のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに過去の日記はこっちです。
みみみ。
眉間の辺りや、後頭部に疼痛がします。
またしても頭が痛くて寝ていた。
寝てたっていうと大げさか。ぐーたらしてました。
いいかげん風邪って、飽きたなぁ。

こんどから「いやー、偏頭痛が・・・」ってことにしようか。
偏頭痛。ちょっとかっこよくありません?すくなくとも風邪よりダンディじゃありません?

「あれま、また風邪ひいちゃったよ、うー、ずるずる。」よりも。
「ふっ・・・悩みが多くてね。頭痛がXXXだよ」ってほうが・・・ほうが。・・・あれ。

かっこよく気取りたいのに。
肝心の頭痛をダンディに修飾する、うまい言葉を思いつかないあたり。すでにダンディは無理と露呈してますな。

今夜のBGM:忌野清志郎"虹と共に消えた恋"(2003)

 タイトルだけだとGSみたい。最新作"KING"より。
 このアルバムはストリングス以外、すべて清志郎の個人スタジオ「ロックンロール研究所」で録音された。
 エンジニアも清志郎が自分でやっている。
 
 ちなみにこのアルバム、清志郎はドラムにこだわってるようだ。
 ギターはほとんど弾いていない。11曲中1曲だけ。なのにドラムは7曲で叩いてる。
 この曲でもドラムのクレジットは彼と宮川剛。
 右チャンネルの訥々としたリズムが、清志郎じゃないかな。

 池田貴史が弾くオルガンが甘酸っぱく流れた。
 色づけは渡辺隆雄のホーンがめだつ。
 独特のタイム感で歌うボーカルもいいが、サビでのスキャットがすごく好き。
 
 雰囲気は60年代の夏。がっちりロックなアルバムの中で、ある意味では特殊なタイプの曲だと思う。
 か細く震える清志郎の声だから、たぶんこうして聴けるんだろう。
 他の歌手がごく普通に、甘く歌ってたら興味持たなかったな。
 この感想を書くため、何度も聞き返して痛感した。
2003年11月30日 23時33分19秒


ぞくぞくぞくぞく。
ご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、ぼくは非常に風邪を引きやすい体質らしいです。
体質というより、単に体力が無いとも言いますね。

今日は雨降ってるせいか、どうも寒くって。仕事終わって家に帰っても、身体が底冷えします。なんでだろう。
数日前からヒーター引っ張り出して、部屋着を重ね着して。体温調節に余念無いのにな。

風邪っつーか、どうやらすぐ熱を出すらしいんですよ。今もなんだかほんわりぼーっとしてます。
冷えピタ貼ってとっとと寝ちまおうっと。

冷えピタって癖になるんだ、これが。頭寒足熱というか、仕事モードでほてった頭を覚ますというか。
さすがに毎晩貼ってたらお金かかるので、ここぞというときにしか使いませんが。

問題は「ここぞ」って時が、月に何回も来ることかな。

今夜のBGM:ROVO"Sukhna"(2003)

 実はROVOって一度もライブを見たこと無い。ぜひ体験したいんのにな。
 もっとも今は会場が激混みらしい。飛び切り刺激的な音楽だから混むのはよくわかる。でものんびり聴きたい。ああ、贅沢もの。

 この曲はスタジオ盤だと"FLAGE"で始めて発表されたのかな。ライブでは何年も前から演奏された曲らしい。
 今は先日出たライブ盤""Live at 日比谷野音2003.05.05"で聴いている。
 ROVOが主催のイベント"Man drive trance"の、ROVO出演分を完全収録した2枚組だ。

 もー。聴いてて血が騒ぐ。この曲のサビは、なかなか顔を出さない。
 じっくりじっくり、フレーズが重なる。
 ROVOの常として、めだったメロディで押したりしない。あくまで人力ミニマルでテンションを高めてく。
 コンガっぽいリズムは岡部洋一だろうか。

 どんどんリズムが速くなる。それでもフレーズは混沌としたまま。
 着地点をあえて提示せず、ふらりふらり揺らぐ。
 山本精一のエレキギターと勝井祐二のバイオリンが猛烈にせめぎあい、キーボード2台のアルペジオっぽいフレーズ。
 二人のドラムが軽くリズムを交換する。

 すでに15分経過。
 たっぷりじらしまくったあとで、バイオリン(だと思う)がひとくさり、テーマのメロディを奏でた。しかしリフレインは中途半端に途切れる。

 一瞬の空白。
 スネアが打ち鳴らされ、一気にテーマの旋律がかき鳴らされた。
 今まで以上にドラムが連打され、ひと時も立ち止まらずに突っ走る。

 風景が切り替わる瞬間がとても好き。さっきからここばっかり、リピートして聴いてます。何度聴いても血が騒ぐ〜。
2003年11月25日 23時41分59秒


ぶるるっ。
朝は日差しが強くて暖かいと思ってたのに。昼間、用事を片付けに出かけると中途半端に寒い。洋服、どれ着たら良いんだろ。難しいなぁ。
選べるほど服を持ってないからこそ、かえって選択に困ります。

「宇宙へのパスポート2」(笹本祐一:著、朝日ソノラマ:2003年刊)を読む。
面白いね〜。ぼくはバリバリの文系で、物理はさっぱり。だけど読んでて楽しめた。

本書はSF作家の著者が、日本のロケット発射のさまを取材しつづけ、その日記をまとめたもの。かなりコミカルな表現を使ってるが、内容は濃い。
「2」と銘打ったとおり、本書が2作目にあたる。

前作は99年から01年までの記録。H8号機からスペースシャトルまで、日本やアメリカの各地を見聞し知識を蓄える、紀行書の側面もあった。
が、本書では97年から03年まで、日本のロケットに集中して記載してる。

恥ずかしながら本書を読んではじめて知った。日本には二種類のロケット打ち上げ機関があったってことに。

ひとつは宇宙科学研究所で、もうひとつは宇宙開発事業団。
簡単に言うと、前者は研究主体で後者は商業目的を主眼にしてる。生い立ちも違えば、管理体制も違う。

本書では両方の打ち上げを平行して取材し、両者の対比が明確にわかるようになっている。
レポとして面白いのは、やはり宇宙科学研究所のほうか。学者の研究が母体になってるせいか、より突っ込んだところまで取材が可能なようだ。
生々しいロケット開発のさまが伝わってくる。

コラムで挿入される松浦晋也の解説も分かりやすい。

本書は啓蒙を目的としていない。あくまで「ロケット打ち上げって面白い!」って好奇心が原動力になっている。
だからこそ読んでいて惹かれた。

ロケット打ち上げの性質上、おいそれと自分の目で眺めに行けない。だからこそ本書みたいに好奇心を刺激する本は貴重だ。

今夜のBGM:Frankie Valli"I make a fool of myself"(1967)

 フランキー・ヴァリはフォー・シーズンスのボーカリストです・・・って注釈、これを読んでくださる人に必要なんでしょうか。
 ブライアンのペット・サウンズ人気でビーチ・ボーイズが見事に復活、オリジナル・アルバムは片端から手に入る。
 80年代中ごろ、ビーチ・ボーイズの無視されっぷりはなんだったのよ。
 
 だからなおさら不満が残る。それに比べてなぜ、フォー・シーズンズはいまだに地味なんだろ。
 西海岸がビーチ・ボーイズなら、東海岸といえばフォー・シーズンズじゃないか。

 ベスト盤はそこそこ出てても、再発環境はまだ物足りない。
 ヴィー・ジェイととフィリップス時代はあらかた手に入るはず。だけどモーウエストとかカーヴとか。このあたりは手に入らないんだよ〜。廃盤が長いんだよね。

 と、いきなり愚痴っちまいました。
 この曲はフランキーがリリースしたシングル曲で、オリジナル・アルバムには未収録らしい。
 ベスト盤なら聴けるでしょ、たぶん。ぼくもCDで聴いてます。もちろん。

 もとは67年のヒット曲"Can`t take my eyes off you"(邦題が「君の瞳に恋してる」だっけ?)と同じ曲調を選び、ヒットを狙ったという。
 いわゆる二番煎じ・・・いやいや。

 曲はボブ・クリューとボブ・ゴーディオの、黄金ボブ・コンビで作られてる。
 アレンジはだれだろ。ぼくの持ってるベスト盤には書いてないや。
 たぶんチャーリー・キャレロだと思うが・・・。

 べたっと踵を地につけた、およそノリの悪いリズムが不満です。
 でもいい曲だよ、これ。

 ふくよかなフランキーのボーカルをたんまり聴かせ、ストリングスが甘く包み込んだ。
 ファルセットは使わず、ハイトーンも地声で行く。イタロ・アメリカンな粘っこい歌い方がもー、しみるったらない。

 ひさびさに聴き返して、気づいたのはアレンジの絶妙さ。
 後ろで静かにシンセが鳴ってるんだ。思いっきり高音でね。
 サビあたりで響くのは厚みを出す色付けだろう。

 なにより気に入ったのがエンディング寸前、フェイド・アウトぎりぎり。
 シンセがかすかに、ふわっと甲高く鳴るんだ。
 まるで今の音響系ミュージシャンが使う、サイン波みたいに。
 
 つるつるのポップスだと思って聴いてたから、シンセの大胆な使いっぷりが新鮮だった。時代は1967年だぜ。
 音響も意識してアレンジを組み立てるなんて、すごいじゃない。
 まるでテクノみたい。さりげない電子音が透明感を強調し、美しく曲をまとめてる。

 ちなみに。このアレンジはこの曲の専売特許ってわけじゃありません。
 たとえば同年のフォー・シーズンズの曲、"Watch the flower grow"なんかでも、似たような効果を使ってる。
 たまたまこの時代に、シンセの味付けアレンジが流行だったのかもしれないね。
2003年11月23日 23時48分04秒


ぐがごが。
なんかずいぶん間の開いた日記になってしまいました。先週も今週もそれぞれ二泊三日の出張があり、残りの日はばたばたという。
気が付いたら週末です。途中でライブへ行ったりしましたが。

しかし歳なのか、週末の睡眠時間が長くなってます。
今朝は珍しく早起きして、「お、今日は一日を充実させられるかな」と張り切ったのに。

布団に寝転んで音楽聴いてたら眠ってしまい、いつの間にか昼。
「お、いかん」
昼飯をとりあえず食べて、また寝転んで。音楽聴いてたらいつの間にか寝てしまい・・・。

目が覚めたら夕方。小腹が減ったし、ちょっとつまんでみる。また寝転んで音楽聴いてたら(後略)。

食って寝て音楽聴いて、また食って寝て。まるでブロイラーのような一日。
こういうことやってるから、腹に肉がつくんだよなー。

今夜のBGM:Guided by Voices"Grad Girl"(2001)

 日記をずいぶん書いてなかったのは、このコーナーのネタを思いつかなかったせいもある。
 出張中は音楽聴けないし、あとの日はのんびり音楽聴いてない。
 棚には聴きたいCDが山積みなのに、なかなか消化できてません。

 ここぞとばかりに今日はあれこれ聴いてました。途中でかなり居眠りしたとはいえ。
 やっぱ今夜はこれにしましょう。
 Guided by Voices初のベスト盤"Human Amusements at Hourly Rates"(2003)で聴いてます。
 初出は2001年のアルバム"Isolation Drills"に収録。
 
 今回のベスト盤で、音質向上などなされてるかはよくわからない。
 もっともこの時期のGbVは、かなりまともな音質ですが。すくなくともアルバム収録曲は。

 いやー、やっぱかっこいい。イントロなしでガツンと始まる、痛快なロックンロールだ。
 何で彼らが売れないんだろ。
 メロディはキャッチーだし、演奏もしっかりしてるのに。
 そりゃーいい加減、歳のいったメンバーばっかりで十代の購買層へアピールしづらいとか、リリースしまくりで一枚をじっくり拡販しづらいとか、営業上の理由もありそうだが。

 だけどとにかく音楽はばっちり。
 名曲ぞろいのGbVですが、この曲は特にお薦め。ライブで思い切り映えそうだ。また来日しないかな。
 
 そういやこののHPって、GbVの感想を書きたくて始めたんだよなぁ。ずいぶん更新ほったらかしてます。いかんのう。なんとか週末に更新がんばろうっと。
2003年11月22日 23時38分38秒


ちなみに過去の日記はこっちです。

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