BGMは、特に日記の内容とリンクしてない 場合が多々ありますが、ご容赦を・・・。 ちなみに、03/4/14までの日記はこっちです |
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大瀧詠一のニュー・シングル「恋する二人」がレーベルゲートCDを回避したみたい。情報元はこちら。 ナイアガラですら、業界の流れに勝てないか・・・とがっくり来てたから嬉しい。 この情報を知ったのは2ちゃんにて。それにしてもすごいですな。リンクたどって、たまたまスレを見つけたらびっくり。ただでさえ濃いナイアガラーの、熱意溢れる情報収集力に圧倒されました。とてもあの域には達せそうにありません。 今夜のBGM(その1):Tevin Campbell"The halls of desire"(1993) 棚をひっくり返して出てきたアルバム、"I`m ready"に収録。久しぶりに聴いた。 今は処分しても買い叩かれそう。安売り棚に100円くらいで売っててもおかしくないもの。そもそも何で買ったんだっけ。 理由を思い出せず、クレジット見てやっとわかった。かのペイズリー・パークが曲提供したからだ。 のちに自分のアルバムにも収録する"Shhh"ほか、4曲。いちおうこのときは、全て書き下ろしだったはず。 ちなみに"Shhh"はプリンス版のほうがずっといい。演奏よりも歌が違う。テヴィンのへたくそさがなんとも・・・。 その他はベイビーフェイスやナラダ・マイケル・ウォルデンがバックアップ。うおー。当時の典型的な売れ線のプロデュースだ。 ナラダが書いた曲の中には、共作でバート・バカラックの名前もある。これって書き下ろし曲だろうか。 気を取り直して。ペイズリー・パーク名義の曲から、とりあえず一番ポップなのを選びました。 クレジットにはバックは当時のNPGで、ペイズリー・パークはプロデュースとアレンジ、ギターを担当とある。だけどプリンス関係はクレジットを信用しちゃいけません。あんがい自分で弾いてる可能性も。録音もきっちりペイズリー・パークだし。 曲自体はたいしたことないレベル(プリンスを基準にして、だが)のミドルテンポなポップス。旋律の流れは、いかにも殿下印です。こういうメロディを書けるだよな。自分じゃまず歌わないだろうが。 デモではきっちりプリンスがガイドボーカルを入れてたと伺える。テヴィンの歌い方は、もう殿下そっくりなんだもの。 アレンジがかなり凝ってて聴き応えあり。キーボードやハーモニーを細かく重ね、ホーンが裏でさりげなく動く。 丁寧にバックトラックを作ってるな。今回聴きなおして、初めて気がついた。 こういうつくりでもペイズリー・パーク名義で提供してるのは、やはりメロディが安易だからか。 書き割り風にゴージャスな出来が楽しい佳曲です。 今夜のBGM(その2):大友良英NEW JAZZ QUINTET"Eureka"(2002) カレンダーでは飛び石だが、ぼくにとってのGWは、今年に限ってけっこう長い。いわゆる大人の事情ってやつです。リストラされたわけじゃありませんよ。ありませんったら。 てなわけで今日はGWです。すでに。 明日からはライブ行きまくりの計画立ててますが、まずは耳慣らしということで、ずっと部屋で音楽聴いてました。 真剣にスピーカーと対峙したり、BGMで聴き流したり。さまざまなスタンスで色んな音を聴いてたら、とにかく耳がくたびれた。 何枚聴いたかなぁ、今日は。「購入紀行」の感想も、さりげなく5枚くらいアップしてます。 そんな一日の締めくくり。 耳を休める音楽を・・・と選んだのがこの曲です。 オリジナルはジム・オルーク。聴いてみたいと思いつつ、なぜか買ってません。だからどんな風にカバーしてるかよくわからない。 だけどとにかくONJQのこのテイクは、疲れた耳へ音が染み込む快感を味わえる、名演なのは間違いない。 2002年5月17日に新ピで行われたライブ盤"ONJQ LIVE"より。編集なし、オーバーダブなしでがっぷり18分間、黒光りして滴る音を味わえる。 ギターの爪弾きとエレキベースの囁きをイントロに、まずは芳垣のトランペットが静かにぼくの耳を撫でた。 菊地のテナーと津上のアルトが加わり、じわっとテーマがかぶさる。 足をしっかり踏みしめ、身に陰をまとった漆黒の音符が浮び上がった。 いつしかアドリブへ変わり、ホーン隊三人が思い思いにフレーズを絡み合わせる瞬間が、とにかく美しい。 水谷のベースもフレーズが激しくなり、さりげなく管をあおる。 そんな音符達を、静かなギターのストロークで大友が支えた。 音がにじり寄ってふくらみ、昇華する。 耳の奥をごっしごっしこすられてるような心地よさだ。 津上がソプラノへ持ち替え、芳垣はシズル感溢れるシンバルを叩いた。 重心はわずかに浮かび、そのまま舞い上がってゆく。 ゆっくりと。 |
2003年04月28日 23時15分12秒
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この日記を読んでくださる方から、「しょっちゅう風邪ひいてるな」とよくご指摘いただきます。風邪ひきをセールスポイントにするつもりは、さらさらないのですが。やっぱり風邪ひきますな。うーむ。 実は昨日もひっくり返ってました。 仕事がえりでつい、うたたねしたのが諸悪の根源。夜中に目を覚ますと、なんだか身体がぞくぞく・・・。 慌ててバファリンのんでも、こういうときには効かないみたい。普段の倍量飲んだのに。 冷えピタ額に貼って、3時ころまで汗かきながら熱で震えてました。眠れないんですよ、こういうときに。ブワーッと寝て、どばーっと汗かいたらスッキリするのに。何でだろ。 一晩寝たらちょっと楽になったような・・・。完全に治った気がしないです。そこがしょっちゅう風邪引きなゆえん。治ったと思うと、またすぐ熱っぽくなるんだもん。 たまには「うひょー。気分爽快!すっきり〜!」って言ってみたい。ああ、なんとささやかな望みだ。 話はかわって。 通勤に使ってる駅が、エレベータやエスカレータ設置で工事してる。 今日、ホームへ降りる階段に、ビラが貼ってあった。 「この階段は工事の為、しばらく閉鎖します」 「うお〜。この駅は工事完了するまで、列車が停車しないのか?」(ホーム閉鎖と間違えた) 「どひゃー。工事完了までホームには、線路からよじ登るわけ?乗務員専用はしごかなんか使ってさ」 こんな空想が一瞬にして頭をよぎる。 いや、結論は「両方向にある階段の内、一方向だけを閉鎖」って意味です。もちろん。 ワクワクした自分が情けない。 でも階段が使えないから、ホームからホーム線路をぴょんぴょん飛び越えつつ行き来するってのも面白いぞ。いっぺんやってみたい。 今夜のBGM:Joe Jackson band"Awkword age"(2003) 先日出た新譜です。このところ地道に活動をしてたジョー・ジャクソンが、どうやら完全復活したようす。 アルバム"Volume 4"に収録。"Beat Crazy"(1980)のメンバーを結集させ、復活したって趣向だ。 23年ぶりか。なんかしみじみしてしまった。ところが同窓会っぽいセンチメンタリズムはなく、威勢いいビートを新譜でも聴かせる。 どのメンバーもげっそり歳くった風貌に驚くが、音はあいかわらずのニューウエーブ印。 この時代に「ニューウエーブ」って言葉も形容矛盾ですが。細かいこと覇気にしない。 彼らの音に、ほんのり円熟味はありますよ、そりゃ。 しかし時代をまったく無視し、好き勝手に突っ張った音作りが痛快だ。 曲の出来もそれほど悪くない。声も出てるし。キャリアに裏づけされたふてぶてしさもある。好盤です、これ。 惜しむらくは、時代との接点がまったくないことですが・・・。 この曲はほんのりニューウエーブ風味のロックンロール。 大サビの畳み込む符割りが好き。 ジョーはファルセットも織り交ぜつつ、線の細いボーカルをぶちかます。 バックのメンバーも元気いい。枯れなよ、いいかげん。 ロックンロールに定年はないし、もう一発でかい花火をあげてほしいな。 |
2003年04月24日 23時07分20秒
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喫煙者で東京近辺の私鉄電車を使ってらっしゃる方は、気持ちわかっていただけるのでは。 「健康増進法」なる法律が5/1に施行される関係で、関東圏の私鉄すべて(といっていいのかな?)が、駅を完全禁煙することになりました。とほほ。 ただでさえ、喫煙所がホームの隅っこに追いやられて、今までえっちら歩いてたのに。とうとう喫えなくなるのか〜。ちぇ。 しかし釈然としません。喫煙者がなぜここまで迫害されるんだろう。 タバコって単価の6割が税金です。ぼくみたいに独身でタバコ吸って酒飲んでって人間は、すごくいっぱい税金払って、国に貢献してるじゃないですか。 これで自動車もってたら完璧ですよ。一体どれだけ税金納めてることやら。 さらに自ら健康を害することで高齢化社会にあえて逆らい、税金だけ払って年金を貰わないようにしよう、と非常に謙虚に過ごしてますでしょ。 ・・・・うー。書いてて何にも説得力ありませんな。 喫煙者のぼやきと思って、読み流してください(苦笑) 今夜のBGM:Stevie Wonder"Overjoyed"(1985) ベタな選曲ですが。今日はしんどくて、なんかバラードを聴きたくて。ぱっと浮かんだのがこれでした。 "In square circle"に収録。シングル切られたか覚えてませんが、CMに使われたこともあるので、有名な曲ではないでしょうか。 ストリングスでべったりアレンジされたのがどうにも暑苦しい。しゃーないかなぁ。 こういう曲、どうアレンジしたらすっきり聴けるんだろう。ピアノの弾き語りもベタだし。アカペラも暑苦しいしなぁ。 いっそのことベース弾き語りなんてアレンジのほうがすっきり聴けるかも。 |
2003年04月23日 00時35分32秒
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土日はのんびりしてたら終わってました。一日が速いのは、歳取った証拠でしょうか。昔はもっと、一日って長かった気が。 ばかすか買ったCDを片っ端から聴いていた。ぼくはいつになっても「新しい(もしくは知らない)音楽」を聴きたい。だけど他の人は違うみたい。 勤務先の喫煙ブースで、「昔は音楽ファンだった」って人と雑談してて思った。 「昔はハードロック聴いたよ。今はツェッペリンだけでいいや」という意見に、どうも納得できない。 なんで他のCDを聴きたいと思わないんだろう。 ・・・いや、別にマジで反論なんかしませんよ。 仕事中に「音楽ファンのあるべき姿について」で、議論するほどボケたことはしませんってば。 冷静に考えると、ぼくのほうがおかしいのかな。 手持ちのCDを片端から聴いても、5年や10年は軽く持つはず。だって、一日に1〜2枚聴けたらいいほうだもん。 音符の一つ一つ、歌声の隅々まで覚えられるほど聴きこむなら、手持ちのCDだけで一生持っちゃうかも。ひょっとしたら。 たとえば大滝の「ロング・バケイション」。今までに100回くらい聴いてるが、まだまだ飽きない。聴くたびに面白い。 これくらい聴くアルバムが1000枚くらいあったらどうだ。老後は安泰か。うん、そうかも。 だけどまだまだ他の音楽も聴きたい。 実は今年のテーマとして「今まで聴いたことないバンドのライブへ行く」をひそかにあげてます。 今まで聴いてた音楽のライブに飽きたわけじゃありません。が、どういう音か顔ぶれで聴きに行くのと同時に、なるべく知らない音楽も聴きたいなって。 もちろん今まで聴いてたライブへも行きたい。この忙しいのに実質二倍のライブへ行けるのか?!というツッコミは自分自身に入れてます。 こういうとっちらかった趣味は「好奇心旺盛なんだ」と正当化してる。正当化できてるんだろか。うーん、やっぱおかしいんだろうか。 今夜のBGM:Thurston"(I could be discontent)Tell me is that so wrong?"(2003) 言ってるそばから、若手バンドの曲を紹介します。こういう曲に出会える以上、まだまだ枯れるわけには行かないぜ。 4/19に行ったイベント"Natural gift"のサンプラー"vol.2"に収録。 この日、BGMで流れてるのを聴いて「いい曲だな〜」と思ってた。 男女二人組みのユニットらしい。いわゆるテクノポップ。 シンプルなパターンをきらびやかな音色で繰り返される。 展開らしきものは特にない。ある意味、フロア向けなのかもしれない。 さりげなく生き生きしたメロディが気持ちいいぞっ。 |
2003年04月21日 23時31分40秒
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飛行機で日帰り出張です。ここんとこ寝不足なので、基本的にはがーがーがーがー寝てました。 でもふっと目がさめたとき。機内雑誌にのってるクロスワードパズルでもやろうかな、と思って開いてみました。 ・・・解いてあるじゃん。 前に乗った乗客が、答えをしっかり書いたまま残してったらしい。 機内清掃の時も、まさかそこまでチェックしないんだろう。 こういうの「サービスが悪い」ってつっこんだら改善して・・・くれないだろな。 「大人も子供もおねーさんも!」の「mother」がゲームボーイ・アドバンストで復活することになった。 といっても、ピンとくる人は少ないか? 1989年に糸井重里の監修で作られた、ファミコン用RPGです。いろいろ独特の世界観や仕様が特徴で、ひそかにヒットしました。ぼくは大好き。 ほのぼのマジカントもいいですが、いっちゃん印象に残ってるのは『距離感』です。 中盤でトンネル抜けるシーンがあるのです。移動手段は確かトロッコだったはずですが。ふと酔狂に、そこを徒歩で行ってみました。 敵にも出会わず、ひたすら淡々と右へ、右へ。 「もしかしてこのままえんえんとトンネルをくぐるのか?」と不安になったころ。 ふっと明るくなって、次の町へ到着したような記憶があります。 その長い「距離」が記憶に残ってます。 ドラクエで海を渡ってても「敵に出会わずに移動を続ける」とか、「同じ光景がえんえん続く」って体験するほうが難しいじゃないですか。 似たような体験は「大航海時代」をやってたとき。ロシアの北、北極回りでユーラシア大陸を越えた航海かな。 でも、それも多少は風景に変化があります。 「孤独」ってのをしみじみ感じました。開発者はそんなこと、まるで意識してないと思いますが、ね。 今夜のBGM:Dumisani Maraire & Ephat Mujuru"Mawuya-Mawuya"(1996) ドゥミサニ・マライレとエファット・ムジュールと読む。どちらも有名なジンバブウェのンビーラ(親指ピアノ)奏者らしい。 この曲は原盤がMusic of the World、ボンバの配給で発売された"ショナ・スピリット"に収録されている。 伝承曲であり、歓迎を表す曲だそう。どこまでが構築されてて、どこからが即興かわからないが・・・。 ライナーにはフォトセッションの時、互いのンビーラを交換して写真をとった。互いの楽器が醸し出す響きを気に入りあい、急遽スタジオを取ってワン・テイクで録音された即興、とある。 二人が呟くように唸りながら、たゆたう響きが淡々と始まり消えてゆく。 オルゴールのようでもあり、波間に漂う木の葉のようでもあり。 素朴で暖かいメロディにリラックスできた。素晴らしい演奏だ。 寂しげな空気ががスピーカーから零れた。 右チャンネルでサワリがずっと聴こえる。写真を見る限り特に共鳴の王冠がみえないけれど。ンビーラの裏側にくっついてるのかな? |
2003年04月19日 00時13分55秒
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出先のキヨスクでタバコを買おうと小銭入れをあけたら、見慣れないコインが一枚。 確か千円札でキップ買って、五百円玉があったはずなのに・・・。 ひょっとして昔に話題だったウォンかなんかの偽造コインか?! 一瞬ひやっとする。とりあえず買いもの済ませ、電車の中でコインを見る。『Korea』の文字が・・・。 おいおい、カンベンしてよ。 がっくりしてコインをしげしげ眺めると「FIFA」「World Cup」「日本国」の文字が。・・・あれ? これって、ワールドカップの時の記念硬貨かなにか? よく知らんけど、こういうのって記念で取っとくんじゃないの?自動販売機のおつりで出るか〜?なんともはやです。 コインショップに持ってったら、定価以上で買ってくれないかな。 買取値1000円とか。ムリか。510円でもいいや。 しかしこういうコインが自動販売機で出ると、当たりみたいで面白い。 次は、10万円金貨がおつりで出てこないかなっ。 いくらの品物を自動販売機で買ったら、10万円がおつりでくるんだろ。 ・・・くるわけないか。 今夜のBGM:Eddi Reader,Clive Gregson&Boo Hewerdine"Who's Your Jailer Now?"(1993) 元フェアグラウンド・アトラクションのボーカリスト、エディ・リーダーが1993年にぴょこんと出した、コラボシングル"Wonderful lie"より。 どういう関連でこの3人が共演したのかいまいち不明です。 ブー・ヒューワディンはのちにエディのソロ活動にあれこれ参画するが、3人名義はたぶんシングル一枚のみ。 すごく相性いいと思うので、せめてアルバムまで活動を広げて欲しかった。 この曲はGregson/Herwerdineの作曲。デュオでエディは歌ってる。 オケは三人の弾くギターが基本。 パーカッションぽい音はボディを叩く音だろうか。たんなるピックのイズじゃないと思うが・・・。 オルガンみたいな音色も聞こえる。これはギターで弾いてるの? 一見シンプルに見せかけて、エディは多重ボーカルで歌う。バックの演奏もさりげなくギターをいくつもオーバーダブしてるようだ。 とっつきやすいポップスだが、よく考えられたプロダクションに好感が持てる。 クレジットを見る限り、クライブ・グレッグソンが主導権を(レコード会社的には)取ったみたい。 今からでも遅くない。この3人でのアルバムを出して欲しいぞ。 |
2003年04月16日 23時38分02秒
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