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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

ほうほう。
今日は寒い〜。朝は大雨で大風。傘を飛ばされそうになりつつ、出勤。午前中、外出時には既に雨はやみ、打合せ先に到着時に残ったのは大風のみ。えっらい寒かった・・・。
結局傘は10分くらいしか使ってないぞ。納得いかんのう。

打合せをしていて、抽象的な概念説明や方針を依頼するときに2種類のタイプがあると、改めて思う。「なぜならば」と根拠を説明する人。「たとえば」と例を挙げつつ説明する人。

ぼくに限って言うと、圧倒的に後者。それが興味深ければ、実のところ理由はどうでもいい。手段のためなら目的を選ばないので。

打合せしながら「この方法論で『説得術』ってビジネス書でも書けないかなあ。書いたら印税で大儲けできないかなあ」と、白昼夢へふっと入る。仕事に集中しろって。
2007年03月30日 23時35分10秒
調律ぽろろん。
ぱらぱら本を読んでて、調律の話が目に留まる。クラシックの世界では複数の調律法があり、こだわって選ぶ奏者もいるとか。
「純正律」のほかに、「ヴェルクマイスター」とか「ナイトハルト」とか「キルンベルガー」とか、色々あるそう。知らなかった。

試みに検索したら、こんなサイトを発見。
「MIDIによる調律法聴きくらべのページ」
http://s4.in12.squarestart.ne.jp/

midiファイルを使い、各種調律方法で同一の曲を聴き比べする趣向。
まず、ごっそりと調律方法があるのに驚いた。一口に「ヴェルクマイスター」と言っても、第一技法から第四技法まであるようだ。

早速聴き比べてみる。
・・・わからん。

音程が微妙に響き違うのが、ところどころ「わかるかなあ・・?」くらい。むー。こういうのを聴き分けるには訓練あるのみか。
「うーん、この調律はヴェルクの3番か。イマイチだね。曲の魅力を暗くしちゃってる。メルセンヌなら映えるだろうに」
って、言えるようになったら、どんな音楽生活がまっているのやら。
下手に使うと、あまりに衒学めいてくるけれども。
2007年03月27日 22時22分49秒
ほくほく。
買いました。泉谷の10枚組ボックス。ジャケットが「カラーコピーかい!」ってくらいショボいのが難点。デザイン的にはイマイチだなあ。ボートラもないし。
しかし音楽は泉谷。とりあえず通勤中に聴いてました。

さて。菊地成孔のマネージャーによるブログ情報。
http://ameblo.jp/naganuma/entry-10028977654.html

6/16(土)菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール:九段会館公演決定だそう。わお、土曜日か。行きたいな。チケット取れるといいなあ。
副題は『夜のみだらな鳥』。ドノソか。むかーし読んだ記憶あるが、内容はさっぱり覚えてない・・・。

ラテン・アメリカ文学は難解ってイメージがどうしてもぬぐえぬ。
筒井康隆の日記に影響されて、学生時代にあれこれ読み散らかした。内容は一冊たりとも覚えてないけれども。
2007年03月26日 22時27分58秒
あうう。
なんとなく泉谷しげるが聞きたくなって、アマゾンを検索してみた。ボックスが出てるんですね。知らんかった。

泉谷しげる10枚組BOXセット「黒いカパン」(DVD付) [Limited Edition]

フォーク時代の再発かと思ったら、がっつりロックな80年代の作品まで。エレック、フォーライフ、ワーナー、ポリドール、ビクターと各時代を横断する代表的な盤が選ばれた。

しかも全てリマスター。ボーナスは泉谷の自主レーベル発売の「起死回生」(2001)<2001.5.24.「TheDOORS」ライブ音源>と、「NO SELF-CONTROL/泉谷しげる、学園祭で吠える」(1989)のDVD。
これはいい。買っちゃおうかなー。

"4 spirits"ってマンガが好きで、泉谷に興味を持った。"翼なき野郎ども"は大好きな曲。"'80のバラッド"(1978)はずいぶん聴いた。
特に思い入れあるのは、リアルタイムで聴いてたLozer時代。特に"IZUMIYA SELF COVERS"(1988)かな。
でも、初期のフォーク時代はまったく聴いたことないのです。

ちなみに10枚組の収録盤は以下の如し。
"泉谷しげる登場"1971年:エレック
"春・夏・秋・冬"1972年:エレック
"光と影" 1973年:エレック
"黄金狂時代"1974年:エレック
"家族" 1976年:フォーライフ
"'80のバラッド" 1978年:ワーナー
"都会のランナー" 1979年:ワーナー
"ELEVATOR" 1984年:ポリドール
"吠えるバラッド" 1988年:ビクター
"IZUMIYA-SELF COVERS" 1988年:ビクター
"起死回生" (ボーナスCD)
"NO SELF CONTROL"(ボーナスDVD)
2007年03月23日 22時55分56秒
ディスコグラフィーが読みたい。
佐藤允彦+筒井康隆の"デマ"(1974)が再発されると知った。
本盤は筒井の書き下ろし(当時)に佐藤允彦と市原宏祐が音楽をつける企画盤で、当時は生原稿のコピーも掲載されたらしい。
佐藤允彦はがらん堂(+翠川敬基、田中保積)で参加。うおー。こんな盤あったんだ。買おう。

さらに今日、急にバッハが聴きたくなってタワレコへ。ついでに棚をちろちろ見てたら、山本邦山(尺八)"銀界"(1970)の廉価版が、"タワレコ・ヴィンテージ・コレクション”の一環で再発(1000円。安っ!)を見つける。少なくとも2度目のCD化。
競演は菊池雅章、ゲイリー・ピーコック、村上寛。こんな盤も当時出てたのか。知らなかった。

日本のジャズは最近、あれこれ再発されてる。痛感するのが、まとまったディスコグラフィーがネット上のどこにも見当たらないこと。書籍ですら出てるか、よく知らない。
したがって後追いの身として、全貌がわからない。当時、どんな盤がでてたんだろう。再発ラインナップを見るたび、初めて知ることばかり。ほんの30年前くらいのことなのに。

もし自分でやるならば。結局頼りになるのは足で探すことと、原典にあたること。すなわち当時のジャズ雑誌やLPを中古盤屋の入手だろう。コレクター気質ある人なら、そこまでやるんだろうな。
そこまでのマメさが無く、アナログ盤を買わないことにしてるため、方法論がわかってるのに何にもしてません。ううむ。

このまま再評価が進んでマーケットが成立したら発表されるかなあ。過去の蓄積は後追いでも追体験できるようになってほしい。
2007年03月21日 18時57分54秒
ぺらぱら。
菊地成孔「聴き飽きない人々」を読む。
出版済みの「ロックとフォークのない20世紀」からカットされた対談を復活、アフリカ音楽の語りおろし、さらに自らの発言へ追記をくわえるという、いろんな意味で荒業な本。出版に至ったことがまずすごい。

以前の本と読み比べまではしてない。しかし単独で読んで面白かった。むしろ対談本として、こっちのほうが楽しめるかも。

ミュージシャンによる音楽話を読むのが好きだ。たとえば大滝詠一と山下達郎の新春放談。ラジオだけど。評論家のように厳密にならず、かつ専門性を持った視点での発言が本当に興味深い。
あの二人の会話は、評論家以上に細かくて詳しいけれど、それはさておき。

彼らの会話だと、レコーディングの観点に着目した視点が面白かった。
ベルモンツの"ドナ"だったかな?再発版でクラベスかなんかが足されてることに言及、オリジナル盤を聞かずにマスターからミックスすることへの警鐘をならしたような・・・気がする。すげえいいかげんな記憶ですが。

さて、菊地成孔。彼ばコード進行など楽典の視点で語るのが、独特で面白い。萩原健太もレココレでコード進行など踏まえながら語るが、違った興味深さある。自分の知識として楽典はさっぱりだけど、なんか記述に惹かれる。

本書で菊地はアフリカ音楽を「どんどん買って、リズムがカッコいいもの以外はどんどん捨てちゃう、みたいな」聴き方をしたという。
ふと、サラリーマンがビジネス書を読む感覚に近いな、と思った。
快感原則での選別表現をしているが、実際には楽理の視点もあるのでは。
こういう聴き方も面白そうだ。知識と聴き分ける耳が欲しいのう。

自らの音楽をとことん追及した本も書いて欲しいな。前に日記に書いたかもしれないが。ティポグラフィカの楽譜を載せて、今堀+菊地+外山による分析を加えた鼎談本とか。
出たらぜひ、読みたい。
2007年03月20日 23時35分50秒
編集おみごと。
ふらふらネットを検索してて、大瀧詠一"君は天然色"について語ったページを見つけた。
大瀧はさまざまなポップスを引用し1曲に仕上げてるのは、ファンならよく知るところだと思う。60年代ポップスを聴いてて、ふとメロディが耳に止まり膝を打つのも楽しい。

このページで興味深かったのは、"君は天然色"のイントロ〜Aメロ部分まで、引用元を1曲のmp3にまとめてアップしたところ。
今はこんなこともできるのか。

ちなみにイントロ〜Aメロで繋がってるのは次の3曲。
イントロ前半:Honeycombs"Colour Slide"(1964)
イントロ後半:ROY WOOD"SEE MY BABY JIVE"(1973)
Aメロ:Gary Lewis & the playboys"Everybody Loves A Clown"(1965)

Aメロ引用元は何かで読んでたが、イントロも下敷きあったとは知らなかった。しかも2曲も。
ちなみにサビの部分も、Honeycombs"Colour Slide"が下敷きですね。もう一曲、同じくハニカムズの"Have I The Right"の影響も、本ページでは触れられています。

で、mp3が置いてあるページはこちら。編集が見事です。
http://www1.odn.ne.jp/aaa55210/personal/music/color1.htm
2007年03月19日 23時06分26秒
すっぽんっ。
インナーイヤー型のイヤホンを、i-podでは使ってる。昨日、仕事帰りにかばんから取り出すと・・・・片方、耳に入れるカバーの部分がないやん。カバーなしで耳にぶっさしたら痛そうだしなあ。

昨日会社を出た時間は、すでに店が閉まってる。今日も帰ったのが10時半頃で店は終わり。明日だな。

i-podを持ち歩いてても、常に聴くとは限らない。しかし「聴けない」となると、なんだかとっても、もどかしい。はやくイヤホン買わなくちゃ!

今夜のBGM:廣木光一&渋谷毅"ファランド・ジ・アモール"(1998)
 ジョビンの曲。アルバム"So Quiet"に収録。ぼくが知る限り、この組合せでは唯一のアルバム。
 ギターとピアノのからみがとても美しい。渋谷毅のピアノはなぜこういう風に、粘っこく甘く響くんだろう。彼独特のタッチだ。寛げる。
 廣木光一のギターはつぶやくように、かっちりとフレーズを紡ぐ。

 この二人が、ずっとデュオのステージを積み重ねてるのかはよく知らない。しかし、アケタの店で4/25(日)にデュオのライブをやる。うおー。聴きたいなあ。
2007年03月16日 23時57分51秒
ふと読んだ本。
ヘソマガリ〜未到の日米同時株式公開を実現した新世代の経営感覚」(2000/峰岸和弘著/ ダイヤモンド社)を読む。

00年2月に米Nasdaq並びに東京マザーズへ同時上場を果たした企業、クレイフィッシュ。パワフルな上場までのエピソードを軸に、ベンチャー企業を目指す人へポイントを語る。小説仕立てとインタビューを元にした記述、さらに章ごとのポイントを整理したコラム。ビジネス書より読み物としてとっつきやすく、楽しく読めた。

 現時点のクレイフィッシュは社名を「e-まちタウン」に変更。米Nasdaq登録廃止し、ハードウェア事業の撤退、ソフトウェア事業の営業譲渡と波乱の人生をたどる。上場時の社長をはじめ経営陣は総交代、株価も上場時の1株1500万円から大きく下落、現時点では1株47万円にまで落ち込んでいる。・・・ビジネスは、厳しい。

設立当時のクレイフィッシュ社長、松島庸により「追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた」が02年に書かれている。
何が起こったんだろう。こちらも読んでみたくなった。当時の村上ファンドが関与してたようだが。

ちなみに松島庸は05年の段階で香港へ移住。IP電話等を手がける投資会社の雇われ社長をしているらしい。ニュース・ソースはこちら
ビジネスは、厳しい。
2007年03月16日 00時40分34秒