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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

電話に関する無駄遣い。
日帰り出張。向こうについたとたん、携帯が電池切れと発覚。普段なら「あー、電源切れてました〜?」としらばっくれるのに。今日に限って、どうしても連絡取らなきゃいけない案件あり。
やむなく空港のコンビニで、急速充電池を買う。〆て1500円也。高え。輸入盤ならCD一枚買えるじゃないか。

ちなみにぼくは、携帯の機種に詳しくない。興味ないことは全く知識を取得しないので、どれがAuでどれがソフトバンクでどれがドコモなんだか・・・急速充電池みても、どれを買ったらいいかわからず。
たしか「ふぉーま」とか言うやつだったな・・・と、だいたい予測をつけて、適合しそうな機種を持って、レジへ。

売り場の兄ちゃんに「これ、使えますかね?」と、携帯の機種を見せる。他の人は、一目見りゃわかるだろ、と思ってさ。
兄ちゃんは「ええと・・・たぶん、使えますよ」と自信無げ。

「なあんだ、他の人も一目でわかんないんじゃん!!」とほっと安心した昼さがり。

今日のBGM(その1):Frank Zappa"8-Oct 1984, Palasport San Siro, Milano, Italy"
 84年ツアーのザッパ2連発。この時期はロック・バンドががっちりと固まり、とても好きなバンド。
 日ごとに大まかな曲のアレンジは一緒だが、こまかな部分が違う。楽器のバランスや、ブレイクのタイミングなど。バランスはPAや録音の都合かもしれないが、タイミングは全員のテクニックだろう。
 しかもザッパのライブは、曲間無しの一繋がり。いったいどういうリハを日々やってたのやら。すげえなあ、ほんとに。

 まず、10月8日。すさまじいドンシャリの音質CなAud。しかも"He's So Gay"や"No No Cherry"あたりで、テープ交換と思しき切れ目が入る。演奏はかっちりまとまった。
 "Zoot Allures"で始まる王道のステージだが、"The Evil Prince"(演奏はいまいち)や、レア曲"Daddy Daddy Daddy"などの珍しい選曲が嬉しい。
 "Honey Don't You Want A Man Like Me?"は、ハナから"ツイステッド・シスターズ!"といきなりまとめるアレンジ。
 "Let's Move To Cleveland"でメンバーのアドリブ。チャドのシンセ・ドラムを噛ませたタイトなソロがカッコいい。アンコール第一発はドゥ・ワップ・メドレーで軽くいなし、"Dinah-Moe Humm"では歌詞を変えたお遊びも。
(set list)
Zoot Allures/ More Trouble Every Day/ Penguin In Bondage/ Hot Plate Heaven At The Green Hotel/ In France/ The Evil Prince/ Daddy Daddy Daddy/ Bamboozled By Love/ Sharleena/ He's So Gay/ Bobby Brown/ Keep It Greasey/ Honey Don't You Want A Man Like Me?/ Carol You Fool/ Chana In The Bushwop/ Let's Move To Cleveland/(encore) Little Girl Of Mine/ The Closer You Are/ Johnny Darling/ No No Cherry/ Cosmik Debris/(encore2) Dinah-Moe Humm/ Whippin' Post

今夜のBGM(その2):Frank Zappa"23-Nov 1984, Bismarck Theater, Chicago, Il"
 この日は2公演あった模様。聴いたのはEarly show。妙にクリアな音源。Audらしいが、観客のノイズも遠く、ザッパの声が前面に出た。PAっぽい。
 残念なのは冒頭の1曲がおそらく消え、"Teenage Wind"の途中から入ること。このツアーは冒頭1曲目、たぶんインストのはず。なお、"In France"はYCDTOSA 3に収録テイク。
 演奏はノリノリで、レニー・ブルーズの口癖(?)な「〜アメイジング?」ってフレーズを、メンバーが口々に。レイやザッパあたりが噴出し、歌えなくなる一幕も。アンコールの"Dinah Moe Humm"にいたっては、ザッパが歌詞をめちゃくちゃに変えてふざける。
「ブロッコリーは野菜だ」「共和党員がなんちゃら」と脱線しまくり、演奏がなし崩しのぐだぐだに。強引に"Whippin' Post"へつなげた。

 "Let's Move To Cleveland"ではキーボードのソロからドラムへ。やたら盛り上がるのがキーボード・ソロ。あとで「Kiss my volcano!」とメンバーがはやすとこ見ると、アラン・ザヴォイドのほう?
 跳ねたサウンドが楽しいので、完全音源だったらばっちりだったのに。
(set list)
(fade in)Teenage Wind/ Truck Driver Divorce/ In France / He's So Gay/ Bobby Brown/ Keep It Greasey/ The Black Page/ Cocksuckers Ball/ WPLJ/ Sharleena/ Bamboozled By Love/ Lucille Has Messed My Mind Up/ Advance Romance/ Carol You Fool/ Chana In De Bushwop/ Let's Move To Cleveland/ Camarillo Brillo/ Muffin Man/ Cosmik Debris/(encore) Dinah Moe Humm, Whippin' Post
2007年05月28日 22時48分50秒
らら〜い。うひ〜ぃ。
ぐっすり昼寝。ちょっと頭がすっきりした。
さて、最近悩みがひとつ。風邪が治ったはずなのに、いまひとつ喉の調子が悪い。鼻歌を口ずさんで、高音がまったくでない。ファルセットがぼろぼろ。

この前の風邪から、ダメになったかは不明。最近はカラオケの機会もないし、接待もめっきり減ったからなー。
ここ2週間ほど、意識的にファルセットを出そうとしてた。しかし、どうやっても望む声が出ない。

声も歌い続けてないと、サビつくんですな。

今夜のBGM:Elliott Sharp Carbon"Gullible"(1993)
 E#のバンド。サイトをざっと眺めたが、メンバーや音楽をカーボンで変化させてたみたい。フィボナッチ数列がなんちゃら、と書いてあるが英文長すぎ読む気がせず・・・。 アルバム"Truthtable"に収録。ドラムはジョゼフ・トランプとある。現KIKIバンドのジョー・トランプだろうか?

 ハードコアでスピーディ、潤い無くヘヴィな音楽を志向する。ドラムがリバーブ効かせ、ずっしり重たいビートのため、腰を落としてマシンガン打ちまくるような凄みあり。
 E#はダブルネック・ギターベース他、ギターやサンプラーを演奏とクレジットあり。
 カーボンはもうちょい華やかなロックのイメージあったが、本盤ではふくよかさをそぎ落とし、ドラムとマーク・スローンのベースでズタズタに切り裂く。
 この曲は典型。やけっぱちにE#が歌い、隙間をドラムとベース、ギターがうめつくす。ジーナ・パーキンス(エレクトリック・ハープ)、デヴィッド・ウエインステイン(サンプラー)のクレジットもあるが、音がさっぱり聴こえない。

今夜のブート:Quintette Gaucher"Play the Music Of Frank Zappa"、Concert du 11/04/1996 Studio C.Trenet-Maison de la Radio-Paris
 音質はB。FM音源らしい。ギタリストのピエール・ジャン・ゴーシェ(?)がリーダーの5人編成。継続的な活動だったのかは不明。FM番組そのままをエアチェックしたらしく、頻繁に喋りあり。何を言ってるのかさっぱり。唐突にジミヘンらしき音源がインサートされ、えらく戸惑った。

 ピエールのサイトはこちら(http://www.pierrejeangaucher.com/)。97年に"Zappe Zappa"と銘打ったザッパのカバー集もリリースしてる。メンバーはこの音源と同一。本盤は97年11月のライブ録音とあるため、ある程度は継続性あるユニットだったのかも。

 アコースティックなギターとフルートが端正に音を紡ぐ。インプロ要素は控えるが、フレーズやテーマの末尾ではさらりと編曲するしたたかさも。ONJにも繋がる洗練されたアンサンブルが、かなり心地よかった。
 1曲目こそ"Sofa"と王道で始まるが、そのあとはかなり捻った曲が連発。ザッパ・ファンだねぇ。熱狂せず、おっとりなサウンド。
(member)
Pierrejean GAUCHER (guitars, sampler) / Eric LOHRER (guitars) / Bobby RANGELL (fl,saxs, vocals) ,André CHARLIER (drums) / Daniel YVINEC (bass)
(set list)*各曲の時間も、ネット記載のまま記しておきます。
André・Francis Announcement 1:20 / Sofa for Eric Dolphy (Memorial Barbecue) 6:43 / Let's Move To Cleveland And Welcome To Usa 8:41 / André・Francis Announcement 0:38 / Sleep Dirt 9:19 / André・Francis Announcement 0:16 / Pygmy Twylyte 3:42 / Announcement Band 1:09
2007年05月27日 16時53分49秒
一日の計は朝にあり。
金曜日の雨模様はどこ行った。夏みたいな天気ですな。こんな日は健康的に家で寝転んで音楽聴いてるか、さらに健康的に地下へもぐってライブハウスで音楽聴くか、悩みどころ。
昨日は健康的に、ちと体を動かしたので・・・今朝起きると、体が重たい。出かけるのめんどくさいなー。どうしよう。
ひとつ用事はあるので、あと2時間もしたら出かけはするのですが。

今日のBGM:FAIRPORT CONVENTION"Northampton Derngate 2007-02-15"
 音質はBのAUDのブート。ときおり拍手や周りの観客が喋る音も入る。
 中域強調で、上が鈍く下がすかすか。しかし聴くには困らない。よっぽどPAがでかいのか、MCのとたん録音レベル下がり、ほとんど聞き取れないほど。
 MCは多め。コミカルなことを行ってるらしく、観客の笑いが耐えない。

 フェアポート・コンベンションはほとんど聴いたことなく、セットリストの観点からは語れず。ちょっと大味かな・・・。魅力的なのは、フィドル。ほとんどがリック・サンダーズだろうが、クリス・レスリーとのバイオリン・デュオでリフを奏でるところも、きれいだった。

 バイオリンはアドリブ云々じゃなく、ふくよかな音色がふうわりと広がる。トラッド要素を踏まえつつ、甘さを織り込んだフレーズが心地よかった。2時間半にもわたる長尺ライブ。スティーブ・ニコルの歌声も悪くは無い。けど、バイオリンがメインのインストが、やっぱり好み。
(member)
Steve Nicol - Guitar and vocals
Chris Leslie - Mandolin, violin and vocals
Ric Sanders - Violin
Dave Pegg - Bass and vocals
Gerry Conway - Bass (and vocals on Best Wishes)

(set list)
The Widow Of Westmoreland's Daughter/ Sir Patrick Spens/Keep On Turning The Wheel/ Crazy Man Michael/ Galileo's Apology/ Wait For The Tide To Come In/ Polly On The Shore/ The Bowman's Return/ Tam Lin/ Your Heart And Mind/ Untouchable/ South Dakota To Manchester/ The Deserter/ Edge Of The World/ Who Knows Where The Time Goes/ Hawkwood's Army/ Matty Groves/ TBC Fiddly Reels/(encore) Best Wishes / Meet On The Ledge

*なおこの日のオープニング・アクトはTinytinlady。このボーカル、Beth Gibbinsがフェアポートのライブ最終曲、"Meet On The Ledge"に登場。歌で参加した。
 当日はTinytinladyのステージでも、リック、クリス、ゲリーの3人が最終曲に参加したらしい。テーパーが"Tinytinladyは好みじゃなく、録音しそびれた"とぼやくコメントをネットで見つけた。
2007年05月27日 09時22分30秒
にゃろめ。
「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」著:武井俊樹(文集文庫:2007)

飛行機に乗る前、空港の本屋で買った。面白くて2時間で読みきる。単行本が刊行されたのは2005年、文藝春秋社。そういえば、本屋で見かけた気もする。
単行本は高いし重たいから、なかなか手が伸びない。しかし本当に面白い本をタイムリーに読むには、単行本へ目配りせにゃあかんな、と改めて思う。

著者は入社し少年サンデーへ配属。すぐに赤塚を担当。定年までさまざまな漫画家を担当したと言う。「おそ松くん」が連載され、「少年バカボン」が連載始まる頃。
豪快な漫画業界にどっぷり浸かり、赤塚へ信頼されて編集者として片腕になっていく。
「レッツラゴン」ではキャラクターとして登場。

担当を外れたあとも「赤塚番」となり続け、別の雑誌を担当しても、たった一言で赤塚の原稿を持っていく。
赤塚の伝記でありつつも、編集者の目から見た視点をとることで、一歩引いた立場の賛辞で綴られる、壮絶な赤塚の人間性を見事に描いた。

率直にして繊細、罵倒と愛情と信頼と諦念。相反する感情をあえて整理せず、奔放に生きた天才の一面をざっくばらんに語る。
手塚治虫や美空ひばりへの愛情、二人の妻への甘え。酒におぼれ、ギャグをしたたかに追求する。人間を信じ、裏切られても執着しない。遊び続けることがギャグと位置づける赤塚。
今も生きつつ、植物状態で眠り続ける。赤塚への興味がずんずん沸く快著。

「手塚治虫。生涯漫画執筆数十二万枚。(中略)
 赤塚不二夫。生涯漫画執筆数八万枚。
 もう執筆しないとしてだ。」

最後に著者は、こう結ぶ。「もう執筆しないとしてだ」
こう書き記した著者の歯軋りと期待が詰まった言葉は、重くて暖かい。
2007年05月26日 10時14分54秒
ボー!
一泊出張から帰宅。いくつか日記のネタになりそうなことあったが、帰ってきたときにすっかり忘れちまったい。

一つ思い出した。電車で見たH.I.S.の広告のこと。「夏の旅行がリーズナボー!」ってやつ。
http://www.his-j.com/index.html
出演してる二人を、「小堺一機と関根勤かな。ずいぶん若いなー」と思ってしまった。テレビ見てないと、芸人の顔がさっぱり。そして今でも、この二人が誰かは知らない。知ろうともしてないけどさ。

今夜のBGM(その1):Queen:06/December/1974,Sartory Hall,Cologne,Germany
 ブート・シリーズはまだまだ続く。キーン・ブラザーズを改めて聴いたが、感想はそのうちHPでじっくりと。いつになるんだろ。

 初期クイーンのライブ。"SHEER HEART ATTACK"が新譜とMCで喋る頃。本盤発売は1974年12月21日らしいから、発売前か。音質はAudのD。割れるわ切れるわ、こもってバランスめちゃくちゃだわ。しかし貴重な記録。予想以上にフレディのボーカルは荒削り。若さに任せて歌い上げるかと思った。

 耳をそばだてたのはブライアンのギター。中盤で聞ける、長いソロがすさまじかった。どうやって弾いてるんだろ。当時のエフェクターはよくわからないが、ディレイを効かせた甘い音色で広がる。音が途切れるのが残念。
 中盤はフレディがピアノを弾きながらのアンサンブルへ。"Keep Yourself Alive"はパンキッシュに盛り上がると期待するも、ちょっと重たい。
 メンバーによるハモりも、さりげなく巧い。総演奏時間は1時間20分ほど。
(set list)
Procession / Now I'm Here / Ogre Battle / Father To Son / White Queen / Flick Of The Wrist / In The Lap Of The Gods / Killer Queen / The March Of The Black Queen / Bring Back That Leroy Brown / Son And Daughter / Guitar Solo / Son And Daughter (Reprise) / Keep Yourself Alive / Seven Seas Of Rhye / Stone Cold Crazy / Liar / In The Lap Of The Gods... Revisited /Big Spender /(encore) Modern Times Rock'n・Roll/ Jailhouse Rock /God Save The Queen

今夜のBGM(その2):Simon and Garfunkel:21 Oct 1966,Shriver Auditorium, Johns Hopkins University, Baltimore, MD

 初期S&Gのライブ。"Parsley,Sage,Rosemary and Thyme"をリリースした頃。
 音質はC。FMのエアチェックらしいが、いまいち音が悪い。演奏時間は40分強。ライブの抜粋、だろう。サイモンのアコギのみで歌ってるようす。響きは複雑で、ギターの巧さがよくわかった。
 MCは大目。ジョークを飛ばし、ほのぼのと進行する。"The Sound Of Silence"のイントロでも観客が静かで、なんか意外。終わった後には、大きな拍手が延々と続いた。
 大歓声が飛ぶが、ステージの雰囲気は素朴。大スターの風格はこれからか。
(set list)
A Hazy Shade Of Winter/ Cloudy / Teenage Moron / Benedictus /Blessed /A Poem On The Underground Wall /I Am A Rock / Anji / The Sound Of Silence / Sparrow / For Emily, Whenever I May Find Her / A Church Is Burning
2007年05月26日 00時25分05秒
ぺらりぱらぱら。
先週末は小説にハマってた。新堂冬樹"カリスマ"(徳間文庫)。

元版は2001年に発刊。新興宗教の教祖を欲望と打算で演じる男を主人公に、洗脳で金を吸い上げ、信者へ傍若無人に振舞う。信者を救う脱会グループの攻撃と闘争、そして転落する教祖へのストーリーを描いた。

とにかく勢いある。最後まで読みたくなる凄みあり。小説としては正直、かなり乱暴だと思う。
登場人物の視点がくるくる動いて混乱する。サブ・キャラクターの描写が延々続く、とりとめない構成。さらに妄想シーンが何ページにもわたり、ストーリーの流れに戸惑うことも。

しかし最後まで読ませる筆力と、場面構成の凄みで強烈な魅力を放つ。面白かった。

オウムとだぶる描写もあるが、著者のインタビューによるとほとんど意識してないとか。根本的な違和感は、なぜ主人公の教祖がカリスマ性を持ちえたか、に説得力無いこと。

洗脳で築いたかりそめの王国であれ、最初の一歩は本人のカリスマ性あってこそ、ではないか。でなくば組織は立ち上がらない。なのにここで描かれる主人公は、つぎはぎと演技で塗り固めた幻想の教祖。
ある程度組織が大きくなればまだしも、初手の段階でこの男へ惹かれるのは何人いるだろう。

後半はジェットコースターのごとく、がらがらと物語が展開する。かなり強引な人間模様と、最後の修羅場が唐突で違和感あり。
しかし繰り返すが、最後まで読ませる、読みたくなる筆力はすごい。

他にも色々書いてる作者のようだ。もう何作か、読んでみるかな。
難は、作品世界にインパクトあっても、爽快感や救いが薄いところ。
すなわち読んでる最中はどんどんページをめくりたくなるが、読み終わると余韻が、なんとも空しい。

今夜のBGM(その1):Joe Jackson、April 12, 2003:The Warsaw at the Polish National Home, Brooklyn, NY
 ブートの感想は続く。03年にリリースしたアルバム"Volume 4"に関連したツアー。熱狂的な観客と、笑い声も聴こえるコミカルなライブだ。音質はCのAud。

 往年のジョー・ジャクソン・バンドの再結成が最大の売り。タイトなアンサンブルでぐいぐい押す。ジョーの歌声は、前よりちょっと低いかな?幾分スピード感は減ったが、パンキッシュながら洗練されたサウンドは健在。
 ちなみに本ツアーのようすは"Afterlife"でリリースもされた。録音は別場所ながら。この日はNY3公演の一日。

 本音源は、やたらギターを強調。かなり耳ざわり。トレブル・ブースターのエフェクトかまして聴いていた。だけど音質が痩せるうえ、刺激まで減るんだよなあ。 
 演奏はまずまず。中盤にピアノの弾き語りをくわえ、往年の曲も取り入れつつつ、現役なセット・リストだ。グラハム・パーカーのカバー、"You Can't Be Too Strong"もあり。
さらっと演奏される"Is She Really Going Out With Him?"や"Steppin' Out"がちと寂しい。リアルタイムで聴いてた80年代の曲へ耳がまず行くが、活き活きしてるのは新曲群のほうかな。

(member)
Joe Jackson (vocals, keyboards, melodica)
Graham Maby (bass, vocals)
Gary Sanford (guitar, vocals)
Dave Houghton (drums)

(set list)
One More Time / Take It Like a Man / Awkward Age / Look Sharp! / Home Town / Jamie G. / Bright Grey / Is She Really Going Out With Him? /Love at First Light / Be My Number Two / You Can't Be Too Strong (Graham Parker cover) / Steppin' Out /Dirty Martini / Sunday Papers / Thugz 'R' Us / Don't Wanna Be Like That / Got the Time / It's Different for Girls / I'm the Man

今夜のBGM(その2):Dave Matthews Band、2007-05-01、The Arena, Melbourne
 もいっちょ。デイブ・マシューズ・バンドはテーピングOKだっけな?音質はB。まずまず。ライブに定評あるバンドだけに、まとまったアンサンブルは素直に聴けた。もっとインプロが多い思い入れあるが、雄大なロックンロールをびしばし決める。2時間半にもわたる長尺ステージ。息切れせずに次々演奏が続いた。Rashawn Ross(tp)が05〜06年ツアーに続き、同行しているもよう。ほとんどの曲で参加した。
 ニール・ヤングのカバー、"Down By The River"もあり。
(set list)
Pantala Naga Pampa * >> Rapunzel * / Satellite */ When The World Ends */ Crash Into Me * / Hunger For The Great Light * / Jimi Thing * / The Maker * / Louisiana Bayou * / The Idea Of You * / Down By The River */ (Still Water) * >> Bartender * / So Much To Say * >> Anyone Seen The Bridge * >> Too Much * / Everyday * / Ants Marching */(Encore break) Sister +/ Crush * / Stay (Wasting Time) *
Notes: *: Rashawn Ross、+: Dave Solo
2007年05月22日 23時12分04秒
ロールバック!!
Windowsでソフトのバージョンを下げること、ロールバックと呼ぶのでしょうか。今日、ひょんなことから知った。

相変わらずブートを落としてる。聴くスピードが追いつかないまま、ぞくぞくと。
そのために、あるファイルを別ソフトで開く必要あり。
今日も今日とて・・・うお?!開かねぇ!なぜだ!!

一瞬、青ざめた。まだ落としてないファイルがサーバーには膨大にあるんだ。
トラブルの原因で可能性はまず、先日バージョンアップしたメディア・プレイヤー。深く考えずにバージョンを11にした。
それが原因?ウインドウズがよけいなセキュリティ強化したの?ちくしょ、よけいなことしやがって〜!

呪いながらアンインストールを試みる。どうせ使わないんだ、このソフト。捨てちゃえ、捨てちゃえ。
迷わずアンインストールを操作。が、完全に消すのは無理っぽい。前バージョンへの切り替えを示すメッセージ。これが、ロールバックと言う表現。うーん、勉強になった。

ちなみに、トラブルは解決済。
本体を10に、ランタイム11もブチ消して、無事に前の環境へ。
ところがファイルを別ソフトで開く問題は、解決しませんでした。

しかしよく見たら.wmaファイルを開こうとしてた。そりゃ、無理だわ。
開くファイルをハナから間違えてたよ。目的ファイルはきちんと別ソフトで開け、今後も無事に落とせると判明。今もストーンズ75年6月1日のファイルを落としてます。

ふー。となると、メディア・プレイヤーを11に上げても問題なさそう。今さらめんどくさいから、ほったらかすけども。

今のBGM:CHICAGO"CAPITOL THEATER,PORT CHESTER,NY、EARLY SHOW"(OCT.13,1970)
 音質はAudのD。Gen3くらいか。音割れ、音飛び。細かいところがイマイチわからん。
 シカゴ・トランジット・オーソリティ名義のライブ音源。"I'm the walrus"のフレーズを挿入したりも。
 聴き応えは演奏部分。即興っぽい怒涛のインストが、すさまじい勢いで冒頭から続く。もうちょい音質がよければなあ。正規盤の発売を切望する。
 
 ホーン隊が轟く初期シカゴは好き。しかしジャムてんこ盛りなライブとは知らなんだ。アンサンブルの妙味が楽しめる。
 まさに今、聴いてる最中。クライマックスへ向けて、どう盛り上がるのかな。
(set list)
IT BETTER END SOON /BEGINNINGS /IN THE COUNTRY /MOTHER /SOUTH CALIFORNIA PURPLES /INSTRUMENTAL ? > DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS /25 OR 6 TO 4 /MAKE ME SMILE > COLOUR MY WORLD > MAKE ME SMILE /I'M A MAN
2007年05月20日 18時53分58秒
深夜の一コマ。
やっと週末だーい。寛いで本読んでたら、いつの間にか爆睡・・・ふと目がさめました。今度は、目がさえてしまい眠れず。

今は、いそいそと酒飲み中。爆酔になってきました。寝ます。
2007年05月19日 04時38分43秒
音楽感想な日記。
仕事。さして面白いことは無し。面白い仕事って、あるのかどうかわからんが。
てなわけで、ここ数日聴いたブートの感想でもひとつ。

その1:Billy Joel:5/6/77 C.W. Post Campus,Long Island University,Brookville, NY

"The Stranger (1977)"発表前夜。陽気なピアノ・マン然とした風情で、強烈なオーラは出ていない。放送音源らしいが、全曲収録かな?
なおビリー・ジョエルのライブをまとめたサイトを発見。知らなかった。
http://www.shio.org/BJ/concerts/

セット・リストのとおり、初期3枚からのおっとりしたライブ。「新曲だよ」と紹介、"Scenes From an Italian Restaurant"を弾く。"The Stranger"の中でも大好きな曲。
この時点で、サックスの間奏フレーズも含め、完全にアレンジが出来上がってるとわかる。ただし、いまいち煮え切らない歌がもどかしい。

初期レパートリーの中で聴くと、"Scenes From an Italian Restaurant"は小粋なピアノ弾き路線の初期作風に、馴染んだ曲と気がつく。"The Stranger"の中で聴くと、もっとロックっぽい大作路線と思ってた。

一方で"Just the Way You Are"は、ごくあっさり歌われるのが興味深い。当時はビリーにとって、将来の重要なレパートリー化まで想像しえなかったか。
洗練されつつ、どこか野暮ったい。相反する要素を備え、完全にコントロールされぬ若々しさが、小気味よいステージだった。

ライブはがっつり盛り上がり、"Weekend Song"で大歓声。興奮冷めやらぬ観客を、"Souvenir"で沈める手管はさすが。
(set list)
Miami 2017 / Somewhere Along the Line / Summer, Highland Falls / Piano Man /
5. Scenes From an Italian Restaurant /James / Angry Young Man / NY State of Mind /Traveling Prayer /Just the Way You Are / The Entertainer /You Are My Home/ Root Beer Rag/She's Got A Way/The Ballad Of Billy The Kid/ I've Loved These Days / Captain Jack / Worse Comes to Worse /Ain't No Crime /(encore1) Say Goodbye to Hollywood / Weekend Song /(encore 2) Souvenir

その2:Steve Winwood:8/21/88,Massachusetts

40分程度の音源。当然、非完全収録。放送用音源なのか、かなりバランスが取れた音質。
スティーブ・ウィンウッドのソロはほとんど聴いてない。トラフィックをちょろっと、程度。この年代なら緩さあるステージと推測したが、とんでもない。スタジオ録音のごとく、ホーン隊を含むバンドが整然と演奏し驚いた。

何が起こるかわからぬスリル無し。しかしキッチリとショーを構成する、ウィンウッドの完ぺき主義振りがよくわかる音源だ。
(set list)
Freedom Overspill /Put on Your Dancin' Shoes /Low Spark of High-Heeled Boys /Glad /While You See A Chance /Roll With It

その3:Elvis Costello & The Imposters 5/6/07 The Fillmore, Denver

最新仕様のコステロ。1時間45分にわたり、30曲近くを次々と歌い継ぐ。冒頭1曲目が切れる音源で、完全収録と言えないのが惜しい。
くっきりとバンド・サウンド。さほど目新しいスタンスは無く、ひたすら横綱相撲なコステロが聴ける。ネットのセットリスト情報では、数曲が不明。聴き覚え無いが、新曲?

キャリア横断な選曲も良し。"Alison "では観客に歌わせるサービスも。スピーディさと安定が両立した。
コステロは好きだから楽しく聴けるが、明確に新たなる一歩も欲しい。アンサンブルがまとまったアレンジは聴き応えあった。
(set list)
? /Welcome To The Working Weak /Shabby Doll /The Beat / Lovers Walk / Less Than Zero / Strict Time /Big Tears /Clubland / Beyond Belief /Shallow Grave / Alibi / ? / Watching The Dectectives / American Gangster Time / Lipstick Vogue>American Girl tease>Lipstick Vogue / Riot Act /(Intermission) (I Don't Want To Go To) Chelsea / Uncomplicated / The Imposter / Alison / Man Out Of Time / Can You Hear Me Now / Radio Radio / All I've Got To Do (Beatles) / Hey Bulldog (Beatles) / Pump It Up / Dissolve / What's So Funny About Peace, Love And Understanding
2007年05月17日 23時54分31秒