のんびりてきとー日記です。
BGMは、特に日記の内容とリンクしてない
場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。
ちなみに過去の日記はこっちです。
じりじり。
投票に行ってきました。たいがいは、人がすくはずの夕方にちょろっと行く。でも今日は雨が降りそう・・・昼下がりに出かけてきた。
そしたらずらっと並んでて驚き。選挙で並ばせるなよ・・・。

後ろで「選挙で並ぶなんて初めて。政治への意識が高まったのね」としきりに強調する声が聴こえる。ほんとにそうなのかは知らん。明日の投票率発表が楽しみだな。

というのも。並んでる理由が分かったから。
とにかく本人確認に時間かかってる。
投票ブースは空いてるのに、本人確認の場所にずらっと列。勘弁して。効率上げてよ、ほんと。

バーコードを読み込んで、次の人の読み込み態勢へ移るまで、ソフト待機で数秒ほどかかるようだ。ソフト改訂しろ〜。
しかもたった二人で作業してる。一人が9秒/人。もう一人は12秒/人平均くらいの作業性ってとこ。

この3秒はでかいよ。単純計算で10人処理するのに、30秒も違う!
・・・あんまりでかくないな。

ま、とにかく。
ぼくが時間かかる人の列に並んでむかついちゃって。時間数えてたんですよ。
もうちょいさ、やりようあるんじゃないでしょうか。PCもう一台増やすとかさ。

投票ブースがいっぱいなら分かる。
「せかさないで投票できるよう、時間の流れを作る」ってストーリーも成立しうるから。
だけどブースはあーんながらがらなんだよー?どう考えても、効率が悪い。機会損失だ。忙しいんだから、ちゃっちゃと投票させてくれい。

並んでる待ち時間にイライラしながら、どうやって効率上げるか考えてた。
PC増やすのは設備投資が必要なら、他に方法は。
並び方を変えるのはどうか。作業員の意識改善でも短縮化を図る方法はあるはずだ。
ソフトの待機時間に用紙をもらい、記入事項を確認するとか。
一人当たり7秒、いや5秒にまでできる。

作業員の手元見ながら、効率化の方法に集中してたもんだから。
投票用紙を渡されたとき、何のためにこの紙が必要なのか、一瞬考え込んじゃったよ。

今夜のBGM:フィールド/勝井/鬼怒/清水"First set"(2000)

 夕べのライブ感想を書きながら部屋に流してた。文章書きながら、ほんとにBGMです。
 昨日聞いた千野秀一のフリーなライブを思い出してたら、この完全即興の音楽が、とても心地よく聴こえた。

 アメリカのSublingualレーベルからリリースされた"Tokyo in F"に収録。
 大泉学園にあるライブハウス、in-Fで1998年8月27日に行われた演奏だ。
 前半、後半のセットとして2曲入りで、それぞれ長さは40分弱。短めだが、特にテープ編集はしてないと思う。

 出演はケン・フィールド(as,fl,per)、勝井祐二(vln)、鬼怒無月(g)、清水一登(p)。
 どういういわくで組み合わされたセッションだろう。
 そもそもケン・フィールド(アメリカ人かな?)のキャリアをよく知りません。

 こまかい音使いやフレーズのどこが気に入ったか、うまくいえない。
 だけど前にこの盤に覚えた違和感を、今夜は不思議なほど感じなかった。
 
 前は音だけによるもどかしさや、即興演奏が産む取っ付きの悪さを意識しつつ聴いていた。
 ライブ演奏で味わうと分かるが、即興って音だけじゃ伝わらない『空気』もあるから。

 なのにすごく素直に、今夜は彼らの音が染みたんだ。ぼくの耳が変わってきたのかな。
 
2003年11月09日 23時52分54秒


むにゃ。
ちょっとの時間、うたたねのはずだったのに。
気が付いたら夕方4時過ぎ。外はそろそろ薄暗くなろうかって頃合。
今日の昼間は、何にもやってないぞ。

朝飯食ったあと、しばらく「一休み」のつもりが・・・。
あああ、一日って時間立つの早いです。
ちょっと意味が違うか。

・・・と、この日記を書いたのは、昨日の夕方。
ライブへ行く前の話だ。

結局このあとアケタへ出かけ、帰ってきたのは夜中の3時。
今の時間にアップすると、なんかまぬけな日記です。
ま、気は心ということで。

今夜のBGM:Christy Moore"Delirium Tremens"(1985)

 ハラダさんに教えて頂いた、アイルランドの歌手、クリスティ・ムーア。キャリアは30年以上に及ぶ大ベテランだ。
 この曲は"Ordinary men"に収録されている。

 そもそもアルバム全体が気持ちいい。今日はこの盤しか聴かなかった。
 ずっとリピートで何度も聴いてるのに、飽きないよ。トラッド要素はもちろんあるが、それだけじゃない。
 いろんな音楽性を取り入れた、バラエティ豊かな曲調と、穏やかに耳を掴むメロディ。
 両方の相乗効果に加え、アコースティックなアレンジも絶妙だよ。隅々まで目配りされた素晴らしい音楽だ。
 なんだかハマりそうだな。

 もっともここで紹介する"Delirium Tremens"はポエトリー・リーディングっぽい曲。メロディは無く、ラップみたいなものだ。
 クレジットは筆記体で書かれてて、上手く読めない。最初は「Dream traveler」みたいにほのぼのしたタイトル化と思った。

 でも曲名は"Delirium Tremens"。辞書によれば「アルコール中毒による一時的な錯乱」を意味するらしい。
 専門用語では「振顫譫妄(しんせんせんもう)」。・・・漢字が変換で出てこなくて、打ち込むのてこずったぜ。

 タイトルの意味が意外でした。すごく牧歌的な雰囲気なんだもの。
 中盤で流れるひよひよしたサイケっぽいシンセが、わずかに危なっかしさを感じさせる。

 バックはアコギ以外、すべてプロデューサーでもあるドーナル・ラニーが多重録音してる。
 なのにアイルランドの民族楽器なバウロンだけ、わざわざ別クレジットされている。なぜだろう。
 バウロン(片面枠太鼓)ってのは大きいタンバリン・・・と説明したらちょっと違うかな)
 
 クリスティの歌はほとんど即興だろうか。冒頭のうめき声は、目覚めた声じゃなくて二日酔いの苦しみを表現してるのかなぁ。
 とにかくぽんぽんっと小気味よく言葉が進んでゆく。
 たとえばディランみたいな独特の節回しがあるわけじゃない。吟遊詩人が語ってるイメージ。

 弾き語りでもたぶん、この曲は成立するはず。
 だが薄めでふくよかなアレンジが、曲の魅力を何倍にも増幅した。
 バックを縫うシンセの響きは、あくまでも上品で柔らかい。
 80年代中盤でこういう上品なシンセ使いは、坂本龍一くらいってイメージあったよ。

 マリンバっぽいフレーズもかっこいいな。
 なんどもなんども繰り返し聴いている。
2003年11月09日 11時26分44秒


あうあぅ。
 ここ数日、起きる寸前にいろんな夢を見ている。これがもー、奇想天外なやつばっか。
 なんでこんな夢ばかり見るんだろう。
 風邪気味で寝酒してないぶん、単に夢をくっきり覚えてるだけ?

 もっとも平日は目覚ましで起こされる。唐突に中断されるもんだから、起きて一分もしたら内容忘れちゃってる。
 だけど今日は休み。寝起きのボケた頭で、しみじみ夢の余韻を楽しんでいた。いや、あれは楽しんでたっていうのかな。

 今朝見たのは普通の日常からスタート。ぼくは等身大で登場した。
 あれはたぶん仕事帰りかな。
 見覚えのない同僚と駅の階段を上ってると、上からけつまづいた女子高生(?)が滑って落ちてきた。

 同僚が受け止めて、足をくじいたその子を介抱してる。
 しばらくおとなしく我慢してたら直る、と4人で(女子高生も二人組みだった)雑談していた。

 ところが同僚はもう一人の女の子と意気投合し、どっかへいってしまう。
 取り残されたぼくらはのんびり話してると、なぜか二人とも大の漫才好きと判明した(なんでだろう。ぼく、別に漫才興味ないんだがな)。

 これはもう、コンビを組むしかないと即断即決し、コンビ名まで決まる。
「ター十」。
 お互いの名前に漢字の「田」が10個含まれてるってのが理由だ。
 しかしきちんと数えると3つしかない。
「3個しかあらへんやんけ〜!」というツカミまでできた。

 さっそくリハーサル代わりに、すべてアドリブで漫才をぶってみることに。
 しかしここは駅。下手にやったら駅員か警察からクレームが来るだろう。
 「大丈夫、ふたり(ぼくの同僚と女の子の友達のこと)があっちにいるから、その前であればいいやん。
 もしクレーム来ても『友達とちょっとふざけてただけ』という大義名分まであるもん」

 と、非常にひきょうな論理武装も完了、意気揚々と二人は初舞台へ・・・というところで目が覚めた。

 心理学的にどういう意味があるんでしょうね、これ。分析してみたくもあり、あほらしくもあり。

 ちなみに今朝は目が覚めた瞬間、必死に頭絞ってました。
「・・・何のネタをやろう」って。



 いまさらながらデーモン&ナオミのDVDを見た。去年出たライブアルバム、"Song to the siren"におまけで付いてきたやつ。初回リリース限定版だっけ?

 ナオミ・ヤングが録画したツアーの日常を切り取った映像に、ライブシーンが挿入される構成だ。
 サイドメンで栗原ミチオ(ex:Ghost,ホワイトヘヴン,YBO2)が参加してるせいか、日本語字幕まで付けられる。ぼくは米サブポップ盤を買ったのに。
 
 さらに副音声で、画面見ながらのデーモンとナオミの対話までついている。これはさすがに英語のみ。字幕は出ないみたい。
 アンコール映像でライブ音源(だと思う。まだ全部見てないのですよ)まである。盛りだくさんだなー。

 つらいのは手ブレが多発するとこ。
 ナオミ自身がとった日常風景ならほほえましいで済ませられるが、ライブ映像でふらふら揺れる画面はなんだか酔いそう。

 DVDそのものもビデオと違って、いろんな機能あるんですね〜。
 画面の一部だけをリアルタイムでズームアップして、見続けることも可能なんだ。
 デジタルってすごいや。いっぱい遊べそう。

今夜のBGM(その1):Roxy Music"More than this"(1982)

 今日も第三舞台のDVDを見ていたので、無性にこれが聴きたくなった。
 DVDの各タイトルでは、観客のざわめきが入ってるだけだから。

 アルバム"AVALON"に収録されている。
 ロキシー・ミュージックってこのあと再結成してるのかもしれないが、ぼくにとってはこれが「ラスト・アルバム」って印象がすごくある。
 さほどロキシーを聞き込んではいないんですけどね。

 録音はパワー・ステーションで、ボブ・クリアマウンテンによるミックスで、ドラムがびんびんに硬い80年代サウンドになった。
 前の日記でこの曲紹介したときに書いたかな。今聴くと懐かしさが先にたちます。

 曲自体は文句なし。伸びるボーカルにタイトな演奏。希望に満ちたイントロ。まったく隙がありません。
 ブライアン・フェリーがとことんダンディに歌ってる。ファルセットを多用する歌なのに、ダンディってのが彼の個性ではないでしょうか。
 冷静に聴くと上手い歌とは思えない。でも説得力あるんだよ。
 あんがいひさびさに聴いたが、フィル・マンザネラのギターのフレーズもクールでいいね。

今夜のBGM(その2):De Danann"Mac's fancy,The mist covered mountain"(1980)

 ロキシーの"More than this"は前に紹介したことあるし、もう一曲・・・と探してて引っ張り出した。
 ほんとはジョン・アーマトレイディングにしたかったが、棚に見当たらなず。処分しちゃったかなぁ。

 しかしすでにデ・ダナンを持ってたとは。すっかり忘れてたよ。
 たぶん10年くらい前に「何でもいいからトラッドを聴いてみたい」って、適当に買った盤だと思う。

 デ・ダナンは1974年に結成。ケルトの伝統音楽を意識しつつ、伝統の枠をはずす方向へ活動したバンドらしい。
 資料を読むとリーダーのフランキー・ゲイヴィンはかなり癖のある人みたいだが・・・。
 最近、彼らの傑作といわれる「ボールルーム」(1987)を手に入れ、愛調してます。

 個性云々いえるほどデ・ダナンを詳しく知らない。が、伝統音楽を常にベースに置いた音って気がするな。
 
 "The mist covered mountain"に収録。本盤はすべてトラッドのカバーだ。彼らの3rdにあたるそう。
 ばりばりのアイルランド・トラッドばかり。独特の香りにあふれてる。

 これはアルバム1曲目のインスト曲。アナログで聴いてたら、針飛びでループしてると思ったかも。
 スティール・ギター2本による同じようなフレーズが延々と繰り返される。

 たっぷり1分半同じ音像が続いたあとで、おもむろに入るフィドル。
 メロディが生き生きしてて小気味よかった。
 ふわっと軟着陸するエンディングも聴きもの。次の曲へつながる、絶好のイントロだ。

 棚の奥にこの盤をしまいこんでたってのは、当時はわけわからずだったってこと。
 さて、今のぼくはどんな風に聴けるやら。
2003年11月01日 21時55分47秒




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