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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

軋む脳髄。
頭痛とは頭がノイジーに軋むものかもしれない。

どうやら風邪引いちまったらしい。せっかくの3連休、遊びに行きたいのに・・・昼の3時くらいから猛烈に頭痛と熱が飛び出し、そのまま寝込んでしまう。薬で一応熱はさがったかな。
まだ頭痛がのこるため、今日のライブはパス・・・うう。

ユリイカ別冊「大友良英」が到着した。さっそくぱらぱらと、めくり始める。おもしろいっ。
とりあえず菊地成孔との対談から読んだ。「音楽話はさておいて」から始まり、「なんだよー」と思うが、実際は当時のライブ・ツアーのようすなどが伝わり、とても興味深かった。

あとは頭からじわじわ読みます。早く読了したいが、じっくりも読みたいぞ。
それにつけても・・・ああ、頭が痛い。明日には直ってるといいなあ。

今夜のBGM:ONJQ"Straverry fields forever"(2003)
 アルバム"Tails out"に収録。別の音楽聴いてたが、やっぱりBGMはこっちに変えるべきでしょう。ONJQの盤は、おそらくピットインのライブ盤を一番聴いた。次がTZADIKの1stかな。いや、過去形で言ってはいかん。まだ聴くぞ。聴き続けるぞ。

 あまり聴きこんでないのが、この"Tails out"。03年頃はライブは面白いしCDも色々でるし、忙しくて時間ないし。なんだか中途半端に終わった気がする。これはこのときだけじゃなく、95年ぐらいから今まで、ずっとそんな感じだけれども。

 ギターの爪弾きからアンサンブルが揺らぎ、震える。個々の楽器はタイミングをずらしつつ、メロディを奏で紡ぐ。ギターと全体像が対話し、周波数を持ち寄って構築した。
 軋むノイズもドローンも、奔放で唐突なフレーズも。あらゆる要素をドラムとベースががっぷり呑み、握ってまとめた。

 アドリブも同時進行っぽい。コード進行を意識させ、てんでにサイケな音をばら撒きあう。有名な曲ゆえ可能なアレンジ。明確なビートがあってもタイム感が曖昧になり、音のエッジがふよふよと歪む。この不安定で流れ続ける音像が、不安定であるゆえに心地よい。
2007年07月15日 20時35分25秒
むくむく読みたい。
二日間の出張。台風で飛行機揺れたけど、がーがー寝つつ、さっき帰ってきました。
移動中に、ユリイカの大友良英特集を読みたかった。しかし小さな本屋には置いてない。
ふと目に止まったムック、文藝別冊「半村良:SF伝記ロマンそして・・・」を買った。

学生時代に日本のSFを濫読した。むろん、半村良も。しかし「大人の小説」と印象が強かった。するすると世界が展開し、読みやすいのに。敷居がちょっと高かったことを、改めて思い出す。
当時ぼくは、半村良のエッセイまで読まなかった。だから人物像のイメージ無い。本ムックの記載から強引にまとめると、韜晦しつつも冗談好きで、火宅な人生だったらしい。

半村良の小説には濡れ場も出てきた。エンターテイメントの一要素として計算づくのような小松左京、バイオレンスが匂いたつ平井和正、記号性の付記で照れ隠しな筒井康隆。さまざまな作家の濡れ場とも、当然違う。情念が滲む描写にどきどきわくわくした記憶あり。

このムックは未発表エッセイから評論、半村良の講演から対談にいくつかの再録短編まで幅広く編集した。コンパクトながら半村良の特徴をまとめる試みは、かなり成功してると思う。改めて、半村良を読みたくなった。

もっとも興味深かったのが、単行本未収録のエッセイ「ムー大陸建設記」。未完に終わった「太陽の世界」を書く前の準備状況を綴った。あの小説を書く前に、大学生らのブレーン・チームを作り、緻密に世界観を練った様子が伝わる。
半村良は猛スピードで書きまくるイメージ合っただけに、この緻密さが新鮮だった。

さらに本エッセイは、自らの作風をコンパクトに表現した。
 『私の空想の源泉は(中略)拗ねとひがみなのである。(中略)夢を書いている。願望を書いている。つまり私は現実から逃避しているのだと思う。』
現実からほんの少し歩みをずらし、非日常へ突き進む小説の魅力を、的確に表現してる。

「およね平吉時穴道行」の再録を読んだら、本ムックを読了。この短編は中学に読んだかな。20年以上ぶりに読みかえす。

ちなみに半村良の作品で「雨やどり」に代表される、風俗小説は馴染めなかった。当然のこと。中学や高校のガキに、飲み屋や下町の人間模様を実感できて、ペーソスを楽しめるわけないやな。

再録された「雨やどり」を読む。良さをわかるくらいの歳になったようだ。しかし、まだ早い気がする。あと10年後かな。世界観がすとんと、体に馴染むのは。そのころにまた、読み返したい。
2007年07月14日 12時08分14秒
ずぶんずぶん。
今日も仕事でネタが無し。しかし暑くなって来ましたな。事務所は20時・・・いや、19時だったかな。そのくらいで冷房が切れてしまう。
仕事してると体温でみるみる熱くなり、汗が滲んでくる。冷えピタしながら仕事したいもんです。風邪の熱でふらふらな時は、たまにやったりしましたが。

今夜のBGM:Sun Ra and his Solar Arkestra"Sketch"(1964)
 サン・ラは全貌を知りたくて、ディスコグラフィーを前に買った。全編英語なので、読む気がせず。しかも落丁あるし。どっちみち読まないなら、落丁でもいいかと自らを慰めてみる。
 これはEl Saturn盤をエヴィデンスが再発した92年のCD。執拗にシンバルが鳴り、ジョン・ギルモアのテナーが野太く中途半端に響かせた。ピアノをはじめとするリズムはどこまでも不穏。ときおり、ぬぼっとリバーブがかかるような感じはなんだろう。
 きっちり構成されてるようで、どことなく即興のようで。集中して聴いてたら、くらくらしてきた。
2007年07月11日 23時16分42秒
音楽感想な日記。
くおー。すていたす・くおー(意味不明)
仕事でライブに行けず。明日も行きたいが可能か、はなはだ怪しい。
ということで、今日はさほどネタ無し。音楽感想のみの日記とします。

今夜のBGM:Pentangle"Lyke-Wake Dirge"(1969)
 3rd"Basket of Light"に収録。アルバム全体の曲調が似通って聴こえ、トータルアルバムのように感じてしまった。トラッドはまだまだ聴きが浅く、何を聞いても同じように聴こえてしまうことがしばしばだが。
 アカペラのコーラスが、まるで賛美歌みたい。和む・・・というか、気持ちが清々しく癒された。

 ペンタングルのアルバムをずらっと聴いたら、個々の曲をきっちり個性認識できるんだろうか。「英国ロックの深い森」によれば、ペンタングルだけで14枚。バート・ヤンシュはじめ、メンバーのソロ全部で77枚も記載ある。ほんと色々でてるな。
2007年07月09日 23時07分30秒
合言葉はBEE。
・・・いや、日記のタイトルへはつっこまないでください。

Noda Map"Bee" 日本語バージョンのソワレを見に行った。野田秀樹を生で見るのは初めて。
いやー!すごい役者だ。・・・ものすごく、いまさらな発言ですが。

遊眠社はテレビで"半神"をちらと見た記憶ある。そのときはすごさがさっぱりわからなかった。
今回、生で見て迫力とスピード感に惹きつけられる。20代の頃はもっとすごかったんだろう。その頃の芝居を見たかったなあ。

舞台はシンプルな装置を、素晴らしく効果的に使ってた。演出の見事さに圧倒される。
どんどん汚くなる舞台が狂気を表現し、ずだぼろな足元すらも必然性あり。
単純な装置を多彩な表現に展開するセンスにわくわくする。役者の早変わりは舞台上で繰り広げられ、世界がどんどんメタに進行した。

芝居がちょっと後半で足踏みするけれど。一時間半強でがっつりと堪能した。
この舞台を出演(主演)しつつ、演出するのもすごいっ。

原作は筒井康隆「毟りあい」(1976年)。読んだのはかなり前だが、なんとなくストーリーは覚えてた。既に30年前の作品。当時にこういうぶっとんだ小説を書いてた筒井の才能にも、改めて感じ入った。

日本語公演は明日が楽日。しかし英語バージョンが7/12から始まる。舞台装置も役者も全員変わる。今日の舞台をどう演出変えるのか。その観点でも興味深い。

NODA・MAP番外公演&世田谷パブリックシアター提携公演
「THE BEE 日本バージョン」@三軒茶屋@シアタートラム
原作:筒井康隆「毟りあい」/脚本&演出:野田秀樹
出演:野田秀樹/秋山菜津子/近藤良平(コンドルズ)/浅野和之
2007年07月08日 22時25分09秒
追加。
アメリカで京都議定書が批准されないのはバード・ヘーゲル決議がネックになってるそう。不勉強で初耳なため、検索。

1997年、京都会議の直前に共和党が通した決議。「経済的打撃ならびに発展途上国へ強制力のないものへ、アメリカは署名すべきでない」が趣旨らしい。すなわち京都議定書の数値目標はアメリカへ経済打撃をあたえ、途上国へ拘束力がないため締結できない、が趣旨みたい。
なるほど。政治とはこういうものか。自らの論理を通しつつ、お題目もきっちり唱える。勉強になるなー。

さらに検索。自分の不勉強を暴露します。
05年6月、ビンガマン・ドメニチ決議あり。「温室効果対策に包括/効果的な国家計画を制定すべき」05年12月の記事で古いが、以下にまとめあり。
http://www.eic.or.jp/library/pickup/pu051222.html

Live Earthのサイトにはアル・ゴアの"7つの約束"があった。その第一に、「(前略)地球温暖化対策を(中略)削減させるという国際協定に私の国が参加するように要請します。」と書いてある。

これは京都議定書と違うのかな。んで07年現在、なぜアメリカが未締結なの?オーストラリアはなぜ?
こういう疑問が解消する情報が見つからないのう。検索能力不足だ。
うお、もうこんな時間。結局YMOの演奏はもう終わったんだろうか。
2007年07月07日 20時38分48秒
Live Earth
いや、おいらは聴きに行ってませんよ。ちょっと気が向いて、テレビで見ている。大規模イベントに興味ないので、詳しいことがわからず。公式サイト行くも、タイムテーブルは当日発表だぁ?いいじゃないか、もう発表したって。

とりあえず、あっちこっち検索して探す。見つけたのがココ。
http://www.fujitv.co.jp/liveearth/schedule.html
といってもこれは、タイムテーブルとは言わんな。フジのCS放送で写すミュージシャン名を羅列してるだけ。3分おきに更新されるのが救い。

とにかく情報がほしくて、片端から検索。こういうときに、回線が遅いともどかしい。漫画喫茶、行ってこようかな。
MSNで生放送してる、とさっそくチェック。いかにも世界各地の映像が見られる雰囲気。
http://liveearth.jp.msn.com/event/galleries/info_con_02.aspx

YMOが京都で出るというから、京都を見たい。が、中継してない・・・東京だけかい。とりあえず東京をクリック。出てきた画面は・・おお、Linkin Parkだ。しかしなぜか、シドニーの映像も映る。どうやら数十秒遅れでフジのCSと同じ画面を映してるらしい。なんてこったい!

ためしにアメリカ・NYをクリック。お、こっちは画面違うな。さすがに全世界で同じ画面を見つめてるわけではなさそう。

ちなみにLive Earthがどんなイベントか、ご存知でしょうか。知らないぼく一人のために詳しく書くと、地球温暖化防止をアピールのために世界で同時開催されるイベント。
日本語サイトはここ。http://www.liveearth-japan.jp/
京都議定書の関係で、日本は東京と京都にて。世界でアメリカ(ワシントンDCとNY)と同じ、2都市同時開催となった。

アメリカでもやってるが、京都議定書の批准したっけ?Wikiで検索。まだみたい。署名のみ。なんと、オーストラリアも批准は拒否してたとは。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E8%AD%B0%E5%AE%9A%E6%9B%B8

"Live Earth"の言いだしっぺは、元米副大統領のアル・ゴアらしい。国内では批准推進するもブッシュに潰されたため、形を変えてのアピールか。そのわりにこのイベント、アメリカやシドニーでも開催される。批准しろとのメッセージもあるのかな。チケット販売のビジネス的な判断の気もするが。

ふう、ここまで書くのに一時間以上かかった。ちなみに今は、オーストラリアのWolfmotherが演奏してるようだ。あんまり興味ないので映像だけにして、違うCDを聴いてます。ノイズ系なので、イメージビデオの画面見ながら聞くと、なかなかシュールでいいぞ。
2007年07月07日 20時10分58秒
イラつく曲。
ライブへ行こうと画策するも、仕事で叶わず。気分転換に今日も、日常から離れた日記を。

Onepoll.comが選んだ「もっともイラつく曲」のリストが数日前に公開されたそう。ヤフーのニュースで見つけて、ざっと検索する。いろんなサイトで話題に上がってた。

全何位まで公開かな。ちらっと検索したがオリジナルの記事へたどり着けず。とりあえずtop10までのリストを見つけた。もっと真剣に探せばあるんだろうか。イラつく前に、検索は止めておこう。

"The top 10 list"
1. You're Beautiful - James Blunt
2. Axel F - Crazy Frog
3. Mmm Bop - Hanson
4. Mr Blobby - Mr Blobby
5. Birdie Song - The Tweets
6. Shout - Lulu
7. Agadoo - Black Lace
8. Grace Kelly - Mika
9. My Heart Will Go On - Celine Dion
10. La Macarena - Los Del Rio (ANI)

ちなみに一曲も聴いたこと無し。セリーヌ・ディオンは耳にしてるかも。どういう風にイラつくのやら。あらためて聴いてみたいとは思わんが。

今夜のBGM:Miles Davis"Walkin'"(1957)
 セミ・ブート盤"Miles Davis Quintet:Featuring Barney Wilen:Amsterda Concert"(2005)に収録。欧Lonehilljazzレーベルからリリースされた盤より。
 クレジットによると、1959年12月8日にアムステルダムで行われたライブ音源。サイドメンはBarney Wilen (ts); René Urtreger (p); Pierre Michelot (b); Kenny Clarke (d)とある。"死刑台のエレベータ"を録音直後で、メンバーも同一だ。

 ラジオ音源らしいが、音がひどいんだ・・・。シンバルは逆回転みたいにしゅわんしゅわん鳴り、ブツブツとノイズもひっきりなしに入る。こういう音源、平然とリリースするなよ・・・いかなセミ・ブートとはいえ、もうちょいスタジオでノイズ除去とか、なんかできないもんか。
 演奏は軽快に弾み、まずまず。もともとぼくは音質にはあんまりこだわらない。良いに越したことないけど。しかしこの音源は、とくにシンバルが気色悪い・・・耳元でアルミホイルをぐしゃぐしゃいじられてる気分だなあ。
2007年07月05日 22時14分46秒
理系のカツラ。
「ぼく、オタリーマン」の著者が連載してる「理系の人々」のログを一気読み。面白かった。
http://blogs.yahoo.co.jp/engineer_ryuseigun/folder/829276.html

ぼくはぱっと見に理系と思われることある。文学部なのに。考え方も理系なほうが馴染みそうな気がする、自分でも。

しかし致命的なのは算数が出来ないこと。ものぐさでいいかげんで、緻密な実験を積み重ねた論証も不得手なこと。亀の子なんて見たくもないこと。それに、電子製品にも興味ないこと。
すなわち理学系も工学系も化学系も全てダメ。

哲学とかそっちのほうなら、似合うんだろうか。物事を深く考えるのも苦手なんだが。
で、なぜ表題がカツラかというと。このごろ、抜け毛が気になるのよ。

今夜のBGM:The Plastic Cloud"You don't care"(1969)
 1969年リリースのソフト・サイケなバンド。カナダはオンタリオ州の出身らしい。05年にカナダのPacemakerが再発した盤で聴いている。
 リバーブたっぷりなハーモニーは心地よくて好み。しかしエレキ・シタールみたいなうぃんうぃん唸るギターは、なんとも時代を感じてしまう。流行とは残酷なもんだ。当時はこれが、いかしてたのかな。
 
 これは10分にもわたって延々続く、A面最後の曲。インストが続くわけでもなく、ブルージーに押すわけでも無し。ときおりハーモニーが乗りつつ、リフレインがえんえん続く。酩酊感を誘ったのか。どたばたなリズムで爽やかなコーラスといまいち似合わぬところも含めて、楽しもう。
2007年07月04日 22時55分07秒
ふと、政治マンガを読みたくなった。
仕事がどたばたというかトラブルというか自分自身のミスというか。なんたるこっちゃ。
気分転換に日常以外の日記を書きたいと思いつつ、何も頭に浮かばない。あ、そうだ。

コミック「金魚屋古書店」の5巻を買う。
地下に古本マンガの馬鹿でかい倉庫を持つ、マンガ古書店が舞台。実在するマンガを話題にエピソードを綴るほのぼのマンガ。たまに読むと、寛げる。
こういう倉庫で日がなマンガを読みたいと思う。これを現実逃避と、人は言う。

「金魚屋古書店」の5巻では、ケニー鍋島作、前川つかさ著の政治マンガ(?)「霞ヶ関のフリーメーソン」の話題がちらっと出てた。うおー、読みてぇ。
どうやら未完ながら単行本が出てるようす。ちょいとプレミア付きで、買うのはためらった。

同コンビの「票田のトラクター」シリーズがめちゃくちゃ好き。第一作シリーズから、かかさず繰り返し読む。もともとマンガは読み飛ばしてしまうため、この手の複雑なプロットが絡み合うマンガは、一読では頭に入らない。
よって、何度も楽しめる。一回で複数回美味しい。違うか。

とにかく現実の政治状況とつかず離れず進むストーリーは読み応えあった。最新シリーズでは、五輪が政治家に。先が楽しみだったけど、どうやら6巻で未完(?)みたい。
ちょうどこの頃に、テレビドラマ化されて盛り上がると期待したのにな。

折に触れ本屋の新刊をチェックするが、出てないようだ。アマゾンにも記載無し。
どういう展開をする予定だったのかなあ。ああ、読みたい。

今夜のBGM:一噌幸弘"おかゆ"(2007)
 05年10月3日、新ピと05年11月24日、浅草アサヒアートスクエアでのライブを収録した"しらせLive:ふ、ふ、ふ"に収録。饗宴は壷井彰久(vln)、高木潤一(g)、吉見正樹(tabla)、茂戸藤浩司(太鼓)の強力メンバーだ。

 この曲はゆったりしたメロディを紡ぐ笛の音が心地よく、聴いてて寛げた。壷井のバイオリン・ソロも情感豊かに広がって、良い。
 リズムはタブラと太鼓が交錯する複雑な響き。そして全体をギターが包む。ストイックな緊張を持ちつつ、音は引き絞るように凝縮する。切なくて柔らかいアンサンブルの瞬間がたまらない。
2007年07月03日 21時47分30秒
いけずなロバート。
Guided by Voicesのリーダー、ロバート・ポラードは相変わらず活発だ。今年の10月にアルバム2種をリリース予定。タイトルは"Standard Gargoyle Decisions"と"Coast To Coast Carpet Of Love"。

その一方でこの6月から"Happy Jack Rock Records"から月間シングルのシリーズを1年間かけて行うことになってる。A面は上記のアルバム2種に収録。B面は未収録で、本シリーズを買わねば聴けない仕組み。

いいんだけどさ。メディアが7インチアナログってのが困りモノ。CDシングルなら買うのに。なんでロバートはいまだにアナログにこだわるのか。
いや、こだわるのもわからんでもない。アメリカで7インチってそんなに生き残ったメディアなのか。

音楽をコレクターズ・アイテムとして扱うビジネス・スタンスは否定しない。しかし聴いてこその音楽、と思う。・・・俺が7インチ聴けるハードを持ってれば、いいだけの話だが。

ついでに月間ラインナップを紹介します。(発売日/レコ番/曲目)
June 22:HJRR-1 Rud Fins b/w Piss Along You Bird
July 22:HJRR-2 Spider Eyes b/w Battle For Mankind
August 22:HJRR-3 Current Desperation (Angels Speak Of Nothing) b/w Met Her At A Seance
September 22:HJRR-4 Pill Gone Girl b/w Coast To Coast Carpet Of Love
October 22:HJRR-5 Shadow Port b/w Be In The Wild Place
November 22:HJRR-6 Count Us In b/w Sixland (John Shough Verison)
December 22:HJRR-7 Dumb Lady b/w Street Velocity
January 22:HJRR-8 Youth Leagues b/w Spirit Of The Fly
February 22:HJRR-9 Folded Claws b/w Speak Again
March 22:HJRR-10 When We Were Slaves b/w Battle For Mankind 2
April 22:HJRR-11 The Killers b/w Revolver Tricks (Stanley West)
May 22:HJRR-12 Miles Under The Skin b/w Frostman (Long Version)
2007年07月01日 11時39分44秒