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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

うい〜っ。
不破大輔ナイト@西荻ビンズパークへ。どんな編成か楽しみだった。
蓋を開けたら、なんとウッドベース・ソロ。完全ソロはひさしぶりに聴くから、とっても嬉しい。乾燥して楽器の調子がいまいちだそう。今夜は1setのみ、40分一本勝負。濃密なライブを聴けた。面白かった〜!

スタンディングで弾き続け。スタンディングのまま弾くのは1年ぶりだとか。

ライブのあと酒飲んで、美味しい寿司を頂いて、うぃいっと帰ってきました。

しかし寒い・・・。もはやズボン下はかかせません。肌へぴったりはりついて、暖かいのはありがたい。しかし、ズボンをはき忘れてるんじゃないか、と心配になってしまう。別に、ズボンはいてなくても、寒くないから。

毎朝、家出るときの日課は、ちゃんとズボンをはいてるかの確認から始まります。
2009年01月15日 23時58分30秒
プリンスの新音源
プリンスが動き始めたようだ。このサイトで新曲を3曲聴ける。
http://www.lotusflow3r.com/

"Crimzon and Clover"
"(There'll never B)another like me"
"Here eye come"

次のアルバム仮題は "Lotus Flow3r"。下記ブログに関連記事あり。
http://latimesblogs.latimes.com/music_blog/2009/01/one-night-with.html

数作前より販売ルートで試行を続ける殿下。こんどはどんな販売方法をとるのか。所有欲と入手性が両立するといいな。

上記サイトで3曲は自由に聴ける。聴きたいとき聴きたいだけ、曲順も、タイミングも自由に。だから「所有した」のと自由度は変わらない。でも「所有した」って実感が無い。不思議なことに。
違いは「消されたらどうしよう」って不安くらい。所有とは、って考えてしまった。
2009年01月12日 19時38分40秒
シャイン・ア・ライトを見た。
いろいろ予定が変わり、新年の初ライブは映画にて。ストーンズの"シャイン・ア・ライト"を見てきた。すげえ。ばけもんだ。あのミックのやる気は、どっから出てくるんだろう。

映画が終わっても、ストーンズは変わらない。エンディングでストーンズの秘密暴きや総括があるわけもない。あくまで、ストーンズのライブを撮った。
でも、面白い。かっこいい。

山のようにカメラをもちこんで、スピーディに2時間を駆け抜けた。ライブに近い轟音で、PAがストーンズを館内に轟かす。

セットの演出は、背後が眩く光るギミックくらい。しかしハレーションおこさんばかりの光量は効果的だった。ミックの髪が白く燃え立つさまが、目に焼きつく。もっと、輝け。


(以下、内容に触れます)

冒頭10分くらいはライブ前、監督とストーンズの打ち合わせを小刻みに切り取った。すでにストーンズの役割分担が仄見え面白い。
打ち合わせに足を運ぶのはミック。電話でメッセージ残すのもミック。セットリスト決めるのも、ミック。

「映画は見るほうがいい」
のんきな表情のチャーリー。
「セットリストを早く知りたいな」
わくわくしながら、呟くロニー。
「このアングルがすげえんだ」
バスドラ内を覗いてみせるキース。全体より、一点集中のこだわりを切り取る。

ライブが始まったら、ミックは突っ走る。観客の注目を常に集め、興味をそらさない。
フレーズや音域は今の喉へあわせてるが、次第に声量は増した。

画面に映る量は、ミック、ミック、ミック、キース、ミック、その他。
ミックの動きを鋭くカメラが追い、たまにロニーやチャーリーが、ちょびっと映るくらい。ベースや他のサイドメンはごくわずか。強烈なミックの存在感を見せ付けた。

ギターがちょっとヨレても、ボーカルが抜けても、強靭に続く。
名誉も金もあふれんばかりだろう。なぜミックは節制し、激しいショーを続けるのか。動機をずっと、画面見ながら考えていた。

数十年間見られ続け、魅せ続けた男が持つ、計算されつくした動き。
両指は鋭く宙を指し、ぐいぐい腰を動かす。曲が終わると足を交差させて、するりと礼。
バンドもがっちり鍛えられてる。"悪魔を哀れむ歌"で、スパッと切り落とすエンディングにゾクッときた。

映画の演出もミックは常に主役。この映画はほとんどライブシーン。ごくわずか、過去のインタビューが挿入される。けれどもミックが歌う曲は全て完奏。キースがボーカルを採ると、中断してインタビューに切り替わった。
この差が、ミックとキースの違いを象徴してて興味深い。

ゲスト勢もいろいろ。クリントンには笑ったな。身内をあれこれ呼び寄せ、ストーンズに挨拶や記念撮影を強要する。
「C02削減のチャリティ云々」とライブ前に前説を。実際のショーはライト使いまくりで真逆な派手さ。クリントンのスピーチは、何かのギャグだろうか。

演奏面では、バディ・ガイにぶっとぶ。
のそっと出てきて、最初は2音のリフを弾くのみ。ときどき音が抜ける。
「えげつないなー。ロートル呼び出して、ストーンズの溌剌さを見せつけようってか」
最初は、そう思ってた。が、バディが一声シャウトした瞬間、風景がらり変わる。

あんな声がまだ出るのか。とんでもなく現役感ある吼えっぷり。
とたんにキースがガキの顔に。弾きながらバディの周りをうろつく。ミックもふっと毒気が抜け、無邪気にバディと競演した。

"レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー"から、今へ。
ギミック無しでも、ストーンズのスピード感は現役でがっちりあり。目前で動く彼らを堪能した。
まだまだライブを続けて欲しい。ちなみに映画のエンディングも、あざとくて良かった。
2009年01月12日 09時09分32秒
60枚組ようこそ。
今年初ライブを狙っていたが、仕事がおして叶わず。だが、帰ったらネット注文したCDが届いていた。待ちかねたぜ。
あれは年末のこと。ういいっと酔っ払いながらネットをみてて、つい注文ボタンを押してしまった。

買ったのは、バロック音楽の廉価盤、60枚組

しめて4752円。一枚あたり約80円。ビバ円高。仕事のほうは円高が恨めしいので、こっちで仇をとってやる。
上記のリンク先でみたら、今は4990円。うわあ。238円も得したぞ。すると一枚あたり・・・・空しいからやめた。

中身を空けると、ばらっとCDが広がる。箱はちょっと大きめ、あと10枚ぐらい入りそう。70枚組でも良かったな。
さて、じわじわと聴きます。聴き終わるのは、いつだろう。メルツボックス50枚組を買ったときは、感想書き書きで、2年くらいかかった気がする。
2009年01月07日 21時59分22秒
部屋を整理の本?
「明日に向かって捨てろ!!」Bose:著(双葉社:2008)を読む。

BOSE(スタジャラパー)の部屋はモノでいっぱい。さあ、捨てよう。がテーマ。
「ほぼ日刊イトイ新聞」連載に、書き下ろし加え書籍化。イトイ新聞を見ておらず、初めて読んだ。

面白い。捨てようと思いつつ、なんだかんだ言い訳つけて捨てていかない。しまいには捨てない言い訳を探しつつ、残していく。と思えば、たまーに捨てていく。
妙に柔らかな言葉遣いなBoseの語り口で、ほのぼのと読ませた。

例えばビジネス書のように「***の手法で捨てよ」のハウツーとは逆ベクトル。
捨てないときはなっかなか捨てない。いざ捨てるときも、方法論や説明はどこへやら。
会話が指示代名詞の嵐。なにがなんだかわからない。
「これ、いらない。これも。これも」
「あれは?」
「あ、それも」
たとえば、こんな感じ。なんかを捨ててるが、何をどのくらいかさっぱり。でも、わからなくていいのだ。それを知るのが目的じゃ無いから。

ゴミに出すのに罪悪感が抜けない。もうどうやっても使えずに捨てるって、あんがい少ない。置き場が無いから、使わないからって捨てる。だから、なかなか捨てがたい。

物を捨てようか、うだうだ迷い話のエッセイ。そういう風にも読める。でも、面白い。
2009年01月05日 23時05分23秒
英語で俳句
こないだ買った盤、Pc Muñoz And The Amen Cornerの"A Good Deed In A Weary World"(2002)を聴いている。PCムノス(でいいのかな?)の一過性ユニットみたい。彼の経歴を知りたくネットを徘徊するが、ずばりな解説サイトへぶちあたらず。

その途中で多分、同一人物な彼の「20の俳句」なるサイトへ行き着いた。
http://twentyhaiku.com/exhibit/access/

俳句に着目し、インプロと合致さすパフォーマンスみたい。上記のサイトで画像+俳句の朗読+音楽のコラボを聴けます。アルバムは06年に発売。
http://cdbaby.com/cd/pcmunoz4

幾つか見たら、けっこうユニークだった。しかし英語の俳句は五七五をどう表現してるのか。いまひとつ規則性が理解できず。
英語版wikiの"英語で俳句"(http://en.wikipedia.org/wiki/Haiku_in_English)には、こんなルールがあった。

・3列で合計17音節を使う(これが五七五か)
・季語を入れる
・さりげなく二つのイメージを比較する"切れ"を入れる
 
・・・最期のルールの訳は合ってるんだろうか。このルールが新鮮だった。

しかしwikiのこの項目、いろいろびっしり書いてある。面白そう。
2009年01月04日 17時06分29秒
インキャパ10枚組
昨日、レコ屋で見つけたチラシから。
インキャパシタンツが90年代のカセットテープ作品群が、10枚組Box"Box is stupid"で初CD化だそう。500セット限定。

リリース元はPica Diskより。おお、聴きたい。
http://www.picadisk.com/(←Topで大々的に本boxの宣伝あり)

本ボックスにはボルビトマグースのJim Sauter、大友良英とインキャパの二人がライナーを寄せてるらしい。

そして発売記念イベントが1/24(土)に落合soupであり。アストロやクラックスティールも出演。
ちなみにコサカイはこの日都合合わず、メインライナーはT.MikawaとLasse Marhaug(ジャズカマー)のデュオ。行きたいなー。

そして10枚組の内容はこちら。
CD 1: Stupid Is Stupid (Studio materials)
CD 2: Stupid Is Stupid (Live materials)
CD 3: Extreme Gospel Nights
CD 4: Ad Nauseam (Edition Mikawa)
CD 5: Ad Nauseam (Edition Kosakai)
CD 6: Ad Nauseam (Live)
CD 7: D.D.D.D.
CD 8: The Tongue
CD 9: Cosmic Incapacitants
CD 10: I, Residuum

手持ち資料(Studio Voice:00/6月号)によれば、内容は下記のとおり。
Disc1と2;仏レーベルの2本組カセット
Disc3:仙川"ゴスペル"でのライブ、京都のレーベルからリリース
Disc4〜6:米"Banned Production"リリースの3本組。当時のパッケージはデニム製。
Disc7:C.C.C.Cオマージュもこめたと言う、伊レーベルからの発売。
Disc8は不明。
Disc9:英レーベルから。アルミ製グラタン容器がパッケージだったらしい。
Disc10:伊レーベルより。アジモフ"I,Robot"のもじりという。
2009年01月03日 11時58分48秒
PC小話
A「***を見に行ったって?どうだった?」
B「キーボード、Uから左にカナ読み」

既に有名なネタでしょうか?知らなかったので、ウケました。
寺島令子「墜落日誌:社会化見学編」より。今読んでるけど、字がいっぱいコマ割りもいっぱい。なっかなか読み終わらない。
2009年01月02日 15時14分39秒
さて、ハイドン。
「ハイドン:使い捨て作品と芸術作品」著者:ひのまどか(リブリオ出版:1996)を読む。
副題が特に面白そうでしょ?

きっかけはディヴェルティメント集。先日、4枚組で千円の廉価盤を購入した。立て続けに聴いてると、なんだか頭が朦朧としてくる。楽曲解説のサイトは、と検索しても見当たらない。

本書を読めばわかるかな、と図書館へ予約を入れた。
こないだ借りて、さっそく開く。あれ、ルビがある・・・?しまった、これは子供向けの本だ。

もったいないのでパパッと読んだ。本体はほんのり物語仕立てで概要のエッセンス程度。でも最終章はルビが無ければエッセイとして、大人向でも成立しそう。
子供向けの本ってなんだろう。ちょっと考えてしまった。答えはまだない。

本書の副題、「使い捨て作品と芸術作品」とは。引用する。(原文は一部ルビ付き。以下同様)
『当時の音楽は「芸術作品」というよりは「使い捨て商品」とみなされていたことにあると思われる。宮廷においては音楽は食事やだんらんや散歩や舞踏の付属品であり、特に音楽通の君主がアカデミー(音楽会)用に注文した作品をのぞけば、くり返しきいたり、じっくり鑑賞したりする習慣はなかった。』
 まさにディヴェルティメントが、このタイプか。しかし散歩の付属って。ウォークマンの先駆だな。

 著者はハイドンをこう位置づけた。
『君主の所有物として絶対服従を強いられた音楽労働者と思ってきたが、ちょっと視点を変えると、自分の努力が全て身になる幸せな生き方を許された作曲家だったともいえる。』
 実際、本書では数人の貴族へつぎつぎ召抱えられ、のびのびと作曲を進めた人生の様子を記している。

 ハイドンの先駆性は、ビーバー博士(ウィーン学友協会資料室長)のインタビューで、こう述べる。
『(音楽的な)冒険をたくさんやりました。作曲形式、楽器の使用法、テーマの表現の仕方などです。』

 そして彼の恵まれた環境の特長として、同インタビューよりこう記述した。
『エステルハージ侯(*)の楽長になててからは自分専用のオーケストラを持ったと同じですから、いくらでも自由に実験を重ねられました。作曲家として一生贅沢に勉強のできる立場にあったのです』
 (*)29歳でハイドンが使えた貴族

 いま残されてるだけでも、膨大なハイドンの作品あり。これがリアルタイムだと、さらにスリリングな音楽が繰り広げられていたんだろうか。わくわくした。

で、本書にもディヴェルティメントを分析した記述は、当然無し。どっかにないかいな。素人でわかるようなやつ。
2009年01月02日 13時52分13秒