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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

読書とプリンス
「未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門」を読む。
(木村覚:著、2009:メディア総合研究所)

ダンスの知識はさっぱり無いが、とても興味深く読めた。前衛ダンスを「タスク」「ゲーム」「死体」「観客」といったキーワードを元に述べた、講演集。
本書を含む"ブレインズ叢書"は、すごく面白い。もっと発売されないかな。
このシリーズの発行予定(?)がウラ表紙にあり。「キュレーションの現場/批評と実践」や、「精読『極西文学論』」も読み応えありそう。

「総括せよ!さらば革命的世代:40年前、キャンパスで何があったか」を読む。
(産経新聞取材班:著、2009:産経新聞出版)
これは全共闘をめぐり、さまざまなインタビューを元に構成した新聞連載の書籍化。
69年産まれのぼくにとって、全共闘も安保も、最も近しい"歴史"ともいえる。
鴻上尚史が執拗にこのテーマを描いたことから興味があって、たまにこの種の本を読んでいる。

ぼくの世代にとって、政治運動はシラケの対象だった。だから単純に熱狂するパワーに興味がある。なぜユートピアを夢見て、活動できたのか、と。新聞連載だけあって、細かく概論を撫ぜる筆致はスムーズに読めた。

登場するインタビュー対象は、有名どころだと重信房子、秋田明大など。ちなみに鴻上尚史もちょっと登場する。
細野晴臣率いるバンド、キャラメルママの語源って、全共闘にあったとは知らなかった。
ちなみに本書の最期は山本直樹のインタビューで締めた。


次に「I love 過激派」(早見慶子:著、2007:彩流社)を読もうと、図書館で借りてきた。しかしこれ、電車の中で立ちながら読めないなあ。家の中で読むか。


通勤帰りの電車では、プリンスの"Sign of the times"を久しぶりに聴く。余りのカッコよさに、あらためてぶっ飛んだ。
少ない音でぐいぐいファンクさせるアイディアは、今聴いても刺激に満ち溢れてる。
2010年09月27日 22時16分21秒
一気に秋。
昨日は爆睡・・・ようやく目が覚めた。しかしいきなり、秋めいてきた。今はちょっと晴れ間が見えてる。少しは暖かくなるかな?

今のBGM:Fred Frith & René Lussier"The Same Wide Wall"(1992)
 アルバム"Nous Autres"より。フレッド・フリスとルネ・リシェの86年ライブ音源を中心に、スタジオ楽曲を収録した作品。
 なんとなくi-tunesのシャッフルで流れてきた。PCをメインで聴くようになると、時々ぽわっと意外な曲を聴いてたことに気づく。そのぶん、ジャケットとかのイメージが薄くなるけれど。

 鋭く痙攣するエレキ・ギターのデュオを中心に、シンバルがざくざくと刻む。叩いてるのはルネかな。速いフレーズがくるくる旋回し、バルカン風のメロディがかぶさるアンサンブルが刺激的だ。クレジットを見る限り、二人で同時演奏のようだが・・・音像はかなり重層的。
2010年09月25日 11時16分41秒
Mike Olson
最近、クラシック系の電子音楽やミュージック・コンクレートに興味が出て、色々聴いている。
海外のほうは日本に輪をかけて情報が入手しづらいが、"Sonic Circuit"なる現代電子音楽の廉価コンピレーションがあると知り、何枚か入手してみた。

その中で、ぱっと気に入ったのがマイク・オルソン。
公式ページ(http://www.mikeolsonmusic.com/)によるとミネアポリスを拠点に活動、コマーシャルな音楽製作を行う一方で、自らの音楽も作ってきた。公式ページでは楽曲も色々とDLや試聴出来るのが嬉しい。

最初に前述のコンピ盤で聞いたのが、"Office Furniture from outer space"(1992)。
活動歴からいって、中期ぐらいの作品かな。
本人が弾くシンセを中心の打ち込みリズムに、エレキギターとベースをかぶせた作品。

はっきりと、ザッパの影響が伺えた。あれほど複雑じゃないが、80年代前半頃の作品を彷彿とさせるサウンドが気持ちいい。
作者のコメントでは、冒頭のアンサンブルは完全即興。ドラムが入るところから作曲とある。もっともここでもミニムーグのソロは即興。
この作曲部分が、もろにザッパ。

"Office Furniture from outer space"は、こちらで聴ける。
http://www.mikeolsonmusic.com/office-furniture-from-outer-space.html

マイク・オルソンの楽曲は、これから色々聴いてみるところ。
2010年09月23日 09時58分58秒
RAG FAIR
You tubeでケージの"4分33秒"をメドレーで繋げた映像を見た。こういうアイディアは面白い。その一方で同じ曲を、コンサートホールでオーケストラが大々的に演奏する映像もあった。
しかしこの映像、終演時に観客がめちゃくちゃ拍手してる。このセンスは馴染めない・・・。

しかもいったん引っ込んだ指揮者が拍手に応えて舞台へ戻り、奏者を立たせるってどうよ。通常の演奏会とあえて同じスタイルをとって、なんらかの意味性をこの楽曲に込めたいってことか。

さて、本題。
ええと・・・こないだのm-floに続き、また売れ線のグループ、RAG FAIR。初めて聴いたが・・・。いいじゃん、これ。まだ活動してるのかな?
あるラジオ音源をニコニコ動画で聴いてたら、流れてきた。

ごく簡単に感想を書きます。いや、わざわざ書かなくても、ぼく以外の人はみんな知ってると思うけれど。

RAG FAIR"あさってはSunday"
最初に聴いた曲が、これ。サビで舞い上がるハーモニーの和音の爽快さが凄まじい。こんな曲、あったんだ。
ビーチ・ボーイズと根本的に、芸能スタイルは一緒。初期のビーチ・ボーイズはヒットチャート狙いで、アート路線なんて考えてなかった。ビーチ・ボーイズ好きなら、こっちを気に入ってもおかしくない。

てなわけでRAG FAIRを何曲か、You tubeで聴いてみた。

"Sheサイド ストーリー"
この曲も、ハーモニーがもろにホワイト・ドゥワップや聖歌のスタイル。和音感がちょっと尖ってるのも、また良し。

"恋のマイレージ"
ファルセットやバック・リフは、もろにビーチ・ボーイズですな。
しかしリード・ボーカルの声質が、ちょっと好みと違う。ほかにはどんな曲があるかな。では、You tubeめぐりにもどります。
2010年09月22日 21時20分47秒
マウス・リストレストが欲しい
手首を机へ押し付けるような、へんな姿勢でマウスを使う癖あってマウス・ リストレストが欠かせない。
今使ってるのは、こんなやつ。2個で千円未満だったと思う。
http://www2.elecom.co.jp/accessory/mousepad/mp-076/

でも、さすがにヘタって来た・・・新しいマウス・パッドが欲しいなとAmazon見てた。
こういうの欲しい。
http://www2.elecom.co.jp/accessory/mousepad/moh-014/

これ、けっこういいな。
http://www2.elecom.co.jp/accessory/mousepad/mp-096/

おっぱい・マウスリストレストにも強烈に惹かれたが、グッと堪える。もういい歳ですし。
ちなみに香港製だと、こんな風になるらしい。
http://image.made-in-china.com/2f0j00WBQEtCLavKck/Mousepad-RFMP19-.jpg

他にこのメーカーが作ってるリスト。蛍光色がちょいと毒々しい。
http://www.mouse-pad.com.hk/product-list.htm#mouse-pad
2010年09月19日 09時32分17秒
「TOYOTAビジネス革命」を読む。
「TOYOTAビジネス革命」著:神尾寿・レスポンス編集部(2010/Softbank Creative)は、中国広汽トヨタで行われてる、最先端な顧客方面のかんばん方式にスポットをあてた。
概要のみを述べており、あっさり1時間くらいで読める。

顧客志向のSCMを実現しており、こういうシステムは仕事で使いたいな、と思った。
実際に使ったら、ぎちぎちに締め付ける厳しさも感じるだろうけど。

しかしこういうシステム、どうしても横文字名にならざるを得ないのか。かといってひらがなやカタカナ、漢字でかっこいいのがあるかは別だが。

ほかにも色々と頭に浮かんだ考えはあったけれど、一晩寝たら忘れたな・・・。まあ、いいか。

いずれにせよ、とても興味深い。
参考文献で上がる、トヨタが本システムを立ち上げる過程を描いたと思しき、『ネクスト・ワン』も読みたくなった。
内部用の資料かな。Amazonでは見当たらない。

『ネクスト・ワン』著:宮崎秀敏(2000/トヨタ自動車GAZOO事業部)
2010年09月18日 17時01分25秒