エグベルト・ジスモンチ:ブラジルEMI録音のCD化 |
詳しくはこちらを。ブラジルEMI盤も聴いてみたかったので、嬉しい再発情報だ。 http://homepage2.nifty.com/BOMBA/rm_sinpu1112.html ------------------------------------------------- 【リリース日】 12月17日 ・水とワイン ・エグベルト・ジスモンチ(Arvore) 1月28日 ・コラソンエス・フトゥリスタス ・カルモ ・シルセンシ 2月25日 ・ファンタジア ・エグベルト・ジスモンチ(Coracao da Cidade) |
2011年12月31日 10時23分05秒
| |
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか |
"木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか"増田 俊也著(2011:新潮社)を読む。 無茶無茶面白かった。
木村政彦という、柔道の天才がいた。力道山と戦い、敗れて人生が変わった。 その一言を、ハードカバー2段組800ページ余りの大著で丁寧につづった労作。 各種新聞や雑誌の資料を丹念にあたり、関係者へきめ細かい取材が背景にある。"ゴング格闘技"誌での、長期連載を書籍化したもの。
著者自身も柔道家であり、本書は木村の名誉回復を図っている。中盤は資料の引用が多用され少々ダレるが、前半の壮絶な修行や豪快な戦績、後半の力道山との試合を丁寧に分析したくだりや、木村の老年をつづった筆致は味わい深い。
大ボリュームだが、ぐいぐい読ませる一冊。格闘技を知らなくても、プロレスのアングルを知らなくても、一人の天才の生きざまを描いた本書は、興味深く読める。
ヒクソン・グレイシーの父、エリオと戦った貴重な映像や、因縁となる力道山との試合、双方ともYou tubeで気軽に見られるのがありがたい。 |
2011年12月29日 13時18分12秒
| |
電子書籍にしてほしい。 |
bk1で筑摩書房の全集を、最大25%オフで廉価販売していた。再販制度が基本の書籍で、こういうフェアはちょっと珍しい? http://www.bk1.jp/books/contents/booklist/1112_chikuma?icid=ttspc01
とはいえ値段はやっぱり、ごっつり高い。さらに置き場所という致命的な問題、さらに「全部読むか」という根本的な問題もある。図書館へわざわざ借りに行かない。あと、持ち歩いて読むには、物理的に重いって問題もあったか。
思うに、こういう本こそ電子書籍化がベターではないか。がっつり全集販売でなく、分冊でいい。一冊をさらに分冊し、廉価販売はどうだ。たとえば漱石「吾輩は猫である」10巻本とか。そのかわり、一冊が50円くらい。著作権切れだったり、減価償却できてるなら、構わないでしょ?漱石なら、すでに青空文庫で読めるか。
電子書籍は重さや保管場所の問題も解決できるうえに、読みやすさも実はあり。 問題は、長時間読んでると目が疲れること。でも全文検索機能をうまく活用出来たら、電子化のメリットは増える。
昔の本は改行少なめ。うらうら読んでたら、どこまで読んだか見失うこともしばしば。さらに長文でも物理的な改行(小さい画面)により、読みやすさも倍増する。
きちんと編集の費用捻出には、それなりの売価が必要だろう。だから古い本からでいい。絶版書籍とか。 電子書籍の可能性は、こういう硬かったり黒っぽい本こそ生きる、と信じてやまない。本屋に並ぶ、分厚くて高い本を見るにつけ。持ち歩くには重いし、置く場所もない。あと、高い。
現代日本文学大系 全97巻が、61万円から45万円に値下げは安いよね。しかし、手軽に手を出せる値段じゃない。定価のまま分冊で100円/冊なら6100巻。べらぼうな巻ではあるが、つまみ食いで買う顧客だって、もしかしたらいるかもよ。 上手いことトレカ要素みたいなの入れ、コレクター的な側面も足したら、ちょっとは読まなくても買う人いるかもよ。 ぶっちゃけ、買って読まない人がいたっていいじゃん。どうせ45万出して上の本買う人だって、隅々まで読める人が一体何人いるやら。 |
2011年12月25日 21時12分56秒
| |
廉価版CDボックス、どかん。 |
前にクラシックの協奏曲100枚ボックス出したレーベルのサイト見てたら、ポピュラー系でも巨大ボックス出してると知った。amazonで手に入るかと思ったら、100枚組で18000円弱。一枚当たり180円か・・・むう、ちょっと高い(?)。
それにしても。"Swing Time"(スイング系ジャズ、100枚組Box)と"Big Band"(ビッグバンド・ジャズ、100枚組Box)が、日本のamazonに2セットづつ『在庫がある』ってのが凄い。どういう仕入れをしてるんだ。
さて、このレーベルのカタログをずらりURL貼ってみます。 ビッグバンド100枚組 http://www.membran-shop.de/product_info.php?products_id=787 ビバップ100枚組 http://www.membran-shop.de/product_info.php?products_id=787 初期ジャズ100枚組 http://www.membran-shop.de/product_info.php?products_id=785 モダンジャズ100枚組 http://www.membran-shop.de/product_info.php?products_id=789 スイング100枚組 http://www.membran-shop.de/product_info.php?products_id=786 |
2011年12月23日 08時27分18秒
| |
HULU登場 |
ネットでCMを見かけた。http://www.hulu.jp/ アメリカのTVドラマや映画が月額1450円で見放題、というサービスらしい。 スマートフォンにも対応。どんどん移動中に暇つぶしネタが増えていくな。
さて。脈絡なしに、今聞いてるCDを紹介してみる。
"The GUITAR LESSON"EUGENE CHADBOURNE/HENRY KAISER(1999)
サイケ・アヴァンギャルドのイメージ強いユージン・チャドボーンと、民族音楽なアプローチって思い込み深かったヘンリー・カイザーのデュオ。97〜98年にかけ、ヘンリーのエンジニアリングで収録された。ユージンの曲"Amber"以外は、二人の即興。全10曲、収録78分と目いっぱい詰め込んだ。
左チャンネルがユージン、右がヘンリーとくっきり立ち位置を分けたミックスだ。アコースティックを基本に、さまざまな弦楽器を二人は操っている。 発売元はカナダのレーベル、VICTOより。メルツバウと灰野敬二のユニット、KIKURIを出したとこ。レーベルのサイト見ると、他にも面白そうなアヴァンギャルド盤をリリースしてる。http://victo.qc.ca/
さて、本盤。どちらも奔放な演奏。デレク・ベイリーを連想する抽象的なフレーズが満載だが、ふたりともどことなくメロディアスを残すあたりが個性か。しかし妙に調子っぱずれ感がぷんぷんなのはチューニングと和音感覚、どちらだろう。あえて決めつけるなら、カイザーのほうが構築度たかいかな。
ある程度ノリを合致させて、疾走やスローのムードも大体合う。めまぐるしいフレーズも極楽ほんわかなゆとりあり。聴いててくつろがないが、不安定さが産む高揚さが味。 ジャズよりサイケなグリグリ揺らぐ音像もしばしばだ。 ベイリーの影響があまりに強く、二人の個性をあえて探すような聴き方をしてしまった。 |
2011年12月22日 20時51分51秒
| |
手が痛い |
先日見に行った中島みゆき「夜会」の感想をアップ。そろそろネタバレ書いてもいいかな。まずいかな。
さて。新しいマウスに変えて、幾日か経過。どうも最近、右手の筋が痛い。腱鞘炎っぽい感じ。考えられるのは、マウスしかない。結構タッチが硬くて、かちかちクリックし続けるのに、ちょっと意識的に押す必要あり。 早いとこ、慣れないもんか。マウスのボタンの馴染みか、手の痛みか、どっちかが。 |
2011年12月21日 21時34分12秒
| |
ライブ・アット騒 |
「ライブ・アット騒」著:騒恵美子(2011,ディスクユニオン)を読む。 初台に70年代末期から80年前半、7年間だけあったというこの店に、僕は当然行ったことが無い。正直、名前も知らなかった。阿部薫の10枚連続ライブ盤も出てたとは。
この店を経営していた著者による、エッセイ。阿部薫の話題が主軸だが、それ以外のミュージシャンにも話題を割き、読みごたえある内容だ。騒があった時代すら、学生運動の残滓が残ってるようで、ちょっと意外だった。
しかし著者はノンポリ、しかし一本筋の通った頑固さで、ひた向きに当時の様子を語る。 斉藤徹の話題がほとんど無いのを筆頭に、阿部薫以外の話題をもっと読みたかったと思う。とはいえ著者は本書脱稿後に逝去、それは叶わぬわけだが・・・。
序文を明田川荘之と梅津和時が寄せ、あとがき代わりの対談が小山彰太と原田依幸。この世代のジャズメンは音もさほど再発無く、当時のエピソードに飢えてる僕は、もっといろいろ読みたいなあ、と。
著者は当時のライブテープがいくつも出てきた、と書いてるシーンがある。 生活向上委員会、集団疎開、タコス、新鮮組、絶倫本舗、魚介類など。中盤からは全く知らないバンドばかり。 序文を読むとタコスは8人編成、梅津がリーダーで明田川や山崎弘一、板谷博、片山広明らが参加してたという。 演奏音源は何年か待てば、いつか発掘か復刻かされないもんだろうか。
最後に、一言。
『こちらからお願いに出向かずとも、あちらから演奏をさせて呉れと集まってきた。おそらくあれは、時代特有の熱気みたいなものだった』(P176)
著者のこの一文が、本書から漂う熱気を象徴する。偶然が重なり、場と歴史が生まれる。 最近はライブハウスへほとんど行けていない。しかし本書を読むと、そんな"現場"を体験しに、聴きに行きたくなる。 |
2011年12月18日 15時44分46秒
| |
ブラックジャック創作秘話 |
マンガ「ブラックジャック創作秘話」を読む。
手塚治虫の壮絶な創作力と修羅場エピソードを描くことで、天才性をあぶりだした一作。http://amzn.to/tIygfn ほとんどは過去のさまざまな本で語られたエピソードだが、まとめて読むと改めてすごい。作者の絵のタッチのため、手塚が冴えない中年男なのも、逆に良し。
手塚治虫は発想力やストーリー作りでも、もちろん天才だと思う。しかし創作に向けた集中力と体力だけでも、十二分に尊敬する。晩年にNHKが手塚の仕事風景を放映した。 たしか、これ(http://amzn.to/s5b268)。
三日間ほぼ徹夜で、原稿を上げ続ける。晩年の話だ。昭和60年だから、手塚が54歳の時かな?この集中力と旺盛な体力こそ、当時テレビ見てて圧倒された。 たとえ駄作でも、一年のうちその3日しか働いていなくても、その歳でその労力で作品を上げるだけで、尊敬に値する。 さらに作品が素晴らしく量も膨大だから、壮烈な凄さ。
24時間テレビの手塚アニメスペシャルは、修羅場の宝庫だったという。何で読んだっけな・・・。岡田斗司夫の本だったと思うが、手元に当該ページが見つからない。 |
2011年12月15日 21時31分08秒
| |
武蔵小杉 |
打ち合わせで武蔵小杉駅へ。横須賀線で到着し、待ち合わせ場所は南武線側の改札。南口だっけな?・・・長い。 東京駅から京葉線に乗るのもたいがい歩く。たしか1キロくらいあったはず。 ところがこの駅の中も端から端へ、相当な距離を歩く。ああ、くたびれた。
http://www.ftarri.com/cdshop/index.html 毎年楽しみなセールがこれ。必ず買うってわけでもないが、バーゲン品のカタログ見てるだけで面白かった。 今年は発売年度によるセール。ずいぶん大盤振る舞いだな。2012年1月25日まで。
「恒例の年末年始セールを2012年1月25日まで実施します。 クリアランス・セール 海外でリリースされた輸入盤のうち、2007〜8年発売の商品は10パーセント、 2005〜6年発売の商品は20パーセント、2003〜4年発売の商品は30パーセント、 2001〜2年発売の商品は40パーセント、2000年以前発売の商品は50パーセントそれぞれ値引きします。」 |
2011年12月13日 21時45分15秒
| |
マウス新調 |
あんがいマウスの使い勝手は気になるところ。しばらく前にノートPCを買い換えたが、付属のマウスが使い物にならん。 それまでは中央ホイールでもクリック機能が気に入っていたが、うまく設定できず。コントロールパネル見たら、いろいろ設定必要みたいだ。
しかたなく、数年前から愛用なボロボロのマウスで続けていた。Windows 7前のOSから使ってるのに、なぜか問題なく7でもホイール・クリックOKだった。
ところが使い倒してただけに、右クリックもついに機能せず。もう寿命か・・・と同じタイプのマウスを入手。コメント見ると、いつの間にか7対応をうたってた。
今、さっそく接続したところ。うんうん、中央クリック使える。こうでなくちゃ。 ちなみにトラックボールのマウスも気になっている。今、新しいマウスきたから・・・買い換えるのは、何年先かなあ。 |
2011年12月11日 12時21分35秒
| |
本好きの本 |
ぱらぱらネット見てたら、晶文社が04年に出した「愛書・探書・蔵書シリーズ」が面白そうだ。 この3冊のみか、他は絶版なのか、詳しいことは知らない。ちみちみ読んでみようかな。 http://www.shobunsha.co.jp/?cat=73
"ある愛書狂の告白"ジョン・バクスター 笙玲子訳 "悪魔に魅入られた本の城"オリヴィエーロ・ディリベルト 望月紀子訳 "古書の聖地"ポール・コリンズ 中尾真理訳
近刊ではこの音楽本に興味あり。「音盤時代の音楽の本の本」 http://amzn.to/ubb3NT |
2011年12月10日 11時47分13秒
| |
轟音 |
今日は仕事でトラブル、気分はくさくさ。落ち込んだ気分を解消しようと、音楽を聴く!
中島みゆき聴いてたら、なおさら落ち込んできた・・・ということで、メルツバウ。はー、なごむ。 ヘッドホンだと、周りの音が何も聞こえなくなるのが難点。 |
2011年12月09日 22時16分03秒
| |
ソウルとラテンの窓口サイト |
"Blastro"http://www.blastro.com/ 老舗サイトらしいが、恥ずかしながら知らんかった。 ソウルやヒップホップ、ラテンなどのPV紹介サイト。複数動画をまとめて見られる仕様が嬉しい。MTV気分で流しっぱにちょうどいい。 メジャー系ミュージシャンが出てるか、よくわからない。ぼくはマイナーでも気にしない。むしろありがたい。新しい音楽に触れるチャンス。 |
2011年12月08日 21時42分53秒
| |
モダンアート・アメリカン |
先週末に国立新美術館で開催の「モダン・アート・アメリカン」を見てきた。 http://american2011.jp/
アメリカン・アートといえば、忘れられぬ本がある。
「ネットオークションで騙す。 全米を揺るがした絵画詐欺犯の告白」 ケネス・ウォルトン (著)(光文社:2008) http://amzn.to/vlfdf2
本の内容は、贋作を作った詐欺犯についてのノンフィクション。しかし、前半のシーンにぼくは強烈に惹かれた。犯人グループは最初から偽物を作らず、週末に古道具屋などに出かけては掘り出し物(っぽく見える絵)を安く買い、e-bayで売りさばいていた。 ちなみに贋作作るのも、たしか「わざわざ買わずとも」が発端だった気がする。
週末には掘り出し物探すエピソードが、宝探しみたいでわくわくしながら読んだ。 レコ堀りに通じるスリルを感じたのかもしれない。
そんなことを頭の片隅に置きながら、アートを次々見ていく。アメリカの画家で、展示された中で知ってたのはポロックくらい。後はみな初めて見る。人間の躍動感、風景の広々さにアメリカだなあ、と思った。
後半につれ抽象画となるため、余韻が抽象へ向かうけれど。何枚か展示されてた、ジョージア・オキーフの絵が鮮烈だった。帰ってからPCの壁紙にしようと、探したよ。 クローズアップの繊細さと生々しさが同居する、美しさだった。
http://bit.ly/sylTIA (日本語wikiの説明) http://contentdm.okeeffemuseum.org/ (オンラインで絵が見られる) |
2011年12月07日 21時32分54秒
| |
モーターショー |
仕事の関係で見に行った。不景気だね・・・ブースもこじんまり、出展企業も控えめ。観客も10年前に比べたら、少なかったと思う。 多いのはコンパニオンの衣服の量だけ。景気良くなると、もっと薄着で派手になるんだろな。昔見たとき、バイクとかタイヤメーカーって、すっげえ賑やかだった記憶あるんだが。 |
2011年12月06日 21時10分33秒
| |
リンク元消しリンク。 |
音源ブログが最近は大流行り。ちょっと検索するとボロボロ出てくる。リンク先がアップローダーで、そこから音源ファイルを落としてね、てな仕組み。
そんなブログの中で"anonym.to"なるサイトを経由のケースあり。変なサイトじゃなかろうな・・・と思ったら。自サイトに記載したリンク先を、リンク先から逆に辿れない仕組みのサイトだった。つまり著作権で問題ある音源紹介を、アップローダーから辿れぬ工夫か。
詳しくは、このブログの記事を。http://anonym.to/?http://ub.blog85.fc2.com/blog-entry-352.html |
2011年12月03日 18時01分24秒
| |
|