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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

あわわわ。
ブートがごっそり載ってるサイトを見つけ、サルのように落とす毎日。このところDL失敗が多し。もしかして管理人に気づかれ、妨害されてるのかも。

しかしあまりに膨大なロック関係(一部、ソウルやジャズもあり)のブートで、どうしても誘惑に負けてしまう。ぼくの落とし方でが、ごっそり引っこ抜けない。ちみちみとリアルタイムで引っぱる。よって、しこたま時間かかる。今までに20公演分くらいかな。

聴く時間が欲しい。夜を徹して聴きたいが、睡魔に負ける。ああ、ナポレオンよ。寝ずにすむ方法を教えてくれぃ。

今日、"ハンニバル・ライジング"を見に行く。"羊たちの沈黙"をはるか昔に小説で読んだだけ。"レッド・ドラゴン"や"ハンニバル"は未体験。楽しめるんかいな、と思ったが・・・。とりあえずストーリーがちんぷらかんぷら、ってことはありませんでした。

しかし日本要素が中途半端に入り、腰が砕けそうになる。あれは大真面目にやってるんだろうか。日本をバカにしてるんだろうか。しばし悩む。
エンド・タイトルで"ケンドー・アドバイザー"みたいなクレジットあり。二人いて、両方ともフランス人っぽい名前だった。せめてさあ、そのくらい在仏邦人つかうとかさあ。
さもなきゃ、潔く中国でいいじゃん。青竜刀振り回すとか。

今夜のBGM:Van Morrison"Star of The County Down"(2007)
 07/3/17、アムステルダム公演より。ヴァンは来日してない大物ミュージシャンの一人。飛行機が嫌いだって理由を読んだことあるが、単に日本が嫌いなだけじゃ、とひそかに思ってる。それじゃアメリカには船で行ってるんだろか。

当日のセットリストは以下。唐突に始まる"ドミノ"が違和感あった。約1時間半のステージ。日によって、かなりアレンジを変えてそう。結構この日は代表曲連発っぽい。

It's My Own Business /Bright Side Of The Road/Enlightenment/Days Like This/Wining Boy Moan/Stranded (w Sleepwalk)/Cleaning Windows/Real Real Gone/Foggy Mountain Top/Domino/Raglan Road/Have I Told You Lately/Playhouse/Moondance/Saint James Infirmary/Wild Night/Please Don't Go/Star of The County Down/Brown Eyed Girl/Gloria

フィドルが加わり、ずいぶんC/W寄りのアレンジを採用。ところどころに挿入されるバラードがしっとりと沁みる。これはチーフタンズと共演した"Irish Heartbeat"(1998)に収録。フィドルやホーンにより、ゴージャスなアレンジで盛り上がった。ライブを聴きたいなあ。
2007年04月30日 20時31分54秒
ホルンな夜。
日帰り出張。
DCPRGの解散を受けて、今日の日記はDCPRGの新譜について感想を書こうかなあ、とi-PODで聴き始める。しかしどうも、こないだ入手した"Zappa plays Zappa"のブートへ興味がいき、ずうっとそっちを聴いていた。

ボッジオとヴァイが参加した2006/10/19カンサス公演。思ったよりアレンジをオリジナルから変えてて嬉しい。メドレー形式も親父譲り。
しかしテンポが遅めなのが多くて残念。ライブを繰り返すごとにテンポが上がっていくのがザッパの真髄!と思ってるのはぼくだけだろうか。

"モンタナ"で歌詞の都市名を"カンサス"へ変えて歌ってた。しかしイントロのドラムのフレーズが単なるスネアのロールに聴こえ、むっとする。手抜きだー。タム回ししろぃ。

以下はネットで見つけたセットリストと、wikiから引っ張ったメンバー。ご覧のとおり、結構マニアックな選曲です。


Set I
Andy, Call Any Vegetable, Who Are The Brain Police, Can't Afford no Shoes, Pygmy Twylyte, Idiot Bastard Son, Cheepnis, I'm The Slime, Pound For A Brown, Don't Eat the Yellow Snow, St. Alphonso's Pancake Breakfast, Father Oblivion, Inca Roads

Set II
I'm So Cute, Tryin' to Grow a Chin, Advance Romance, Punky's Whips, The Black Page #2, Peaches en Regalia, Montana, Village of the Sun, Echidna's Arf (of You), Zomby Woof, Black Napkins, The Torture Never Stops, Trouble Every Day, Regyptian Strut

Encores: Trouble Every Day, Hungry Freaks, Regyptian Strut

Dweezil Zappa - guitar
Aaron Arntz - trumpet & keyboards
Scheila Gonzalez - saxophone, flute, keyboards & vocals
Pete Griffin - bass
Billy Hulting - marimba, mallets & percussions
Jamie Kime - guitar
Joe Travers - drums & vocals

今夜のBGM:Arkady Shilkpoler"Virgin Ocean"(1996)
 先日、渋谷で聴いたロシア・ジャズのイベントで気になったミュージシャンの一人。シルクロペル、と言ってたかな。表記はロシア文字だと思うが、むりやり英語で書いてます。ごめん。注文したCDが今日、到着してた。

 超テクニシャンなホルン奏者。前衛ジャズだけでなくクラシックも演奏と言ってた気がする。これはアルバム"Hornology"に収録。イベントで見た映像では循環呼吸も使い、ぐっと力強い印象を受けた。
 本盤はサウンドスケープっぽいアプローチ。チル・アウトに似合いそう。まるでシンセのような響きで、ホルンが甘く響く。

 多重録音かな。風のように高音が響き、ふくよかな主旋律がゆったり。出張帰りの頭が穏やかになってゆく。
 明日、仕事しなきゃいけないかも。けれどそんなの、どうでもよくなっていく。
2007年04月28日 00時32分00秒
会社には内緒ですよ。
午後に半日休暇をとる。半休は午後がいいね。午前休で寝坊もいいが、半ドンで仕事を終わらせ、遊びに行くのは開放感が一杯。いろいろとやりたいことがあった。
帰りにふとマンガ喫茶が目に付き、寄ってみる。・・・失敗の始まり。

何冊か読んで、物足りない。ふと"代紋TAKE2"に手を伸ばす。・・・失敗その2。

このマンガ、前に読了。終了間際で内戦状態の派手なドンパチになる、破天荒な展開が面白かった。何冊か読み始めたら、止まらない・・・そのまま読み続け、30巻ほど読んだところでタイムアップ。

・・・おれの休暇がぁ!やりたかったことがぁ!

あと、続きを再読したい。"代紋TAKE2"は全62巻。また行かねば。
そのあとは緑化計画を聴きにアケタへ。楽しかった♪
2007年04月25日 23時31分08秒
うららら。
今日は一日、事務所で書類仕事をあれこれ。ガムを噛みまくってた。タバコ吸いに行く時間が惜しい。机の上で吸えたらいいのにな。
がぶがぶガムを噛んでると、なぜか腹がへらない。これって、ダイエットにならんものか。

今夜のBGM:Nusrat Fateh Ali Khan"ムハンマドよ、私をマディーナへ呼びたまえ"(1988)
 寛ぎたくてヌスラット・ファテ・アリ・ハーンを引っ張りだす。カッワーリーはほとんど知らないが、ぼおっと聴いてると和む。1988年にパリでのライブを収録の"究極のパリ・コンサートVol.3,4&5"に収録。オコラ盤の日本版で聴いている。マスタリング・レベルがずいぶん低い。時代だな。

 リアルタイムでヌスラットは聴いてない。つくづく惜しいことをした。その後に興味が出てCDをあれこれ買い、さらに今はライブでアラブ系の音楽へも興味が出てきた。
 今の耳で改めて聴くとコブシの唸りはじんわり来て、勢いは怒涛さに惹かれる。ライブを見たかった。
 この曲は30分にもわたって続く。振り絞る野太い歌声の濁りがスリリングだ。群唱と掛け合いのアレンジも興味深い。ほとんど即興かな。どうやり取りしてるんだろ。ライブを見たい。カッワーリーって、今はライブやってるかな?
2007年04月25日 00時15分54秒
ブートレグ。
ブートについて、とても書くのを迷う。ライブの同録から西新宿まで。さまざまな非合法音源が溢れてる。ぼくは正直、ブートを毛嫌いしてない。値段さえ折り合えば、買うこともある。

ミュージシャンの立場からしたら、ブートはNGだろう。「ライブで無断録音することは、レイプと一緒だ」と語った、Beatleg誌のロバート・フリップへのインタビューが今でも頭の片隅に残っている。
聞き手の立場では、公式音源以外のアウトテイク、いけなかったライブの音源、どれも聴いてみたい。わがままなのはわかってますが。

ブートの道へ進むと、本当に時間がいくらあっても足りない。あるミュージシャンをとことん追いかけるのは、その人の人生を追いかけること。
たとえば。差しさわりの無いところで、グレイトフル・デッド。公式音源を聴いて、ライブ音源を追いかけて。それぞれをとことん聴きこんだうえで、他の音楽をあれこれ聴くのって、物理的に可能なんだろうか。山のような音源を目の前に、ふと考えてしまう。

今夜のBGM:Phil Spector"Be my baby(Recording Session)"(1963?)
 さんざ前振りしたのも、この音源について書きたかったから。あるサイトからDLした。音源自体は前から出回ってるものだろう。10年くらいの新春放談で話題に出た記憶あり。
 聴いてみてぶっ飛んだ。おっそろしく音質が良い。音切れや音飛びの箇所はあるし、編集もあやふや。しかし活き活きした音色で、エコー成分が少ないだけ、細かな部分も聴き取れる。

 ロネッツのヒット曲、"Be My Baby"のレコーディング・セッションを収録。15テイクから31テイクまでが30分弱で次々続く。みゃーみゃー甘い声の指示がスペクターかな。
 トークバックも入ってるが、ぼくの英語力では何を言ってるか、イマイチわからない。テイク番号を言うのはレスター・シル?
 レコーディング時の仮題は"My one and only babe"だったと初めて知った。

 15テイクから19テイクまでは長短あれこそ、中断で終わる。19テイクの前でドラムに注文出すスペクター。20テイク目で初めて完奏、エンディング部分のみ再演。ハル・ブレインのフィルがすさまじくカッコいい。すでに薄くエコーが乗り、スネアの響きが心地よかった。
 カウントだすのもハルだろう。同じ曲をやるのにうんざりなのか、いまひとつダラダラした雰囲気が伝わる。このセッションはレッキング・クルーのはず。ギターはトミー・テデスコやバーニー・ケッセルか。セッションの合間に、極わずかギターをさらっと弾く音も。

 21テイクからはテンポが上がる。どんどん中断され「早すぎる」とスペクターがクレームをつける。25テイク目でコーラスが加わった。同録かな?なぜかこの曲で演奏が左、歌が右のステレオ状態に。それ以外のテイクはモノ。もちろん。
 25テイクは二つあり、後者はインスト。カスタネットを増やした気がした。

 26テイク以降はキーが変わる。「E♭だぞ。わかってるな」とトークバックが伝えた。テンポをあれこれ買え、33テイクまで。
 ここで完奏され、コーラスやボーカルが乗ったテイクに変わる。仮歌っぽい。このテイクが2テイク。最終OKテイクは無いまま終わる。結局、OKテイクのオケは33テイク目かな?
 ハルのフィルでテイク番号はわかるはず。そこまで聴き比べてないけれども。

 ちなみに同一音源で"Baby I love you"のレコーディング・セッションも。テイク1からあり、テイク3での演奏が素晴らしく豊潤。スペクターが「トゥー・マッチだ」とぼやくほど。
 こういう音源はやはりきっちり聴きたい。スペクターの判決が決まって、そのうち公式リリースされないかな。
 そういえば。"Be my baby"歌ってるのって、ロニーだっけ?ダーレン・ラブだっけ?そこらへんの事情をすっかり忘れてしまった。
2007年04月23日 23時02分03秒
ロシアン・ジャズ
ロシアのジャズを紹介するイベントを聴きに、渋谷へ行く。ばったり忍豚さんらとお会いしてびっくり。
なお夕飯のあと、別の映画を見に行く予定だった。ところが飯食ったら疲れがどどっと・・・タワレコ寄って、とっとと帰っちゃいました。

"ロシア・ジャズ再考 COOLファンタスチカ&HOTロマンチカ"
http://www.anewcityguide.com/list/4718

1990年、ロシア、アルハンゲリスクでのイベントを、鈴木正美(新潟大学教授/ロシア・ジャズ研究家) がプライベート撮影した映像を元に、さまざまなミュージシャンを紹介する企画。今後、本シリーズは継続して行われるようだ。
フロアは満員で立ち見出るほど。すごいな。

冒頭にロシアのジャズを定義。バップを下敷きに民族性や演劇性を盛り込んだのが、ロシアの前衛ジャズらしい。前半はオーソドックスなジャズを紹介。淡々としゃべりが体にしみこみ、つい舟をこいでしまう。ないしょですよ。
サウンドが前衛的になって、目が覚めてきた。

観客席を練り歩くフリージャズ、宗教性を漂わすアカペラ・アヴァンギャルド、完全フリーなコンボらが次々登場。多様な音楽性を懐深く受け入れる、アルハンゲリスクのイベントを司会者らが絶賛する。

正直なところ、内なるナショナリズムを抑えるのに最初は集中していた。
彼らが「ロシアジャズ最高!日本のジャズはダメ!」と決め付けたら、すさまじく反発してたと思う。
上の例に対してなら、日本にだって渋さ知らズもズビズバも、黒田京子トリオやアルタード・ステイツだって・・・もっともっと一杯、いろんなジャズあるんだから。FBIだってある。

しかし思い込みは杞憂。単純に「ロシアジャズは面白い」と、シンプルなテーゼで、次第にのめりこんだ。
率直に言うと、少なくとも今日流れた音楽からは、ロシアの独自性は気づけなかった。
たとえばシルクロペル、たとえばサインホ。個々のミュージシャンの才能による特異性や凄まじさは、無論ある。けれどもそれは地域性じゃない。

ロシアならではの個性ってなんだろう・・・と考えながら聴いていた。
若干感じたのは、クラシカルなアンサンブルを盛り込んだ点か。ほぼ全員が、リズムに軸足を置いてなさそう。コンボ編成ですら、ビートの縦線ががたがたに聴こえてしまった。損傷あるテープだし、ぼくの耳の印象だから断言しませんが。

つぎつぎに取り出される露メロディア盤のLPジャケットに惹かれる。かなり紙質はぺなぺなっぽい。
1990年と言えば16年前。思えば遠くへ来たもんだ。会場のデザインやテレビ機材に時代を感じる。16年前の機材って、あんなにしょぼかったっけ?

ロシアのジャズとひとくくりにしちゃうと、膨大なミュージシャンの蓄積がある。どの国にも負けず劣らず、多様性や深みがあるだろう。あれだけ広い国土なんだから。
世界は広く、まだまだ面白いものは一杯ある、と改めて思ったひと時でした。

今夜のBGM:Sainko Namtchylak"Old Melodie"(2000)
 サインホ・ナムチェラクはトゥバ出身の女性ボーカリスト。「6オクターブの声域」と今日のイベントで紹介され、ハイトーンを響かせるのかと先入観を持った。映像始まると、極低音のホーメイを怒涛でぶちかます。めちゃめちゃ面白かった。

 本盤は早速帰りに買った1枚。2000年にPonderosaレーベルからリリースの"Stepmother city"に収録。
 アメリカからネッド・ローゼンバーグが参加。ほかはロシアのミュージシャンかな?コンボ編成だが、ポップスよりや音響系寄りなどさまざまなアプローチで迫る一枚。聴きやすい。

 これはまさに今、BGMで流れてる。サインホが喉を思い切り軋ませると、打ち込みの静かなビート。滑らかに美しいメロディを、高音で歌声がくすぐる。尺八みたいな木の笛がオブリをいれ、シンセが漂う穏やかにまとめた。この曲だとアヴァンギャルドな側面は控えめ。
 本盤の別の曲では、サインホがハイトーンで叫ぶ場面もあったな。
2007年04月22日 21時06分22秒
"腐女子"が変換で出てこない。
となりの801ちゃん」を読む。

一こま〜数こまマンガ。801ちゃんの彼によるブログを書籍化したもの。オタクである著者が腐女子な彼女の動向をギャグで描く。
噛みあいつつも、すれ違いなさまが面白かった。ネタは新しすぎて、ピンと来ないのはやむをえない。それを補う、脚注のさりげないコメントもナイス。

しかし一ページ1作品、スカスカの構成が残念。もっと作りこんで、活字やマンガぎっしりにして欲しかった。オリジナルのブログも見たが、文章も面白いじゃない。

仕事の合間で本書を作るには、そこまで手が回らなかったか。
しかし一過性のブログ本ブームで出版に至るより、じっくり作るほうが書籍化なら意義あると思う。さらっと読むための編集なのか。でも、このボリュームで1000円はちょいと高い。
2007年04月21日 12時11分57秒
スペクターと英単語。
フィル・スペクターの殺人容疑の裁判が、ようやく開廷するらしい。まだ始まってすらいなかったとは。詳細はこちら

12人の陪審員が選ばれ、4/24週に開始。予備審問(Voir dire)を4/16から初めて、やっと終わったのかな。
スペクターの写真が上記リンクに載ってる。すっきり痩せ、往年の面影あり。
どういう結果であれ、とにかく早期に決着ついて欲しい。

何で裁判開始に時間かかったのか。検索したら米wikiの記載を見つけた。

事件あったのが03年の2月3日。起訴が同年11月20日。
裁判のテレビ中継を許したことで、幾度も延期になった・・・らしい。英語でよくわからん。
スペクターは百万ドルの保釈金で自由の身だが、既に4回くらい弁護士変えてるのが、いかにも、だ。法廷証人にハル・ブレインやニノ・テンポが選ばれる可能性もあるようす。二人ともまだ、スペクターと付き合いあったんだ。

興味ある記事だから、ネット辞書と首っ引きで読む。法律関係の言葉はまったく知らず、よけい読むの大変だった。
"Trial"で"裁判"をさすと初めて知った。いまひとつ、言葉に重みが・・・。
スポーツや新製品のテストなんかで"トライアル"って言葉を使うイメージが、ぱっと頭に浮かんでしまった。いや、ぼくが英語に文句つけるのはおかしいのだが。

陪審関係の単語でJuryとJurorとあり、違いがいまひとつ不明。
辞書の記載から推測すると、陪審員(団)や"陪審"制度が"Jury"で、一人ひとりの陪審員を"Juror"と呼ぶのかな?むー。わからん。
2007年04月21日 00時32分33秒
ほやんぽやん。
来週は忙しいような暇なような。暇だといいなあ。あとまだ一日、残ってるって。
仕事の移動中に音楽を聴く。厳密に言えば、サボってることになるんだろう。最近はちょっとバタつき、移動中に聴く事が多い。

ミキシングの関係で、i-podで楽しい音楽といまいちなものがある。
端正なミックスでは低音が聞こえず、どかんとぶち込まれたら音がこもる。安物イヤホンじゃしかたないのだが。

イコライザで補正してみる。しかし音割れする場合もあるから始末に困る。グライコついてたらいいのかな。周波数特性をいじるほど、音響知識は無いのだが。

今夜のBGM:Luke Temple"Old New York"(2004)
 i-podをくるくる操作してきて、ふと聞いてみる。いいじゃん、これ。
 トラッドだっけ?ポップスのようにも聴こえる。
 帰って自分のHP検索して、やっと思い出した。今年の1月、塔のクリアランス・セールで買い込んだ一枚じゃないか。どばっと買うと、何がどれだか判らなくなるな。

 シアトル録音、白人SSWの1st"Hold a match for a gasoline world"。邦盤はP-Vineからリリースされた。謳い文句ではエリオット・スミスに例えられた。ドラムはクリッターズ・バギンのマット・シャムバーレインがつとめた。するとジャム・バンド系と交流あるのかな。
 
 芯を抜いた頼りなげな歌声で、甘くメロディを紡ぐ。アコースティック色を残したアレンジながら、ハーモニーの重ね方はソフト・ロックへ通じる。いわば、ごった煮。好みのタイプだ。ポール・マッカートニーを連想する、滑らかで浮遊感あるメロディが心地よい。
 
 この曲はコーラスのアレンジが好き。リバーブをうっすらかけて、一人多重録音で甘厚く包み込む。シンプルなアコギのストロークが基調で、ピアノが骨格とオブリをつとめる。
 つぶやくような節回しの歌声がすんなりと耳へ馴染んだ。
2007年04月19日 23時15分49秒
飛行機i-pod。
出張。飛行機で移動は嫌いじゃないが、機内でヒマになるのが玉に瑕。実際はたいがい、居眠りしてます。今日はi-podで聴きたい音楽あり、わざわざ手元に用意した。
ところが離陸終わるまでは、携帯プレイヤーは使用不可。

しかたない。水平飛行までぼんやりするか、と目を閉じる。

気がついたら着陸。意味が無い・・・。

今夜のBGM:泉谷しげる"起死回生"(2001)
 ライブ盤"起死回生"に収録。2001/5/24に初台DOORSでライブ録音された。泉谷しげるはしばらく前より、自主レーベルで活動してるらしい。その第一弾が本作。
 アコギ一本で弾き語りのステージで、観客との罵倒コミュニケーションもふくめた、貫禄な様子の快演だ。極初期の曲を立て続けに演奏し、新曲5曲を後半に持ってくる構成。

 当時の新曲群はアコギ一本では収まらぬ、野太いスケールの大きさを感じさせた。本曲は威勢のいいロック。サビではかすれ声シャウトを飛ばす。声域何するものぞ、って勢いが気に入って、繰り返し聴いていた。
 初期の"地球がとっても青いから"(1972)から通低するセンスだと思った。泉谷のライブは未体験だが、もしかして最初からの持ち味なのかな。
2007年04月18日 00時26分48秒
BGMのみの日記。
特筆するネタも無いので、BGMのみで日記のお茶を濁してみる。

今夜のBGM:The Kings"Surrender"(?)
 ドゥ・ワップ。P-Vineから92年に出たコンピ"Gotham Doo-Wop Stars"に収録。吹き込み年度のクレジットが無いが、50年代らしい。
 ライナーによるとゴーサムとは主に、アイヴィン・バーレンがフィラデルフィアで稼動させたレーベル。キッズ・グループを得意にしたのかな。
 キングスはボルティモア出身でジャックスやハーレム、MGM・レーベルで吹き込みあり。ゴーサムではシングル1枚残したという。

 "Surrender"は未発表曲。力強いバラード。サックスがぶおんっと低音を吹き、ピアノなどのコンボ編成みたい。コール&レスポンス形式で、リードに対しファルセットが応える。
 リードは歌詞の語尾を歌い上げず、きゅっと捻って締めるのがユニーク。
 ハーモニーがじわっと広がる。分厚くは無いが、着実な響きに和んだ。エンディング間近でいっせいに白玉で雪崩れる箇所がカッコいい。音楽はいいなあ。
2007年04月17日 00時01分23秒