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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

がしー。がしー。
先日まとめて買った、インディ・ソウルの盤をi-podにぶちこんで、次から次へと聴いている。移動中に雑誌読みながら聴いてるので、いまいち頭に入ってないかもしれない。
聴く時間が限られるから、集中して聴きたいと思いつつ・・・つい流し聞き。

実際はのんびり流し聞きで耳にぱっと残る旋律こそ、印象深い良いメロディだったりするのだが。

今夜のBGM:RhapsodE"Black love"(2006)
 1stアルバム"Spoke inward"に収録。女性ソロのラップ物。今はフィラデルフィア在住なのかな?ギャングスタのように凄まず、淡々と言葉を連ねる。
 全般を通して、えらくすかすかな印象。リズム感覚はそこそこで、素直なラップを聴かせる。本曲はアルバム最後に収録。ポエトリー・リーディング風の無伴奏ラップ。
 言葉をわからないまま聴いてるので、演奏無しの喋り捲りは正直辛い。でも、なんか耳に残った。今後この曲を、繰り返し聴くかは別として。
 サビっぽい辺りで、彼女は執拗に言葉を繰り返す。CD babyで購入可能(http://cdbaby.com/cd/rhapsode)。
2007年11月14日 23時23分39秒
歌詞の重要性。
昨日は久しぶりにライブへ行きたかった。ところが夕方にあまりにも疲れが出て爆睡、断念。聴きたかったなあ。

夜中に目が覚める。今週はストレスたまったので、なにかエンターテイメントで気晴らししたい。オールナイト映画でも行くか、と何の気なしに選んだのが『ヘアスプレー』。いやー、面白かった。(http://hairspray.gyao.jp/)

不勉強ではじめて知ったが、この映画はリメイクだそう。
元は87年にジョン・ウォーターズが監督した。それを02年にブロードウェイでミュージカル化。改めてアダム・シャンクマンの監督で映画化したそう。

とにかくミュージカル仕立ての演出が面白い。さらに全編、切れのあるダンスシーンもばっちり。
音楽はマーク・シェイマン(「天使にラブソングを」など担当。過去の代表作はこちら:http://cinematicroom.com/composer/0000030/)初めてこの人を知った。

時代は1962年(だったかな?)のボルティモア。太った女の子がダンスで抜擢されるストーリー。
いきなりスペクター風のボルティモア賛歌で始まり、"Going to a Go-Go"っぽい白人R&Bへ。チラシにはウィルソン・ピケットの"ダンス天国("Land Of 1000 Dances")"を取り入れたとあったが、ぼくはこっちに聴こえた。

そのあとも、せりふのみはほとんど無し。物語を歌で進める。オールディーズ連発で、JB風からモータウン、さらにゴスペル風なアレサも。上手く当時のサウンドを取り入れた曲作りが楽しいの何の。

舞台設定は黒人差別が存在する町、ボルティモア。テレビのダンス番組もくっきり「白人の日」「黒人の日」と分けられる。主人公は白人。白人のダンスに惹かれるが、ひょんなことから黒人同級生のダンスに魅せられダンスに切れが出る。
ダンスパーティで抜擢されたが、ちやほやされてた同級生の女の子は面白くない。やがて・・・。

ものすごく乱暴にまとめたが、単なるハッピーな話でなく黒人差別問題をきっちりエンターテイメントに盛り込んだ。上の公式サイトであらすじ見ても、ほとんどわからないだろう。シリアス要素を入れても重たくならないシナリオの手際が見事。
せりふに「ニグロ」って言葉が頻発して驚いた。向こうは差別用語だろうと、必要なら弾圧しないのね。

主人公の母親役は骨ばってて美人じゃないなー・・・と思ったら。ジョン・トラボルタの女装と、クレジットで初めて知って仰天した。予備知識なんも無しで行ったので。

挿入される歌は、役者が歌ってるそう。ラッパーのイメージあった、クイーン・ラティファがあんな歌上手いとは。ひるがえってジョン・トラボルタの歌がいまいち。歌だけ差し替えて欲しかった。

あとはエンディング・クレジット。最後は"Mama,I'm a big girl now"の、スペクターやシフォンズあたりを連想する、キュートなガール・ポップで締めれば良いのに。
なんか陰のある歌がオーラスに流れて興ざめ。

とはいえ2時間弱、中だるみせずぽんぽんと進む。唐突なストーリー展開もあるが、エンターテイメントとしてばっちり。楽しかったー。気持ちすっきりしました。

で、日記の表題へ戻る。「歌詞の重要性」。
普段ぼくはポップス聴くとき、歌詞なんて全く気にしない。でも、この映画はミュージカルだけあって、歌詞で物語を進める。したがって、歌詞が読み応えある。
冒頭の"Good Morning Baltimore"のボルティモア賛歌っぷりから、「へえー。ポップスって、こういう風にひきつける歌詞を書くんだ」と実感。

今まで目もくれなかった、オールディーズの歌詞に、興味が改めてわいた。
2007年11月11日 09時53分02秒
爽快(?)な目覚め。
昨日の日記。睡眠時間が少なくとも、すぱっと目が覚めると気持ちいい。

一昨日と昨日は仕事がかなりトラぶり、一昨日は事務所出たのが0時過ぎ。タクシー帰宅は久々だ。そして昨日は直行で打ち合せのため、朝6時に起きる必要あり。
目覚ましを念入りにかけて、とにかく一昨日は寝る。そして夢の中。

・・・部屋の中に座ってる。何かが近づいてきた。ひた。ひた。
ドアの前に来た!!

その瞬間に目が覚めた。ぱちっと。目覚ましかけた時間の5分前。つい「あ、あと5分ある。寝よ」と思ってしまった。

今朝のBGM:Erica Berry"Is it time"(1998)
 アルバム"Life & Love"に収録。女性黒人シンガーで1stにあたる。カリフォルニア出身かな。本盤以降はCDをリリースして無いのかもしれない。ぼくは英Expansion盤を買ったが、出身はアメリカ。CD Babyで買えるルートはありそう(今は在庫無し)http://cdbaby.com/cd/ericaberry。(P)が2002年なので、権利を買い戻して自主再発だろうか。

 打ち込みで硬質なバッキングと、気だるさをどこか含むムードを持つ。ダンサブルな曲は、いまいち覇気が無い。ゴスペル要素はあるものの、さほど声を張り上げ続けるタイプでない。
 この曲はバラード。生演奏っぽいニュアンスを残した。指鳴らしをパーカッションとしてリズムのアクセントにし、ピアノとドラムにベースが一緒に動く。エレキギターの爪弾きが変化をつける。
 さりげないアレンジだが、空気を丸ごと動かすような感触が面白かった。

 サビから畳みかけ、エリカが喉を張る。コーラスとの対比で滑らかに盛り上げるさまが心地よい。ベースの音が妙に野太く安定する。ふわふわとした和音の移り変わりもいいな。
 メロディはオーソドックスだが全体がまとまっており、心地よく繰り返し聴けた。
2007年11月10日 11時40分37秒
まさだー。
仕事の移動中に気合を入れたくて、マサダをi-podで聴いていた。キイキイ軋むジョン・ゾーンのサックスも、マサダだとすんなり聴ける。

それにつけても、マサダは曲を覚えられない・・・。メロディに違いはあれど、アレンジが基本的に一緒だからか。タイトルがヘブライ語で、よけい印象に残らないせいか。

「あ、知ってる曲!」と思っても、次の曲が始まると印象がごっちゃになってしまう。情けなや。

Masada"Bithaiveth"(1994)
 JazzDoorレーベルからリリース"Masada Live"に収録。クレジットは94年NY公演とあるが、ネットでは94年11月12日、ドイツのハンブルグ公演の説もあった。
 この曲は色々調べたが、本盤のみ収録のようす(最近のMasada book 2;Book of Angelsシリーズもふくめて)。ただし、メロディはどっかで聴き覚えある。ゆらゆらとくねりながら舞い上がる、ミディアムの曲。

 マサダは好きで色々聴いてるが、未だに曲名とメロディが頭にリンクできていない。曲が多すぎる・・・個々の曲は個性在り、金太郎飴でもないんだが。"Piram"だけ。ちゃんと覚えてるのは。
 学生時代にマサダを聴き始めたかった。もうちょい記憶力あったころなら、もうちょい覚えられた気がする。
2007年11月07日 23時19分00秒
どばどば。
今日も今日とて、仕事のトラブル。トラブル・シュートできているのか。自殺点を打ちまくってる気も。

音楽の情報(平たくいえば、バーゲンやセールの情報)が欲しい、と某チェーン店のメール・マガジンを登録してみた。某ユニオンのメルマガは店舗毎に出している。複数のジャンルにわたって、近場の店舗を何点か登録。しめて8店舗分くらいかな。

毎日、どっさりとメールが到着する。読みきれないー。

今夜のBGM:Adam"Know U better"(2004)
 先日まとめ買いしたインディ・ソウル盤から。1stアルバム"Determination"より。サイトのバイオ(http://www.musicmontaj.com/adam_biography.html)によると、アトランタ出身らしい。
 最近ソウルは「アレンジ第一、歌がその次」って優先順で聴いている。歌が上手いのは当たり前って前提のため。メロディがいまいちでも、歌で聴かせるのがソウルの華!実際にはそんな華はめったに無いし、いい曲はメロディもいいのが常ですが。

 この曲はアレンジがかなりカッコいい。ツボ。弾むドラムとカッティングのギターの音色が、それぞれ軽やかで気持ちいいんだ。打ち込み全盛のソウル界において、珍しく生演奏なのもポイント。しゃくりあげるカッティングに絡み、シンバルやバスドラのおかずが浮き立つ。

 メロディはいまいちな気もするが、曲全体のムードで最後まで聴かせるミディアム。メイン・ボーカルが中途半端にモヤけるのは、ダブル・ボーカルなんだろうか。
 80年代頃の山下達郎サウンドが好きな人なら、良さがわかると思う。なんとか風に、と地元のグルーヴや既存のスタイルに寄りかからない。しいて言えば、80年代のソウルとかAORかなあ。実直に気持ちいい音楽を、素直に仕上げた。

 冒頭でシンバルがしゅわしゅわっと鳴り、いっきにふわっとイントロが弾ける。この響きだけで、もうやられた。めちゃめちゃ好きなサウンド。
 歌?いいじゃん、細かいことは。下手ではないですよ。伸びやかです。声を軋ませるとこも悪くない。
 ジャケットはヒップホップかと思ったが、至極まっとうな歌物ソウル。
2007年11月06日 22時19分05秒
日記ねた探し。
今日は仕事でくさくさすることあり。ライブにもいけず。ちぇ。気晴らしに帰るなり音楽を聴いていた。くさくさしなくても、帰ったら音楽を聴くのが常ながら。
こんなこと書いてもつまらない。なんか日記のねたが無いかなー・・・。

ということで、小ネタを。テレビ番組「イツザイ」の題字は山下達郎が書いたらしい。
色んな仕事してるなあ。ツアーはいつになったらやるのかな。
http://www.tv-tokyo.co.jp/itsuzai/

今夜のBGM:Genesis"Firth of fifth"(1973)
 先日まとめ買いしたソウルの盤は、けっこう当たり多し。詳しくはいずれ。今夜はジェネシスを。ジェネシスってほとんど聴いたこと無い。本盤もジャケットは知ってるが、きっちり聴いてたか記憶あやふや。
 アルバム"Selling England by the Pound"に収録。本盤って既にピーガブが脱退後と思ってた。せいぜい、その程度の知識です。実際はピーガブも参加、5人編成のころ。
 
 煌びやかなギターやメロもさりながら、フィルのドラムがカッコいい。シンバルを軽やかに打ち鳴らし、独特のどたばた気味なリズムが突っ走る。中間部でハイハットをすぱすぱすぱっと打つとこ、いいなー。
 曲そのものもダイナミックな展開で良いが、改めてフィルのドラムへ耳が行った。
2007年11月05日 23時28分10秒
夢の夢。
朝方、ふと目が覚める。夢の内容が妙に印象へ残り、展開を考えていた。結局は二度寝したが。

ちょっと捻った設定なライブの夢。会場は古ぼけた温泉旅館みたいなところ。増改築を繰り返し、複雑な構造となっている。
開演時間だ。ロビーから大広間へ入ると、高台で8人のミュージシャンが演奏していた。告知では4人だったはずなのに。目当ての4人は既知だが、残り4人は初顔。しかし旨い。名前を知りたい。
けれども聴くわけにはいかない。あらゆる意味で「全ての情報を得ることはできない」がコンセプトだから。

夢はこのあとも続く。
「こういう小説、読みたいなあ」と目が覚めるなり思った。ミステリ仕立てが一番手っ取り早そうな設定だ。でも血なまぐさい展開は読みたくない。
とするとカフカみたいな幻想小説か。売れなさそう。
いわゆるラノベはだめか。これなら一番突拍子も無い展開でも、ぎりぎり成立しそう。
・・・起きるなり、なにを打算的なことを考えてるんだ、おれは。

忘れるのがもったいないので、夢の続きを書き記しておく。すでに記憶は薄ぼんやり。だからこそ、夢。

演奏はフリージャズか、エレクトロ。即興性が高く、抽象的な音楽。
50人ほどの観客は、思い思いに気に入ったミュージシャンの前に立つ。
おもむろにミュージシャンが、演奏しながら舞台を下りて歩き出した。大広間からロビーへ。てんでに違った方向に向かう。観客はぞろぞろとその後を追った。

もはやアンサンブルは成立しない。いや、ときおりかすかに聴こえる互いの音へ合わせながら、やり取りしてるようだ。
むろん舞台へ戻り、演奏を続けているミュージシャンもいる。
どのミュージシャンを追いかけるか。それとも大広間で耳を澄まし続けるか。どの選択肢をとっても、同時発生な音楽全てを聴くことは出来ない。
情報を追い、選択し、決断し、味わう。それがコンセプト。

(書いていて思った。毎夜毎夜、あちこちで面白そうなライブがある。物理的に全てを聴くことは不可能だし、仕事の都合でいけないこともある。
 もどかしさのストレスが、こんな夢を見させたのかも)

ぼくが追ったのは、告知が無かったミュージシャンの一人。観客の一人が説明してくれ、どんな素性かわかった。ぜひとも聴きたい。
細い階段を通り、地下のボイラー室へ下りていく。残響がきれいだろうな。だんだん部屋が暑くなり、演奏のテンションが高まった。

・・・まずい。腹具合が悪いぞ。
しぶしぶぼくはトイレへ駆け込む。あわてて戻るが、既にその場へ誰一人いない。耳を澄ませど、何も聴こえない。しまった。

目が覚めたのはここ。
たとえばミステリ仕立てにするならば。
登場人物の一人が殺人事件に巻き込まれる。アリバイが無いのはちょうど、この時間に席をはずした自分だけ。あとは全員が、何らかの形でアリバイを証言しあうことが可能。・・・なんだかオリエント急行みたいだな。とにかく、そんな展開は考えられた。

ともあれせっかくの面白そうなライブが、血なまぐさいトラブルで中断は忍びない。だからミステリ仕立てはいやだなあ。他に売れそうで面白くなる展開は無いか。
いずれにせよ。こんな設定の小説、出版されないかなあ。読んでみたい。
2007年11月03日 09時37分08秒