戻る - 参加 

のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

ソウルCD再発。
タワレコのサイトはわかりづらいな・・・。ソウルのレア盤がタワレコ、HMV、ユニオンの共同企画で5枚、再発される。初回限定版、09年マスター使用だそう。

レコード会社に頼らず、きちんとしたマスターでレコード屋も再発にかかわるってのは、単純に嬉しい。初回のみってことは、イニシャルのみの契約なんだろな。千枚くらいはプレスされるんだろか。

今回はワーナー編とある。ってことは、売上げしだいで継続すると期待したい。
発売は5月3日。全部買うかどうか、1ヶ月あまりじっくり悩もうっと。

発売タイトルはこんな感じ。特にアイズリー、そしてシャドウに惹かれる。全部、聴いたことない。

Bernard Edwards"グラッド・トゥ・ビー・ヒア"
Curtis Hairston"Curtis Hairston"
Shadow"シャドウ" (リオン・ウェアが全面プロデュースとな!)
Sunfire"サンファイア"
The Isley Brothers"マスターピース"

T0WER RECORDS X HMV X DISK UNION 共同企画:Light Mellow's Picks
- 金澤寿和監修 ソウル名盤シリーズ ワーナー編 -
■2009年5月3日発売 ■各1,980円(税込)
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfGpSearchResults.jsp?GOODS_SORT_CD=101&SEARCH_GENRE=ALL&keyword=AllCatalog&TYPE=AllCatalog&entry=WQCP-726,WQCP-727,WQCP-728,WQCP-729,WQCP-730&commentId=4348
2009年03月14日 08時56分40秒
書籍の電子化
昨日の朝日新聞朝刊に、グーグルの書籍全文検索(http://books.google.co.jp/)の関連記事が載っていた。この問題は、例えばこんな記事が参考になる。
http://www.j-cast.com/2009/02/23036444.html
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20388995,00.htm

朝日新聞の記事を読んでて、あれっと思ったのは取材先と論調。国会図書館の館長へ取材し、デジタル化により図書館不要になる、と危惧を述べている。
記事から要旨を抜粋してみよう。

国会図書館では明治・大正期を主眼に、全文をPC閲覧可能にしている。
一冊辺り数千円の費用が著作権処理にかかるという。
明治・大正期のデジタル化に数年、昭和期の戦前分までを終えるのに、数十年かかる見通しだそう。

・・・だからなんなんだ。グーグルが手持ち費用でデジタル化を進めるなら、国会図書館の作業はハナから要らない。別のことに予算を割けばいい。アメリカ任せにするのがいやなら、出来たデータを有償で貰えばいいだろ。
そもそも日本の明治・大正期をグーグルが電子化するメリットって、イメージわかないけど。

さらに朝日の記事は、文化庁での著作権法改正案も紹介した。改正で、国会図書館が著作権者の許諾なしにデジタル化可能な対象が拡大するとある。
グーグルの問題と繋げて、何が言いたいんだ?

グーグルの書籍全文検索は著作権者にとっては脅威だろう。だが根本的に本のメディアは廃れないと信じる。簡便性でデジタルは本に今、かなわないもの。

出版業界がビジネス的にしんどいなら、出版点数減らして、単価を上げればいい。ただでさえ今は、出版される本を読むことが物理的に不可能なんだから。

とりとめない文章になってますが・・・何がいいたいか、というと。朝日新聞の論調が、どうしても頭の中で整理できずに戸惑ってるってこと。ま、それだけ。

図書館は無償で本の閲覧が可能な点で、出版ビジネスと相反する立ち位置とも言える。グーグルの台頭で国会図書館にどんなインパクトがあるんだろう。記事を読んでもすとんと腑に落ちず、つらつら考え続けている。
2009年03月13日 22時18分47秒
ラジオ録音をPCで。
がぶるさんのところで知った。
ラジオを録音したい。しかし今さらカセット動かすの面倒だし、MDは持ってない。そんなアナタいやワタシにぴったりの商品が出る。
http://suntac.jp/products/usb/rdpc101.html

買おうっと。
ラジオ番組表、ひさびさに色々見る気になった。録音しまくって、聴ききれないファイルが増えるだけとわかってるのに・・・。

さて。サウンドストリート・アーカイヴ@NHK-FMは今、坂本龍一の特集。
明日以降のプログラムは、こんな感じ。なお時間はすべて深夜0時〜1時。

3/12(今日深夜)YMO特集(ゲスト:細野晴臣、高橋幸宏):83/5/17の再放送
3/13(木曜深夜)デモテープ特集:83/11/8の再放送
3/14(金曜深夜)最終回:公開デモテープ特集。:86/3/18の再放送

うおお。録音してぇ。
2009年03月11日 21時36分01秒
Black Violin
HDDへCD読み込ます一方で、ネットラジオを聴いている。今日聴いて、おおっと思ったのが、Black Violin。黒人二人のバイオリン奏者からなるユニットで、分類で言えばヒップホップ。しかしブランデンブルグをバイオリン二挺で演奏したりも。そこへスクラッチやリズム・トラックが入るあたり、いかにもなんだけど。

買ったCDを聴き倒すのもいいけど、こういう新しいバンドに出会えるってのはラジオのメリットだな。今のインターネットは曲目やミュージシャン名が出てくれるのがありがたい。昔FENを聴いてたときは、なんて曲かさっぱり聞き取れなかったし。

ちなみにBlack Violinはアルバム1枚を発表済。日本のAmazonでは買えず。が、i-tunesストアでは購入可能。うー、どおしよ。どうもデータで買うの、さくっと決断できず。

んで、Black Violinのサイトはこちら。http://www.blackviolin.net/
2009年03月10日 22時43分31秒
DL
気分転換じゃー。
Phishの二日目、三日目公演も無事DL完了。てか、間違えて同じ日を二回DLしてしまった。タダだと注意力散漫になるな。いかんいかん。

一日目は通勤途中に聴いてたけど、SBDと思えば十分以上の音質。ギターがやたら強調され、ドラムの音はエッジが甘い感触あり。
もともとそういうものなのか、あえてなのかはよくわからないが。

まだ一日目すらきちんと全部聴けてないけど、寛いだ演奏って感じだな。キリキリとジャムを詰めず。
しかしまあ、3日間でバラエティに富んだセットリスト。ざっと見た限り、3日間で同じ曲は一曲もやってない。さらに3/8に新曲"Heart"も披露。聴くのが楽しみ。
2009年03月09日 22時34分11秒
ぞくぞく。
前売りチケット買いにピットインへ。発売1時間弱前についたら、ぎっしり並んだ数十人の列。年配の人も多し。げ。ジョン・ゾーンって底知れないファン層だな、と怯える。
こりゃあ、すでに50番台のチケットだろうか・・・。
蓋を開けたら、同時発売の渡辺香津美やナベサダ、ビル・ラズウェルや大友良英のチケット目当ての人もいたらしい。まずまずの番号だった。

軽食を取ったあと、レコ屋へ。その辺から体調がおかしくなってきた。チケット買いにピットイン前で並んでるとき、ゾクゾク寒気したのは気のせいじゃなかったのか。
だんだん熱っぽくなってくる。気を紛らわせてCDを買う。

予定変えていったん帰り、また外出。どんどんゾクゾクしてきた。いかん、こりゃ風邪だ。とっとと帰宅。ちょっと寝たけど、まだ熱っぽい。ライブへ行くのは中止だ・・・ちぇ。

ちなみに今日、CD買ってるとき。ある一枚のCDを手にとって悩む。
「多分持ってるよな・・・うん、間違いなく持ってる」

コンピ盤で、あまり市場で見かけない盤。
「でも、もし持って無かったら後悔するよな・・・持ってるはず。でも、一応念のために買っておこう。持ってると思うけど」

帰って調べたら、やっぱり持っていた。これも風邪のせいだ。
2009年03月08日 20時20分02秒
Phish復活
花粉症だ・・・とりあえず今日は予定変更し、家で静養につとめる。

いつのまにか復活ライブをやってた。まずはハンプトン・コロシアムで3days。初日が3/6。さっそく今、LivePhish.comで当日の全音源MP3が、無料ダウンロードできる。(FLACとCD版は有料)
スピードも太っ腹さもなんというか・・・時代を感じる。

とりあえずセットリストはこんな感じ。
Disc ONE

SET ONE

1.Fluffhead(16:17)
2.The Divided Sky(14:11)
3.Chalk Dust Torture(7:28)
4.Sample in a Jar(6:06)
5.Stash(12:22)
6.I Didn't Know(4:03)
7.The Oh Kee Pa Ceremony(1:49)
8.Suzy Greenberg(5:42)
9.Farmhouse(5:21)

Disc TWO
1.NICU(5:09)
2.Horn(3:44)
3.Rift(6:25)
4.Train Song(3:15)
5.Water in the Sky(3:59)
6.The Squirming Coil(7:30)
7.David Bowie(10:29)

SET TWO
8.Backwards Down the Number Line(7:09)
9.Tweezer(12:50)
10.Taste(9:21)
11.Possum(8:25)

Disc THREE
1.Theme from the Bottom(8:39)
2.First Tube(7:19)
3.Harry Hood(13:54)
4.Waste(5:35)
5.You Enjoy Myself(21:28)

ENCORE
6.Grind(1:58)
7.Bouncing Around the Room(3:58)
8.Loving Cup(7:09)
2009年03月07日 22時28分46秒
棚卸し
いい天気だー。出かけようっと。
しかし花粉がすごい。ちょっと窓を開けてたら、鼻水とくしゃみが止まらなくなった。

相変わらずi-tunesへあれこれCDを取り込み中。
無造作にいろんな盤を突っ込んでる間に、あ、こんなの持ってたんだってCDに気づく。そんな一枚がこれ。

Trader Horne"Morning Way"(1970)
仏SEEから再発CDの邦MSI供給盤で聴いており、ボートラ入り。

極初期のゼムにかかわったジャッキー・マッコーリーと、極初期のフェアポート・コンベンションやジャイルズ・ジャイルズ・フリップにかかわったというジュディ・ダイブルのユニット。本盤一枚を残しバンドは解体した。

トラッド要素を踏まえたメロディの素晴らしさ、コンパクトながら多彩なアレンジ、曲間にインストを挟むトータル的なアルバム構成。そして滑らかに伸びるジュディのボーカル。
きめ細かな作りがとても素敵だ。
時代なのか、時にがっつりとボーカルを左右に飛ばす、極端なステレオ定位がちょっと気になるけれど。

いいなあ、このアルバム。縦の線をあえて厳密に合わさず、ざっくりと多重録音を気ままに重ね、のびのびと作った。華やかな世界をあえて解体せぬ上品さが滲む。
トラッドの香りをいっぱいに吸った、イギリスの爽快なポップス・アルバム。

ドラムやベースは参加してても、さほど強調しない。リズムに頼らず、歌声やアレンジで前向きさを演出する。キーボートとギターをほぼ全て演奏する、マッコーリーのセンスだろうか。

ボーカルのミックス手法も、相当に工夫あり。センターや左右の定位、もしくはエコー成分やダビングの有無で、曲によってバラエティを持たす。
曲調への必然性よりも、あえて多彩さを狙った気がする。買ったときは聴き流しちゃったが・・・すっごく気持ちいいな、この盤。
2009年03月07日 13時13分56秒
風邪と行きたいライブ。
風邪で体調へろへろ・・・仕事にならず、無理やり午後は帰ってきた。仕事たまってそうな明日が怖い。とりあえず寝て、起きる。明日は雪だって?会社行くのいやだなあ。
いや、天気のせいですよ。決して出社拒否症とか仕事したくねーとか遊んで暮らしてぇ宝くじあたらないかな全世界の富よおれの元になんて考えてませんよ。

キッド・アイラック・ホールはとても興味深いプログラムをやってるが、サイトのスケジュールがうまく機能してないこと多し。でも、今は最新情報ばっちり。毎日聴きに行きたい。どの日もすごく面白そうだ。ちょっとスタート時間早いけど。

3/30(月)→4/5(日) 独奏一週間「そろ・ソロ・SOLO」
@明大前キッド・アイラック・アート・ホール
open 19:00 / start 19:30 当日:1500円 7日間通し券:8000円(1ドリンク付)
3月30日 宇波拓
3月31日 杉本拓
4月1日 大友良英
4月2日 大蔵雅彦
4月3日 sachiko M
4月4日 秋山徹次
4月5日 中村としまる

風邪治さなくちゃ。もう寝まっす。
2009年03月02日 20時09分39秒
音楽小説、2種。
立て続けに読んだ、音楽を題材にした小説。どちらも非常に刺激的で面白かった。

山之口洋「完全演技者 - トータル・パフォーマー -」2005年/角川書店
篠田節子「讃歌」2006年/朝日新聞社

前者は80年代のニューヨークが舞台。日本であがくボーカリストの青年が、一枚のLPをきっかけに渡米する。そのバンドは日常も化粧を施し、謎に包まれた活動で高水準のステージを魅せるトリオだった。青年は、バンドのリーダーにメンバーとして認められる。
バンドは2ndのレコーディングが決定。プロデューサーはデヴィッド・ボウイ。

伏線が絶妙に張られ、80年代という時代設定が見事に生きた。波乱とどんでん返しで、エンディングが途中で読めても、魅力と先を読ます吸引力はまったく減らない。300ページあまりの短めな長編で、粘っこいエピソードの記述は希薄。しかし、濃密な世界感を描いた。
パフォーマンスとは、の壮絶さに圧倒される一作。

後者はクラシック。現代の日本が舞台。テレビ番組制作会社の主人公は、ある教会の小さなコンサートで、ヴィオラを奏でる彼女に出会い涙する。一度はコンクールトップを取りつつ挫折、再起したという、彼女の数奇な運命に惹かれ、ドキュメント番組を仕上げるに到った。
毀誉褒貶飛び交う反響のなか、主人公は彼女が最初の印象とはずいぶん違っていたと、うっすら気づいてゆく。しかし音楽に心は揺さぶられるのに・・・。

こちらも隙の無い構成でぐいぐい揺さぶり、半端な思い入れの土台をあっというまに突き崩す。
「アナタは音楽をわかっていますか?音楽を演奏するとは、どういうことかも?」

幾度も問いかけられてる気がした。感動に正しさはあるのか。的外れな感動でもいいのか。ぼくは楽器を演奏しない。しかし最期の数ページで語られる台詞は「プロとは」と読み替えたら、見事に胸へ刺さる。

両方ともエンターテイメント小説として、十二分に楽しめる。
けれどもそれ以上に、考えさせられるテーマを見事に描いた傑作と感じた。
2009年03月01日 17時24分14秒