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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

えーと。
仕事帰りに本屋へ寄り道した。
カバンの中にはi-podもあれば、文庫本もある。だけど、本屋の棚を見てると読みたい本がいっぱい。最近は本もずいぶん高くなった気がする。情報量で見れば、充分に安いんだけれど。

こういうときはスパッと決めないとだめ。いったい迷い始めると、ひたすら本屋の中を「あれもいいなー。でも高いなー。読みたいなー。でも分厚いから重たいなー」と逡巡だけで時間が悪戯に過ぎてしまう。

実は今日も、それ。とりあえずえいやっと一冊買う。
・・・あんまり面白くなかった。とほほ。

今夜のBGM:John Wesley Harding"Window seat"(1997)
 6thアルバム"awake"に収録。ジョン・ウエズリー・ハーディングはアメリカのSSWでいいのかな。どういう切っ掛けで買ったかも忘れた。この一枚だけ持っている。
 サイト(http://www.johnwesleyharding.com/)を見ると、今でもライブなど着実に活動してるようだ。

 ぱっと聴いて思ったのは、歌声がコステロに似てるなってこと。塩っ辛い感じがね。
 本盤はプロデュースからミックスまで、ジョンとクリス・ヴォン・スニーデンのコンビで作られた。演奏で言うと、ベースとコーラスがクリス。ギターやオルガンの多重録音をジョンが行ってる。その他ミュージシャンもむろん演奏に参加してるが。

 くいくい引っかかるメロディが基本。サビでドラムが消えて、白玉のキーボードと飛行機のSE。ぱあっと広がる開放感が好き。
2006年05月29日 23時29分27秒
やれやれ。
一日寝てた。どうやら風邪は良くなったかな。よかったよかった。
今日はライブ行かず、念のために家でおとなしくしてます。遊ぶのは次の機会に。

"フィナーレ"という譜面ソフトがあるらしい。プロ向けかな?
たまたまサイトを見てたら「Finale Note Pad」という廉価版無料ソフトに気がついた。機能制限して入門編にしてるようだ。さっそくダウンロードしていじってみる。

面白いー。マウス入力は楽。ステップ入力ゆえのめんどくささはあるけれど、いきなり譜面をいじるから、感覚的に分かりやすい。小節のコピーも楽だった。

曲の終わりの二重線の引き方分からない、1番カッコや2番カッコはどうやるんだろう、とか。休符を置いて音符置こうとすると、音符が載ってしまって消すのに手間、とか。一旦設定した楽譜の、楽器編成を変えられないの?とか。
使いこなしてないが故の混乱もありましたが。

惜しむらくは再生するときの楽器の鳴りがしょぼい。このソフト専用の拡張子でのみ保存が可能で、midiファイルで落とせないようだ。
そういう遊びはお金払って、ちゃんとしたソフトを買えってことだろう。

フィナーレ・ユーザーが曲を登録できるサイトもあるようだが、うまくメンバー登録できず。無償ユーザーはお断りになってるのかな。英文なので読めてません。
ここにアップロードできたら、色々曲を聴かせあって遊べるのに。

とりあえずムチャムチャにクリック、わやくちゃな譜面を作って遊んでました。♯や♭をつけるには別のボタンを押さないといけないので、たぶんキーは一定のまま。
だからデタラメに音符を置いても、さほど変にならない。ちゃんと聴けたよ。これでテクノみたいな音楽、作れないかなあ。

今夜のBGM:Milksop holly"Ghosts don't have names"(1999)
 ニッティング・シミー盤"Time to come in"に収録。クレイマー来日を記念して、久しぶりに聴いてます。ライブ、やってくれないかなあ。
 このバンドはMara Flynnとクレイマーのデュオ。マラ・フラインは今、なにをしてるんだろう。一枚で消えるには惜しいミュージシャンだ。

 これはフラインの作曲。チェロとバイオリンをバックに重ね、フラインは切々と歌う。野太いベースとギターはクレイマーの演奏だろう。アコギの爪弾きがフラインかな。
 エンディング間近、クレイマーがすっとコーラスで加わる。階段を一歩づつ降りるように、メロディは下降を続けた。
2006年05月28日 19時10分33秒
むはあ。
久しぶりに明田川荘之の深夜ライブ@アケタへ行こうと思ってた。聴きたいライブもパスして、家にいた。ハシゴするには時間がバタつきそうだったからね。

夕飯食ったあと寝転がって本読んでたら・・・寝ちまったよ。
目が覚めたのはついさっき。あああ。間に合わない・・・。
転寝して寝過ごしたの、久しぶりです。

今度から目覚ましかけよう。くっそー。

しかし睡眠時間足りないのか、このところは異様に眠い。くたびれて身体が重たい・・・今から寝なおします。

今夜のBGM:Yae"カゼノネ"(2004)
 鬼怒無月プロデュースのアルバム"flowing to the sky"に収録。ボンデージ・フルーツ全面参加ってイメージあったが、演奏としては1曲のみ。後は鬼怒が各ミュージシャンを集めてアレンジしたかっこうか。

 この曲は2003年に"Final Fantacy cristal chronicles"のOPとしてリリースされたそう。ゲームやらなくなって、何年にもなるのでFFといわれてもぴんと来ない。うーむ。
 アルバムへ収録されたのは、アレンジ・バージョン。シングルのカップリングで03年にリリースされたバージョン(編曲:福岡ユタカ)と同じテイクかな?ボートラ扱いになっているが。
 
 バッキングは福岡ユタカの打ち込み。バイオリンだけ、太田恵資が演奏してる。最初に聴いたとき、どれがバイオリンかわかんなかった。エレクトリックなのかな。音は打ち込みと一体化し、音風景に融ける。流れる風のように、滑らかに響いた。
 大陸的なスケールの大きさに切なさをまぶしたメロディを、鼻にほんのり引っ掛けた歌声でYaeは歌う。浮遊感が心地よい。
2006年05月28日 00時48分35秒
ぐあーん。
今日の夕方、貴社途中。いきなりI-PODが止まった。なんてこったい。
スイッチ・ロックをいじっても操作効かない。ボタンを押せない。電源が切れない。たかがI-POD、しかし聴きたいときに音楽聴けないストレスはたまらん。

すぐさま新しいの買おうかどうしようか、家に着くまで悩んでました。24時間以内に修理なんてしないだろうし。ずっとそれまで音楽無しなんていやだし。
家に帰って、着替えもそこそこにPCへ接続。あう、I-TunesがI-PODを認識しない・・・。もう買換えだ、それしかない。最近買い換えたばかりなのになあ。

アマゾンへ行く前、だめもとでI-PODのサイトでFAQを読む。あ、メニュー+選択ボタンの長押しで強制リセットかかるんだ。やってみるかな。
・・・・やったぁ。どうやら認識。様子見ます。なんなんだ、いったい。壊れてないといいな。

総括すると「I-PODの調子悪い」の一行で済まされる。些細ながら個人的には重要な出来事でした。

今夜のBGM:Prince"The word"(2006)
 最新作"3121"に収録。これを聴いてる最中、いきなりI-PODが止まりやがったのです。全ての演奏、ボーカルはプリンスの多重録音。

 このアルバムは"1999"直前のバタバタした、ワンマン・サウンドを連想した。あれよりもぐっと洗練され、複雑かつタイトなアレンジだ。
 しかしぶっといシンセのサウンドや、しゃくりあげるリズム・ギターの感触、淡々としたハイハットの刻みは、彼の多重録音にありがちな特徴だ。

 本盤では特にジャジーさを薄め、ぐっとロック寄りに仕上げてキャッチーさを増した。
 圧倒的に訴求するアップテンポ曲が一曲も無いのと、アレンジの複雑さが若干敷居を高くした。これにあわせて口ずさむの、かなり難しいよ。

 この曲はサビの"起きて、おいでよ、何かをしよう。"ってフレーズのリズム感がばっちり。絶妙の譜割で身体を動かす。こういうことばっかり、女性に言ってるのかね。この男は。
 20年前のプリンスなら、打ち込みかシンプルなリズムのみをバックに、さらっと歌ってたかもしれない。
 だけど今は丁寧に楽器を重ねて、ボーカルも加工しパンさせ、細かくミックスする。かっこいいよ。
2006年05月26日 23時21分29秒
BGM。
仮眠とって夜中に起きたら、もうこんな時間。明日は6時起きで出張だし、とっとと寝なくては。
とりあえずビール買ってきました。飲んで寝ます。んで、今のBGMはこれです。

今夜のBGM:Lamont Dozier"Why(Ain't my love enough)"(1981)
 ラモント・ドジャーはモータウンの作曲家、H=D=Hのドジャー。これはARC/コロンビアからリリースした"Working on you"に収録。ARCはアースやエモーションズが所属したレーベルだそう。AOR路線のソウルをやっている。
 01年にリイシューされたCDで聴いている。

 ライナーによればモータウンから73年にABCでソロ契約、2枚を発表後にワーナーへ移籍。3枚のアルバムを製作後に、ARCへ移ったようだ。色々出してるなあ。アマゾン見たら色々リイシューしてるみたい。どれも聴いてみたいな。

 本曲のバックはパーカッションのパウリーニョ・ダ・コスタくらいしか名前を知らない。スタジオ・ミュージシャンを集めたのかな。いやにさっぱりしたアレンジと演奏だ。バック・コーラスもドジャーが多重録音してるようだ。
 軽やかなリズム隊をベースに"why!"と爽やかなコーラス・リフを足がかりに、ドジャーは歌う。厚く吼えず、クルーナーのようにあっさりと。

 メロディが心地よい。ときおりチョッパー入るナザーン・イーストのベースは、時代を考えてもちょっと古い。しかし全体のアレンジがかもし出す暖かな雰囲気は普遍だ。
2006年05月23日 02時38分09秒
表参道国際未来空港
サイトはここ。わっかりにくーい。
http://www.futureairport.jp/

6/2にオープンする、成田第一旅客ターミナルビルの記念イベントらしい。
街を空港に見立て、擬似パスポートをもってスタンプラリーをしたり、ブティック前をうろつく(公式HPでの表現は「行き交う」)フライトアテンダントを眺めるのがイベントらしい。
あと、コメントを寄せると行き先表示板に見立てたボードへ掲示されるって企画もあるようだ。

ニュースでチラッと見て、HPを検索。なんとなく面白そうでね。ところが音楽はマヌケなテクノのミューザックで腹立たしくなるし、HPは色鮮やかなわりに、情報量が少なくてわっかりにくい。
いっそナローバンドのサイト見たほうが、全体像がつかめるようだ。

行ってみようかなーとほんの一瞬だけ思ったけど、このHPデザインの手際悪さで、行く気なくなった。
ぱっと人目で全体像をつかめる、梗概ページをつくろうよ。誰もが誰も、のんびり全体を眺める時間ないんだからさ。

と、こう思って・・・はっとわが身を振り返る。いろんなケースで「要点は何だ」「一枚にまとめろ」と言われるたび、大なり小なり反発してた。ディティールこそが面白い、と思ってたから。
しかし興味ないことに対し、注意を引かせるには要点が必要なのかなあ。

ちなみに。金属探知機が青山ダイヤモンドホールにあるそうな。
くぐって何か鳴ると、プレゼント(?)があるらしい。
気に食わんなー。あんなもん、鳴っていいことなんかあったためしないのに。
その固定観念を逆手に取ったイベントなんだろう。でもなあ。なんか釈然としないなあ。金属探知機を嬉々としてくぐりたくないぞ。

まあ、いいや。
とにかくこのイベント、帰国/入国の基点はスパイラルらしい。
で、スパイラルってどこだ。

表参道の有名な場所だろうな。場所がどこか、ぱっと分からん人間はお呼びじゃないのかもな。

今夜のBGM:米米クラブ"Co-Conga"(1991)
 ふと聴きたくなって棚の奥から引っ張り出しました。新録ベスト盤"K2C"の初回限定シングルCDに収録。この盤は今でもブックオフでは100円で見かける。プレミア、つかないなー。よっぽど出回ってるのか。

 この曲は当時のツアー"Co-Conga"編のテーマ・ソングだと・・・思う。詳しくないのです。ネットで調べたけど、望む情報へ行き当たらず。
 米米クラブはツアーで複数のセットを同時進行させ、日によって換える趣向を取っていた。あまりにヒットしてたため気が向かなかったが、一度くらいは見ておけばよかったな、と思う。ビデオは数作、見たんだけれども。

 曲としては同時期の"2 much 2ist"のほうが、ラテン風味もポップさも親しみやすい。しかしシンプルにリフを繰り返すだけの、甘いこの曲が耳に残るんです。
 シンプルなアレンジで5分弱をきっちり聴かせるキャッチーさがさすが。

 カールスモーキー石井のみゃーみゃー声が性に合わず、あまり熱心に米米を聴いたわけじゃない。カラオケでは歌いました。
 ムード歌謡が廃れた(少なくとも表面的には)80年代から90年代初頭、ラテン音楽のあまずっぱさを、若者へ最もアピールしたグループではないか。

 こういうラテンで、現地の音楽を聴いてみたい。どれを買えばいいのやら。そもそもリズムが何なのかすら、知識不足のぼくはわからぬのです。
2006年05月21日 23時17分02秒
BGM。
昨夜の日記でBGMネタを書きそびれたので、BGMだけをアップします。
この曲を先週は何度も聴いてました。でも、ほとんどは山下達郎をi-podで聴いてたなー。ややこしい打合せへ向かう電車の中、がんがんに達郎聴いて、心のテンションを上げてました。

ほんとは音楽にあわせて、でっかい声で歌いたかったけれど・・・電車の中でやったら、ちょっぴり変な人なので我慢しました。たぶん。

BGM:Positive Change"Can't beleive you'd break a promise"(1978)
 ワシントンDC出身らしい、黒人5人組コーラス・グループ。同名の"Positive Change"に収録。プレス枚数が少なく、アナログ盤はレアだという。イギリスでは350ポンド(73,000円くらいか)してたとか。
 こないだCD再発出たので、聴くのは簡単と思います。

 ライナーのプロフィールによれば、彼らが残した音源は1枚のLPのみ。NYのアポロ劇場で名を上げ、ワシントンDCへ戻ったときに地元のプロデューサー、アル・ジョンソンに見出されてレコーディングに至ったようだ。
 アル・ジョンソンの名前は始めて聴いた。LP二枚の再発が、CDで聴けるようだ。買おうかなー。でも1stLPのジャケは見覚えある。もしかして前に買ってるんだろうか。うーむ。覚えてない。

 さて、この曲。ちょっと早めのスローってアレンジかな。ドラムがきっちりハイハットとバスドラをエイトビートで刻むので、リズム感が出ちゃってる。もっとゆっくり叩けば、しみじみしそう。
 ベースもね、滑らかに歌うメロディ使いでいいんですよー。

 ストリングスがちょいといなたいのと、ハーモニーのピッチがいまいち泥臭いのが難か。ほんの少し低いの?そこまで聴き分けられる耳はないのです。
 ローカル録音っぽい音の甘さが悔しい。金いっぱいかけて、ジャストのリズムとピッチでリレコしてくれないかな。なんか伸びたテープを聴いてる気がするんだ。

 だけど名曲です、これ。
 メロディが甘くて心地よい。クレジットを見るに、彼らのオリジナルだろうか。バック・コーラスでウキウキするメロディを提示しておき、ハイトーンでボーカルが情感込める。いやー、いいソウルです。
 こういう曲が埋もれてるんだね。あなどれない。
2006年05月20日 09時34分34秒
まんがー。
ひさびさにマンガ喫茶へ。前から読んでみたかった"デスノート"を一気読み。くーたびーれたー。2時間くらいでパパッと読めるかと思ったのに。漫画読むの、遅くなったなあ。けっこう流し読みしたのに。もともとストーリーが知恵比べだから、速読したら内容が頭に入りやしない。

なんとか11巻まで読み通す。なんとなーく、ストーリーは分かりました。面白かったよ。完結してないが、ちょうどクライマックス寸前まで単行本は進んでるみたい。互いの知恵比べ、どっちがどこまで読みあいに勝ってるかまで、理解できたか自信ないですが・・・。

しかしキャラクターが現れては消えていく。かなり原作はきっちりしてそうだけど、構成を最後まで意識して、書いてるんだろうか。盛り上がるままに話を膨らませてる気が、ちょっとしました。面白いからいいんだけどさ。

帰り際に最新号のジャンプを立ち読み。・・・最終回じゃん。間がスポーンと抜けてるため、どういう最終回か内容がいまいち分からず。でも12巻か13巻で完結しそうなイメージだね。最新刊でたら読みたいな。
2006年05月20日 01時55分01秒
ぐにょ。
ここんとこ会社で、電話はめっきりイヤホンで喋る。受話器じゃなくてね。
ところがそのせいで、耳の穴が広がってきた気がする。ヘッドセットに変えようかな。

出勤時間にi-podを積極的に聴くようにしてるが、どうもイヤホンのすわりが悪い。完全密閉の耳へつっこむタイプにしたんだが、隙間が空いてるような。ごろごろするんだよ。でかい音で聴きたいなーと思いつつ、隙間から漏れるんじゃ、と恐れが先に立ちボリュームをあげらんない。
満員電車でガンガン音漏らしながら聴いてるやつを耳にすると、とことん腹たつしね。

いい音楽聴いてるならいいんだよ、まだ。でもどうも耐え難いノイズが多い。あれはなぜなんだ。

同時に通勤中は本を読もうとしてる。しかし翻訳もののエッセイや小説がだめ。さっぱり頭に入らない・・・日本人の書いたものなら、比較的頭に入るのに。翻訳文ってわけじゃないだろう。欧米人のレトリックそのものが、頭に入りづらいのかな。

今日は機本伸司"神様のパズル"を読了。ハルキ文庫版で読む。文庫にあたり加筆訂正とあるが、そうとう練られた文章だ。すかすかの小説が散乱する今、このくらいの文章量が心地よい。

就職に悩む理系大学生の主人公は、ゼミの教授から天才少女の面倒を頼まれる。飛び級で入学させたはいいものの、不登校で扱いに困った末の苦肉策らしい。
論理的でつっけんどんな対応に戸惑う主人公。しかし、ひょんな提案から物語りは進む。

「宇宙を人間が作ることは出来ないか?宇宙が無からできたのならば、無はそこらじゅうにある」

少女はゼミに現れた。ディベート形式で「人間が宇宙を作れるか」を議論することになる・・・。

近未来を舞台にした、不思議な魅力のあるSFだ。
文系ばりばりなぼくには、言及される物理学用語はさっぱり。それでも、楽しめる。むしろ人物描写に違和感あり。主人公が惚れてる女性が何のために出てきたのか、どうしてああいう風になるのか、ドラマ上の必然性がさっぱりで感情移入しづらかった。

もっとも本作で感情移入すべきは主人公と女性だろうね。エンディングが駆け足で唐突だけど、一気に読んだ。なんで日本の小説だと読めるんだろうなあ。

いずれにせよ、この著者の小説は他のも読んでみたい。中学生の時、小松左京を読んで興奮した知的好奇心と同種のにおいを感じた。
ちなみに本作、第三回小松左京賞を取り、映画化も決定してるとか。

今夜のBGM:Dion"Sweet,sweet baby"
 ポップ・ミュージックから一皮向け、フォークやブルーズにどっぷりだった1962-65年の作品。こういう曲でも、ディオンの声は瑞々しく響く。
 1991年に出たコンピ"Bronx blues"の日本盤で聴いている。データ関係は皆無。書いて欲しいなあ。

 この盤で最も好きなのは"Donna the prima donna"だけど、今日はあえてもっとブルージーな曲を。もろのブルーズもあるけれど、どうものめり込めない。もっとポップなほうが好みなんだよね、ぼくは。
 本作はシンプルなバックの曲だが、リバーブを利かせて甘めに仕上げた。
 ハーモニカだけがやけに生々しく響く。ディオンのボーカルは少々上っ調子だが、甘く鼻に引っ掛けて歌った。
2006年05月16日 23時46分39秒