戻る - 参加 

のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

グイン・サーガ正編続刊のお知らせ。
栗本薫の絶筆、130巻以降が出るらしい。プロットは栗本薫が残してたのかな?新しい著者が全く想像で描き続けると、思い切りあさっての方向に話が進みそう。一方で、単に栗本のシノプシスそのものをなぞるってのもつまらんし・・・・

<詳しいニュース>
天狼星通信のエントリ:
http://tenronews.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-0ba0.html
早川書房の記事:
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000552

とりあえず、読もうかどうしようか悩み中。
著者は五代ゆうと宵野ゆめ。どっちも読んだことないや。

五代ゆうblog:http://d.hatena.ne.jp/Yu_Godai/
宵野ゆめblog:http://yohinosora28.blog.so-net.ne.jp/

ちなみにぼくは、栗本薫のファンです。こないだ、ひさしぶりに「メディア9」を読み返した。
2012年07月31日 21時07分43秒
悪魔の電気器具
暑い・・・いやはや、夏だ。寄る年波に負けて魔の電気器具への誘惑を抑えられず、悶えている。クーラーなんて贅沢物ではない。せんぷうき。

これがなぜ悪魔か。扇風機とは空気を激しく動かし涼を取るシステムだ。従い、空気を振動させて楽しむ嗜好の鑑賞を阻害する。すなわち、音楽を聴くのに邪魔だ。
昔は体力があった。屋外のノイズすらも気に入らず、部屋を閉め切って音楽だけに没入していた。汗がだらだら流れようとも、それが夏の爽快だと嘯いていた。

しかし40の声を聴くころから、それが堪えられぬ。ついに膝を屈して部屋の窓を開けるようになった。堕落した・・・と、自責の念が果てしなく浮かぶ。

さらに。それでも、もはや耐えられぬ。ああ、せんぷうき・・・にっくきあん畜生よ。

ちなみに数年前。定期で電車に乗ってぐるぐる回り、冷房を実質タダで味わうというセコい技は編み出した。ああ、暑い。
2012年07月29日 15時22分46秒
メモ日記
日経夕刊に載ってた。携帯太陽光パネル「モバイル パワーパック」\2,300円。そんな高く無いな。http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1124444

ただ、あくまで予備バッテリーのようだ。

(Spec抜粋)
【重量】71g(111g)※( )内はコネクター類を含む総重量です。
【サイズ】約112.5×100×14mm
【仕様】出力電圧:直流5V、出力電流:最大400mA
【本体充電時間】USB接続:約2時間、ソーラー:約10時間
※本製品の電池容量は650mAhであり、補助的な予備バッテリーです。携帯電話やスマートフォンの電池残量が少ない場合は満充電にすることはできません。

使いかってを紹介したブログがあった。
http://blog.livedoor.jp/kumadays/archives/52013107.html

製造元はどこだろうなあ。モンベルのブランドで売られており、よくわからん。
2012年07月28日 00時04分46秒
一口日記、二日目。
山賊ダイアリー2巻を読む。アウトドアは根本的に苦手だが、心わくわく読める。絵のタッチのおかげで、生々しさが和らいでるせいか。http://amzn.to/MFjcj7
2012年07月24日 21時44分38秒
メモみたいな日記
『12枚のアルバム』著:中原昌也を読んでいる。面白いなー。音楽詳しいなー。こういうの読んでると、音楽の話したくなる。http://amzn.to/LIMRXb
2012年07月23日 21時42分39秒
CD製作費
なんか肌寒い・・・7月も終盤さしかかろうというのに。

スティック・メンの新譜は、資金調達支援サイトPledgeMusicで予算確保中という。
(http://amass.jp/8248)
10〜3千$の幅で一人の投資額が大きいほど、いろんなおまけがある仕組み。
http://www.pledgemusic.com/projects/stick-men-deep

スティック・メンのメンバーはトニー・レヴィン、パット・マステロット、マーカス・ロイター。このクラスでも、公募資金のほうが、手っ取り早いのか。あと、このプロジェクトはキング・クリムゾンとは関係ないのかな?

日本でもこの手の資金調達を、簡便にできるサイト・ビジネスが立ちあがらないものか。一旦立ち上げてしまえば、経費は抑えられそうな気もするが。

ぼくが知る限り、だいぶ前に立花泰彦がこの方法論を、個人で模索しかけた。今のWebにはコンテンツ見当たらないので、やめたんだろう。この02年インタビューで、当時のようすが伺える。http://tcxpress.com/aswt_61.html
2012年07月22日 11時22分01秒
高付加価値喫煙所
たまたま、ニュースで見た。都内に3店舗、喫煙ブースで入場料1回50円。"ippuku"がオープンしたそうだ。
ドリンク一杯70円、電源無料という。いっそ、格安喫茶店とうたえばいいのに。喫煙所に金払うのは、どうも抵抗あるなあ。

店内のようすがロケットニュースに載っていた。http://rocketnews24.com/2012/07/02/226563/

ippuku自身のWebはこちら。http://www.ippk.jp/
目の前にあったら、物見遊山で一回は入ってみたい。
2012年07月19日 21時05分21秒
その3:終わり
6.灰野敬二の方法論:場、とは

 中盤から終盤にかけ、映画でカットバックするのはパーカッション・ソロのライブ。この映画のため、照明とカメラに自らシンバルを叩く風景を表現した。
 照明とカメラのズームのタイミングを、それぞれ数値で指定する。
「互いに無関係にやって欲しい」、と言ったニュアンスで灰野敬二はスタッフへ説明した。

 ライトの明暗とズームの光景、灰野の出す音。三者が関係性を排除しつつ、絡み合って世界を産み出す。
 
 灰野による指示が非常に興味深かった。照明やズームを数値にして、乱数的なタイミングでダイナミズムを切り替える。しかし分解能は荒っぽい。10分割程度にとどめ、微妙なズレや揺らぎをニュアンスに残す。一方で、その分解能は強固に残す。

 映画終盤で見られる"本番"は、ある意味ホラー的な方法論だ。互いに明確なストーリー性無いランダムなズームと明滅。灰野のパーカッションもループは無い。
 つまりダイナミズムの表現を、スリリングさでコーティングした。

7.デジタルとアナログ:分解能

 前述の創作法が、灰野敬二の魅力を的確に表していた。灰野はいわゆるメロディや和音より、音がもつ空気の振動とタイミングに軸足を置いてる気がしてならない。
 そして分解能を共演者の判断に任せ、再現性をあえてあいまいにする。

 究極のデジタル的表現を取りつつ、いったん共演者のフィルターを通す。さらに偶発性を残す。
 つまりエレキギターのフィードバックまで、制御しようとはしない。しかしフィードバックが発生しうる音量は維持する。明確なクライマックスや見せ場のみをあらかじめ設定しない。場を整え、現れる音は偶発性に任せる。

 現実的ではないが、例えば一秒を一万分の一まで分割/制御可能ならば、灰野の言う「空気感」や「タイミング」は明確に定義される。
 とはいえそれはテクニックであり、計算であり、論理だ。灰野はそこへ価値観を見出さない。

 前述のように灰野の指示を明確に、ロジカルにする方法は、比較論として可能かもしれない。
 だが灰野は「重く速く」と、イメージで表現をはかる。
 さらに共演者、のパラメータを常に残す。

8.創作:小沢靖と灰野敬二

 映画の終盤で、灰野敬二は逝去した小沢靖への想いを語る。灰野の音楽は独自の価値観であり、ソロでもライブを行う。だが一方で、灰野は共演者との化学反応を大事にしてる気がしてならない。

 小沢靖は灰野の音楽論と非常に近しかった、と灰野は語ってるように見えた。同じ、ではない。近しい、のニュアンスだと思う。
 灰野は奏でる音楽の分析を、ほとんど明確に喋らない。映画で見られるリハーサルのシーンでも、「なぜ、こう表現したいのか」の理由を語らない。あくまで「こういう表現をしたい=それが良いと思う」と、価値観のみを提示する。

 解釈は相手に委ね、表現は自由に。だが、ブレない。
 映画を観終わった後、灰野敬二の音楽をまた体験したくなった。

 灰野敬二のライブは、行くまでに決心や心の準備が必要だ。聴き終わった後は、たいがい「良かった」と思うのだが。
2012年07月16日 15時31分32秒
その2:
3.さらに、映画の灰野敬二

 この映画は灰野自身が語る、生い立ち前半のエピソードを軸にリハーサル・シーンと演奏シーンを混ぜた。
 灰野以外の出演者は、話者としては誰もいない。共演者が映されても、その共演者自身は、自分の言葉で灰野を語らない。
 したがい価値観と取捨選択は灰野自身のフィルターが強くかかり、灰野自身が語りたくないことは語られない。

 幼少の街並みと今の風景がカットバックされつつ、幼いころの灰野の記録がいくつも映される。
 幼稚園や小学校の頃に書いた絵が残ってるのは、驚異的だ。それとも誰もが、こんな過去の記録を丁寧に保管しておくものだろうか。

 露悪的な場面は皆無だ。二男という灰野敬二の肉親が、彼を語ったら・・・という空想は、いかにもコミカルで親しみやすい風景が期待できる。だが、両親の写真は幾度も映されるが、生身の両親は登場しない。長男が敬二をどう評価しているか、ってゴシップ的な興味も生まれるが、もちろん欠片もそんな場面は無い。
 
 この映画で語られるのは、80年代前半の半生まで。1983年から1987年にかけ、灰野は療養で音楽活動を中止していた。その頃のことは、この映画で語られない。

 この映画のWebではたくさんのミュージシャンが灰野へ讃辞を寄せている。しかし、それらのミュージシャンにインタビューは、映し出されない。あくまで主役と存在は灰野敬二であり、灰野自身が選択した半生のみが語られる。

 偶像の描かれ方は本人の選択によるものだ。解釈は映像そのもので、見た人がそれぞれ行うしかない。だから、失笑という第三者的な反応が強調されてしまった。

4.ぼくと灰野敬二

 とはいえ、もちろん灰野敬二と喋ったことはない。彼がMCをすることもないため、ライブでもあんがい肉声を聴く機会は少ない。だからこの映画で、灰野敬二の発言をたっぷり聴けた点は単純に嬉しかった。

 彼の名前や存在は90年代後半から知っていた。もしかしたら、CDですでに音楽を聴いていたかもしれない。ライブ初体験は、00/1/14の中野 PlanB、パーカッション・ソロ。 
 生音で、金属パーカッションを中心に鳴らすパフォーマンスが、灰野敬二のイメージと印象を強烈に印象付けた。
 打擲音を空気とともに揺らすさまは、さまざまな響きを取り込む貪欲さと、鳴りそのものを楽しむような無邪気さ、双方の側面を感じた。
 そう、彼のライブを見ていつも二元論が頭に浮かぶ。相反する要素をごちゃまぜにして、独自の世界を作り上げる。

5.灰野敬二の方法論:不失者

 前半は不失者(ナスノミツル、高橋幾郎)とのリハが幾度も挿入される。たぶん2012/1/27、東高円寺UFO CLUBでのライブ前の映像だろう。

 3つの点で、この映像は貴重だ。
 練習と本番の違いが分かること。楽譜から創作方法論を分析できること。そして、共演者との距離感を伺えること。

 そう、完全に即興と思っていた不失者だが、少なくともこの面子ではカッチリと方法論が規定されていた。
 灰野の作曲は五線譜ではない。大、中、小のダイナミズムと、カタカナを大きさ変えて書くタイポグラフィーによる図形楽譜だ。例えば、カタカナの"ト"。下半分をぐっと長くし、大きさを変えることで、連続性とニュアンスを表現する。
 
 大、中、小はタイミングであり、ボリュームだ。リハーサル・シーンで灰野は幾度も、高橋へドラムのタイミングを伝えようとしていた。アカデミズムな理論やデジタル性を廃し、ニュアンスのみで。
 高橋がスティック一本でスネアを叩き、直後にミュートする。音量やタイミング、ミュートの響きに、灰野は幾度もダメ出しして自らの価値観を表出させようとしていた。

 本人の資質、だろう。これをロジカルに伝える、簡単な方法はありうる。
「スネアを**の力で**ミリ秒叩き、**ミリ秒休符で、次に叩く力は・・・」と、とことんデジタルでも同じ音そのものは出せる。しかし、灰野はそうしない。あくまでニュアンスのみ伝え、共演者の表現が自らの価値観と近似するまで繰り返していた。
2012年07月16日 15時31分08秒
映画「ドキュメント灰野敬二」
渋谷のシアターNで上映中の映画「ドキュメント灰野敬二」を見に行った。すっかり真夏、暑い・・・。昼11時の上映で、102席のうち半分くらい埋まったかな。スクリーンが小さく、ぼくは最前列で見ていた。

なお、サントラは劇場限定発売の新録音という。買いそびれた・・・。

約90分の映画、見ていて物足りなさと興味深さが交錯する。灰野敬二の人物像と音楽観で新鮮さを覚えつつ、切り取り具合にもどかしさを感じた。
つらつらと、長文だが何回かに分けて感想を書いてみたい。

1.灰野敬二とは

 映画後半で「楽しさ」へ灰野が言及していたのが意外だった。灰野敬二は、観客へ「楽しさ」をわかりやすく提示しないスタイルだと、思い込んでいた。
 灰野敬二のライブへ行くには、覚悟がいる。闇、轟音、長時間、そして緊張。
 しばらく彼のライブを体験していないが、以前はこんな印象だった。

 開演時間はしばしば思い切り押すが、その間フロアは暗く、お香の香りがたなびく。本も読めない。周囲は雑談をためらう圧迫された空気で、もちろん禁煙。ただただ、幻想的なクラシックや民族音楽に身を任せ、日常から灰野の音楽世界へ入る、助走のような一時。そんな印象があった。

 ライブが始まると、数時間ぶっ続けで耳をつんざく轟音。音楽の素晴らしさとは別次元で、後半は耳がやられて物理的に音をクリアに聴けない。耳鳴りでひしゃげた響きが連続し、鈍い音圧と鋭いフィードバックを浴び続ける。集中力も切れ、朦朧とノイズに対峙し続ける。

 だが灰野敬二の魅力はライブでこそ味わえる、と確信する。CDの限られた1時間には収まらぬ、連続した時間とダイナミズムと、空気感はライブでないとダメだ。
 それはぼくが最初に体験した、ライブの印象が強烈にこびりついてるせいだと思う。

2.この映画での灰野敬二

 前述のように灰野敬二のライブは緊張が常にある。茶化すことは許されず、灰野の存在に圧倒されて拍手すらためらう時がある。
 ところがこの映画では観客が、しばしば失笑していた。灰野の楽譜を見て、灰野の発言を聴いて、灰野のありさまを見て。
 これはリアルな灰野敬二のライブでは考えられない。

 それこそが映画ゆえの独特な灰野との距離感であり、映画での物足りなさともいえる。灰野敬二へさまざまな立ち位置を持った人が無造作に集まり、目の前の灰野敬二という怪物を、スクリーン越しの安全地帯で体感するがゆえの出来事だ。
 失笑を漏らす観客へ共感するか、反発するか。それこそ、人それぞれだ。

 ぼくはある意味、灰野敬二を偶像化している。でも最後の「髪を膝まで伸ばしたい」と語る、灰野のコメント直後に失笑する人の気持ちはよくわかる。
 この映画が灰野のごく一面だけとらえた作品になっているから。

 灰野敬二は自らをアイコン化し、神秘性を存在ごと表現している。どこまで確信してかは、いまだによくわからない。
 そしてこの映画の監督は、灰野の内面までは入らない。灰野の口により灰野を表現し、それ以上は決して踏み込まない。
 だから灰野の創作の魅力は、観客自身が探し出すことを強いる。

 なぜ灰野はサングラスをかけ続けるのか。その一点だけでも、監督は灰野に近づいて欲しかった。
2012年07月16日 15時30分33秒
プリンス特集雑誌
WP誌21号を読む。(http://www.waxpoetics.jp/magazine/issue/21)

ソノシートつき。アナログプレイヤー壊れてて聴けないが、懐かしいメディアだ。つい、丁寧に扱ってしまう。
目当てはプリンス特集。パープル・レインのころ、上り調子なプリンスのようすを、周りのスタッフへインタビューの形で表現した。

インタビュー掲載はジェシ・ジョンソン、モーリス・デイ(ともに元Times)、アラン・リーズ&グウェン・リーズ(当時のツアー・マネージャー。プリンス・バンドのエリック・リーズ(sax)は実弟らしい)。いやはや、特に最後のインタビューが面白かった。
この雑誌のための最近インタビューなのかは、よくわからない。

パープル・レイン・ツアーは既にがちがちに構成されており、アラバマ州バーミンガムの公演では段取り狂いで大変だった、と回想する。あらためて当時のブート音源を聴いてみた。ラフなところも含めてカッチリ盛り上げるさまは、既にパープル・レイン・ツアーで築いてると、改めて気が付いた。
なんとなくサイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアーで磨かれ、ラブセクシー・ツアーで結晶すると思い込んでた。

しかしプリンスの音楽的なインタビューを読みたい。どんな想いでこのツアーに臨み、どんな構成をしたんだろう。流れるメドレーの勢い、緩急(これが時に荒っぽく、それが魅力)効かせた進行は、どこまでがプリンスの創造だったろう。

プリンスの音楽的インタビューで印象深かったのは、2010年9月のギター・マガジン。
本人とエンジニアのハンス・バフが"レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック"当時のようすを語っている。両方とも短い記事だが、素晴らしく面白い。
プリンスが音楽インタビュー本、出ないかなあ。
ゴシップも面白いが、本質こそを知りたい。
2012年07月13日 22時10分58秒
盤組合に詣でる
Merzbow,今年2作目の10枚組"Merzmorphosis"が発売。http://amass.jp/7552
今度は前作に続く、1995年から1997年の未発表音源を発掘となる。

さて。先週末にオープンした、高田馬場ユニオンへ行ってみた。43坪がいまひとつピンとこなかったが、新宿ユニオンの2フロア分くらいか。見通し良く、開放感有り。

オールジャンルで攻めており、店の特徴まで煮詰められていない。が、仕方ないか。
ざざっと店内を回る。最近のユニオンにありがちなパンクやヘビメタの棚スペースが結構多い。ソウルやワールド・ミュージックは少なめ。クラシックの棚も物足りなし。テクノもほんのちょっと。これから売れ線を整理して、もっと尖がった棚構成にしてくれたらいいな。

最近の吉祥寺ユニオンにありがちな、激安コーナーは無し。価格設定は標準か、ちょっと安めってとこか。

とりあえず日本ロックのコーナーと、日本人ジャズの棚を重点的にチェック。新装開店なためか、けっこうツボをついた商品構成だった。日本人ジャズは数百枚しかないが、けっこう色んな盤が並んでる。

日本ロックも妙に充実。特に80年代の盤が色々ならんでた。前から探してた、泉谷しげるの"イーストからの熱い風"を見つけた。1976年、ハリウッドでのライブ音源。立花ハジメやゲルニカもアレコレ並んでた。
逆にこの品揃えは、日がたつにつれ売れてしまうのでは。興味ある方、今のうちにどうぞ。
2012年07月09日 20時45分24秒
暑い・・・。
昨夜は"ヘア・スタイリスティックス with前田瑛未 無声映画LIVE『戦艦ポチョムキン』"を見に行った。開場が遅れ、劇場まで待ってたが暑いのなんの。汗がだらだら出てきた。夏だねえ。

ライブの感想は、改めてアップします。しかし無声映画のバックでいろんな音楽かけるのも楽しい。テクノも案外ハマる、と思った。
2012年07月06日 20時51分48秒
音楽劇『リンダリンダ』
KOKAMI@network vol.11音楽劇『リンダリンダ』を見た。04年の再演になる。前作は見ておらず、戯曲もたぶん読んでない。だから新鮮な気持ちで舞台を眺めた。ブルーハーツに鴻上尚史が強い思い入れあることは、彼の舞台やエッセイで知っていた。確かにブルーハーツに良い曲もある。しかし純真ナイーブとパンクのミクスチャーはあまりピンとこず、初演を見に行かなかったと思う。

今回見に行ったのも、たまたま機会があったから。楽しめるとは思ってたが、こんなに熱い舞台だったとは。

劇場は壁一面にチラシがいっぱい貼られ、ライブハウスのムードを表現した。KOKAMI@networkの客入れテーマ、Opus"Love is life"を幕開けに、濃密な人間模様を軸にしたドラマを堪能できた。

テーマの背後に、福島原発が絡む。そして、学生運動も。鴻上は最初から、核戦争と後追い世代としての学生運動を、大きな二つのテーマにしている。それが、ブルーハーツのさまざまな楽曲が彩る中、骨太に描かれた。

核戦争はすべてが強制的なリセットされる異世界のイメージ。学生運動は理想を語る言葉による一種の祭りが、いつしか肉体言語に負け内ゲバに象徴される自己消費に陥る落伍と諦念。
双方のテーマはすなわち、ディストピアを経てユートピアを目指す、鴻上流コミュニケーション論の象徴と思っていた。

80年代は核戦争は過程であり、学生運動は過去だった。しかし福島原発を経た今、放射能の影響とディストピアは現実となった。チェルノブイリよりも、もっと濃密に。
学生運動は新新興宗教とソ連崩壊を受け、空虚さのみが強調された。
「30年間、夢を見ていた」人が、目の前に突き付けられた数十年、数百年単位のディストピアをいかに解釈するか。ともすれば明確な攻撃対象と安易に甘えてしまわないか。そんな危機感への警告が、ドラマの背後に感じた。

ストーリーは分かりやすい。不条理さはほぼ無く、エンタテイメントでウェルメイドなもの。
舞台を見ていて、携帯の使い方に世代を感じた。いつでもコミュニケーションを強制的に取るツールとして、目の前で内緒話をするツールとして。そんな風に携帯を扱っていた。
携帯メールや留守電機能よりも、携帯がトランシーバーのようだった。これも世代かな。
キャストの演技も素晴らしい。主役はSOPHIAのボーカルで役者としても活動する松岡充。
助演で同じく04年にも出演の田鍋謙一郎と、今回初参加で劇団鹿殺しの主宰な丸尾丸一郎が見事にギャグ部門をつとめ、お馴染み大高洋夫がシリアスと年上目線の暖かな包容力を表現した。大高の年輪をしみじみ感じた。これは第三舞台の解散公演"呼吸する惑星"では感じなかったこと。

ダブル主演の伊礼彼方も爽やかだ。疾走する空気はいくぶん冷静、松岡充のちょっと荒っぽい熱さと、うまく対比をさせている。

女優陣は少なめ。高橋由美子がいわゆる日常、星野真里が集団の内部から軸を支える。そして佃井皆美が涼しげな空気を貫いた。舞台を見てて、高橋由美子の役が長野里美を連想して仕方なかった。佃井皆美はスマートだなーと思ってたが、JAC出身なんだ。
三人三様の表情で歌う「キスしてほしい」のシーンは、つくづく美しかった。

とにかくどの登場人物も魅力的、かつ生き生きしてる。休憩15分はさんだ4時間くらいの長丁場な舞台だが、ぐいぐい引き込まれた。

舞台装置や演出も、さすがの貫録。上下3段かつ両脇に場面を置き、めまぐるしく装置は動き続ける。さらに群舞や演技をいくつものブロックに分かれ、視点は頻繁に変わっていく。最後に降り注ぐ紙ふぶきを浴び、幸福な瞬間を味わえた。
2012年07月01日 19時23分12秒
温感湿布
昨日に寝違えて肩が痛く、とっておきの湿布を両肩に貼った。「メンターム温感オールパスFR」フェルビナク配合。こないだ試供品を使ってばっちり効いた。

これはとにかくあったかい。じわじわどころか、ほかほか熱さが伝わってくる。
今は両肩に貼った。温かい。暑い。汗がにじんできた。夏が近づいてるというのに、両肩に貼ったのはマズかった。しかし、肩こりのためだ。我慢だ我慢だ。

フェルビナクとはなんだ。wikiで調べてみた。
「抗炎症、鎮痛作用を持ったフェニル酢酸系の非ステロイド性抗炎症薬である。
 皮膚から痛む患部に浸透し、酵素の1つシクロオキシゲナーゼに直接働きかけることで、炎症を引き起こすプロスタグランジンという物質の生合成を抑制する作用がある。
 肩・腰・関節痛などの炎症と痛みを抑える効果がある。」

分かんない言葉だらけだ。プロスタグランジンとはなんだ。wikiで調べてみた。
「プロスタン酸骨格をもつ一群の生理活性物質。アラキドン酸から生合成されるエイコサノイドの 1 つで、様々な強い生理活性を持つ。
 プロスタグランジンとトロンボキサンを合わせてプロスタノイドという。

エイコサノイドってのが、効く成分かな。で、これはなんだ。
「エイコサン酸(アラキドン酸)を骨格に持つ化合物ないしその誘導体の総称。主としてオートクリンやパラクリンとして働く生理活性物質である。」

どうやら関係なさそうだ。とりあえず、効けばいいや。しかし、暑い。
2012年06月26日 22時44分26秒
検索は想像力である
最近つくづく、You tubeやニコ動にハマらないよう気を付けてる。ふっと見始めて、気づいたら1時間・・・いかんいかん。この時間の足りなさはいったい、なんだろう。

この膨大さは、今までに無い気がする。規模でなく、増加率の観点で。

子供のころ図書館へ行ったとき、膨大な本の山に圧倒された。どれから読みはじめよう、としばらく棚を眺めて歩いてた。本も日々、次々に発刊される。しかし映像は消費時間が違う。同じ時間をかけねば、鑑賞できない。

レンタルで字幕洋画を借りて早回しでとりあえず見ちまう、ってわけには行かない。
とくに音楽関係は、早回ししても意味が無い。

そのうえ人気がある題材ほど、すべて鑑賞するのは不可能だ。あまりに膨大な量が、ネットへ転がってるから。人生まるごと付き合うつもりで、モニター前にひたすら座ってるわけにもいかない。

ということで、検索は想像力である。創造ではない。
いかにキーワードを選ぶか。いかにサムネイルで内容を想像するか。映像が複数あっても、すべてを見る時間は無い。すでに見た楽しい物を再視か、新しいのを探すか。
素人映像でアングルや音が悪いかもしれない。それをおしても見る価値あるかもしれない。

物理的に全部見るわけにいかないので、見る前の想像力働かしてる自分が、なんかヤダ。好きなものをちょっと鑑賞したいだけなのに。

ちょっと検索したら、どっと出てきた。さらに検索ワード増やせば、もっと面白い映像あるかもしれない。どの検索ワードがいいだろう、と頭をひねってみるだが、そんなことに時間かけるより、目の前のモノをのんびり見たほうが良い。しかし、まだ見ぬ何かがあれば、それは味わいたい。
こういうジレンマ、他の人はどう対処してるのだろうか。

いきおい、まとめサイトや他ブログの紹介を参考にしてしまう。元資料へ当たれるのに、他の人の評価を参考にするあたりが悲しいかぎり。
2012年06月24日 12時22分12秒
ポール10選
漸くジオ日記を更新できた。さて、今夜の話題はポールの『過小評価Top10』。
http://ultimateclassicrock.com/underrated-paul-mccartney-songs/

ぼくが選ぶならなんだろ・・・。とりあえず5曲。
This One "Flowers in the Dirt"(1989)
So Bad "Pipes of Peace"(1983)
Take It Away "Tug Of War"(1982)
The Song We Were Singing "Flaming Pie"(1997)
Only Love Remains "Press to Play"(1986)

上のWebによるランキングはこちら。全てYou tubeで聴ける。
10. Jenny Wren From 'Chaos And Creation In The Backyard' (2005)
キュートな曲。"Blackbird"系、と強引にカテゴライズしてみる。
鼻歌っぽくて美しい、ポールの才能が溢れた一曲。

9. Cafe On The Left Bank From 'London Town' (1978)
これは聴いたことなかった。本盤はビートルズの脱却を図るポールが、ウィングスで強引にバンドを追求した盤、って思い込みあるもんで。ビートルズの幻影を脱ぎ去りたい気持ちを想像しつつ、「才能ある自分を肯定すりゃいいじゃん」と思ったりも。この曲は、サイケっぽい感触。甘いフレーズと大味ロックがウィングスの魅力か。

8. Nineteen Hundred And Eighty Five From 'Band On The Run' (1973)
聴いたことあるが、あんまり印象無かった。本盤はウィングスのバンド・イメージをポールがあがきつつ、「まあいいか。俺は俺だ」って開き直った印象ある。ピアノで弾くロックンロール。エルトン・ジョン出るまで、ファンキーなピアノ・ロックを弾けるミュージシャンは、ポールが最高だったと思う。曲調は結構シンプルと思うが、ロック風なとこが票を集めたか。

7. Run Devil Run From 'Run Devil Run' (1999)
アルバムタイトル曲で、ポールとしては自信曲。なのに評価されんのか、とファンなりの代弁で7位か。リトル・リチャードをイギリス白人ががっしり受け止めたのも、ポールの才能。シャウトのカッコよさって無いですよ。ロケンローな一曲。

6. The World Tonight From 'Flaming Pie' (1997)
 良いアルバムなのにヒットが無い!と上のWebでコメンターがぼやいてる。確かに本盤は傑作と思う。90年のポールを代表する一枚と断言したい。これもシングル切られたが、全英23位、全米64位と、ぱっとしなかった。このとき、ファンはポールに何を求めてたんだろう。でも本盤を一曲なら、他の曲を選べば・・・って気もした。

5. Coming Up From 'McCartney II' (1980)
 ライブで散々演奏してると思う。他の曲に比べれば、って意味の5位かな。
 この曲はライブ映えすると思うが、平歌の上ずったメロディはあんまり好みで無し。サビの和音は気持ちよくて好き。

4. Big Barn Bed From 'Red Rose Speedway' (1973)
 本盤は当然後追い。80年代のつるつるポップなポールからさかのぼったため、荒削りさをまず感じた。その上で、本盤はずるずるに甘いが。この曲はあんまり、思い入れないなあ。

3. Nothing Too Much, Just Out Of Sight From 'Electric Arguments' (2008)
アヴァンギャルドも行けるんだぜ、ってアピールしたくての3位ではないでしょうか。前衛や突出はレノンに任せ、ポールは対極の大衆路線ってのが、70年代の一般的な構図。しかしポールはレノン以上に思い付きで、あれこれ齧りまくってる。根がポップでロケンローだから、きっちり作品として仕上がるために、あまり散漫な印象無いかもしれないが。
とはいえファイアーマンの中では、この曲ってポップなほうだよな、たぶん。

2. Spin It On From 'Back To The Egg' (1979)
あんまり聴きこんだ記憶ない曲だった。これ、かっこいいじゃん。いいなぁ、こういうロックンロールは。

1. Monkberry Moon Delight From 'Ram' (1971)
むしろなぜ、この曲が1位か分からない。ひしゃげた歌声、ざくざく刻むアンサンブルのグルーヴを評価か。リンダとの共作ってことで、リンダもまとめて評価かな。聴いたことある曲だが、思い入れなくてコメントしづらいや。
2012年06月21日 20時48分29秒
久々日記
焼肉へ行く。がんがんホルモン焼いてると、脂と煙の多さでロースターの自動消火装置が発動した。こんなのあるんだ。

久しぶりの日記は、最近読んでる本について。
その1:"センテニアル"ジェイムズ・A・ミッチェナー(1976:河出書房新社)

 こないだ古本市で買った本を、ようやく読み始めた。2段組400頁越えで全三冊のボリューム。思い立ってペーパーバッグをアマゾンで検索したら、1000頁越え(1冊)って出てきた。向こうはどんだけ、一冊に詰め込むんだよ。

当時、実売三百数十万部の大ベストセラーな本書。まだ40ページくらいだが、物語は36億年前から始まる。無事に読み終わるかな。

その2:笙野頼子の各著作
"ドン・キホーテの「論争」"(1999)と"徹底抗戦!文士の森"(2005)、エッセイ2作を続けて読んだ。

著者は群像新人文学賞(1981年)でデビュー、三島賞を94年、芥川賞を94年、泉鏡花賞を01年、センス・オブ・ジェンダー賞を04年、伊藤整賞05年と、各種タイトル総なめの純文学作家。
エッセイは文学"論争"と銘打ち、大塚英志をひたすら叩く論調。だが文章に惹かれた。

実作を読んでみたく、何作か取り寄せ中。南米超リアリズム的な作品だろうか。
2012年06月17日 19時20分58秒
とりあえずBGM。
不景気なニュースがいろいろあるが、目についたニュースはタワレコがドコモの子会社化ってこと。はてさてユーザーとしてどんな良いことあるんだろ。とりあえず俺は、ドコモ使ってないんだが。

てなわけで、脈絡なく今のBGM。
P.J.Olsson"Words For Living"(2000)
棚から引っ張り出してきた。何で買ったんだっけ。SSW路線で興味持ったのかな。
最近の経歴を調べようとwiki見ても、たいしたこと書いてない。とりあえず今は、アラン・パーソンズ・プロジェクトに参加してるようだ。

本作はたぶん3枚目のアルバム。もともとテクノ系のキャリアもあるらしい。DJ風のアレンジで、冒頭の曲はころころ風景が変わる。とっ散らかりっぷりが楽しい。
つい穏やかなバラードに耳を傾けてしまうが、それではいかんのだな。持ち味のアップこそを聴かねば。
2012年06月11日 20時18分37秒
さわひらき展
先日見に行った展示の作者、木村環氏がちょうど東京へいらしてた。のんびりおしゃべり。色々と興味深い話を伺えた。

そのあと紹介頂いて見に行ったのが、さわひらき展「Lineament」(6/17迄@銀座Shiseido Gallery)。頭がすっと突き抜けるひと時だった。

狭い階段を降りるときから、静かなノイズが聴こえてくる。
ずどんとでかいフロアの2面、奥まったスペースにも1面。ビデオ作品が映されている。
大きな、大きな壁いっぱいに映された映像。音は録音と思うが、静かなノイズ。弦楽器をこする音や電子音、展開は薄い。アンビエントながらわずかに緊迫感をはらむ。
モノトーンの映像はくるくると表情を変えた。カメラがなめると、フレームアウトしたはずの人がもう一度現れる。尖った服の先で壁を突っつくイメージが、強烈に頭へ残った。

"Lineament"(2012)ビデオ・インスタレーション、18分47秒の作品。
フロアの片隅にベンチがあり、数人が腰かけて作品を見ていた。他の観客はスクリーンが映されぬ壁で眺める。
観客が居たのであきらめたが、ほんとうはフロアの中央で見たかった。がらんと広々したスペースの中央でビデオ作品に対峙する、不安定な空気を味わってみたかった。
2012年06月10日 20時33分24秒
古本市@高円寺
西部古書会館@高円寺の200円均一市に行ってきた。明日は100円市という。今日買わなきゃ、明日は半額で買えるということか。もし、残ってれば。

あいにくの雨模様だが、ガレージにも本がずらり。場所によっては雨ざらし。岩波文庫や早川文庫(ローダンやグイン多し)、その他もろもろが並んでた。しかし、雨ざらし。今の古本価値って、そんなもんかと寂しい限り。
30年くらい前の早川や創元文庫で、ちょっと惹かれるものも確かに有る。しかし一冊200円は高い・・・せめて一冊50円。4冊100円なら、どばどば掴んでた。この価値観なあたり、あまり雨ざらしを責められない。

中に入ると、本棚が30本くらいかな。床も含めて色々並ぶ。ざざっと見たが、古書が30%、古本が30%、最近の本が20%くらい。雑誌もいろいろあった。SFマガジンの60年代後期や70年代初期もいろいろあったが、いかんせん状態が悪い。さすがに手が伸びない。コレクターじゃないしなあ。

プリンス・マルコが10冊くらいあったが、これも一冊200円では買う気がしない。
70〜80年代に創元で出た各種シリーズ(デストロイヤーやマフィアへの挑戦、デス・マーチャント、デュマレスト・サーガやもろもろのSF物)を、なんとなく読んでみたい。早川だとドグ・サヴェジやジェイムスン教授など。未訳もあるし原書かね?しかし、読まなくても全く困らない気もする。

話をもどそう。品ぞろえは雑多であんまり興味引くのないが、古本マニアと思しきおっさんで、結構買ってる人もいた。どういう本をつかんでるのやら。
「古本コレクターは集めるのが目的。読むなんてとんでもない。切手マニアに「月に何枚手紙書きますか?」って人はいないだろ」って名言がある。が、そこまで達観はできない。

ちょうど今朝、読みたいと思ったポール・セロー「鉄道大バザール」(1975)を見つけた。これはうれしい。相当にコンディション悪いが、読めればいいや。
古本屋サイトだと400円位の値付けだったので、ちょっと得した気分。
(ちなみにamazonマケプレは1400〜8000円と強気の値付け)

あとジェームズ・ミッチナー「センテニアル」(全3巻:1976)をついでに掴む。これも状態悪いが・・・気にしないことにしよう。「センテニアル」はアメリカ建国初期の物語らしい。読みごたえありそうだが・・・面白いといいな。
参考レビュー:http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/book1209.htm
2012年06月09日 18時39分51秒
mixtape hiphop
最近つらつらと「フリーネット音源」について考えている。AKB48がアイテムとしてCD拡販する一方で、音楽はどんどん実態無く鳴ってる気がする。一曲買いが当然な世界は50年代のシングル中心ビジネスと同義であり、ビジネス形態が一曲を磨く志向を願ってやまない。ビジネス規模は落ちても利益率なら、一曲単位のほうが低リスクではないか。

ややこしいことは良い。今、Mixtapeに興味ある。主にヒップホップ分野。いくつかサイトを見たが膨大な音源がある。どんなふうに味わおうか。時間は有限なのに。

今聴いてるのは、Wiz Khalifa"Yellow Starships"(DJ:DJBrez)(2012)。
ピッツバーグ出身でmixtapeからメジャーデビューしたウィズの近作をもとに、DJBrez作ったmixtapeらしい。オリジナルを聴いておらず、どう料理してるか不明。すくなくともギャングスタと違うが、粘っこいトラックと甲高くまくしたてるラップの絡みはカッコいい。

このmixtapeは17万回ストリームされ、15万回DL(無料)された。作り手のDJBrezは、シカゴ出身の15歳。すげえな。いろんな意味で。
(プロフィール)http://www.datpiff.com/profile/DJBrez
(Wiz Khalifa"Yellow Starships"のDLページ)
http://www.datpiff.com/Wiz-Khalifa-Yellow-Starships-mixtape.352242.html

mixtapeサイトで、たまに見てるのをいくつか紹介。下二つは日本人。
http://www.ihiphopmusic.com/category/mixtapes
http://jprap.com/
http://blog.livedoor.jp/colvics/

このブログも、音源渉猟の足掛かりに良い(日本語)。
http://gogonyanta.jugem.jp/
2012年06月09日 10時00分29秒
The Four Seasons
特に脈絡ないが、フォー・シーズンズの好きな曲についてひとくさり。今でこそ知名度あるが、もともと日本では"シェリー"の一発屋って思ってる人が周りに多く、寂しかった。

そもそも彼らをきちんと聴いたのは、達郎のサウンド・ストリート。85年9月に2週間かけた特集にて。そのうち一週間は文化祭の準備で遅くなり、聞き漏らした。20年以上たつのに、いまだにそれを覚えてる。
http://www.circustown.net/cgi-bin/radio/ssb.cgi?CT=The+Four+Seasons

ここではフォー・シーズンズの細かい解説は割愛する。ぼくが惹かれるのは、フランキーの独特な甘酸っぱいボーカルと、カレロのアレンジ。ボブ&ボブのソングライターが作るキャッチーなメロディ、と非常にありふれた点だ。

フォー・シーズンズ名義で、彼らはヴィー・ジェイ、フィリップス、モータウン、ワーナー、カーブとレーベルを渡り歩いてきた。とりあえずヴィー・ジェイ時代が頂点で、フィリップスで甘くなる。モータウンで渋くしぶとい実力を見せつけたが、ビーチ・ボーイズと異なり、そのまま懐メロ・バンドに収まった感あり。
フランキー自身がもしかしたらディナーショー的な方向性あったのかもしれないし、"ペット・サウンズ"みたいにアルバム単位で語るには、あまりフォー・シーズンズはシングル寄りの活動スタイルなせいだろう。

アルバム性では"The Genuine Imitation Life Gazette"(1969)が代表的だが、それほど今は注目されない。
ひょっとして"Smile"みたいな伝説がフォー・シーズンズには無く、かつフランキーをはじめ主だったスタッフが、"芸能界"で生きる実力を持っていたせいかも。

とりあえずフィリップス時代で好きなのは"Ronnie"(1968),全米4位。
冒頭からいきなりキャッチーで、スペクターに通じるゴージャスな間奏のアレンジがとにかく好き。
フォー・シーズンズはこのとき絶頂で、同年に "Dawn (Go Away)"や"Rag Doll"などの名曲をつるべ打ちした。ビリー・ジョエルが"Uptown Girl"でオマージュしたのも、この時代のアレンジだ。

そのあとの時代だと、"Girl Come Running"(1965)もいい。全米30位。
ビーチ・ボーイズを意識したアレンジ。これはライノが昔に出した3枚組のフォー・シーズンズ・ベストを聴いてて耳に残った。同じファルセットでも、ブライアンやカールほど甘く突き抜けず、どっかベトッとしぶといイタリアンさが残る点がフランキーの特長だ。

ここでフォー・シーズンズは表舞台から消えたように見えた。そもそも興味持った90年当時はLPが軒並み廃盤。手にはいりゃしない。ネットもないから情報もない。あの渇望感は、今説明するのは非常に難しい。
で、確か吉祥寺のレコ屋で見つけたモータウン時代のベストLP。フォー・シーズンズで知らない曲てんで、喜び勇んだ記憶ある。特に好きだったのが"Hickory"(1974)。

you tubeで間奏が長い未発表テイクが聴ける。しかしこれは冗長。シングル・テイクがいいのよ。バックはおそらく、モータウンが無関係。レーベル・カラーの強いモータウンでも関係なく自らの世界を貫いたとこが潔く、かつ売れなかった理由な気がする。

モータウンで彼らがリリースしたアルバムは1枚、"Chameleon"(1972)のみ。72年だぜ。ロック界は既に、アルバム・ビジネスが中心な時代。この一点ですでに、フォー・シーズンズがいかにシングル中心の活動を意識か象徴してる。ちなみに、"Hickory"は本アルバム未収録。

んで、カーブに移籍した"Streetfighter"。妙に野暮ったい仕上がりだが、プロダクションはきっちり。好きな曲は"Moonlight Memories"。これは残念ながら、You tubeに乗ってない。シングルも切られたようだ。
作曲はSandy Linzer。調べたら、"Let's Hang On!"の共作者。ぐるっとつながるね。

ちなみにボブ・ゴーディオに興味持ったらシナトラの"Watertown"(1970)もどうぞ。ちょっと暗いけど。
2012年06月07日 21時37分48秒
ダイナソー・JRニュース、色々
6/5付「2011年12月に米ラジオ局KEXPでの18分スタジオ・ライブ映像を公開」
http://amass.jp/6224
マスシスはすっかり白髪になって・・・レオン・ラッセルみたいだ。この映像見て、ロックっておっさんの音楽だな、と思ってしまった。

以下、古いニュースを列挙。
5/6付「マイク・ワット+サーストン・ムーア+J・マスシス、共演ライヴの映像がYouTubeに」
http://amass.jp/4897
オーディエンスなので、ちょっと画像酔いするが・・・。まあ、雰囲気ということで。現場はさぞかし轟音だったろう。
サーストンがシークレット・ゲストで出た2001/2/17のライブでは、かなり音がでかかった気がする。

そうかとおもえば、マスシスはこんなのもやっていた。
4/17付「ダイナソーJr.楽曲をJ・マスシスをVoに招いてテクノポップアレンジでカバーしたアルバム、全曲フル試聴実施中」
http://amass.jp/4025
今聴いてるが、ひよひよシンセにのってマスシスのへなへな声が乗るさまは、異様に奇妙で愉快だ。
2012年06月05日 20時14分11秒
トークボクサー
ソウル系のサイトをいくつか見てて、「トークボクサー」なるジャンルが存在と知った。要するに、ザップみたいなの。ジャンルにまでなってたとは・・・勉強不足でした。

レコ屋サイト
CRUSHGATE RECORDS(トークボックス!!!・コーナーあり)
http://www.crushgate.com/
Bounce City トークボックス専門ショップ
http://talkbox.jp/

その他サイト
No Talkbox,No life 上のBounce Cityと連動した試聴コンテンツ
http://funky.talkbox.jp/
GF WORKS トークボックスの紹介Web
http://www.gfworks.jp/
チューブを咥えろ! (個人ブログ。昨年6月より更新停止中)
http://ilovetalkbox.blog95.fc2.com/
2012年06月04日 21時28分57秒
展示二つ
昨日は、展示を二つ見てきた。一つが個展「木村環:ケモノの棲む島2012」( 6/24まで)@深川番所(http://gallery.kawaban.net/)。

ギャラリーは民家風喫茶店の二階。白い板のドアに「Fukagawa Bansho」とボードあるのみ、最初はそっけなさに戸惑う。入りづらいかもしれないが、構わずドアを開けよう。
階段を上がって2階、板張りのフロア壁いっぱいに飾られた大作2枚が、まず目を引く。

いつものサイズの作品も10点ほどあり。岩肌とシカが曲線的に絡まる神経を見ているかのような、細密画が堪能できる。統一テーマ性あり。シカの足の曲がり具合が作品間で微妙に物語を作るかの如くで、興味深かった。
奥にも数点あり、スタッフに一声かけたら過去の作品も見られる。おすすめ。

もう一つは、栗本薫/中島梓の展示(6/27迄)@葛飾区立中央図書館。
http://tenronews.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-4b1d.html

肉筆原稿を見たくて、ちょっと離れてるが移動した。さぞかし立派な展示を・・・と期待したが、ガラスケース5本くらい。廊下の片隅で展示されてる印象で、ちょっと残念。
しかし展示物はマメに変えてるようだ。ぼくが見てるときにも、いくつかを入れ替えていた。

一時間に50枚書くという原稿がどんなか楽しみだった。サインペンみたいなタッチで、踊るように字が噴き出す。全部で10枚くらいしか肉筆原稿を見てないが、どれも一枚当たり、数か所しか訂正が無い。ほんとうに奔流する執筆だったと伺えた。

「わが心のフラッシュマン」だけ、なぜか鉛筆で丁寧な筆致。
今は単に展示物だが、なんか分析する切り口無いものか。

あ、ご注意を一つ。
@深川番所の横に松尾芭蕉の記念スペース有り。入り口は鳥居ですが、頭ブツケないように気を付けて。ぼおっと歩いてると、いきなり頭頂部をショックが襲います。血は出なくても、しばらく屈んで唸ってるほど痛いです。翌日、ちょっとたんこぶになってる気がするかもしれません。
ということで、あくまでご注意でした。
2012年06月03日 08時23分40秒
Creamとは
こないだ古本市で買った、ローリング・ストーン誌のインタビュー本をちみちみ読んでいる。
昨夜はクラプトンのインタビュー。67年のもの。ちょうど、クリームの頃らしい。
フーを「自分たちのレコードに固執しており、音楽的には極端ではない」と批判的に、ピンク・フロイドを「野心的なところなく大好評を博す音楽はやらない」と好意的に評する。けっこうおもしろく読んだ。

ちなみにクラプトンはほとんど聞いたことが無い。クリームも無知。
というよりぼくは、ロックが分かってない気がする。いわゆるへヴィなアンサンブルそのものに、ぴんと来ないこと多い。

クリームは"Fresh"と"Goodby"だけ聴いたが、どうもライブのほうがクリームは面白そうだ。
てなわけで、You tubeを検索。"Sunshine of your love"もあんま好きな曲ではなかったが・・・ほお。かっこいいじゃん。って、いまさらかい。

どの頃のライブがいいんだろう。ボーカルはいらん。ひたすらギター・ソロが聴きたい。
2012年06月01日 21時03分43秒
google moog
5/23付GoogleロゴがMoogもどきに変わってた。遊びそこねたなあと思ったら。Doodleってアーカイブサイトがあったんですね。
てなわけで、メモメモ。

http://www.google.com/doodles/robert-moogs-78th-birthday

自分が作ったループを紹介できるのが、面白い。
2012年05月29日 21時19分01秒
映画"Men in Black 3"を見る。
なんも考えずに、ほわほわ笑いながら見られる映画は良い。楽しかった。見たときは眠たくて居眠りするかな・・・と思ってたのに。女が宇宙空間へ飛ばされるあたりでパチッと目が覚め、最後まで楽しめた。

2Dの日本語吹き替え版で見たが、合成がちょっと甘く見える。背景と人物の境目あたり。3Dだときっと、くっきりなんだろな。声優に三ツ矢雄二の名前があって、へーっ。まだ現役なんだ。端役で最近の人気声優、釘宮理恵がクレジットされてて、二度へえっ。

最後のクレジットでBGMのところでチャド&ジェレミーの名があり、三度へえっ。曲名は見逃した。どのあたりで流れたか、おおよそ想像できるが思い出せない。何の曲を使ったのかなあ。帰って検索しても、曲名が見つからず。むむぅ。

Men in black 3 日本版wiki:http://bit.ly/KKxgzU
クレジット情報:http://movies.nytimes.com/movie/460287/Men-in-Black-3/credits
2012年05月26日 20時40分06秒
木村環/次回展示
ケモノの棲む島2012@深川番所ギャラリー
(2012年6月2日 - 6月24日(月曜休)12:00 - 7:00pm)
http://gallery.kawaban.net/2012/05/june-02-24-2012-2012.html

北海道在住、木村環さんの展示が4たび、東京で行われる。個展では二度目。
開催が近づいてきたので、紹介します。

細密精妙にして幻想的な鉛筆画(シャーペン絵、かな)は、独特の世界観。
遠くから見て興味をひかれ、近づいて目を奪われ、凝視して丁寧な絵に心を奪われる。
リンク先の絵を見て、ご興味惹かれた人はぜひ。
2012年05月20日 13時18分15秒
チャック・ブラウン他界
ワシントンD.C.でGo Goの元祖、のチャック・ブラウンが16日に米メリーランド州ボルチモアの病院で他界、75歳。
なんとなくまだまだ元気なイメージあったのでショックだった。とはいえ、けっこういい歳だったんだ。1936年生まれ。ちなみにJBが1933年生まれ。ほぼ、同世代か。

Go GoはEUを先に聴いた。チャックも聴きたかったが、なっかなかCDが見つからなくて。いまだに全貌は、よくわからない。WIKIのDiscographyでは22枚のアルバム有り。

手持ちにある盤は"Any Other Way to Go?"(1987)のみ。あと一枚、持ってた気がするが見つからない・・・。
だからチャックをえらそうに追悼するほど、彼のサウンドを聴きこんではいない。でも、冥福を祈りたい。
2012年05月18日 20時59分26秒
Crusin'
アメリカのオールディーズを紹介するDJつきLPが昔、"Crusin'"ってタイトルで出てた・・・らしい。オールディーズには英語のDJが似合う。何の根拠もないけれど。
オープンカーで海岸を流しながら、ラジオから流れるオールディーズのイメージだ。

てなわけで、再発されてないかな・・・とAmazonをふと検索したら、3タイトルもリイシューされてた。http://amzn.to/K7EHCy
物によっては、日本のamazonに在庫あるのが凄い。誰が仕入れたんだろう。誰が買うんだろう。

You tubeにも動画あり。例えば"CRUISIN' 1958 - "ORIGINAL HISTORY OF ROCK 'N' ROLL RADIO"で検索すると見られる。コメントによると70年にLPがリリースとある。結構、後になってからだな。56〜63年くらいのラジオ番組が対象。93年にK-telから"The Cruisin' Years"にてCDでも発表されてたらしい。

ちなみに英語のDJはヒップホップも似合うと思う。カッコいいWebラジオないかな、とたまに探すが、いまだに見つけられてない。
2012年05月16日 21時34分04秒
豪ギタリスト50選
豪州といえば、バンド天国ってイメージあり。ガッツあるロケンローか、レゲエ入った軽やかなスタイルって印象ある。もちろん、勝手な思い込みだが。

豪州の雑誌が、自国のギタリスト50選を行った(http://bit.ly/MddMdm)。
ある意味で当然、1位はアンガス・ヤング。3位にコールド・チゼルで、あんがい意外。人気あるんだな。

知らないバンドばっかりで、ギタリストの評価基準が良くわからない。速弾きテクニシャンかグルーヴィやリズミックか、フレージングの確かさか。

豪州のギタリストねえ・・・うーん、思いつかない。
2012年05月15日 20時55分20秒
馬場の棚の回転
仕事帰り、たまたま高田馬場BigBox古本市場をのぞいてみた。そこではあんがい、棚の回転が速いと実感。最初にぐるっと棚を見た後、移動した。20分後して、も一度棚を見ると・・・あれ?さっき見なかった本が置いてあるような。

ボンヤリ見てるだけだから、明らかにぼくの見落としもある。しかし、確かにさっきなかった本があり、さっきは刺さってた本が無い。すぐ横では、スタッフが本を入れ替えてる。想像以上に、棚の回転は速そうだ。

という、日記でした。
ちなみに成果は「ローリングストーン・インタヴュー集1」(草思社;1974)300円。
初期ザッパと、結構ページが多いスペクターのインタビューに惹かれた。

ちなみに通勤中読んでたのは、前に古本で買った眉村卓「幻影の構成」(角川文庫)。25〜30年ぶりくらいに読み返す。内容はもちろん、覚えてない。文体や固有名詞が古臭いが、今でも読ませる。しかし、エンディングがあっけない・・・これが時代か。
されども、最後の1行だけは印象的だった。
2012年05月09日 21時02分36秒
第5回爆音映画祭
吉祥寺バウスシアターでの爆音映画祭、スケジュール発表。どれかを見に行きたいな。
http://www.bakuon-bb.net/2012/schedule.php

7月5日(木)21:30〜で、ヘア・スタイリスティックス 無声映画LIVE『戦艦ポチョムキン』があり。
2012年05月06日 10時13分45秒
汀こるもの
ふと考えると日本の変格ミステリを読むとき、けっこう好みは狭い。
本格を意識したトリックを考えて欲しいが、実は犯人やトリックは読んでてどうでもいい。ひねったユーモアの会話劇が好みで、結末を知ってても読み返せる小説が好きだ。
具体的には、若竹七海や西澤保彦がストライク。

最近はネットで本を買うこと多く、特に文庫やノベルズ描き下ろしの新刊動向に弱い。これはいかんと先日、棚を見てた。面白そうだな、と思ったのが汀こるもの(みぎわ こるもの)。08年デビューし、ノベルス9冊と順調に発刊中。ご存知のかたには、いまさらですね。

まずはデビュー作の「パラダイス・クローズド」を読んでみた。面白い。
本格ミステリにケンカ売るコンセプト。最後の謎解きシーンで、どんでん返しというより、ひねりまくった展開が楽しめた。他の作品も読んでみよう。
2012年05月05日 10時47分22秒
M3収穫
先日行ったM3での頒布盤をいろいろ聴いている。まだ全部聴けてないが良いな、と思ったものが何枚かあり、とりあえず紹介。

■Caol iLA新作「Sleeping Rabbits」
数少ない生演奏のジャズ系。キャッチフレーズは、「サックス四重奏、トロンボーン4重奏など管楽アンサンブルによるミニマルミュージック〜現代音楽作品集」。

フリージャズっぽい管のやりとりが面白い。以下のWebにクロスフェード試聴あり。
http://labelios.fc2web.com/

■作曲家、光田晋哉主催のMusic Pandora「桜の舞う故郷」
室内楽のクラシック。現代音楽と銘打つが、聴きやすい古典音楽やフランスっぽいサウンドだ。本盤では尺八が加わった室内楽作品も聴ける。

以下のWebに試聴音源あり。
http://music-pandora.com/chamber/

■Bitplane新譜、"Alice's Adventures In Wonderland"
壮大なエレクトロニカ。アリスの世界をテーマに構築したトータル・アルバム。シンフォニック・プログレなアレンジが良い。

以下のWebに試聴音源あり。
http://bitplane.info/alice/

■深水チエ新譜、"MIF or MIA"
ポップス系では彼女が秀逸だった。英国風味のひそやかなポップス。ほんのりサイケ風味がツボ。

以下のWebに試聴音源あり。
http://rgr.raindrop.jp/mif/

■Naki、"Sunny days"
軽快なポップス系をもう一枚。これは2010年5月の旧譜、8曲入ミニアルバム。
綺麗な高音の歌声と、くるくるしたメロディがキャッチーだ。
彼女は新譜もリリースしてたが、この"Sunny days"が気に入り繰り返し聴いてる。

以下のWebに試聴音源あり。
http://naki.michikusa.jp/sunnydays/
2012年05月03日 21時22分10秒
co-ba library
「co-ba library」は、個人が本を持ち寄って作るシェアライブラリー。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1205/02/news009.html

「個人が自宅に置いている本を持ち寄ってできた図書館」がコンセプトだそう。渋谷で5月7日にオープン。
http://library.co-ba.jp/

システムをざっと見たが、おすすめ本を持ち寄り独自の棚を作って共有と、仕事場的な使い方を想定らしい。借りる冊数も利用者同士で決めるという。
実際に借りて家へ持っていくには、利便性から考えにくいのでは。むしろ自己アピールの棚だろうか。

本当に貴重な本はセキュリティ的に持っていくのはためらうだろう。いっそ、古本屋っぽく販売可能にすればいいのに。自分が愛着ある本をこの店へ持ち込むのは、やはり利便性の面で、死蔵に近い。

家に置ききれない本を並べて自分の値付けで販売できるならば、古本屋へ持ち込むよりよさそうな気もする。

なんにせよ、面白そうなコンセプトだ。
2012年05月02日 12時15分13秒
M3行ってきた。
98年から続く同人音楽の頒布イベント、M3(http://www.m3net.jp/)に行ってきた。以前から知ってたが、今回が初参加。並ぶのも人ごみも嫌だなーと思ってたら、混み具合はさほどでもなし。
コミケは行ったことないが、M3も四十男はアウェーだろうなーと予想、これは大当たり。十代から、せいぜい三十代くらいまでかな。でもサクッとCD買って消えるだけなら、それほど問題ない・・・よな、多分。

とりあえずネットで試聴したサークルを手早く回る。さほど広々してないし、人ごみもさほどじゃないが・・・一時間くらい歩いて、どっぷりつかれた。
その場で興味持ち買ったサークルは2〜3くらい。
違う意味でこれは10〜20代のイベントだな。体力勝負だ。普通に歩いてるだけで、暑くなった。

開場直後は混むのかもしれないが、ぼくが到着は一時ごろ。いくつか売り切れサークルあるが、どこも待たずに買えた。いわゆる混んでたとこは、素通りしたけれど。

会場は2棟、1棟は2フロア。1フロアは音出し可だが、さほどボリューム大きく無い。でも音が混ざって混沌だった。
建物やフロアの周辺スペースに、無造作に人がたむろってたのが印象的。なにしてたのかな。建物周辺は、コンビニで買った食事タイムっぽかったが。
2012年04月30日 19時07分19秒
吉祥寺「百年」
吉祥寺はあちこち行ってるが、この古本屋「百年」(http://www.100hyakunen.com/)はあまり覗いたことなかった。GWセールで一律10%引きの看板につられて、中へ。

清水俊彦「ジャズ・アヴァンギャルド」、平井玄「破壊的音楽」など、数冊購入。それとCDで出物がいっぱい。300〜500円代でインディ系の盤がごそっと並んでおり、何枚か購入した。ご興味ある方は、今のうちにGO!
2012年04月29日 19時53分37秒
「ニコニコ動画」の名が無くなる。
「ニコニコ動画」を「niconico」に変更することが発表された。
なんだかんだ言って、「ニコニコ動画」ってすっとんきょーで、面白かったのにな。
http://bit.ly/JJW0OL

システムやサービス変更で、興味深いのは操作性。なによりリロードなくほかの動画を視聴でき、ザッピングも可能ってのが嬉しい。
2012年04月27日 21時53分34秒
鈴木みそ「僕と日本が震えた日」を読んだ。
ずいぶん、つるんとした絵になったなあ。テーマは震災。ポジティブさを前面に出したコンセプトで、破天荒なギャグは控えた。
もともと彼の漫画は好きだった。「あんたっちゃぶる」はゲラゲラ読んだし、「おとなのしくみ」や「オールナイトライブ」も楽しかった。「銭」の2巻や「アジアを喰う」は、今でもたまに読み返す。

もともと彼は、根本的に独立独歩な発想の人だと思う。「あんたっちゃぶる」の印税で一年間のアジア旅行に行くって発想は、けっこう大胆だ。
さらに、取材(もしくは体験)の人とも言える、と思う。

本書「僕と日本が震えた日」はあまり多くの人に薦めない。不謹慎だとか、楽観に過ぎるとか、色々つっこみもあるだろう。だから、鈴木みその漫画が好きな人が、読めばいい。ぼくは、興味深く読んだ。
しっかし、つるっとした絵になったなあ。
2012年04月25日 22時35分39秒
泉谷しげる with Loser
今朝はぴーかん、昼間は暑いくらいだったのに。夜になって、雷鳴るくらいの勢い。こういうときに、傘持ってないんだよなー。

泉谷しげる with Loserが復活とな。
http://ameblo.jp/shigeru-izumiya/page-3.html#main
もう20年もたつのか・・・。音源リリース、してくれないかな。

泉谷の歌詞は、思春期に聴いたらハマる。尾崎より泉谷のほうが、ぼくは好みだった。高校から大学の頃、泉谷を繰り返し聴いたなあ。ちょうどこのころ、Loserをバックに泉谷が吼えていた。

今夜のBGM:'Vladislav Buben vs Nadin Katrin"Radio Concert Pecs 090606"(2009)

ベラルーシの電子音楽家、Vladislav BubenとNadin Katrinが09年にハンガリーのラジオで放映した音源。
このサイト(http://www.tibprod.com/albums.htm)の、"MP3 Album 60"でDLできる。

エレクトロニカは気分によって、曲への印象が大きく変わる。4つ打ちでもアンビエントでも高揚したり、うっとおしく感じたり、その時の気分しだい。
ある程度、気分と好みの曲調の関連がわかってたら良いのだが・・・うまくことは、結構難しい。だからこそ、ぴたっと気分にあった時は心地よい。

それが、今日だった。この音源は上のURLから他とまとめてDLしてi-podに突っ込んでた。たまたまシャッフルしてて流れてきただけ。36分の長尺だが、ふわふわ漂うサウンドが仕事で頭ぐるぐるの心境を、さらり癒してくれた。

冒頭から雑音交じりのスペイシーな音が飛び交う。足元が不安定で揺らぐさまが心地よい。スピーカーよりイヤホンで耳の中へ直接、電子音が突っ込まれる感がたまらない。
音源の録音状態が悪く、ひずんだり歪んだりの箇所もある。それがまた、安定せぬさまを煽るようでよかった。

特にストーリー性あるサウンドではないようだ。コラージュっぽいが、即興で音源を重ねあったのかな。甲高く細い音がメロディらしき流れをつむぎ、周辺をうようよと電子音が混ざる。生音っぽい金属が、こすこすと含まれる箇所も。

多層性あるアンサンブルが、奥行と深みを表現して味わい深い。ビートやリズムよりメロディの構成で、ゆったりとテンポ感を表現した。後半はパターン・ビートが目立つか。
一癖ある、アンビエントなひととき。単なる寛ぎを演出しない。どこかしら、ねじくれたところあり。こういう複雑なノイズが、好きだ。
2012年04月24日 21時52分13秒
パズドラにハマり中
ここ最近、通勤中はもっぱらパズドラで遊んでる。50万ダウンロード達成らしい。http://www.gungho.jp/pad/

落ちものやさめがめ系のパズルだが、特徴は自由にボールを動かし連鎖を誘えるとこ。
戦略性を求められる一方で、簡単なダンジョンでは適当にぐりぐり動かし、頭使わず楽しむこともできる。

ぐりぐりやりすぎて、指紋が薄くなりそうだ。

通勤中のBGM:"Icon 3"John Wetton & Geoffrey Downes(2009)
 ベタ甘パワー・ポップ。アメリカンな大味さとは異なり、シンフォニックな味付けを施した。テクニックひけらかしじゃなく、ひたすら爽快さを狙ったか。イヤフォンで聴いてると、のぺっとシンセの響きが耳にまとわりついて爽快だった。

 本盤は元ASIA(もうそれで、いいか)のふたりによるデュオ、3作目。ASIAから雄大さを抜き、ごっつり骨太なポップスに仕上げた。2曲目のハーモニーがきれいだ。
 録音メンバーは、John Wetton: vocals, bass、Geoff Downes: keyboards、Dave Kilminster: guitar、Hugh McDowell: cello、Pete Riley : drumsが基本のアンサンブル。
 イヤフォンだとチェロがシンセみたいな色合いに感じてしまう。チェロは元ELO。

 ドラムがどたすかと重く叩く。Pete Rileyは英のドラマー(Wiki英語版のリンクは間違ってる)で、たぶんこのサイトの人。http://www.peteriley.net/#
 ギターのDave Kilminsterはフロイドのロジャー・ウォーターズとツアーに出るなど、プログレ系の人か。Webはこちら。http://www.davekilminster.com/

 もっと軽いドラムで歯切れ良いギターが好みではあるけれど。本盤でのド派手でシンフォニックな音楽センスは、これはこれで楽しい。
2012年04月23日 21時10分25秒
bk1リニューアル
ネット書店はbk1を気に入っていた。下世話だが、新刊本をもっとも安く買える。
bk1サイト自体で、1万円以上まとめ買いすると千円のポイント付与。さらにポイント・サイト経由で4%ポイント付与。時々300円位のクーポンも使える。
つまり新刊本にも関わらず、14%引きで買えるってこと。

ところが業界はAmazonの一人勝ちで、bk1の経営は結構厳しいと、噂あり。
今回ついに、再編の通知メールが来た。

5/1付で運営会社が(株)図書館流通センター(*1)→(株)トゥ・ディファクト(*2)に。
「オンライン書店ビーケーワン(*3)」は、電子書籍販売サイト「honto(*4)」と統合する。

一連の会社は上場無くて経営情報開示が無い。あちこち見たが、大日本印刷グループの再編か。

元の図書館流通センターは丸善CHIホールディングス(株)の関連会社。
大日本印刷(株)が52.97%の筆頭株主(11/7/31付)で、丸善CHIは大日本印刷グループ(の子会社。
トゥ・ディファクトはWebによると3社が持株(大日本印刷、ドコモ、丸善CHI)。当然、ドコモに大日本印刷の資本は入ってない。

決算関係も見てみた。日曜の朝から、なにやってるんだか。

大日本印刷の先期3月の決算報告は5月を予定、第3四半期短信(*5)では大日光も経営順風とは言い難い。前期比で売上減、純利益で前期比△84%の減。ただし黒字決算。不景気な今、利益出してるのは優れてる。
いっぽう丸善は1月決算、報告有り(*6)。昨年に続く赤字決算で、リストラ進め来期のV字回復狙いのようだ。大日光の経営面では、丸善CHIの存在はつらいとこか。

先の株主状況より、大日本がドコモの資本入れてネットショップのリスク分散が、今回bk1再編の考えかな。だが、大日本と丸善の両社持株な点が謎だ。
今後、大日本が丸善から資本抜く、ならわかりやすいが、まさか無いだろ。
経理は詳しくないが、丸善CHIと持ち株分散の資本入れても連結決算では大日本にとって同じことじゃ?

色々書いたが、一番興味あるのは・・・「honto」のサイトにポイント情報の紹介が無い点。これから、安く買えなくなるのかなあ。

(*1)http://www.trc.co.jp/index.html
(*2)http://www.2dfacto.co.jp/company/
(*3)http://www.bk1.jp/
(*4)http://hon-to.jp/
(*5)http://www.dnp.co.jp/ir/pdf/fin201202.pdf
(*6)http://www.maruzen-chi.co.jp/ir/result/h24kt-s.pdf
2012年04月22日 09時15分11秒
神保町
15年ぶりくらいに、あちこち神保町を歩いてみた。といっても、まともに回ったことは無く何の本屋がどこか、さっぱり。靖国通りをうろうろしてると、本と街の案内所をみつけた。今は、こんなのあるんだ。
http://go-jimbou.info/hon/special/081022_01.html

25年くらい前、文庫本を外の棚にずらり並べた古本屋で、早川文庫のキャプテン・フューチャーやローダンを買ったっけなあ。

改めて「掘り出し物」を探すには不向きかも、と思う。良い本はそれなりの値段ついてるし、均一本から掘り出すには、そうとう根気がいる。所有欲無くして、図書館で読むって手もあるし。

古本屋めぐりで最も楽しいのは「こんな本があるのか」って発見あるところ。ひたすら歩いて疲れたが、またそのうち行ってみるかな。
2012年04月21日 21時26分04秒
面白そうだが、読むかどうしようかな本たち
面白そうだが、高くて買うか迷い中の本たちを、忘れないようにメモ。こういうのこそ、電子書籍で読むべきか。
リンク先は、amazonです。

「バッハ《インヴェンションとシンフォニア》演奏と指導のポイント」http://amzn.to/HYX8Oi
(山崎 孝 (著) 、音楽之友社)¥ 3,780

煽り文句は『演奏のポイントを具体的に説明する。念入りに考えられた運指は、演奏解釈に新たな視点をもたらす。本曲を演奏するピアノ指導者・学習者必見の一冊。 』。
問題は、ぼくが演奏も指導も学習もする予定ないこと。分析本として面白そうだが、シロートが読むには贅沢かなあ、と悩み中。

「死ぬまで編集者気分―新日本文学会・平凡社・マイクロソフト」http://amzn.to/Jfg9aA
(小林 祥一郎 (著)、新宿書房)¥ 2,940

『新日本文学』『太陽』から、新『世界百科事典』、電子百科『エンカルタ』まで担当した著者の回顧録。文学/総合ビジュアル雑誌/百科事典/電子書籍と、複数メディアを縦断した、書籍論が書いてありそう。


「オウム真理教の精神史―ロマン主義・全体主義・原理主義」http://amzn.to/HU7clC
(大田 俊寛 (著) 、春秋社)¥ 2,415

大学時代、ゼミ教授の専門がシンクレティズムだったこともあり、いまだに宗教論(神学、ではない)は読んでみたくなる。いかにオウムが既存宗教を変容したか、が興味あるところ。
本書はamazonのカスタマレビューでも絶賛いっぱい。そのうち、読むかも。


「ジャマーノ編集長 学術論文出版のすすめ」http://amzn.to/J6EmTV
(ジャマーノ,W. (著)、慶應義塾大学出版会) ¥ 3,990

学術論文出版をユーモラスに紹介する書籍。象牙の塔の人に俗世間のめんどくさを理解しろ、って書いてありそうで、面白そうじゃないか。しかし僕は学術論文の出版予定が無い。にもかかわらず、読もうかどうしようか。

おまけ:
「Amazonで同人誌出してみた。」http://amzn.to/HONpVY
(みつりん(著)、 密林社 )¥ 700

面白そうなノウハウ本。問題は36ページの同人誌ってこと。うーんうーん、コスパが・・・。
2012年04月21日 08時56分33秒
電子書籍はメリットを追求せよ。
http://ggsoku.com/2012/04/e-books-re-debut/
"電子書籍で復刻 絶版マンガ・専門書が続々"

在庫費用は最小限、が電子書籍の売り。上の記事は興味深く読んだ。ちなみにもう一つメリットは、中古販売が無くなること。購入者によってはデメリットか。ブクオフみたいなビジネスモデルにとって、相当な危機だ。

さて、上の記事。「プラットフォーム提供者・出版事業者・ニッチを求む消費者の3者にとってメリット」。いいねいいね。どんな本を紹介か、と思いきや。

専門書:ラジオライフ復刻版 「トランシーバ改造マニュアル」
絶版漫画:TRPGの古いルールブックを無料配信

いや、良いんだけど。記事のあおり文句の割に、ちょっと拍子抜けな例だった。

なお絶版漫画をリイシューするJコミ(代表:赤松健)http://www.j-comi.jp/は、色々面白い作品あり。代表が金儲けを気にする必要ないおかげか、のびのび運営してるイメージだ。

最後に、電子書籍のメリットでありデメリット。「ネットに上がって、いつでも読める」安心感から「積読」が無い。従い、いつまでたっても読みそびれる。
2012年04月21日 08時17分17秒
Coursera
「Coursera」(https://www.coursera.org/)が、面白そう。日本語でもやらないかな、と思う一方で。日本語の講義だと「退屈そうだな」と思ってしまう。面白いかどうか別にして、放送大学が日本にあるしな。とはいえこのサイトは、もうちょい参加型らしいが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120419-00000082-reut-int
米名門5大学が無料のオンライン授業、質問も可能な双方向型

[18日 ロイター] スタンフォードなど米名門5大学の教授らが18日、無料のオンライン教育サービスを提供すると発表した。「Coursera」(https://www.coursera.org/)という同サービスでは、インターネットを通じた双方向の講義が世界中で利用できる。

(中略)来年には30以上の大学が参加する予定で、科目はギリシャ神話や現代アメリカ詩から神経学や微積分学まで幅広い内容となっている。

Courseraは、高等教育をより身近で利用しやすいものにすることを目的としたプロジェクトだが、単に授業の様子をネットに上げているだけの他のサービスとは異なり、双方向のやり取りをできるのが特徴。

トップレベルの大学教授らがビデオで授業を行い、課題を出したりテストを行ったりするほか、オンラインフォーラムで生徒からの質問に答えたりする。単位は取れないものの、修了証や成績証明書を有料で出す可能性もあるという。(後略)
2012年04月19日 21時28分56秒
Tunein
世界各国のラジオを聴けるサイト、Tunein.
http://tunein.com/

中でもヒップホップ関係のラジオをメモしておく。いろんな局があるもんだ。
http://www.defjay.com/
http://www.smoothbeats.com/home.shtml
http://www.hot108.com/
http://www.dirtysouthradioonline.com/
2012年04月16日 22時16分20秒
Weblio:語彙判定
ちょっと英単語調べるのに検索して、Weblioにたどり着いた。これ、便利だ。さまざまな辞書や例文を参考にできる。急いで検索には、上のほうだけ見ればいいし。
んで、語彙判定力があったのでやってみた。やればやるほど、正確な結果が出るらしい。

5択で「それ以外」って選択肢が良い。適当にクリックで正解確率が減るから。

2回だけやった時の結果は、こんな感じ。ご興味あれば、試してみてください。
レベル14 推定語彙数 7001〜8000語 称号 特待生 スコア 71.7
http://uwl.weblio.jp/vocab-index
2012年04月12日 20時43分28秒
タッチ続編
「あだち充の新作は「タッチ」から26年後、舞台は明青学園」
http://natalie.mu/comic/news/67589

ゲッサン6月号(小学館)から新連載「MIX(ミックス)」。舞台は「タッチ」に登場する高校、明青学園で「タッチ」の26年後な設定という。彼らの子供世代ってことか26年後ってことは、達也や南は43歳くらいかな。うわー。生々しい歳だ。

何でいきなり20年以上も飛ぶかと思ったら。「タッチ」の連載終了が1986年。うわー。もうそんなに時代がたったのか。

昔の漫画で、ふと思い出した。「コータローまかりとおる!」は連載再開しないかな。
今まで読んだ漫画の中でも、伏線回収の手腕が素晴らしく冴えてた作品だと思う。
最終シリーズの「L」が連載中断し、早くも10年近くたつ。無理かなあ。
2012年04月11日 21時29分58秒
同人作品への誘い
もう4月も半ば。早い早い早い。花粉症は先週が酷かったが、なぜがここ数日は鼻水が出ない。ありがたいが、鼻がむずがゆく気持ちが落ち着かないのだけ、残っている。

ということで、もうGWが目の前。今年こそは行こうか、迷い中のイベントを二つ、メモしておく。
何か買うのに並ぶのは嫌だ。事前に何買うか、チェックするのはめんどくさい。

それが理由で、コミケは未だに行ったことない。だけど、この二つのイベントは前から覗いてみたいんだよね・・・でも人がいっぱいなんだよなあ。あああ。

音系・メディアミックス同人即売会「M3」 M3 2012年 4月30日(月祝) http://www.m3net.jp/
「第十四回文学フリマ」 2012年5月6日(日)http://bunfree.net/
2012年04月09日 21時03分22秒
文学論
風間賢二「オルタナティブ・フィクション〜カウンター・カルチャー以降の英米小説」(1999:水声社)を読んでいる。

文学より文学論を読むのが好きだ。この手の小説は、はっきり言って途中で寝る。本書が紹介する小説がどんな種類か、例を引用してみる。

『それまでのメタフィクションを結果より創作行為の過程そのものを作品とするその自己言及性ゆえに抽象表現主義のアクション・ペインティング、あるいはコンセプチュアル・アートとすれば、新たなリアリズムは、現実を寸分たがわず細密に描きだすことで逆に現実の虚構性を剥き出しにしたり、鑑賞者に異化効果をもたらすフォトリアリズム、もしくはスーパーリアリズムと言えるだろう』

文学部で80年代後半に議論してそうな論調。この調子でずっと通されたら2ページで寝るが、本書はさまざまな小説の紹介本なため、退屈さは薄い。

思い返すに、筒井康隆「虚航船団」(1984:新潮社)が発行されたころ。中学生で筒井ファンだったぼくは、いきがって赤本ラテンアメリカ全集に手を伸ばしてみた。読んだ気になってページをめくったが、何一つ覚えていない。プイグ「蜘蛛女のキス」が作中作だったな、ってくらい。

翻訳ものは日本語が馴染めない上に、改行がやたら少ない。論調体系も異文化なうえに、基礎知識もない。ハードカバーで重たい。サラリーマンで通勤中が主な読書時間な身としては、非常に読み返しづらい・・・。「百年の孤独」とか、きちんと読んでみたいんだが。20年前にページをめくった記憶はあるが、内容は何一つ覚えていないし。

本書でも実験的な小説をさまざま紹介してるが、いやはや翻訳もいっぱい出てることにびっくり。古本屋まわって、買いまくったら楽しいだろうな。本棚が、いかにもインテリっぽく見えて。もちろん、積読な可能性がほとんどだが。

次に読もうと机に積んでるのが、ラリイ・マキャフリィ「アヴァン・ポップ」(1995:筑摩書房)。いつ、手に取るのやら。

こちらは帯の裏に「はやくおとなにならなくてはダメ。」とある。これをサクサク読みこなせないうちは、まだ大人じゃないのか。

んで、今のBGMはソフト・マシーン。心地よくハマる。リフの連続が酩酊を誘い、アドリブが睡眠欲を誘う。
2012年04月08日 12時32分56秒
ワンタッチ・オプション
日経新聞の株コラム読んでたら「ワンタッチ・オプション」の紹介があった。最近、一般向けに売り出されたFXオプション取引らしい。色々あるんだな。
概要説明は、このサイトの「ワンタッチ・オプション」項目が手っ取り早いか。
http://www.saxobank.co.jp/education/fx/expert04.html

つまり今が1$=83円として、一週間以内に84円まで上がる予想したとする。胴元が「可能性60%」と読んで、オプション権利の購入価格を60%で買えると設定。
(買い手はこの場合、100$分なら60$払う)
一週間以内に一度でも、1$=84円になったら買い手は100$貰える(40$の儲け)。外れたら、60$の損。

簡単そうに見えるから、素人投資家へ拡販狙った商品とあった。

これ、胴元はどう利益出すんだろ。逆張りならプラマイゼロ・・・かなあ?価格設定の差額で通貨買って設けるのかな。胴元になれっこないのに、つい考えてしまった。そして、答えは分からない。この日記の、オチもない。

今夜のBGM:Pete Namlook & Tetsu Inoue"Shades of Orion II"(1995)
独の多作テクノ奏者のナムルックが、アメリカ在住の日系人テツ・イノウエと組んだ第二弾。ほわほわとスペイシーな展開が和む。奥深く電子音は広がり、不安げに空気を揺さぶった。
無造作に漂う雰囲気が、心地よい。
2012年04月04日 20時55分17秒
吉松隆
強風による職場の避難勧告に乗っかり、早めに帰宅した。昼過ぎは「ほんとに荒れるのかね」とたかをくくってたが、どんどん風が強くなるなあ。

さて。帰ってネット見ながら音楽聴いてた。ふと検索した「現代音楽マニア」って言葉から引っかかったのが、作曲家の吉松隆のブログ。
08/10のエントリー、図形楽譜の解説が面白かった。
http://yoshim.cocolog-nifty.com/office/2008/10/post-ee32.html

この人のWebも見たが、読みごたえある。http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/

で、最新Blogエントリーの記述から引用する。http://yoshim.cocolog-nifty.com/tapio/2012/04/post-0cdc.html
『7インチのオープンリールテープが数百本。70年代〜80年代初期(中略)エアチェックしていたもので、ヨーロッパや日本の懐かしい名前の作家たちの作品がびっしり。曲数にすると軽く千を越えそう。
 デッキが無く聴く術もない現状ではただの燃えないゴミだが、現代音楽マニアから見ればCDでは絶対手に入らないお宝音源の山でもあるわけで・・・さて、困った。』

今はオープンリールのデッキって売ってないかな?と検索すると、こんなテープ復活ビジネスを見つけた。さすがにちょっと割高感あり。
http://www.tokyocdcenter.com/kani_copy_plan.html?gclid=CJXt3_SemK8CFcgopAodtDg2xw

著作権とか手間とかの面で、吉松氏のコレクションをCD化して僕が聴くのは叶うまいが、どんな音楽かな、と想像してみるひと時だった。
2012年04月03日 17時29分36秒