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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

めかくしプレイ
松本晋也がMM誌で連載してるコラムが本になった。8割がたは雑誌連載時に既読だけど、やっぱり買っちゃった。まとめて読んでると、無性に音楽が聴きたくなる。色々な音楽を。

登場しているミュージシャンはライブハウスへ聴きに行く、好きなミュージシャンがいっぱいで嬉しい。今回割愛になった秋田昌美が残念だなー。参加してたとは知らなんだ。
「スタジオ・ヴォイス誌」時代のことだろうか。読んでみたいなー。バックナンバー探すかな。MM誌なら、家の片隅に転がってる可能性もあるが。

こういう会話、やってみたい。楽しいだろうな。i-podのシャッフル機能で、ひとり「めかくしプレイ」をやってみたことある。全部自分が持ってる盤なのに、分からない曲が多くて愕然としました。もっと音楽を聴かなくては。

風邪、いまだ癒えず。薬飲みながら、めまいを誤魔化す。こういうときは気分までダウンになる。はー、健康が欲しい。

今夜のBGM:シャクシャイン"シーコ・メンデスの歌"(1992)
 アケタでの17日連続「続々大仕事」の最終日を収録した"大雑把"に収録。今見てもメンバーが豪華だ。梅津和時のサックスに、今堀恒雄/三好功郎:g、清水一登:key、水野正敏:b、新井田耕造:ds、八尋知洋:per。
 昨年、一時的に再結成したようだ。見に行きそびれてるんだよなー。

 このアルバムは録音がアケタらしくない。細かくエコーをかぶせてる。マスタリング作業のときかな?キャパ100人くらいのホールで聴いてる感じだ。ベースの音がやたら瑞々しいのよ。

 久しぶりに聴いていて、このバンドの魅力にまったく気づいて無かったと思い知った。こんなかっこよかったのか・・・。10年位前に買った盤だと思うが、当時はぴんと来なかったのです、実は。

 BGMでこの曲を聴いてて、あまりの切なさと美しさに身震いした。ねっころがって「めかくしプレイ」を読みながら、音楽のかっこよさに寝たままじたばたしてました。
 ピアノを基調に、さまざまな楽器が寄り添っては離れてく。ワルツ・・・かな?これは。
 優雅に、優しく、緩やかに。アドリブが舞う。ソプラノ・サックスが最後に凛と鳴った。ロマンチックさをまとって。くー。かっこいいなあ。
2006年07月31日 23時03分19秒
ふらふら。
風邪引いてふらふら。ようやっと復活モードに切り替わったかな。

さて。このところはまってるマンガの話を。
「沖スロで喰う!!」(あかいこうじ:白夜書房:2006)

スロットのマンガです。こないだキヨスクで「なんか気楽に読めるマンガないかなー」と買いました。
絵は荒いです。ストーリーは無きに等しい。おまけにぼく、スロットは出来ません。目押しもムリ。

しかし、はまった。主人公の口調が面白くって。
「〜だから。〜だから」と連呼するのが「危ない1号」でのジャンキーが書いてたエッセーを思い出してね。

繰り返し読んでも、さっぱりスロットのシステムは分からない。あれってパチンコと違って、大当たりしても目押しできないと当たらないんでしたっけ?
ビッグっていうのと、Regっていうのがどう違うのかも不明。

とにかくスロットは遊ぶのに金がかかりそうだなー、ってのは分かった。設定がパチンコ以上にシビアで、高設定じゃないとまず勝てなさそうってのも推測ついた。
数万つっこんで、数万返るのを期待するって仕組みみたいね。パチンコ以上にすごいな。

本書でいっぱい語られてるのが、「〜育ち」ってスロット。
数日前、ふと思い立ってスロット屋へ行ってみる。なんか面白そうじゃない。

千円札一枚つっこんで、バーが回ってボタン押して。揃わない。・・・つまんないよー。とっととやめて帰りましたとさ。

・・・んで、「沖スロ」ってなんだろう。いまだに分かってない。

今夜のBGM:ティン・パン・アリー"ソバカスのある少女"(1975)

 鈴木茂が聴きてぇ!棚から引っ張り出した一枚。ほんとはパナムあたりから出てた、ティンパン関連の2枚組ベストが良い。"キャラメル・パパ"だっけ?
 関連ソロ作も入ってるので、当時の活動が概観できる。"キャラメル・ラグ"に小林克也の英語語りが入るテイクで始まるやつ。
 しかしあれはダビングしたカセットでしか持ってないんだよね・・・。

 最近は鈴木茂のソロがリマスターされてるから、それを買えばいいんだけど・・・まずは手持ちにある一枚から。ティンパンの1st"キャラメル・ママ"に収録。

 "ソバカスのある少女"はいい曲だよ。メロウな松本隆の世界を、見事に切ないメロディで封じ込めた。ストリングスが入ってるが、シンプルなコンボ編成で聴きたかった。
 か細げなボーカルは、なぜかいつもダブル・ボーカルに聴こえる。不安定な深みのある歌声だ。
 バックはティンパン。文句なし。ゆったりと揺れ、細野のベースがグルーヴしたおす。

 南佳孝がピアノとコーラスで参加。そういや彼の音楽も聴いたことが無い。初期作を聴いて見たいなあ。ティンパンがバックつとめたやつもなかったっけ?
2006年07月29日 15時21分06秒
ぼやや。
またしても風邪をひいたらしい。駅のプラットフォームを歩いてると分かる。

身体の節々が痛い。ぞくぞくする。熱でボーっとする。まっすぐ歩けない。人をよけるのがしんどい。カバンが周りの人にがつがつ当たる。喉が痛い。
はたから見たら、酔っ払いか危ないひとみたいだなー。

ライブへ行きたかったけど、とっとと帰って寝てました。
もうすぐ週末。明日は休めない。何とか今夜中に直すぞー、と薬飲んで爆睡。

一眠りして、目がさめました。ちょっとは楽になったかな。明日までに直ると良いなあ。
2006年07月27日 23時16分09秒
あぢー。
暑いー。昼間はかんかん照り。こういうときに限って外出の用件あり。駅から5分くらい、照り返しの中を歩く。スーツの中は、汗びしょだよ。

したがって電車では冷房がキンキンに効いた車両を選ぶ。こういうことやってるから、風邪引くんだよな。

サマースーツの薄っぺらさが嫌いで、真夏でも3シーズン・スーツで過ごすのがこだわりでした。
歳を取るにしたがい、体力の無さがこだわりを保てなくなって来てます。うー。今年はサマー・スーツを買うかな。といいつつ、もう一ヵ月半で秋。涼しくなるのは10月くらいだろうけど、でも、夏はあと一ヵ月半。

買うべきか、買わざるべきか。財布と体力と汗びしょのシャツを見比べながら、考えております。

今夜のBGM:岡村靖幸"あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう"(1990)
 
 5thアルバム"家庭教師"に収録。岡村靖幸の最高傑作であり、ポップ至上でも出色の出来と信じる一枚。
 今までに何度も聴きかえして来た。たいがい、ボーカルがあるところまで。岡村の曲はボーカルが一通り終った、アウトロでもファンキーに曲が展開して面白いんだけど。ついつい、ボーカルのところを繰り返し聴いちゃう。
 高校生のほのかな恋心を歌った曲だし、このトシで共感も無いんだが・・・聴いててどうしても心が浮き立つ。譜割は言葉を一音一音載せる、むしろ無骨なつくりなのに。
 
 なんと言っても好きなのが「ブラスバン(ド)!」とシャウトし、ホーン隊がぐぐぐっと盛り上がるところと、そのあとのファルセット。
 電車の中で聴いてて、踊りだしそうになりました。

 早いとこ出獄して、スリムでシャープな身体のキレを取り戻し、復活して欲しいな・・・おれは、待ってるよ。ずっと。
2006年07月27日 00時06分07秒
ぽかぽか。
なんか風邪気味で、身体が重い。必要最小限の用事を済ませて、家に帰って寝てた。今日はライブ行くの、断念だなー。

昼さがりに吉祥寺の、たまにいくインド・カレー屋へ行く。タンドーリで熱々のナンが、昼は食べ放題なので好き。ふと思い「ちょっと辛くして」と注文してみた。
ばさっと粉末をカレーにかけ、フライパンで暖めて出してくれた。あれ何だろ。ガラム・マサラかな?
で、ぶわーっと辛いです。しまった。俺は辛いの苦手なんだっけ。

食べたあと立て続けにラッシーを飲んでも、まだ口がひりひり。昼寝して目覚めると、ひりひりは下腹部に移っています。今は胃かな。腸かな。

辛さのひりひりが、身体の中を移動する体験が新鮮です。


みなもと太郎「風雲児たち」を読み返している。めっちゃ面白い。幕末の志士たちをテーマに語るマンガで、スタートは関が原の合戦から始まる。日本史に興味あるひとも無いひとも、ぜひご一読を。

その中で語られずに終った高田屋嘉兵衛の物語が読みたくなり、司馬遼太郎"菜の花の沖"を図書館で借りてきた。文庫本で全6巻。さて、2週間で何冊読めるかな。

今夜のBGM:吉田達也"Muchos Anos"(1997)
 ソロ"百万年"に収録。この盤では1曲目の"Horizons"が圧倒的に好き。大陸の広々した開放感と疾走感を思わせて、ゆったり寛げるんだ。

 この曲は流して聴いてて、ふと耳へ止まった。11分にもわたる長尺だ。
 基本は吉田の多重録音なはず。ギターは鬼怒無月が参加してたかな?アルバムにクレジット無く、良く分からない・・・。
 
 エレピがかつかつと和音を押さえ、後ろでギターとドラムが小さく鳴る。ドラムは低音だが、鳥のさえずりのよう。せわしなくノー・ビートで叩きこむ。リズムのためではなく、ボーカルを支えるでもなく。後ろだけ、別の時間が流れる。

 メインは吉田達也の多重ボーカル。ファルセットと地声で同じラインを歌い、切々と歌い上げる。後ろのドラムと手前のキーボードが織りなす、異なった時間の交錯が優雅さとクールさを混ぜた。

 中盤でリズムとキーボードが一体化し、タイトに滑る。高円寺百景に通じるシンセも足され、ぐっとサウンドが浮き立った。百景でこれ、カバーしないかなあ。
 ヨーロッパ大陸の多彩な色合いが仄見える佳作。
2006年07月23日 20時01分57秒
どさごつっ。
朝っぱらからろくでもないことばかり。
まずはしょっぱな。電車から降りるとき、ホームと列車の間に傘を落としてしまう。なんとか壊れず、駅員に拾い上げてもらえた。おかげで新幹線に遅刻しそうだったよ。
だけどホームからレールへ落ちたものを拾うマジックハンド、初めて使うところを見たなあ。

さらに新幹線に乗る。荷物を置くとき、思いっきり頭をぶつける。血が出るかと思った。まだちょっと頭のてっぺんが痛い・・・。

そのかわり、今日はいいこともあった。


・・・・って、書きたいなあ。どっかに落ちてないか、なんかいいこと。

今夜のBGM:UAx菊地成孔"Over the rainbow"(2006)
 今日発売かな?コラボ・アルバム"Cure jazz"に収録。さっそく聴き初めて、ぶっとんだ。むちゃくちゃ強靭でセクシーなジャズを味わえる。こりゃすげえ。

 菊地成孔のジャズ・サックスをたっぷりと、本当に聴けるアルバムは、今までにリリースされて無いと確信する。
 01〜02年ごろにライブハウスで聴いた、スモール・コンボ。あの官能性は、今も忘れない。わずかにリバーブをかぶせたサックスで、饒舌の合間に、べらぼうにロマンティックな演奏を披露した。
 フラジオをあそこまで美しく聴かせられるのは、ぼくが聴いた数少ない経験では、他に梅津和時くらいか。

 今まで何作も菊地はアルバムを出してきた。むろん、ジャズのアルバムも。ところが、違う。絶対に違う。ピットインの暗がりで聴いたサックスじゃない。あのサックスが聴ける瞬間も僅かにあるが、時間が圧倒的に短い。ぼくは彼のサックスに溺れたいんだ。

 ぎりぎり近いのが、ONJQのライブ盤。とはいえ菊地の軽快なスマートさは、ONJQ盤では聴けない。クールさが強調されている。(決してONJQの盤をけなしてない。念のため。あれはあれで、素晴らしい盤だと思う)

 ソロアルバムではおそらく、プロツールスで編集し倒したんだろう。架空の複合ビートを聴きながら、今までもどかしさを感じ続けていた。けれどもこの"Cure Jazz"ではかぎりなく、あの暗がりのサックスに近い世界が広がっていそう。断言できないのはまだ、全部この盤を聴きとおしてすらいないから。

 "Over the rainbow"は菊地が良く取り上げる。CD化もされている。
 なぜかイントロでフェルマータを強調するアレンジを、好んで採用してきた。この盤でも、同じアレンジ。
 ピアノの一音が伸び、フェイドアウトして・・・無音がスッと広がる。ボーカルもユニゾンで。

 UAのボーカルがひとしきり続き、おもむろにテナー・サックスが響く。 藤井信雄のブラシ、鈴木正人のベースはさりげなく底支えし、坪口昌恭のピアノは硬質に響いた。ストリングス・カルテットも甘くかぶる。
 
 涼やかにサックス・ソロのあとが、この曲のクライマックス。
 芳垣安洋と高良久美子によるパーカッションの溢れる瞬間が、とんでもなく心地よい。リズムが降り注ぐ。これは特大ボリュームで感じたいな。後で、ヘッドフォンで聴こう。

 ライブを聴きたいなあ・・・すでにあらかた、ソールド・アウトらしいけれど。
2006年07月19日 22時39分33秒
がさごそ。
HMVの50%オフセールに行ってきた。天気が悪いせいか、人は閑散。2時間くらいかけてじっくり見てきたよ。成果はHPのほうにアップします。
しかし品揃えが予想とかなり違う・・・あまり馬鹿買いはしないで帰ってきました。買ったのは9枚だけ。

ロック系にトラッド関係がごそっとあれば、ソウル系にインディ・ボーカル物がいっぱいあれば、ワールド系にアラブやアフリカ系がもっとあれば、ジャズ系に過去の名盤系がどっさりあれば、買う数はもうちょい多かったと思います。

去年に渋谷の塔がやった、1枚300円セール!ってので、あの品揃えならもっと買ってたなあ・・・今年は塔で、あのセールをまたやってくれないものか。

ワールド・ミュージックはブラジル系がちょろちょろ、目立つのはレゲエが多い。ラップ系は棚が低くて見づらい・・・そもそも下のほうはすごく見づらい。拡販前提で棚を作ってないからなあ。
立ったり座ったり。挙句の果てに床へ這いつくばったり。

最初は見逃すもんかー!と気合入れてましたが、棚一本でくじけました。
くたびれて、ざざっとあさるにとどめました。ソウルのコーナーをきちんと見れないのが心残り。あそこに掘り出し物が残ってそうな気がする・・・。
今のBGM:ステリオス・カザンジディス"炎、女、そして海"(?)
 今日の戦果の一枚。ギリシャのミュージシャンだが、聴くのは初めて。
 ギリシャのポピュラー・ミュージックにレンベーティカってものがあるらしい。変拍子らしいのと、こぶしがすごいと聴いてて、一度味わってみたかった。

 レンベーティカを目当てで買ったが、彼はライカというジャンルらしい。レンベーティカを元に、日常を題材に歌う「軽い」歌と、ライナーにある。
 4+5の9拍子"ゼイベキコ"や4拍子の"ハサビコ"といったリズムがあるらしい。この曲も微妙に変拍子かな?4で割り切れなさそう。
 クレジットがまったく無く、何年の録音かは不明。

 アラブにも通じる粘っこさがある。地中海一帯で親しみやすいサウンドなんだろうか。ギターみたいな楽器が数本かき鳴らされ、低音がわずか。音がこもってて詳細不明だが、バッキングはシンプルそう。

 あけっぴろげに喉を広げ、ゆらゆらと歌う。演歌に通じる切なさを漂わせつつ、外へ拡散する力強さもある。微分音っぽいアラブの風味が漂いつつ、スペインあたりに通じるビート感も。
 ライカを云々するほど知識は無く、分析めいたことがかけない。
 しかし知らない音楽に触れるってのは面白い。
2006年07月17日 15時55分28秒
うだー。
今日も暑い〜。昼夜ともに面白いライブがいっぱい。どれに行こうか迷ってた。しかーし・・・暑くてダウン。ふっと転寝してしまい、気づいたら夜でした。ちぇ。ライブは明日にしよう。

とりあえず明日はHMV50%オフセールに行こうかな。明日は休日だし、混んでないことを祈るばかり。

買うかどうかは見てから決めます。でも、買っちゃいそうだなー。
一枚1200円として、50枚で6万円か・・・。うー。もうちょい安いといいなあ。

今夜のBGM:The Rolling Stones"She said yeah"(1965)
 59年、ラリー・ウィリアムズのカバー。レココレ誌最新号でブライアンの特集をやってて、聴きたくなった。ぼくが持ってるのは米"December's children"にて。"Aftermath"か"Between the buttons"を聴きたかったんだけど、見当たらず。少なくとも後者はCDで買ってた気がしたんだが・・・。

 "She said yeah"はとにかくドタバタするつっこみ具合がかっこいい。チャカチャカ高音で鳴るほうがブライアンかな?
 シンプルな曲だけど、ミックのボーカルがこの曲にスピーディな魅力を与えてる。さりげない「ホゥ!」って裏声のシャウトもいいなー。
 ここんとこロックンロールもすっかりご無沙汰だ。
2006年07月16日 21時20分03秒