報道倫理とは? |
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20111130rky00m040006000c.html 沖縄防衛局長が不適切発言で更迭された。局長の発言は不適切だし、更迭は適切と思う。しかし・・・この報道の記述、おかしくない?
「(前略)(防衛局長の)問題発言は(中略)関係者の発言内容について記録、報道しないことを前提とした「オフレコ」形式の懇談だったが、琉球新報は読者に伝える責任があると判断して報道に踏み切った。識者はオフレコの原則よりも「国民の知る権利が優先される」と指摘する。」
「知る権利」は論点が違う。マスコミの『約束を守らない』はどうなんかね。 前防衛局長はマスコミ相手に、脇が甘いと思う。しかし「報道しない」前提で、放言を誘う飲み会でしょ?あからさまにストレートな報道したら同席者の信頼を失うと、琉球新報は考えなかったのかね。
さらに、この引用記事は毎日のWeb。同じ記事で、問題発言の趣旨が読める。日経新聞でも局長の不適切発言の内容が読めた。
・・・マスコミの矜持は無いのかね。この会合はオフレコが前提でみんな参加してたわけでしょ? 「琉球新報の"約束"違反報道が原因で、沖縄防衛局長が更迭された。オフレコ懇談のため、弊社は失言内容は記載しない。それが”約束”というものだ」くらい、書けよ。 ここでの約束、って言葉を「秘密保持契約」と読み替えたら、文脈の印象が変わるかな。
読者は知りたかったら、今はネットで検索できる。別に一つの記事へ全部書いて頂かなくとも結構ですよ。
オフレコは取材のきっかけ作りや裏をとるために有効活用の手段と思っていた。どうやら、マスコミのオフレコとは「書きますよ」という意味らしい。 |
2011年11月30日 20時50分49秒
| |