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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

ちゃりり。
高千穂遥/一本木蛮の漫画"じてんしゃ日記"を読んでいる。高千穂遥がスキンヘッドにしたのもビックリしたが、かなりスリムなポートレートにも意外だった。しかしここまで自転車にはまってたとは。高千穂が単独で今年の4月に「自転車で痩せた人」なる本も出してるそうな。知らんかった。読もうかな。

さて、"じてんしゃ日記"。どうやら一本木蛮の書き下ろしみたい。高千穂のコラムもところどころ折りこみ、情報量ギッシリな漫画本に仕上げた。一本木のエッセイ漫画らしい、のんきなタイム感の一冊みたい。じっくり読もうっと。

体力の衰えを感じる今日この頃。自転車乗って運動が必要かなー、と思ってみる。かといって、ロードレーサーにあれこれお金投資して、自分にフィットした一台をつくろう、って方向に気持ちのベクトルは行かない。
そもそも実際に運動しようとすら、思わないんだけどさ。

今夜のBGM:The Originals"The Bells"(1970)
 モータウンのレア曲コンピ盤"Big hits and hard to find classics"(2000/英Spectrum)で聴いている。ほんのりスウィート・ソウルなタッチを踏まえ、途中でバリトンがぐいいっと割り込む。その対比がキモか。これってヒットしたのかなあ。ストリングスのかぶせかたも、モータウン式の熱いやりかたじゃない。あくまでも音像はやわらかく。
 クレジットがなくプロデューサーや録音メンバーが不明だが、もうLAにモータウンが拠点を移した頃かな。しかしアプローチはかなりフィラデルフィア系。いなたさがしみる。
2006年11月30日 21時40分43秒
ちぇけら。
無性にラップが聴きたくなり、通勤中にi-podでピート・ロックを聞いていた。"The Main Ingredient"はやっぱりカッコいい。ラップは詳しくないが、この盤は大好き。
トラックのメロディアスさもさることながら、ラップのリズミカルさが格別だ。ビートを細分しアクセントをずらし、グルーヴさせる。

電車の中でへいほー言いながら聴いてました。もちろん、心の中で。たぶん。

今夜のBGM:Facemob"Rivals"(1996)
 1stアルバム"The other side of the law"に収録。最近のラップを聴きたいと棚をあさってみたが、一番新しそうなのがこれ。ウータン以外で、だけど。これももう10年前だもんな。最近のラップはどんなだろう。聴いてみたい。

 ひさびさに本盤を聴いた。内容は全然記憶に無かったが・・・正直、つまんない。ビートが重たい一方で、ラップもなんだか野暮ったくて。そもそもなんでこの盤を買ったんだろう。覚えてないなー。コーラス・グループと間違えて買ったんだっけな?

 フェイスモブはスカーフェイスを中心に結成された5人組。スカーフェイスってのはゲトー・ボーイズのメンバーで、南部ヒップホップ・シーンでは鍵になるひとりらしい。フェイスモブそのものは1996年に結成。メンバーの出身州はばらばらとあった。
 2nd"Silence"をリリース後に活動を停止しているもよう。

 ちなみに彼らの経歴書いた記事で"the group had widdled down to three member"の記述あり。"widdle"って動詞、辞書に載ってないよ・・・。3人にメンバーを減らした、でいいのかなあ?

 なおこれはアルバムの実質、最終曲。ゆったりとリズムが刻むトラックの上で、付点を生かしたラップがグルーヴを出す。気持ちはわかるが、どっか泥臭い。彼らの個性、だろか。
2006年11月29日 01時33分30秒
CDを探してみる。
太田恵資と佐藤研二のライブを見る。ストレートに叩き込む、プログレなアプローチがかっこいい演奏だった。それ以外にも、アコースティックなアプローチやブルーズなど聴きものもたっぷり。面白かったー。

プログレは詳しくない。でも、たしかレコメン系のプログレがああいうタイプだったはず。たしか家にヘンリー・カウとユニヴェル・ゼロがあったはず・・・と帰って棚を探す。無い。こないだ、処分しちゃったか。

めったに聴かないから処分したんだけど・・・たまーにこういうことがある。無限に置ける棚が欲しいなあ。

今夜のBGM:Gentle Giant"Proclamation"(1974)
 それっぽいプログレってなんか無いかなー、と棚を探す。石窟寺院を聴きゃいいのかもしれない。帰りのバスでは実際、i-podで"SEKKUTSU JEAN"を聴いてたし。
 でも、ほかのも聴きたいじゃない。なんとなく。

 "Power and the Glory"に収録。ぼくが持ってるジェントル・ジャイアントはこれだけ。馬鹿テクのバンドってイメージあり。ライブでは各種の楽器を持ちかえし、コーラスも決めるという。DVDで様子が見られるが、今のところ未体験。聴きたい音楽、いっぱいあるなあ。

 イエスに通じる爽やかさあり。キーボードをバックにハイトーンのボーカルが歌い上げ、さくっとコーラスが入る。すらっと聴いてしまうが、変拍子なのかな。たぶん。
 雰囲気は明るい。タイトに刻むハイハットとベースのからみはあくまで滑らか。ユニゾンでベースとキーボードが進み、カウンターで複数のキーボードが別ラインを奏でるあたりが爽快。
2006年11月26日 23時43分44秒
ごろろろん。
朝起きたら、どうも腹具合がゆるい。思い当たるのは、昨日の昼飯。吉祥寺でかっらいカレーをバクバク食ったことか。ううむ。

常備薬として正露丸がある。しかしこれ、買ったのは数年前だ。
・・・飲んで、大丈夫かな。

今日のBGM:梅津和時"太郎さん体操"(1995)
 "大仕事アンコール’94LIVE"に収録。
 梅津和時は89年から"大仕事"と銘打ち、連夜ライブハウスへ出演するイベントを、現在まで行ってきた。驚異的なのは毎夜が別の顔ぶれなこと。集中力もさることながら、多彩な音楽性が無いと出来ない。
 自らのユニットだけでなく、セッションを幾度も行ったのが特徴。これがきっかけで出会ったミュージシャンも多いのでは。ジャンルを横断する梅津和時を語るのに、ふさわしいイベント。

 "大仕事"は最初、アケタの店で。そしてあちこち場所を変え、今はピットインでの"ブリブリ"と題されたシリーズへつながる。記憶が正しければ、アケタの店では一ヶ月間ぶっ続けで"大仕事"をやったこともあるはず。
 過去のライブがどの程度、音源として残ってるか不明。ぼくが知る限り、今までCD化されたのは2枚のみ。シャクシャイン"大雑把"(1992)と、本作"大仕事アンコール’94LIVE"くらい。

 いつの日か、過去の音源がまとめてボックスでリリースされる日を待ってる。
 贅沢は言いません。ささやかなモノがいいです。
 CD,300枚組くらいで。

 さて、この音源。94年の8月に青山マンダラでおこなわれた。セッションのメンバーはたまからふたり(滝本晃司、柳原幼一郎)に、翠川敬基(vc)と太田恵資(vln)を迎えた。
 作曲は梅津和時。軽快なクラリネットとバイオリンのテーマに沿って、柳原がおゆうぎの体操みたいな掛け声をかける。"パリの空の下で"や"オーバー・ザ・レインボウ"なども織り込み、即興(?)で語りを入れるユニークな曲。
 翠川のチェロを期待したが、ここでは僅かにバッキングをするのみ。

 耳をひかれたのは、中途で挿入される太田の語り。「天下麻のごとく乱れる戦国時代。越後の上杉謙信、甲斐の武田信玄、尾張の織田信長・・・」と続く。
 そう、これって太田が"ややっの夜"冒頭で語る原型だ。若干ぎこちないが「・・・曲者じゃ!ひっとらえろ!」まで続く。つまり完成形に近い。
 彼の語り、当時から練られてた台詞だったんだ。本盤を聴いて、初めて知った。
2006年11月26日 15時35分01秒
明暗。
レコ屋へ行くと、日本ジャズのレア盤が数百枚ほど放出あり。あれこれ買う。
嬉しい。

夜はライブへ。電車で遠回りしてえっちらおっちら帰るのが面倒で、途中からタクシー帰宅に決定。ところが途中で乗り換えたJRが人身事故だかでめちゃ遅れ。
一駅乗るだけなのにー。ちんたら待つのは本末転倒だから、そのまま駅から出ることに。
130円損した。悲しい。

今夜のBGM:Martin Tetreault/大友良英"Oleleans No.2/Astrolabe"(2005)
 2003年に二人が欧州でターンテーブルのツアーをやった音源が、4枚組ボックスで出た。当初はばら売りで3枚出ていたものに、同ツアーの未発表音源をCD一枚分追加したもの。
 電子ノイズが淡々と続くだけだが、素晴らしく刺激的。めっちゃ気に入った。

 全六公演の音源を細かくCD4枚に割り振っている。これは03年4月27日にフランスのオルレアンにて行われたライブより。2曲目に演奏されたらしい。
 きしきしと軋む音と、ハムノイズっぽい音がじわっと続き、盛り上がる。電子の風が足元から吹き上がり、空気を満たす。どこまで構成を意識しているかはわからない。
 物語性を排除した、ストイックなノイズへ耳を澄ますひとときが、なんだか贅沢な気分。
2006年11月26日 01時03分32秒
すぱっ。
公衆の場で、決闘することがある。
名誉も報酬も地位も得られない。しかし、やらねばならない。
今日も、戦いがあった。偶然に頼る一瞬のタイミングで始まり、素早さだけが鍵となる。
一瞬にして抜き、刺し、素早く引き上げる。それが、勝負。

場所は駅の清算機。素早く財布から定期を抜き、機械へ差し込む。偶然、隣に並んだ人と同じタイミングになることあり。いかに早く清算を終えるか。それが、勝負。

電子音が硬貨の挿入を促す。隣に負けるか。小銭をいち早く放り込み、すかさず清算券を抜き取る。
隣の人が小銭を探すのに手間取ってるのを横目に、すたすたと改札へ。

勝った。・・・今日も、無意味な勝負をしてしまった。

今夜のBGM:The 5th dimension"Learn how to fly"(1967)
 ふと聴きたくなった。これはシングル・ヒットじゃなくアルバム"Up,Up,and away"に収録された曲らしい。
 プロデュースはボーンズ・ハウが担当する前。彼はエンジニアのみを務めてる。アレンジはジミー・ウエッブ。この曲なんか、いかにもな甘いドラマティックな編曲だ。

 バックのミュージシャンはレッキング・クルー一派らしい。ドラムがハル・ブレイン、ベースがジョー・オズボーン。ギターがトミー・テデスコで、ピアノがラリー・ネクテル。文句ない布陣だ。ジミー・ウエッブもキーボードで参加してる。ホーン隊もいるが、誰が吹いてるんだろう。
 くつくつとつぶやくようなイントロから、サビの華やかな世界へ舞い立つ。気持ちいいねー。
2006年11月21日 00時01分47秒
ういーん。
目が覚めると、空気がきいんと寒くなってきた。空気が乾燥して、喉が渇く。風邪に注意じゃ風邪に注意じゃ。
昨日は仕事の合間の移動中、本を読もうと思ってた。

ところがちょっと固めの本なので、いまいちのめり込めない。結局ほったらかして、i-podを聴いたり漫画雑誌買ったり。なんか間違ってる気がする。

時間を濃密に使いたい、と強烈な願望がある。一分一秒を無駄にしないで使いたいな。
けれどもつい、リラックスして無駄な行動をしてしまう。
たとえば昨日。読みたい本、なおかつ図書館本だからさっさと読むべき本が何冊もある。
なのに寝る前、ぱらぱらめくってたのは「あなたが古本がやめられる」(kashiba著:本の雑誌社:単行本:2004)の再読。以下のサイトに書かれた古本渉猟日記を書籍化したもの。
http://www.ann.hi-ho.ne.jp/kashiba/

「あんな本を買った、こんな本を買った」って描写を見て、自分がその本を読んだ気持ちになる。徹頭徹尾、錯覚だ。あらすじすら書いてなく、タイトルのみなんだから。

今夜のBGM;Buckethead/Delec Bailey"BK/DB"(1991)
 昨日の移動中聞いてたのは、菊地成孔のペペ。感想はまたいずれ。んで、夕べ聴いてたのが本盤。"Company91"のタイトルで1991年当時にリリースされたらしい。ジョン・ゾーンが参加してたため、購入した。

 即興ミュージシャンを米独英仏から集め、5日間にわたって即興を繰り広げたらしい。演奏のようすは本盤ほか2枚、合計3枚のCDに編集され、リリースされたとクレジットにあり。ぼくが持ってるのは本盤のみです。
 ここで演奏してるのは9人の即興演奏家。入れ替わり立ち代り、数人単位でインプロを提示する。アイディア一発で疾走するのでばらつきあるが、はまったときはすごい。

 これはバケットヘッドとデレク・ベイリーのエレキギター・デュオ。音数多いほうがバケットヘッドかな。てんでな演奏が、次第に寄り添う。時折聴かす、フィード・バック(?)のロング・トーン合戦が素晴らしくスリリングだ。
 同じ音が絡むが、ピッチを合わせてなくモジュレーションが産まれる。微妙なゆらぎがぶいぶい、なびく。かっこいいなあ。
2006年11月18日 08時12分02秒
面白そ。
レココレ誌最新号を読んで知った。VINYL JAPAN 20周年企画第三弾。
"BRITISH TRAD/FOLK FESTIVAL〜英国アコースティックの夕べ〜"と銘打ち、3組のミュージシャンが出演する。

マイク・ヘロン(インクレディブル・ストリング・バンド)
トレイダー・ホーン(34年ぶり、日本のみの再結成だそう)
フランキー・アームストロング(初来日だって)

トラッドは詳しくないので、「うおおお!」と叫ぶほどの思い入れはないが・・・すさまじい面子だってのは、想像つく。チケット代も当日で1万1千円と、ちと高い。
しかし、場所を見てぶっとんだ。

”at 新宿ANTI-KNOCK”

キャパ100人強のライブハウスじゃないか。いっぺん、行ったことある。こんな至近距離で、聴けるのか。椅子席もあるらしい。うーん、うーん、行こうかなあ。迷うなあ。

ちなみに日時は、以下です。渋さの3連荘イベントと日程かぶってるし。
12月1日(金)
OPEN 18:00 / START 19:00
12月2日(土)
OPEN 18:00 / START 19:00

今夜のBGM:Frankie Armstrong"The Nightingale"(1973)
 上記で言及したフランキー・アームストロングの歌を。1973年にアルバム"The Valiant Sailor"でリリースされた。Roy Harris, A.L. Lloyd, Martyn Wyndhamらとのトラッド集らしい。ぼくは1st"Lovely on the top"の再発CDボートラで聴いている。

 アレンジはフィドル(ボビー・キャンベル)の静かなバッキング。朗々とフランキーは歌った。ほんのり声を震わせて。シンプルなアレンジだからこそ、彼女の張りのある声がしみじみ響く。
 あっさりと演奏された小品。この日記を書きながらCDを聴いていて、ふと耳に止まった。"ナイティンゲ〜ル♪"と歌うとき、"げ〜る♪"の"〜"部分で微妙に上顎あたりを震わすような声色がなんか気に入った。
2006年11月18日 01時44分04秒
ライブ感想。
やっとこさ14日に聴いた、ライブの下書きを書く。出張行ってたり、仕事がばたついたり。のんびりライブ感想も書けやしない。ゆっくりしたいなー。

メモしてないので、あとで書くほど内容を忘れて書きづらくなる。かといって、5分とか10分、細切れ時間でちょこちょこ書けるもんでもない。ある程度まとまった時間ないと、気が散っちゃってだめ。
とはいえ家に帰ったとたん書き始められるほど、頭は簡単に切り替わらない。

こないだ読んだアシモフの自伝に、こんなエピソードがあった。
インタビュアー「執筆前の決まった手順はなにかありますか?鉛筆を削るとか、窓の外を眺めるとか」
アシモフ「ありますよ。まずキーに指が届くほど近く、タイプライターの前に座ります」
要するに書こうと思った瞬間、ばりばりと書き始められたらしい。こういう域めざしてがんばらねば。
2006年11月17日 01時15分31秒