BGMは、特に日記の内容とリンクしてない 場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。 ちなみに過去の日記はこっちです。 |
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なんか鼻がぐすぐすする。風邪がなおってないのかな。
むぞうさに手の甲で鼻をこすったら、ずわっと鮮血が・・・焦った。 鼻血でたの久々だよ。しかし何でだろう。不思議じゃ。 とりあえずティッシュを鼻に詰めておく。今日が休日でよかった〜。 出勤前にこんなんなったら、目もあてらんない。 鼻にティッシュ詰めて、スーツ姿で通勤って・・・ああ、想像もしたくない。すっごくまぬけだ。 ジェフ・アボット「図書館の親子」(早川書房:文庫)を読む。 ミラボーを舞台にした、ジョーダン・ポティート・シリーズの三作め。ここにきてやっとプロットが入り組み、充実した小説になってきた。 もっとも入り組みすぎて内容がさっぱり頭に入らず。いつもより読む時間がかかって、なんだかなあです。小説として前2作より面白いが、単調な前2作を読まないと人物構成が分かりにくい。うーむ、どうもこのシリーズはいまだにお薦めしづらいです。 しかし田舎町を舞台にした不自然さが、3作目にきて露呈してるね。なんでだれもかれもが犯罪者で、いろんな動機を持ってるんだろう。そもそもミラボーってのどかな田舎町じゃなかったんだろか。 それとも「のどかな日々なんてありえない。深く知るほど、闇が見えてくるんだよ」ってメッセージがこめられてるの?まさかね。 エンディング数十ページで、どたばたと解決を見せる演出は本作も健在。あたふたしすぎだっちゅーねん。 もう少しじっくり、エンディングの余韻を味わせてほしい。 「Manga Erotics」編集部編「電脳漫画技研」(太田出版:単行本)を読む。 コンピュータで漫画を描く手法をインタビューした本。 登場するのは山本直樹、古谷兎丸、福山庸治、やまだないと、フレデリック・ボワレ。 ぼくは絵心ってさっぱりないし、PCで絵を書く手段も詳しくない。だから読んでてさっぱりな部分も多い。 そもそも「レイヤー」って概念が、いまいちぴんとこない。なのに面白くて一気に読んだ。 何よ楽しめたのは「十人十色」って言葉を実感したとこ。 それぞれの作家が、まさに独自の方法でソフトを使いこなしてる。山本直樹がここまでCGを全面に使ってたとは。 作業効率の改善から表現手段としてのCGまで。製作過程の原稿写真もいくつか紹介され、「CG」の可能性を実感できた。 たとえるならば「職人芸」を見るがごとく。いろんなやりかたがあるもんだ。 写真をスキャンしてなぞる発想にひざを打った。 どう書き込むかでなく、どう省略するか。そっちにセンスが移ってるようだ。 日本の作家は方法論こそ異なれ「楽をしたい。効率を上げたい」という発想。しかしフランス人のフレデリック・ボワレのみが「表現手段」としてCGを捉えてた。 漫画文化のギャップが仄見えるな。週刊誌で書き飛ばす、手塚治虫みたいな発想は欧米にないんだろう。 今夜のBGM:The doleful lions"Motel swim"(1998) 今日は昼から大雨降ったし、ずっと家にいた。あれこれ音楽聴いたよ。 トラッドを聴いたあとにトラフィックの「ジョン・バレイコーン」を聴くと影響が仄見えて面白い。 かといってトラフィックの2ndや5thを聴いてみると、どうにも音が古臭い。時代を感じるよ。 しみじみ感動したのは武田和命「ジェントル・ノヴェンバー」だった。彼のサックスが暖かい。山下洋輔トリオのバックもばっちりだ。 ロマンティックなテナーの響きが耳にしみこむ。 で、とりあえず今はこれ。たぶんリリースされた当初、新譜を輸入盤屋で買った。何で手に取ったかは覚えてない・・・。 威勢のいいロックンロールが心地よい、アメリカのバンドです。 ところどころで聴けるハーモニーも甘酸っぱくていい。 だけどロックンロールを続けて聴いてたら、若さゆえのつたなさに疲れてきた。 で、この静かな曲を何度もさっきからリピートしている。 一応タイトル・トラックだし、彼らも重視しているレパートリーなのかもしれない。 エレキギターの爪弾きを積み重ねる、ほんのりU2っぽい曲。ディレイこそないが、たゆたうギターのフレーズで感じたのか。 歌がうわずり気味で、いまいちへたくそ。 でもアレンジの組み立ては悪くない。ブラシを使ったドラムの音が生々しくていいんだな。 ほんのりかすれ気味なデュオの歌声の響きも気に入った。 もうちょいエコーを効かせたほうが深みが出そうだが・・・あえて壮大に鳴るのを避けたか。 |
2003年10月13日 23時25分56秒
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ライブ帰りの電車の中、レココレ誌の最新号を読む。昨日の日記で「手持ちのCD聴かなくちゃ」と誓ったばかりなのに。今後立て続けに、面白そうなCDが出るようだ。
メモもかねて、列記しときます。 Fairground Attraction"Live in Japan" 唯一となった1989年の来日公演のライブ盤。音源は7/16のクラブチッタ川崎。全16曲入り。 ただしこの日は21曲演奏されたので、不完全バージョン。なんでだー。 せっかくなら2枚組で完全版にしてほしかったな。 もともとこのライブはFM放送されたから、マスターが存在するんだろな。 Elton John"Goodbye yellow brickroad" デラックス・エディション盤でリイシューされる。脂の乗り切った時期の盤だけに聞くのが楽しみだ。 ネットでざっと調べたけど、曲目リストは見つからず。ま、いいや。・・・いいかげんだな、われながら。 The Zombiez"New world" 90年に再結成したときにリリースされてたそう。こんな盤、あったんだ。知らなかった。 プリファブ・スプラウトの"When love breaks down"をカバーってのが面白そう。 再発にあたり、78年のデモなど2曲が追加収録される模様。 Miles Davis"Jack Johnsons Sessions" 山のように出てるマイルスの"コンプリート"シリーズの一環で出る。 そもそも「ジャック・ジョンソン」を聴いてないので、この5枚組を買おうかは迷ってるが・・・。 こういうのって、オリジナルを聴きこんでないとつまんないんだもん。あいかわらず未発表曲が多数。 このほかにも「聴いてみたいな」と思う盤が多数。ああ。お金と時間が欲しい。 今夜のBGM:Krammer"Sshhh"(1990) 今日手に入れたコンピ"What else do you do?"を聴いてます。もちろんですよ。当然じゃないですか。前から欲しかったんだもん、これ。 この盤、当時レコ屋で見かけた記憶なし。ぼくがシミーを追いかけ始めたちょっと前に出た盤だからかな。いったい日本に何枚入ってきたんだろう。 テープの逆回転ぽい音をバックにして、クレイマーがやけっぱち気味に歌う。 奥で聴こえる女性の声は、当時の奥さんかな? 祭囃子みたいな笛もクレイマーだろう。琴っぽい音もあり、妙にオリエンタル風味。 あんまりいい曲とは思えないが、それでもいいのよ。クレイマーらしい曲なんだから。 わけのわかんない感想ですが、ご勘弁を。ファンなんだもん。 |
2003年10月12日 00時50分14秒
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前の日記で禁句にした3ヶ条が一気に押し寄せ、さっぱり更新できませんでした。とほほ。
日記のねたもなかなか思いつきません。てか、仕事のことを書いても面白くないしね。 しかし音楽聴く時間が・・おっとっと。禁句か。 だけど一日で音楽聴いた時間が30分以下ってどうよ。今週はたぶん、延べ時間でも4時間くらいしか聴いてないと思う。 やっぱり携帯プレイヤー欲しいなぁ。明日からの3連休でレコ屋あさりする前に、まずは未聴のCDを聴きこまなきゃ。 もっとも風・・・おっとっと。禁句か。ま、そういう状態のときだと、最近買ったCDより、前からあるCDに手が伸びます。今回、吉田美奈子がすさまじく沁みたんですよ。 じつはここんとこ「なに聴いてもグッとこないなー」症候群でした。 なのに彼女の音楽にふわっと包まれ、むちゃくちゃ感動しました。 とはいえ来週も仕・・・ああ、禁句か。とにかく時間に制約あるので、集中してあれこれ聴きたいもんですな。あとはライブだよ、ライブ。週末は出かけるぞー。 それにしても。この禁句、えらい手かせ足かせになってるよ。 今まで枕詞に使いまくってた報いってもんですな。悔しいから解禁したいなー。 いまいち愚痴っぽくて芸がないので、音楽ねたでもひとつ。 guided by voicesのサイトで、Circus Devilsの新譜情報があった。これはロバートとトビアス兄弟によるユニット。本作が3rdにあたる。 タイトルは"Pinball Mars"で、14曲入り。いちおうフルアルバムかな。あいかわらず録音しまくってるな。 ところが。発売はまたしてもLPのみ。しかも500枚限定。なぜじゃぁぁぁぁ。ぼくはLP聴く環境がないんだぞぅ。 「前の限定版が、どんだけすぐに売り切れたか思い出してごらん」ってコメントつきだが、そしたら何でCDでドカンと売らないんだよぉぉぉぉ。 アメリカじゃあまだまだLPが市民権あるんでしょうか。どうもGbVの感覚が謎です。なにかっつーと、アナログで限定版出してるもん。 この音源、早くCD化してくれないかなー。 やっぱり愚痴っぽいな。芸がないですね。すみません。 今夜のBGM:吉田美奈子"Lovin`you"(1981) たぶん"モンスター・イン・タウン"に収録されてる。ぼくは2枚組のベストで聴いてるのですが、この盤はオリジナル収録盤のクレジット記載ないんですよ。たのむよ、アルファ。 ハイトーンの歌声が、ミディアムの跳ねるビートに舞う。 隅から隅までメロウでファンキーで。極上のシティ・ソウルに仕上がっている。 96年12月号レココレ誌(吉田美奈子の特集号)を読む限り、この盤はすべて日本人の演奏だ。 なのに(あんまりいい形容じゃないが)いわゆる「日本ポップス」の香りがまったくしない。 メイン・メロディもきれいだが、やはり聴きものはエンディング部分。おそらく清水靖晃によるテナー・ソロに、美奈子の歌声がやさしくまとわりつく。 このサウンドが、熱で朦朧とした頭に沁みたんだよ。ほんとうに優しく、ね。 |
2003年10月10日 23時44分55秒
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通勤に使ってる最寄り駅で、改装工事がしばらく前に終わった。
ポイントはエレベータ&エスカレータの導入である。 地上と改札の高さは、普通のビル換算で2階半ってとこ。歩くのが苦になるほどの高さじゃない。 これはバリアフリー化と思えばいいんだろう。 しかしなぜエレベータとエスカレータ、両方同時に導入したのか。 たぶん深い配慮があるんでしょうな。あわせて駅舎も改装されてますし。 初めて今日、そのエレベータに乗ったが、デザインの秀逸さに感じ入った。 乗り口と降り口が逆になっている。 つまり、エレベータにまっすぐ乗って、向かいの壁が降り口になる仕様だ。 なるほど。よりバリアフリーを配慮してるんだ。 なにせ「乗って、出口に向かって向きを変える」という動作が不要。 車椅子で乗って、降りるために向きを変える必要がない。考えてるなぁ。 こういう仕様は、もっときちんとエレベータ内に掲示すべきだね。 いや、いっそドアとか周りの壁にもさ。わかりやすく。 ちなみに今日の日記は、バリアフリー化推進のえらそうな文章ではありません。 ぼおっとエレベータに乗って、後ろでドアが開いたにもかかわらず。 「あれ?なんで二階についてもドアが開かないんだ?」 と、壁に向かって首をひねってた間抜けな人間による、精一杯の照れ隠しです。 今夜のBGM:Elvis Costello"Still"(2003) 先日クラシック・レーベルのグラモフォンから出た、コステロの新作"North"より。 ストリングスをふんだんに使い、スティーヴ・ナイーヴのピアノが基調のバラード・アルバムに仕上げた。 インタビューによると本作はすべてピアノで、かつ作曲した順に曲が並んでいるという。 ブロドスキー・クァルテットなど参加してるようだが、ぼくの買った盤だと全曲のクレジットはわからない。 なにせブックレットが乱丁で、(3)(4)(11)(12)のページが抜け落ちている。まったく、ちゃんと製本しろよ馬鹿野(以下自粛) このところ時間がまともに取れず、まだ通して4〜5回くらいしか聴いておらず。だが悪くない盤だと思う。 「いい具合に歳をとってるな」ってのが感想です。 「怒れる若者」代表としてパンキッシュなコステロ像を求める人には、物足りない盤でしょう。 しかし彼も今年で50歳。ケース裏でにやりと笑うコステロの、すっかり広くなった額を見てあげようよ。 ある意味、歳相応の音楽だ。 ロックは若いもんに任せて、あとは悠々自適もひとつの人生じゃないですか。 面白いことにコステロは歳を重ねるにつれ、歌の表現力が幅広くなった。 "ジュリエット・レターズ"あたりから顕著になった、思い入れたっぷりにビブラートを効かす歌い方が、本盤でもきれいにはまってる。 けれども。圧倒的に不満なのは、アレンジが単調なこと。 特に前半の曲はほとんど同じパターン。バックの演奏はメロディをユニゾン気味になぞるだけ。 ピアニストではないコステロの弾き語りなら仕方ない。 実際、コードを爪弾きながら作曲したのでは?と推測したくなる。 プロのピアニストである、スティーブが参加してるんだ。 もうちょいアンサンブルを意識したアレンジにしてほしかった。 アレンジャーはほとんどがコステロ本人の模様。何か意図があるんだろうか。 この盤は「作曲順に並べた」というだけあり、曲が進むほどメロディが細やかな気がする。 アルバム・テーマにそったレパートリーの充実していくさま、いわば「作曲の過程」を眺めてる気分だ。 ま、もう少し聞き込まないと断言できない。この印象は変わるかもしれません。 さて、いつものように前置き長いですね。 "Still"はスティーヴ・ニーヴとブロドスキー・カルテットによる、アコースティック・アンサンブルのアレンジ。 基本はやっぱり、メロディをなぞる単調な構造みたい。 だけどところどころで入る、オブリのメロディがやさしげに歌を包み込んだ。 いわゆる「アンサンブル」がかろうじて成立してる。 ピチカートが心地よい。サビあたりのふくよかな弦楽四重奏の響きもいいな。 この曲、歌詞を眺めながら聞くと違和感が楽しい。歌詞カードはあくまで意味をつなげるための順に並んでて、実際のメロディはもっと強引。 たとえば歌詞カード20行目。ラストの数語って実際にはサビのメロディで、エンディングへ一気に寄り切る。 歌もつぎはぎせず、自然に録音したんじゃないかな。もしかしてウインド・スクリーンも使ってないの? ブレス・ノイズや子音の発音までくっきり聞こえる。そんな生々しさもいとおしい。 |
2003年10月03日 23時47分13秒
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なんか日記の間隔があいてしまいました。 先週はライブに行きまくって、日記まで手が回らなくって。 今週こそは日記を・・・!と思いつつ、それがなかなか。 しかし日記のねた、なかなか浮かびません。 「仕事が忙しい」「風邪引いた」「音楽聴く時間がない」。 この3つは、あまりに日記で書きまくってきたので、あえて今日から禁じ手にします。 ・・・と決めたはいいものの。さあて、何を書こう。思えば禁じ手はどれも、ちょうどいい書き出しのネタだったのか。 電車乗ってると、ちょっとした出来事を目にして「あ、これ日記のねたになるかな」と思うことあります。 ほとんどはすぐさま忘れてしまうのです。ま、その程度の出来事なんでしょう。 あ、あれがあった。今日の通勤電車で耳にした会話。 サラリーマンらしき2人組が、携帯電話について話してました。 「携帯はカラーが主流になりましたね。もう白黒に戻れませんよ。歴史が証明してます」 「歴史って?」 「ほら、テレビですよ。カラーになったとき、白黒テレビってなくなりましたでしょ」 いや、たしかにそういう出来事あったかも。 だけどたかが数十年前のことを「歴史」っていう?えらく安っぽい歴史だのぅ。 今夜のBGM:Charles Brown"Hot lips and seven kisses"(1955) チャールズ・ブラウンの経歴は・・・ネットにこんなページがあったので、こちらを参照ください。平たく言えば西海岸のブルーズ・シンガーで、甘い雰囲気が魅力です。 エルヴィス・コステロがチャールズのために「I Wonder How She Knows」を書き下ろしてるそう。コステロとなんかイメージ合わないや。 この曲はミドルテンポで、古いジャズの感触あり。もっとも録音が1955年だから、時代的に違和感ないのかも。 タイトルの後に「マンボー♪」って連呼される。なんだ「マンボー」って。 ソラミミかな?とネット調べたら、同じ曲で"(Hot Lips and) Seven Kisses Mambo"というタイトルあり。 Mamboってなんだ?と辞書調べたら、リズムの「マンボ」を指すそう。 なんだ、深い意味ないのか。とはいえタイトルの意味は、やっぱりよくわかんない。まんぼー。 |
2003年10月02日 00時08分21秒
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