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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

アフリカン・ミュージックへの誘い。
手持ちCDをHDDに読み込ませる作業を継続中。何枚かCCCDも持ってるが、どれも何ら問題なく読み込めるのはありがたい。皮肉な意味もあるけれど、素直に嬉しい。CCCDねぇ・・・(遠い目)

「ポップ・アフリカ700」(萩原和也:著、2009/アルテスパブリッシング)を読んでいる。
 北アフリカを除くアフリカ大陸の音楽を、ほぼ1ミュージシャン1枚の率で700枚紹介したガイドブック本。すっばらしく面白い。ポピュラー音楽中心だが、一部ジャズもあり。 
 700枚中、50枚に"お薦め"マークが付いてる。片っ端から聴きまくりたい。
 通勤中に読んでるが、なかなか速読できず。どんな音楽だろう、と目が止まってしまう。

 アフリカ音楽、聴きたいなあ。手持ちCDを読み込ませてるとき、棚の奥に入れっぱなし、持ってるの忘れてた盤が何枚も出てきた。いかん。新しいの買う前に、まずこれから聴こう。

今のBGM:Abdullah Ibrahim"Ntsikana's Bell"(1973)
 中盤で"うざっ、うざっ"と聴こえる掛け声入り。心の準備無い罵倒(?)に、ぐさぐさっときて苦笑。疲れてるなー。昼寝しよう。

 このガイドブック本にダラー・ブランドも載っていた。ヨーロッパで活動主体ってイメージあって戸惑ったが、産まれと活動内容でアフリカに分類したようだ。
 そして本書では4枚のCDをピックアップ。うち1枚は、"お薦め50枚"に選ばれてる。74年発表の"Underground in Africa"(1974)の南ア録音。一般的に著名度ある、"アフリカン・ピアノ"じゃない。この強烈な価値観が嬉しい。

 もっともダラー・ブランドのお薦めは、この70年代南ア録音って判断に異論は無い。今も幾つか再編集盤で手に入るが、そう簡単に全部聴けないのが難点。
 ちなみにぼくがダラー・ブランドで1枚あげるなら、なんと行っても"African Dawn"(1987,enya)。"Blues for a hip king"の演奏が、べらぼうに素晴らしいんだ。大好き。

 さて。"Ntsikana's Bell"は"Good News From Africa"(1973,enya)に収録。この録音のあと、ダラー・ブランドは南アへ渡り傑作録音をつぎつぎモノにする。
2009年04月29日 10時14分04秒
写真倉庫。
ちょっとリンクを辿ってたら、アメリカの"LIFE"に載ってた、昔の広告ページを販売するサイトに行き当たった。飾りにどうぞ、って趣旨で一ページが100円〜数百円。
実際、古本で"LIFE"の相場はどのくらい?と検索の途中で、違うページにたどり着いた。
http://images.google.com/hosted/life

グーグルが1750年代から現在までの写真をアーカイブ化、検索できるそうな。こんなのあったなんて知らなかった。
ここにはCMページの写真までは無いだろな。広告写真のアーカイブ・サイトってないかいな。
2009年04月26日 08時53分35秒
"今朝の所有欲"コーナー
雨・・・外出、めんどくさいな。

さて、メルマガでCD情報のチェック。その前に家にあるCD聴かなきゃ。
見てるとやっぱり、欲しいものがあれこれ。

・グスタフ・レオンハルト「バッハ: 鍵盤作品集成」
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1908886&GOODS_SORT_CD=102
 バロック60枚組を聴いてて興味持った奏者。古楽では泰斗という。本盤はチェンバロ、オルガンでバッハを弾いた20枚組ボックス。合計1万円。「一枚500円はクラシックの廉価盤で高い・・・」と思ってしまう自分が情けなや。
 『初回限定』。さて、この言葉に釣られるべきか否か。

・Aeolian String Quartet, Peter Pears「ハイドン:弦楽四重奏曲全集」
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1912909&GOODS_SORT_CD=102
 『全集』ってのもクラシックでは危険なキーワード。所有欲を誘ってしまう。どこまで聴きこめるか危ういのに。本盤は前に出た全集の廉価盤。22枚組で約7700円。うう。危険な香りだ。

・ブッカーT"ポテト・ホール"
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfGpSearchResults.jsp?GOODS_SORT_CD=101&SEARCH_GENRE=ALL&keyword=AllCatalog&TYPE=AllCatalog&entry=EICP-1169,869482&commentId=4671
 これは当然、聴きたい。理由はいりませんよ。

ちなみにPrince"Lotusflow3R"が\2,400で売っている。おれが1ヶ月前に買ったより、かなり安い気がする・・・。いいや、気にしない気にしない。気にしないったら、しないってば。

今のBGMはMicro cosmos"Pilgrimage"(1999,TZADIK)。大友良英と天鼓のデュオ。これまで未聴だったが、すっごく面白いな。
ミックスは全て大友。天鼓がロンドン、大友は吉祥寺で録音した。
大友のアプローチがシンプルでピュア。今に通じる強靭な音楽コンセプトと、今では聴けない軽やかなビート感が、アルバム内で混在。たまらなく楽しい。
2009年04月25日 09時56分58秒
日記と言うよりメモ。
はあ、ようやく週末。休日出勤がないだけ、よしとしよう。週末は休むぅ。

とりあえず情報だけ。大友良英のイベントが夏は目白押し。楽しみ〜!
http://ensembles.jp/

これはどこかのサイトで見かけた情報。ピンク・フロイドの「狂気」をアカペラでやる、豪気なユニット。マイスペで数曲、聴ける。なごむね。
http://www.myspace.com/darksidevoices

CDはCDbabyで買える。今は在庫なしだけど。
http://cdbaby.com/cd/votds

で、これがユニットのサイト。一発勝負のサイトみたいだな。
http://www.darksidevoices.com/

おまけ。フロイドをテクノ風に解釈したユニットのサイト。CDbabyにもコーナーあり。
http://www.floydhead.com/
https://cdbaby.com/cd/floydhead
ちょっとリンク辿るだけでも、いろいろありますな。
2009年04月24日 22時43分15秒
mixの愉しみ。
Sound & Regording最新号を買う。目当ては細野晴臣のインタビュー。しかし音楽聴く時間が足りない。新譜紹介を見てたが、聴きたいのいっぱい。キザイア・ジョーンズの新譜も、ようやく日本盤でるようだ。

さて、オマケCDは5人のミキサーによるミックス違いの聴きわけ。いわゆるDJミックスではなく、オーソドックスなもの。ベースや低音を強調したりのミックス違いはわかりやすいが、ごく普通(?)にミックスを施すだけでも、さまざまなアプローチがあるとわかって、非常に興味深かった。

ミックスの際に、さまざまなEQをかけてく様子もインタビューで説明してる。知識不足でなに言ってるかさっぱりだが、音を聴きながらだとなんとなくイメージが沸く。
しかし今はカチカチにエッジを硬くするミックスもあるんだな。こういうのはマスタリングでやるのかと思い込んでいた。

で、DJといえば。Groove誌の最新号を買ってきた。特集は「これからDJを始める人のために」。DJになる予定はないが、なんかこういうの読むって楽しい。紹介CDがもう一個の目当て。ほとんど聴いたことない・・・。テクノの推薦盤で、リッチー・ホウティン"DE9:Closer to the edit"(2001)があがってた。へー。しかしこれももはや8年前。時が立つのは本当に早い。ひさびさに聴こうと、棚から引っ張り出してきた。
2009年04月21日 20時50分16秒
豊富なi-tunes Storeを前にして。
日帰り出張。はーくたびれた。移動中はi-podを耳につっこみっぱなし。耳も疲れたー。

初めてエグベルト・ジスモンチを聴き、良いなあと思った。こないだ来日公演もあったのに、すっかり聴きそびれてた。次に来日する機会がもしあったら、ライブも聴いてみたい。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンと同じパターンへならぬように。

話は微妙に飛ぶ。ここんとこi-tunes storeを見ながら悩んでる。もう音源購入はDL主体にシフトすべきか。今、せっせこと手持ちの音源をHDDへシフトしてる。家ではともかく、i-podで聴くなら音質をどうこう言っても仕方ないもの。

こないだがぶるさんたちと話しながら思ったが、やはり自分は"パッケージごと買う"、って発想から抜けられない。なんだかんだ言っても。今までDL購入の経験が皆無じゃないけれど。某ミュージシャンのCDはDLで買ったあげく、再発CDを買いなおすことまでしてしまった。どうも踏ん切りつかないなあ。

躊躇うポイントはわかってる。クレジットとバックアップ、もしくは所有したって実感だ。
ミュージシャンや録音クレジットをPDFで供給と、サーバに買った曲の履歴残し、万が一手元のHDDが飛んでも再DLってサービスがもし実現したら。もしくは、もうちょいDL価格が下がったら。もう、迷わずDLの海に飛び込むだろう。そのほうが購入にブレーキかからず怖いかもしれんな。

ほかには安い中古やアウトレットCDを買うって点を除き、DL購入を躊躇う余地はない。1500円でレア盤が買えたら十分だろ。

というのも。i-tunes storeを見るたび、意外なミュージシャンの豊富なカタログに驚いていた。アマゾンだと高値でしか手に入らない盤も、きっちりDL販売してる。

例えばサインホやシルクロペル、フランシス・ベベイにザイコ・ランガ・ランガ。前にも書いたがピート・ナムルックもどっさり。今手に入らぬ、メルツバウの盤も。今回興味を持ったエグベルト・ジスモンチも色々あるなあ。坂本龍一のライブ音源もi-tunes配信で色々あるし。うーむ。うーむ。
2009年04月20日 23時05分15秒
数ヶ月ぶりに本を興味深く読めた。
コン・ゲームのミステリを読む気分なノンフィクション。
「ネットオークションで騙す」ケネス・ウォルトン:著(2008:光文社)

まず、著者の概略から。著者はイーべイで身を滅ぼした。

99年にイーベイで絵画の販売を開始。古道具屋で仕入れた絵を、さも有名画家の作品と思わす煽りと、サクラ入札(マルチIDで自分の出品物へ入札)を行い、利益を上げる。
ある絵にサインを書き込み偽造、これが13万ドル以上もの入札額に到ったのがきっかけでFBIが調査、起訴へ。司法取引で執行猶予となり、今に至る。

ぼくはネット・オークションをやったことなく、段取りはいまひとつわかってない。99年当時のイーベイはIDチェックがザルで、マルチIDでの煽りオークションなどが出来たらしい。
そもそも片田舎の古道具屋に(購入者にとっては、田舎家の片隅に)転がってた絵を、ネット・オークションで買うって感覚もピンと来ない。有名画家の埋もれた作品、と期待した転売屋も絡んでたらしいが、そもそも転がってるもん?アメリカは奥が深い。

軍隊時代の友人から転売協力の誘いがきっかけ。したたかな友人はイーベイの絵画売買で利益を上げており、著者もズルズルと・・・。
最盛期は二人で5千ドルを投資。数週間で1万4千ドルの利益を上げたという。こりゃハマるわな。ドルだと一瞬、ピンと来ないけど。

著者が初めて偽造したサイン付き絵が、13万ドル以上もの入札額に。ニュースとなったのがきっかけで、嘘がばれ転落していく。これが本書の真ん中あたり。
つまり本書は儲けの述懐話じゃなく、苦しむ心の描写へ軸足置いた、懺悔本みたいなもの。
とはいえ濡れ手に粟が楽しい前半、いかに罪を最小限に食い止めるか考えめぐらす後半、どちらもスリリングだ。

本書が処女作ってすごい。文章と構成力が読みやすい。ちなみに翻訳もばっちり。一気に読みきった。おすすめです。
2009年04月19日 17時19分06秒
今日はレコード購入に大義名分不要な日。
休日出勤は回避。来週に向けて鋭気養いたいなあ。
さて、今日はレコード・ストアデイです。みんな、レコードを買いに行きましょう。
http://www.recordstoreday.com/
ぼくはネットで注文入れました。これだと趣旨が違うな。
なによりも手に取ること。さらにバーゲンコーナーをあさってこそ、の掘り出し物だろうし。

今日、レコ屋に行けるか未定。こういう記念日こそ避けたい、ってヘソマガリも頭に浮かんでしまう・・・。

ちなみにアメリカではこの日限定発売のアイテムってのもあるのね。知らなかった。全文リストはこちら。http://www.recordstoreday.com/NewsItem/1408

どっちみち買いに行かず。あとで欲しくなったりするもんだろうか。そもそも日本じゃ手に入らなそう。ほとんどがアナログ7"、あとはTシャツとか。だから余裕かましてリストを見ています。
だけど、Guided By Voices"Hold On Hope LP"note:Three bonus tracksの記載が。

・・・いまだにやってくれるなぁ、もう。いや、LPだから買いませんよ。ボートラって何が入ってるんだ。まだ未発表曲があるのか。あるんだろうな。ボートラだけをまとめてリリースって盤を作って欲しい。10年後でもいいからさ。
2009年04月18日 10時01分51秒
NY音楽旅行への誘い。
日記だけど日々の雑事は置いておく。これも日記と言えるのか。

最新号レココレ誌にも紹介コラムが載ってたが。萩原健太らが同行するNY音楽楽しみ旅行ツアー。行きたいっ。
http://www.dadooronron.com/CRT_NY.pdf

だけど期間は7月の平日ど真ん中。ムリ。仕事休めません。
しかしこのツアー、どういう客層がターゲットなんだろう。
企画としてはブリル・ビルディングやエレクトリック・レディランド、レス・ポールのライブなんかを予定してるみたい。暇がある学生は、この企画楽しむ知識無いだろうし・・・。既にリタイア済の団塊世代やゆとりのある熟年相手かな?

ちなみに最新号のレココレ誌は"Kind of blue"特集。全曲紹介を萩原健太が書いてて嬉しい。コード進行などに着目した歯切れの良い文体は、読んでて純粋に楽しめる。たとえコード進行とかの知識が無くても。
楽典的な分析のレビューが、ここ何年かは好み。自分にまったく出来ない視点だから、好奇心が刺激される。

なお、今週末、4/19(日)はネイキッド・ロフトで萩原健太の新刊出版にひっかけ、トーク・ライブがある。行きたいな。行けるかなー。でも、めっちゃ混みそう。
2009年04月16日 21時20分37秒