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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

色々と検索。
ここ数日、頭に残り続けてることがある。とりあえず日記で書いておきます。そしたら忘れられるかも。

エストニアのトヌー・ナイソー(p)"Relaxin'At The Viru"の邦盤が、ドタキャンになった。販売元はタパス・レーベル。理由は記載無し。ぼくはこのピアニストを未聴で、どんな音楽なのかは知らない。

ちなみに発売中止を嘆くブログがあった(ここの08/2/11付記事)。邦盤の値付けが1200円のため、筆者は以下のように書いた。

 『ミュージシャンへの報酬が不当に安いとか、素材が粗悪とか、楽曲の著作権使用料を払っていないとか、なんらかの〈不誠実な行為)がどこかで発生したのではないか、と推測します。』

非常に興味深く、ネットで調べてみた。結果は以下。しかし調べても肝心の情報を見つけられないな。

ナイソーのサイトディスコグラフィー欄に"Relaxin'At The Viru"あり。日本盤の紹介ページと曲目を比較、おそらく同じ盤。

本ページによれば1998年のクレジット。つまり本盤は新譜じゃない。旧譜のディストリビュートをタパスが試みたのか。

上記HMVサイトの記述で、本盤は「1998年ホテル・ヴィールーにてライヴ録音」とある。原盤レーベルも"Hotel Viru"。ディスコグラフィー前後の盤とも異なり、単発契約で発売と推測する。
ちなみにこのページ(no.5189)ではレーベル名がViru Entertainmentだった。

ホテル・ヴィールーの場所が特定できないが、ここかな?ライブ録音で既発盤なら、製作費は権利所有者がリクープ済みと考えるのは早計だろうか。
いずれにせよ原盤レーベル"Hotel Viru"の詳細がわからなきゃ、話にならない。

もしくは原盤の値段が他のサイトで記載あれば、1200円の妥当性が検証できるのに。調べても見つからず。廃盤かな。本盤へ言及らしき記事も見かけたが、リトアニア語(?)で歯が立たず。
http://www.sirp.ee/Arhiiv/13.11.98/Muusik/muusik1-3.html
http://www.jazzkaar.ee/artist.php?l=est&id=336
ともあれ今、輸入でも簡単に手に入るCDじゃなさそう。

冒頭のブログ筆者は『このCDが近い将来、いつかきちんとしたルートを通じて、正式に発売されることを期待します。』と書く。ナイソー自身は発表済みだから"邦盤化を、の意味だろう。

邦盤にこだわる理由は、よくわからない。日本での知名度アップ希望かな。もし本盤を既聴ならばぜひ、詳しい内容をレビューして欲しい。そしたらネットで話題になって、別のレーベルが邦盤化の食指を動かすかもしれないし。

で、この日記で一番書きたかったこと。「リクープ」とよく言うが、いまだにスペルを知らなかった。今回、ようやく"recoup"にたどり着いた・・・。何を今まで調べていたのやら。

ちなみに"recoup"の英語定義は、"To recover all or part of a loss."とあった。http://www.investorwords.com/4096/recoup.html
「"損失"の回収」って語義は、なんとなくネガティブでしっくりこない。そりゃ、そのとおりなんだけど。なんかもっと、ポジティブな・・・ああ、言葉が出てこない。英語の語義にいちゃもんつけても、しかたないんだが。
2008年02月15日 20時05分14秒
ぺらりぺらり。
栗本薫が闘病中だそう。新刊のあとがきで知った。完治をお祈りします。

ここ数日の移動中に、何冊か本を読む。飛行機の中でも読んでたので、睡眠足らず眠たい。
川端裕人「夏のロケット」
眉村卓「精神集中剤」
栗本薫「ランドックの刻印」
恩田陸「夜のピクニック」

「夏のロケット」が特に面白かったな。他の本も読みたくなった。帰る途中で読む本が無くなり、「SFが読みたい!(2008)」を買う。700円のわりに字がいっぱいあって、時間持ちするのが嬉しい。

「XXXが読みたい!」的な本はあえてこれまで手に取らなかった。今回買ったのも、COCOの「今日の早川さん」の書き下ろしを読みたかったから。実は。
でも、一年を概観するに便利だなあと実感。何を今さら。

へそまがりなので、ブックガイドやCDガイドにさほど興味ない。自分であれこれ探して、面白いのを見つけたい。でも、本は読むのに時間かかるからなあ。こういうの参考にしてみようかな。
しかし国内/海外ベスト10、合計20冊中で文庫は3割ぐらい。新刊追うなら単行本がやっぱり欠かせないのか。

とはいえ単行本は重い。通勤中に持ってられない・・・。あきらめて持ち歩くべきか。

ちなみに同書の新刊案内で、創元より笹本祐一「妖精作戦」4部作が復刊とあり、電車の中で小躍り。"ハレーション・ゴースト"をどう再刊するのか、とても楽しみ。
2008年02月13日 23時05分46秒
他愛の無い"Solid"。
Rhinoのサイトを見てたら、アシュフォード&シンプソンのベスト&リミックス集が出るとの情報あり。

ふとアルバム"Solid"(1984)のことを思い出した。タイトル曲もさりながら、アルバムB面の"Cherish forever more"がリアルタイムで聴いてた当時、とても好きだった。

他愛の無いデュオ曲だが、打ち込みびしばしな本盤の中で唯一、しっとり聴かせるミディアムだった記憶がある。この曲でぼくはソウルに興味を持ち、はまっていった。LPでしか持っておらず、かれこれ20年近く聴いてない。

買いなおそうかな、とアマゾンを検索。えらく高い。どうやら廃盤のようだ。
ためしにi-tunesを検索するとばっちり出てくる。1200円で全曲購入可能。ありがたい。

しかしなんとなくCDで欲しいなあと、購入を保留中。i-podで聴くなら同じことなのに。i-tunesで作曲/録音/ミュージシャンのクレジットや歌詞カードを、PDFで販売するサービスをしてくれないか。値段は・・・そうだな。DL全体単価の1割でどうだ。

クレジット関係もDL可能ならば、音楽のデータ購入に弾みがつきそう。
その暁には、問題はデータの破壊対策のみ。PCが壊れたらアウトだから。しかし対応は可能。外付けなり、焼くなり。

誰が弾いて、誰が作曲して、誰がアレンジして、誰がプロデュースか。その他諸々のクレジットも。そういうの、とっても興味あるんだが。
実際にクレジットへ興味ある消費者って、どの程度いるんだろ。
2008年02月12日 21時12分59秒
ポイ情報。
POI DOG PONDERINGは"Volo Volo"(1992)や"Wishing Like a Mountain and Thinking Like the Sea"(1990)を当時、よく聴いた。

どうやら新譜が発売されるみたい。タイトルは"7"。'rock and soul'を標榜し、アナログ・テープにアナログ機材で録音したようす。昔のポイが戻ってきたかな。

ポイのディスコグラフィーはこちら。
http://www.idiot-dog.com/music/poi.dog.pondering/indexp.html
"In Seed Comes Fruit"(2003)が最新と思い込んでた。過去の盤も含めて、ずいぶん買い逃してるな。こんなに一杯、EP盤を出してたとは。

ポイが聴きたい!という人のために、耳寄り情報を一つ。
彼らは今、ホーム・パーティ的なライブ対応を、公式に受け付けてるらしい。
フランク・オコーネルがギターと料理とワインを持って現れるそうだ。

フランク単独なら10人以下の観客を希望で、料金は基本が$500+$30/人。
ポイ全体でのライブも引き受けてるらしい。こっちは基本料金のみかな。PA無しの生音が基本だそう。
ちなみに料金は、2人ポイなら$1000.。全員ポイなら$5000くらい。高いのか安いのか。

詳しい情報はこちら。ご興味ある人は日本へ呼んで下さい。面白いことやってるなあ。http://www.platetectonicmusic.com/id62.html
2008年02月09日 20時06分23秒
また逮捕。
岡村靖幸が覚醒剤所持で逮捕されたらしい。ファンクラブのトップページにも情報あり。ショック・・・。
http://www.okamura-yasuyuki.com/

懲役1年6月の実刑明けから、さほど時間たってない。所持量にもよるだろうが3度目だし、今度も実刑かな。
これでもはや、メジャー・レーベルでの復帰はなさそう。

罪は罪。しかし音楽の価値は別次元、が個人的な意見。
たとえまた実刑でも、何らかの形で音楽は続けて欲しいと切に思う。
2008年02月07日 23時02分19秒
へぼなので。
仕事がどたばたとトラブル。またもや裏目をひきはじめた。良かれと思ったことが悪いほうへ向かい、またトラブルへ。単にぼくのしくじりと言えば話が早い。
たぶん、何か大切なことが抜けたままが悪かったんだろう。何が悪かったのか・・・と、しょぼくれながら帰る。答はまだ出ない。ああ、ストレスがたまる。

気分転換に、とブックマークしてるサイトをあちこち覗く。何かの拍子に登録してた、将棋のサイトを見ていた。将棋は駒の動かし方を知ってるくらい。へぼ将棋もいいところの知識しか持ち合わせてない。

恥を忍んで書きます。この棋譜が、さっぱり理解できてません・・・。
お詳しい方、ご教示頂けるとほんとうに嬉しいです。

羽生王将と谷川九段の2006.03.16「第64期順位戦A級プレーオフ」で、羽生が投了した。谷川九段が▽1五玉と引いた後で。どうしてだろう。なぜここで羽生王将が投了するの?王が下がっただけなのに。攻め切れなかった、ということだろうか。でも、羽生王将が6四馬と動かせば勝ちなんじゃないのかなあ。

間違いなく、根本的な見逃しをぼくがしている。でも何なのか、わからない・・・ああ、ストレスがたまる・・・。

このサイトで、一連の流れを見られます。画面中央下のボタン「>」を押し、そのたびに一手ごとすすむ仕組み。
棋譜はこちらでも見られる。

今夜のBGM:Kenny Millions/梅津和時/豊住芳三郎"Ayler meets karaoke"(2000)
 サックス奏者Kenny Millionsが、梅津和時と豊住芳三郎を迎えて吹き込んだライブ盤"Soul Brothers"に収録。92年1月31日にフルハウスで録音とある。小岩のこのライブハウスのことかな。http://www012.upp.so-net.ne.jp/fullhouse/
 やたら賑やかに観客とおぼしき歓声が、ひっきりなしに聴こえる。

 基本はフリー。どっちがどっちのサックスか今いちわからないが、切なく軋むほうが梅津かな?メロディをそこかしこに漂わせつつ、一気に突っ込むさまが痛快。
 いったん最後で、ふわっと音が消える。歓声の余韻をまとって。なぜかもう一度音が戻るが、その消える余韻がすごく気持ちよかった。
2008年02月07日 00時02分22秒
ちぇ。
ライブへ行きたかったが、仕事が押してぱぁになった・・・とだけ、日記には書いておこう。あとは、愚痴めくからいいや。

今夜のBGM:Arabindia"Longha Farafaza"(1999)
 アラビンディアの1stに収録。2ndはまだか。この曲はテーマ後半の高らかに舞い上がるフレーズがとても好き。アラビンディアのアレンジは完全ユニゾンじゃない。掛け合いやカウンター・フレーズも入れる。多様なアンサンブルを意識した構成に仕上げた。
 タブラが性急にあおってカッコいい。中間部のアドリブは、CDだと短いなあ。もっと長尺で聴きたい。ライブへいかねば。

 ちなみに作曲者は"Riad Sombatil"らしい。詳しい情報を知りたく検索かけたが、アラビンディア以外の情報が引っかからない。スペルが問題だろうか。かといって、アラビア語サイトが出ても読めないが・・・。あ、フランス語でも読めないな。韓国語でも読めない。
 英語なら読めるかってえと、それも怪しい。やはり日本語がよろしい。
 克明にプロフィールや、アラブ音楽(なのかな?)の歴史上の位置づけや、音楽的な特長を読みたい。どこかにそんな、ありがたいサイトはないものか。
2008年02月05日 23時34分56秒
次なる栴檀。
ひさびさに新宿ユニオン周り。CDはちょっと買うの控えており、今日は一枚も買わず。しかしマーキーのバックナンバーが安かったので、何冊か購入。一冊は持ってるかもと思ったら、やっぱり持ってるやつでした。うー。CDなどのダブり買いはこの1年で数回目。記憶の衰えがしみじみと。

ゴリゴリのプログレ雑誌なマーキーだが、10年前は日本のライブハウス・シーンに目配りした記事もいくつかあった。今回買ったのも、ボンフルのインタビューやジョン・ゾーン・コブラ東京作戦のレビューが目当て。

今も活躍する各氏の名前が飛び交う。ほんの10数年前だけど、興味深い写真もいくつか。ぼっさんぼっさんな長髪の内橋和久や、ちょっと髪が長めの鬼怒無月。若さ溢れる菊地成孔や大友良英。さっそうと弾く太田惠資の姿など。

10年以上前だ。当時のミュージシャンたちは30代、ひょっとしたら20代かもしれない。今もきらめく才能を溢れさす面々が、若かりしころ。連日連夜繰り広げる刺激的なステージの日々を味わえなかったことは、つくづく残念。

ベテランの安定した演奏はもちろん嬉しい。といっても、上記のミュージシャンたちは、いまだに鮮やかな音楽を弾き続けているが。
でもどう花開くか予想できぬ、若手の未知数な音楽も味わいたい。

今からでも遅くない。今の20代、30代前半のミュージシャンも、当時と同様に別の場所で活躍してるはずだ。とはいえ自分のアンテナは相変わらず低い。どんな若手ミュージシャンが、新しい音楽を奏でてるんだろう。

これらを紹介する、きっちりと編集者の目を通した商業雑誌なりインターネット・マガジンなりが、本当に欲しい。足で稼ぐのが一番とは思う。だけど限られた時間の中ではつい、間違いなく良い音楽を聴けるライブへ行きがち。あれこれ迷ったが今日も行ったのは、石渡明広と古澤良治郎のデュオだった。

ミニコミや個人のサイトではなく、プロの編集者が複数で作り上げた、ライブハウス・シーンを評論する商業メディア。そのほうが、ある程度の客観視とオフィシャル性を出せるんじゃないか。
とはいえ、商業的な成功は望めないよなあ。肝心の顧客層がせいぜい1000人。実売で数百人がいいところだろう。
地方まで目配りなら、もう少しパイを広げられるかもしれない。とはいえそれは単なる報道で、読者と現場の距離は広がるばかり。
やっぱり自分の足と耳で探すか。次に芳しくなる栴檀を。

ちなみにジョン・ゾーンの記事で、交流無い日本のミュージシャン同士をステージで交流させた、独特な価値観を評価する記述あり。ぼくはジム・オルークが今、東京で同様のことをやってくれないかな、とひそかに期待している。あんまりその動きは、考えてなさそうだけれども。
2008年02月02日 23時44分10秒
高いチケット。
洋楽聴き始めたころから、好きなバンドの一つがシカゴ。来日するそうな。こんどはヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとジョイントで。東京公演は土日だから行ける可能性高い。チケットどうしようかな。でも、たっけー。

4月19日(土) 東京国際フォーラム
4月20日(日) 東京国際フォーラム
S席-14,000円/A席-13,000円

ANAが「プレミアムパス」を売り出すそう。
スーパーシートに変わるサービス、"プレミアムクラス"へ限度回数無しで乗れる。発売期間は以下のごとくで、それぞれ各100枚限定。

第1回:2008年3月1日〜5月31日、第2回:2008年6月1日〜8月31日

サービス開始のキャンペーンで、手軽に"プレミアムクラス"へ載せようって企画かな。粋なことするじゃないか。買っちゃおっかなー。で、値段は・・・

【価格】300万円(消費税、旅客施設使用料込み)

しっかり商売か。べらぼうめ。
なお、特典で「ANA旅行券」10万円分贈呈らしいから、ちょっと(?)お得。
ご興味ある人はぜひ。詳しくはこちら。
http://www.ana.co.jp/dom/inflight/promotion/premium/detail.html
2008年02月02日 10時45分26秒
再刊情報メモ。
眉村卓「司政官 全短編」が出版される。
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3808

これは読みたい。700ページ以上で定価が1500円。またしても分厚い文庫で、持ち運びには不向きだが。なぜか創元SF文庫からの再刊。

・『司政官』『長い暁』の短編集に収録の全7作を物語世界の時系列で並べ替え
・巻末に作品世界ガイド「司政官制度概要」(児島冬樹)を収録
とある。後者も興味深い。「司政官」シリーズを読みふけったのは、たしか20年くらい前。内容はすっかり忘れてる。

眉村卓に興味持ったのは中学のころ。角川が「セーラー服と機関銃」の宣伝で薬師丸ひろこをばんばんアピールしてた。前作で「ねらわれた学園」があり、作者が眉村卓。SFに興味持ち始めた頃合で本屋や図書館へ行くと、薄い角川版でジュブナイルがどっさりでてる。こりゃ面白い、と片端から読み散らかした。

が『司政官』シリーズは手が出なかった。難しく、最初は挫折。面白さがわからず。高校になってトライして、長編からまず入った。どっちだったかな。「消滅の光輪」だったかな?そこからさかのぼって、短編を読んだはず。
内容は全て忘れてしまったが、「ひたひたと語られるSFだ」という、皮膚感覚のみ印象が残ってる。

司政官がドームの中にいて、辺りを膨大なロボットだか敵だかに包囲され危機に陥るるシーンがぼんやり記憶にある。そもそも果たして「司政官」シリーズの話だったかすら覚えていないが。

なお上のサイトから眉村卓の書き下ろしあとがきが読める。

 『もしも私が司政官を書くとしたら(中略)ひょっとすると、老人小説として書くのだろうか? いや、そんなことは不可能だ。それとも……。』

 実現すると良いな。彼は今年で76歳。新作が発表される可能性があるのだろうか。もしあるなら、リタイヤした司政官の視点で語られる小説とか・・・そういうのも読んでみたい。
 ちなみにPCで眉村卓は一発変換した。えらいぞ。
2008年02月01日 07時34分54秒