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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

USB端子つきLPプレーヤとDIG本
発売されてから時間立ってる商品だが。USB端子つき、アナログプレーヤ。
http://www.ionaudio.jp/store/detail.php?id=ttusb10

今、LPを漁ったほうが本当の意味で「掘り出し物」が探せるだろう。レコード会社の再発スケジュールに影響されぬ選盤ができるから。
ぼくは今、PCで音楽聴くのがほとんど。デジタルデータへどう変換するかがネックだった。
この商品をふっと値段検索したら、amazonで¥ 12,390。衝動買いしそうな値段設定だなあ・・・。

なぜこの商品を改めて紹介してるかというと。今度出る、この本読んだらLPを掘りたくなるだろうなあ、と予感がしたのさ。

「レコード・バイヤーズ・グラフィティ:ヴァイナル・マニアの数奇な人生」著者 ミズモトアキラ
http://www.rittor-music.co.jp/books/07317304.html
2011年05月11日 22時25分19秒
眠い、と"即興"
なぜか夜中の2時半に目が覚めてしまい、そのあと眠れず。しかたないので本を読みながら、うとうとするくらい。
読んでた本は、佐々木敦「測距の解体/懐胎」(青土社:2011)。いやー、面白い。
二部構成で、前半が即興音楽への評論。さまざまなタームや表現を使い、ややこしくて読みづらいところもあるのだが・・・。内容は刺激的。

デレク・ベイリー、ジョン・ゾーン、大友良英などを題材に、即興の自覚性と関係性について分析する。これ読んだ後でインプロ聴くと、また違う視点というか聴点ができる。

しかしこういう題材を、わかりやすく説明するにはどういう表現が適切だろうか・・・と考えつつ、朝までうとうと。ああ眠い。もう寝ます。
2011年05月10日 21時45分21秒
新しいもの
岡田斗司夫「遺言」(筑摩書房:2010)を読んでいる。ガイナックス時代を振り返った本で、創作論と人間模様が交錯。彼一流の、ものすごい婉曲に皮肉とルサンチマンをギャグにつつみ、読みごたえあり。二段組で活字量も一杯だが、語りおろしスタイルで読みやすい。

彼の本は結構いろいろ読んでいる。極端な論旨と的確かを一瞬考え込む比喩が面白くて。意見へ賛同しづらくとも、いつのまにか共感してたりする。

さて、本書はまだ読みかけだが・・・ひとつ、頭に残る比喩があった。
"教養として何かを語る"方法論として、あるジャンルを3種類に分類した。
クラシック、スタンダード、ファディッシュ。

クラシックは古典、スタンダードは基本、ファディッシュは最先端。大まかだが、三種類のみに分類なら、適切ではないか。

ぼくがいま音楽を聴くときにちょうど、ここでいう"ファディッシュ"を探してる気分。だからこの分類方法が、頭に残った。チャートのヒットでも、ネットの片隅でもいい。
今まで聴いたことないもの。ジャンルを超えて、聴いたことないもの。

この歳にもなると、新しいジャンルが同時代で産まれてきた。ヒップホップ、音響系、ハウス、グランジ、なんでもいい。でも、すべてが横目。あまりどっぷり、シーンに飛び込まなかった。

今はライブハウスでどっぷりと"新しい音楽"に触れるほどの体力や時間がない。しかしネットではできないか。マイスペでもユーチューブでもネットレーベルでもいい。
問題は、そのルートや音楽そのものにどうやってたどり着くか・・・。
この方法論をネットで探したら、何の意味もない。
2011年05月08日 10時28分19秒
ネットの速度
今日の気分は、ストレート・アヘッドなジャズ。二枚ほど、今日聴いてた盤を軽く紹介して日記にしようと思ってたが。You tubeをダウンロードしてたら、はまってしまった。
http://www.video2mp3.net

ニコニコをmp3にするサイトはしばらく前から重宝しているが、Youtubeのmp3化はやったことなかった。しかしこれ、はまる・・・。今やyou tubeにも貴重なライブ音源の直録映像が膨大にあるからね。

上に紹介したサイト、変換速度は結構重い。有名なサイトなせいか、もともとこんなものなのか。
変換中に別のことしてると、10年くらい前にPhishのライブ音源をネットからDLしてたころを思い出した。
あのころは一晩かけて数ファイルを落とすのが精いっぱい。通信回線、細かったもんな。
これがまた数年たつと、今やってることもあっというまに終わるんだろうか。

21世紀になって何が変わったかを、時々思う。いろいろな意味で速度が変わった。味わう時間は物理的に変わらない。いかに濃密にゆっくり味わうか、を考えなきゃいけないんだが・・・。

やっぱり、次から次へ落としたくなる。今は、Ruins Alone音源。もう、世界中のライブ音源がどっさりある。すげえ。ロシアからイスラエルからアメリカからパリから。吉田達也、叩きっぱなし。
2011年05月06日 21時43分27秒
防衛仕様の家
ネットでたまたま見つけた。普段は開放的な外観の家だが、いざという時はコンクリでがっちり防備された家に。
原作デビルマンを読んで、「家に近所の人が攻めて来たら、どうやって守ろう」と考えたことある人には、ぴったり。

冗談のイラストかと思ったら、実際にあるみたい。ポーランドにあるKWK Promesの建築家が設計、ワルシャワに建ってるようだ。
この辺の政治治安は知らないが、あんまりシャレにならない動機で建てたのかなあ。

この家の写真一覧が見られるサイト
http://all-that-is-interesting.com/post/4956385434/the-first-zombie-proof-house

建築家のサイト(プロジェクトの"Sate house"で詳しい情報を見られる)
http://www.kwkpromes.pl/
2011年05月03日 10時12分25秒
非日常と映画2本
今日はロードショーを2本、ハシゴ。映画のハシゴって何年振りだろう。
両方とも途中で、ちょっと転寝してしまったのは内緒だ。

「スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団」
「100,000年後の安全」

一本目の映画館で、いきなり冒頭でトラブル。本編の音声が出ないまま始まってしまい、始まって数秒で中断。数分くらいの中断を挟んで、再び冒頭から再上映された。

映画は、何のトラブルもなく始まるもの。それは電車が時刻表通りにホームに来る確率以上に、確かなものだと頭の片隅で思い込んでいた。だが、こんなこともあるんだな。
暗闇の中で、なんのアナウンスもなしに再開を待つ時間は、とにかく長く感じる。思わぬところで、非日常を味わった。

映画の中身は、面白い。とにかく編集がスピーディで、すっぱすっぱ場面が変わって小気味よい。こういうテンポ、楽しくていいな。
しかしストーリーそのものに山谷が希薄なのか、中盤でちょっとうとうと。いかんいかん。

音楽はBECKが参加。彼らしい和音感ってある。コード進行の知識がなく、具体例を示せないが・・・鈍く重たい進行が、いかにもBECKだった。


さて、もう一本は「100,000年後の安全」。これは、静謐なドキュメント。
テレビのドキュメンタリーも、このくらい静かな演出が無いものか。・・・と思ったが、地上波でこのペースは、チャンネル変えるか寝ちゃいそう。

実際、スクリーンで見てても中盤はうとうと。あまりにも盛り上がりが無い・・・。
冒頭に現れたクラフトワーク以外は、クラシックだった。クレジットをじっと見てたら、シベリウスが一曲にアルヴォ・ペルトが数曲。あと、ヴァレーズも1曲あったかな。
後半でのアリアは、だれの作曲だろう。見事に映画のテーマへはまってた。

エンディングでの静かで透徹なムードは、非日常を連想して悪くない。
グッド・ラック。
2011年05月02日 22時28分14秒