンクしてない 場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。 ちなみに過去の日記はこっちです。 |
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夕べは灰野敬二のオールナイトライブへ。明けがた、きんきん盛大に鳴る耳鳴りとともに帰宅して、そのまま布団へ。
昼ごろ起きたけど、どうにも眠い。もいちど布団へ。 目が覚めると・・・夕方じゃん! 一日が終わっちゃったよ。やれやれ。今日もライブ狙ってたけど、さすがにパスです。 あまりにあっけない大晦日の一日でした。うーん、徹夜がひょいひょいできる体力欲しい。 徹夜モードが可能になる体力ってどうやって訓練するんでしょうね。 新聞をぱらぱら見てたら、今夜J-Waveで細野、坂本、高橋の「コタツに入りながら新春放談」の企画があるみたい。 いったいどういう話だろう。忘れずに聴かなくっちゃ。しかしこの3人、ぼそぼそ声で何を言ってるかわかんないんですよね。 今を去ること何年も前。坂本龍一のサウンド・ストリートにユキヒロがゲストで出て、はっぴいえんどの特集をしたとき。いったい何を喋ってるのか、さっぱりだった記憶あります。 というわけで、こんな内容のないサイトへ遊びにいらしてくださり、一年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。 今夜のBGM:Marisa Monte"Chuva no benjo"(1996) 耳鳴りひどくて、ハードな音楽はどうにも楽しめない。 静かでほんわりな音楽、なんかないかなーと棚をあさって引っ張り出した一枚。 あんまり静かでもないけどね。ひさびさに聴きたくなった。 これはマリサ・モンテがライブとスタジオをあわせたアルバム"A great noise"に収録。ぼくは彼女のきちんとしたファンってわけじゃない。 本作の前に2枚聴いたきり。このあとは聴いてない。いったいどういう歌手になってるんだろう。先日、音楽好きの同僚は彼女を絶賛していたが。 打ち込みっぽいベースラインがちょっとひしゃげてるが、あとはアコースティックで素直なアレンジ。 とにかくメロディが耳に残る。ブラジル風味だが、ラウンジ・ポップスできれいにはまりそう。 そのくせ耳に引っかかる癖もある。面白いな。 |
2003年12月31日 23時23分19秒
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新PCに買い換えて、初めてMP3を焼こうと思った。とりあえずWindows media player ver.9を使ってみる。まだ新しいPCに焼き専用ソフトを入れてないんだよね。
おー、これ便利じゃない。mp3をwavにデコードしなくてもいいんだ。鼻歌まじりで、さくさく焼いてみる。 ところが・・・ステレオで聴いてがっかり。曲間に2秒くらい空白が入る。 ぼくはかなり大雑把なほうだと思うが、それでもこの2秒はでかい。ライブ音源だからね。 しかし。Wmp ver.9をあれこれいじっても、どこで曲間ゼロに設定できるかわからない。そもそもディスクアットワンスの概念すら見当たらないぞ。いったいどうなってるんだ。 せっかく便利になったと思ったのに〜。 しかたなくいっぺんwavにデコード、新PCのバンドル・ソフトで焼いてみた。こっちはとりあえず曲間ゼロになるようだ。 ちょっと曲間がズレるけど、この程度ならいいや。 ちなみにバンドル・ソフトもディスクアットワンスって考えがない。うーむ。やっぱりきちんと焼き用専用ソフト入れないとだめ?しみじみ悩んでしまった。 今夜のBGM:Dave Matthews&Tim Reynolds"Typical Situation"(2003) 二晩かけてDLした。こういうときはブロードバンドがほしくなる。 かなり上下が詰まった音質のmp3で、しかもアメリカ人好みのドンシャリ。 オーディエンス・ノイズは派手で臨場感ある。音質はB+ってとこか。 先日ソロアルバムを出した、デイヴ・マシューズによる"An Acoustic & Electric Evening with Dave Matthews & Friends" ツアーかな。 つい一週間前、03/12/16にボストンで行われたライブ音源だ。 バックにティム・レイノルズやphishのトレイ・アナスタシオも参加。さらにこの夜は、エミルー・ハリスが飛び入りしたそう。 第一部はデイヴ・マシューズとティムのアコースティック・デュオ、第二部がエレクトリック・セットという構成。 ビートルズの"ヘイ・ブルドッグ"、スティーヴィー・ワンダーの"Tell Me Something Good"、phishの"waste"などがセット・リストにある。 エミルー・ハリスはディランの"Oh Sister"で飛び入りしたとある。実はまだ全部は聴けてません。 BGMに選んだこの曲は、1stセットのラス前に演奏された。アコギ2本、ティムとのデュオ。 "Typical Situation"の初出はどの盤だろう。かれらが1999年に出したライブ盤でも演奏されてるが・・・すみません、ちゃんと調べてません。 滑らかなメロディも心地いいが、やっぱり聴きものはギター・ソロ。 アルペジオの爪弾きにのって、エンディング間近でフレーズが踊る。 トリッキーな演奏をしてるわけじゃない。ロケンローとして盛り上げる、ありふれた組み立てのソロだ。ほとんど指癖じゃないかな。 とはいえ早い譜割ではじける旋律に、やっぱり心が沸き立つ。 |
2003年12月27日 23時16分39秒
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今月はなんかばたばた。結局ライブはほとんど行けなかった。都合がつく時間でも、いまいち気が乗らなかったり。こんなときもあるやな。
ここんとこ夜になると妙に暖かい。コート着て汗ばむ夜を繰り返してるせいか、どうも体調がうまくないなあ。 ・・・といいつつ、今夜は雨降ってえらい寒いな。なんか変な気候です。 さて、本の感想でも。 リチャード・クック著「ブルーノート・レコード〜史上最強のジャズレーベルの物語」(2002:朝日新聞社:文庫)を読む。 ブルーノートってジャズファン以外の方でも、名前を聞いたことあるかも。 NYを拠点にアルフレッド・ライオンが立ち上げたインディ・レーベルで、形を変えながら今も続いている。 最新の大ヒット作をあげるならノラ・ジョーンズかな。 本書ではブルーノートの衰退を、かなり抑えた筆致で書いている。 原著は2001年出版。したがって最新ミュージシャンで上がってるのはメデスキ・マーティン&ウッドまで。 ぶっちゃけ言うと、読んでて面白くない。ブルーノートの歴史を把握するにはいいだろう。しかし入門編にしては内容がマニア向け。 読んでて文章にわくわくしないんだよ。 レコード紹介本になるのを避けるためか、アルバムの評価はごく限られた盤のみ。あんがい断言口調だから、筆者と趣味が合わない人は異論多数のはず。 なによりも不満なのは当時の空気が伝わってこない。淡々と歴史を述べるのみ。さすがに本書の力点はアルフレッド・ライオンの活躍時期に起き、ページを割いたのは50年代〜60年代ごろ。70年以降は本のさわりだけだ。 しかしページ数が足りない。表面撫でて終わってるよ。 別に「知識」としてジャズを聴かなくていいし、ましてや「流れ」をすべて把握する必要ないと思う。だからこそむしろ焦点をさらに絞って、濃密な本にして欲しかった。 たとえばある一年間。何年でもいいけど・・・たとえば1953年一年間を、小説仕立てな一冊にするとかね。 ぼくが興味あるのは当時の空気。リアルタイムでブルーノート1500番台を聴いてた人はどうジャズを受け止めていたのか。特にNYで。それがすごく気になる。 本書によればレコード購入の多数は黒人で、クラブでは白人の中流階層が多かったそう。 その人たちは次々にリリースされるモダン・ジャズをどんな風に受け止めていたんだろう。クラブに行けばそのミュージシャンのライブを聴ける、矢継ぎ早にとびきりのジャズがリリースされるひとときを。 リアルタイムのジャズを、当時はどんなふうに聴いてたんだろう。 だって「新譜」で次々出るんだぜ。バドが、モンクが、ブレイキーが、ロリンズが。さぞかしわくわくしたろうな。 ブルーノートは頑固な「スタイル」を持ってレコーディングしてたと、本書で初めて知った。 他のインディ・レーベルと異なり、ライオンはリハーサル時間にもギャラを払い、レコーディング前に2〜3日のリハーサルを設けたそう。これは他のレーベル、たとえばインパルスでは行われていなかった。 彼はさらにアンサンブルのいいテイクを評価し、ときにソロよりもアンサンブルの好演テイクをLPにしたという。 うーん。惜しい本だ。全体像なんてどうでもいい。もっとニュアンスにこだわって欲しかった。 それにしても、あらためてぼくはジャズを知らないんだなって実感した。本書で紹介される盤の95%は聴いたことない。 読んでてあれもこれも聴きたくなる。そういう意味では、罪作りな本。 今夜のBGM:Freddie Hubbard"Outer Fources"(1965) いちおうBGMもブルーノートにしましょうか。アルバム"Blue spirits"に収録。フレディとして同レーベルでは7作目になる。 プロデュースがアルフレッド・ライオン、録音はもちろんルディー・ヴァン・ゲルダー。 ライオンが最後にレコーディングを行ったのは1967年らしい。本作がリリースされたのはブルーノート黄金時代の末期にあたるはず。 そもそもこのとき、もうブルーノートはインディじゃなく大手リバティの傘下じゃないかな。 "Blue spirits"を買ったのはしばらく前。大編成のジャズが聴きたかったはず。このアルバムでは6人〜8人編成による3回のセッションを集めている。あ、CDでの話です、もちろん。 "Outer Fources"は7人で録音された。フレディのトランペットのほかには、3リズムとサックス2本、ユーフォニウムという編成だ。 なんでこの曲が気に入ったかというと、シンバルのリズムがヘンテコだったから。 イントロのほんのりスリリングなテーマは、たぶん4/4だと思う。だけどソロに入ったら、連打されるシンバルの頭がしょっちゅうわかんなくなる。 ものすごく異様なリズム。 ちなみに叩いてるのはピート・ラ・ロカ(Pete La Roca)です。この人よく知らないや。 ライナーによれば「フリーなリズムを叩くさきがけの一人」と評価されてるみたい。 ネットでちょっと調べたらブルーノートで叩いたあと、弁護士の道を歩み、その後はラテン・パーカッショニストで復帰とあった。 てなわけでさっきから耳をそばだててるのはシンバルばっかり。ソロのほうまで耳がたどり着いてません。なんともはや。 あ、がしがし叩きつけるマッコイ・タイナーのピアノはかっこいいと思いましたっ。 |
2003年12月27日 00時13分10秒
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先日の日記で書いた「高い買い物」が到着〜。何を買ったかというと・・・DVD7枚組。「DVDビデオはPCでの動作保障してません」と書かれてたのでびびったが、どうやら正常に動いてるみたい。
んで、何を買ったかというと・・・。コレクターズBOXってヤツです。3rd editionとある。きっちりした紙箱に入ってて、リボンのスリップがほんのり高級感を醸し出してる。 映像特典でヒストリーやアニメーション・ギャラリーなんかもあるみたい。さて、どうやって見るんだろう。どうもDVDは機能がいまいち理解できてない。 んで、何を買ったかというと・・・。イギリスのコメディです。BBCで放送された全45話をすべて収録したもの。日本版を買ったので、字幕入り。さすがにタモリらの吹き替えじゃないみたい。 よく考えたらレンタルで、すべて見たことあるはず。たぶん。 だけどまあ、家でシリー・ウォークを味わうのも悪くないかな、と思って。 んで。何を買ったかというと・・・。「空飛ぶモンティ・パイソン」です。ナッジ・ナッジ。 パイソンがイギリスにおけるシュール・コメディの傑作チームだとすると。日本にも偉大なるシュール・コメディのチームがあった。 ちょうどタイミングよく、彼らについての新刊本を読む。 「これ、なんですか?スネークマン・ショー」(監修/桑原茂一2、構成・執筆/吉村栄一:単行本:新潮社:2003) スネークマン・ショーについて説明は省略します。 「レッド・スネイク・カモン!」じゃありませんよ。「こなさん、みんばんわ」のほうです。ご存じない方はYMOの「増殖」でも聴いてみて下さい。きっと損はしません。いい音楽がいっぱい詰まってますもん。ほのぼのした「エンド・オブ・エイジア」がいいんですよね〜。 え、スネークマンですか?聴いてたら、たぶん耳に残りますよ。今から初めて、「増殖」を聴く人が羨ましいです。 あの盤、「ナイス・エイジ」も軽やかでいい曲ですよ、ほんと。 さて。本書は関係者のエピソードはごく一部に抑えられ、ましてや主要メンバーのコメントも皆無。「桑原茂一2」なる人物が持ち込んだ素材を元に、当時のラジオ番組の推移を淡々と記述する趣向。 どうしてもひとひねりしたがるとこが、いかにもスネークマンらしい。 150ページくらいの小冊子なので、1時間強で読める。ちょっと食い足りないかな。とはいえ当時のラジオは未体験。知らないエピソード満載で楽しめた。 プラスティックスとシャネルズによる、山下達郎プロデュースのクリスマス・シングルなんて聴いてみたい。おクラ入りながら、録音は終わってたそう。 本書の1/3くらいは、当時のギャグの文字起こしに費やされた。フォントいじりやタイポグラフィで、雰囲気を出そうとする努力は認める。 だけどいかんせん、面白くない。これは耳で聞かないとつまんないんだよ。 ただし「増殖」ギャグのフェイド・アウト部分の台本(?)らしき部分まで読めたのは収穫だ。 レコードについてはさらりと触れられたのみ。資料的価値はほとんどない。ラジオやLPの収録エピソードをもっと入れてくれたら嬉しかった。 圧巻は不完全ながらも1976〜1980年までの選曲リスト。とっちらかった選曲が興味深い。著作権の問題あるだろうが、これをぜひそのまま聴きたい。 2001年にリリースしかけた9枚のシリーズは、あっというまに廃盤・回収になったしね。 なお2004年初頭にラジオ番組「スネークマン・ショー」、アンソロジーCD2枚組のリリースが予定されてるそう。どんな内容だろう。楽しみ。 今夜のBGM:Bonzo Dog Doo-Dah Band"The Intro and the outro"(1967) パイソンとくれば、BGMはやっぱりこれでしょう。彼らの1st"Gorilla"より。 とはいえぼくは彼らの音楽を、熱心に聴いてたわけじゃない。持ってる盤はこれだけ。あ、ライノのラトルズもあったな。 本盤は英BGOレーベルがリイシューしたCDで買った。90年代頭じゃないかな。 なんだかよくわからなくて、棚の隅にほったらかしてた。聴きかえすのも何年ぶりやら。 今聴きかえしても、やっぱりよくわからない。当時イギリスで流行っていたという、スイング・ジャズの影響を受けてるのかな。歌詞がまったくわからないんだよ。 クレジットに演奏者の名前も皆無。ジャケット・デザインがヴィヴィアン・スタンシャルってのはきちんと書いてあるのに。 この曲はたぶん、「いろんな楽器奏者が次々登場、紹介される。延々と奏者紹介が続き、そのままフェイド・アウト」ってギャグだと思う。 喋りがいまいち分からないんですよ。ごめん。 ドラムから始まって、ホーンやパーカッション奏者が次々紹介され、だんだん音が分厚くなる。 さすがに全奏者が音を出し続けるわけじゃなさそう。 3分以上かけて積み上げる面白さは分かる。だけど演奏がスイング(ディキシーかな?)ってのがいまいちだなぁ。 これをスペクターでやったら、面白いのに。"Be my baby"とかさ。 しかしパイソンもいろいろDVDが出てるんですね。 あとは「Do not adjust your set」も見たい。 レココレ誌95年11月号の特集によれば、1968年にBBCで放送された子供向け番組らしい。 XTCのアンディ・パートリッジが、出演者らを絶賛してたそう。 「ボンゾズとのちのパイソンだぜ、この世で一番ヒップな番組だったよ」 |
2003年12月21日 21時40分35秒
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肩の痛みは毎晩タオルで暖めてるせいで、だいぶ良くなってます。だけど直ってるわけじゃないんです。騙し騙し肩をいたわってるってとこ。
ところが今日仕事してて、同僚のおっさんから「どうだ、やってるかー」って肩を力任せに揉まれました。ががががって。 ・・・もう、悶絶しましたよ。痛えのなんの。 机に突っ伏してしばらく動けません。勘弁しろよ、ほんと。ばかやろー。 こういうのセクハラって・・・言わないよなぁ。 家に帰ると山下達郎のファンクラブ会報が届いてた。若かりし頃のインタビュー読んでて意外だったのは、予想以上にジャズを聴いてたんだなってこと。 高校時代、池袋のジャズ喫茶へ入り浸ってたらしいですね。1968〜69年頃の話。長くなるけど、ちょっと引用してみよう。 『(前略)西口にベッドという店ができた。(中略)そこで初めて見たのが阿部薫だった。阿部薫は何度か見たよ。なんせ、4〜500円くらいで阿部薫が見れたんだよ。そういう意味では、すごくいい時代だった。新宿のピットインに行けば、菊地雅章と峰厚介のグループがいて、新宿のタローに行ったら川崎瞭カルテットがやっていた。メンバーが日野元彦と沖至でね。一曲目が「ストレート・ノー・チェイサー」、2曲目が「シャドー・オブ・ユア・スマイル」。』 よく覚えてるなあ。しかし達郎の口から阿部薫が出てくるとはねぇ。ほんといろいろ聴いてたんだ。だけど、いいなー。ぼくも聴いてみたかった。 ネットを見てて、ちょっと高価な買い物をしようか一晩悩む。えーい、買っちゃえ。週末に届くといいな。 今夜のBGM:山下達郎"What`s goin` on"(2003) 達郎ファンクラブ恒例の、クリスマス・プレゼントCDに収録。 今回はスタジオ録音じゃなく、今年行われた「ファンクラブのつどい」でのライブが1曲選ばれた。 もちろんマーヴィン・ゲイのカバー曲です。 バックは難波弘之のピアノと伊藤広規のベース、あとは達郎のアコギのみ。アコースティック・セッションって趣向だった。 もっともこの曲はバックで、リズム・ボックスが鳴っている。 ライブを思い出すなぁ。このときライティングの凄みがよかったんだ。 歌は文句なし。かなり英語の発音がラフだなぁと思うけど。 いま、改めて音を聴いてて分かるのが、演奏のグルーヴがすさまじいってこと。 しょっぱなはドンカマのみのイントロ。アコギの優しいストロークへピアノが滑り込み、ベースがぐうっとウネる瞬間の盛り上がりが最高だ。 シンプルなアレンジなのに、オリジナルのオケに負けない暖かさがある。 ライブのMCで「アコースティック・トリオだと、普通はフォークになっちゃいます。が、我々がやるとロックンロールで鳴りますよ」って、達郎が言ってたっけ。 まさにその通り。改めて聴くとすばらしい約7分の名演です。 ここではピアノのソロも聴きもの。奔放に鍵盤が踊る。 どこのライブ音源だろう。残念ながら、クレジットはない。 |
2003年12月19日 23時40分47秒
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またスジを違えたらしく、両肩があまりにも痛い。腕を持ち上げるとビリビリとくる。四十肩ってこういうのだろうか。 しかーし。前回覚えた特効薬(タオルを肩に当てて、暖めるだけですが)を夕べ試したら、あんがい効果あり。朝にはだいぶ和らいでました。えへん。・・・威張れないか。 しかーし。夕べは右肩が痛く、タオルをそちらへ当てておいた。今朝になったら、今度は左肩が痛い・・・どうすりゃいいのよ。 いまはまた、右肩が痛くなってます。 おれの肩は痛みのシーソーじゃないんだが。 あまりに意味のない日記はさておいて、本の感想でも。 井上トシユキ「2ちゃんねる宣言〜挑発するメディア」(文藝春秋:文庫:2003)を読む。 文庫を買って、半分くらい読んで気が付いた。単行本を図書館で借りて読んでたなあ。 途中まで気づかないところが情けない。 内容はかなり忘れており、新鮮に読めたんだから損はしてないよね。たぶん。 2ちゃんねるの管理人、ひろゆきへのインタビューや対談をメインにした評伝本。これ読めば、今に至る2ちゃんの流れがだいたいイメージわくだろう。 2ちゃん推移を語る文章よりも、やはりひろゆきへのインタビューが気になる。 「面倒くさい」って言葉が頻出するインタビューに拍子抜けするが、この自然体さが2ちゃんねるっぽい。 「掲示板の管理」よりも、2ちゃんねるの「場」提供を重視する、危険察知の嗅覚やトラブル・シュートの方法論が印象に残った。 対談相手は田原総一郎や山形浩生など。読み応えあるのは宮台真司との対談だろう。 「個人情報保護法」の反対活動へ賛同を求める宮台に対し、無関心スタンスを通すひろゆきとの、かみ合わない対談が面白いったらない。 文庫化にあたり、ここ一年の更なる流れを記した最終章も興味深い。2ちゃんは成熟段階と思ってたら、まだまだ変化しそうだ。 今夜のBGM:Bud Powell"Cleopatra`s dream"(1958) こないだ飲みに行ったとき、BGMで流れてた。どっかで聞き覚えあるメロディだなあ、と思ってマスターに曲名を教えてもらう。 帰ってネットで収録アルバムを調べてみたら・・・なんだ、この盤持ってるじゃないか。 ブルーノートからリリースされた"The scene changes"に収録。 いい加減な聴きかただから、このアルバムがバドのキャリアでどんな位置づけかよく知らない。 とりあえず軽快かつファンキーなメロディが弾む、心地よいジャズ。 4分半の曲だけど、ピアノの動きを追ってるだけであっというまに時間が過ぎてしまう。 「早弾き」といっても、ここでバドはテクニックをひけらかさない。単純に、フレーズ展開が饒舌なだけ。 「あれは楽しいぜっ」って、嬉しげにまくし立てるイメージが浮かぶ。 サイドメンはアート・テイラー(ds)とポール・チェンバース(b)。ソロこそ取らないが、二人ともいかしたプレイを聴かせる。 タイトに軽々とスネアが鳴り続けた。ウッドベースはおしゃべりなピアノと真っ向からぶつかり、押し気味に低音をランニング。 ピアノと絡むベースがカッコいいったらない。 |
2003年12月19日 00時17分06秒
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はい、またもや。・・・風邪引いてました。 いい加減自分でも書くの飽きたな。でも職場ではなぜか風邪が大流行。ばったばった倒れてます。 うん、きっと今の時期は風邪引いても仕方ないんだよ。きっとそうだよ。 ということで夕べは帰るなり、薬飲んで寝てました。 汗取りで首に巻いたタオルが、冬の朝でもなかなか暖かいことが判明。冬の定番ファッション(?)にしようかな。うーむ。どんどんおっさんくさくなる・・・。 そういえば。最近音楽雑誌でLPのことを「ヴァイナル」って書いてあるの目に付きません?あの表現、すげーめざわりだったんですよ。 「ビニールって言え、ビニールって。それが正式な発音だろが」 日記のネタにしようと思って、念のために辞書で引いてみました。(gooでの検索結果はこちら) 結果は。・・・「ヴァイナル」のほうが英語の発音に近いんだ。 ちっとも知らなかった。これって、常識ですか?ふー、人前で自慢げに言って、恥かかなくてよかった。 さて。通勤中に読んでた本を一冊紹介。 村上"ポンタ"秀一「自暴自伝」(2003:文藝春秋:単行本) セッションドラマーとして超一流の村上秀一による自伝。実際は真保みゆきがインタビューを再構成してる。 1972年の赤い鳥でプロデビューしてから、2003年までのキャリアを250ページで語ろうとするとこに、そもそも無理がある。ただでさえ口語調って情報量減るんだから。正直食い足りない。一時間で読めるボリュームだもの。 ピークの時には一日に何本もスタジオを掛け持ちし、「一年間でセッションが2780本、CM832本」「6時間ノンストップで84曲をレコーディング」といった記録を持つくらいだから、細かいことは本人すら覚えてなさそう。 当時の歌謡曲を片端から叩いたらしく、山口百恵やキャンディーズ、郷ひろみに五木ひろしや北島三郎といった名前まで出てくる。 ピンクレディーの「UFO」や宇宙戦艦ヤマトのドラムまで、彼のドラムとは思わなかった。 教則ビデオを見ると分かるが、村上秀一のドラミングって肉体操作面は計算し尽くす一方で、奏法向上にはこだわってはいないみたい。たとえばどれくらい手数を多くするとか、いかにトリッキーな変拍子を叩くかとか。 だから「ポンタの奏法解読?!」を期待したら拍子抜けすると思う。道具にはこだわってるみたいだけど、その面の記述はほとんどなし。 マニアックかもしれないが、道具の話もがっつり織り込んで欲しかった。 本人が"番長役"を自認するように、ミュージシャンとの関係は親分肌というか友達感覚。癖のある語りなので、読んでて共感しづらい記述もある。 だけど実力に裏打ちされた幅広い交友関係の述懐は、かなり引き込まれた。 山下達郎との関係を重視というか、いろいろ書かれておりファンとして嬉しい。 逆に仙波清彦や泉谷しげるとの交流を、もうちょい突っ込んで欲しかったな。 主眼は彼の生きざま。さまざまな音楽を叩いた痛快さを味わう本か。 今夜のBGM:Carole King"Carry your Load"(1971) フリージャズのあとには、アメリカン・ポップスを聴きたくなる。 これは3rdソロ"Carole King Music"に収録。A面ラストの曲だ。 キュートなアレンジが気持ちよくて、さっきからずっとリピートしてる。 作曲はもちろん、キャロル・キング自身。 イントロはピアノの弾き語りとチャールズ・ラーキーのウッド・ベース。 するっとミズ・ボビー・ホールのコンガが加わり、ホーン隊もかぶさって豪華に盛り上がる趣向だ。 ゴージャスに広がる瞬間もいいんだけどね。そのあと、ピアノ、ボンゴにベースとトリオのアンサンブルが気持ちいいよ。 キャロルの歌はほんのりハスキーにかすれ、ベースがゆっくりしたフレーズで支える。優しい雰囲気が好きだ。 さーて、なごんだとこでメルツバウを聴こうかなっと。 |
2003年12月16日 23時16分00秒
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