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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

はわっ。
薬指が力無い。街を歩いてて、ふと楽器屋へ。鍵盤があると触ってみたくなる。鈴木みそは"ちんげ教"と表現してたが、それはまた別の話。

ドレミファソ。なんとなく弾いてみて、愕然とした。・・・出来ない。
左手と右手を合わせて、はい、ドレミファソ。・・・出来ない。
左手の薬指がまったく動かない。なぜだ。これってぼくだけ?

ちょっと試してみてください。中指と小指を机につけたまま、薬指で机を叩けます?利き腕(ぼくは右)なら、若干なりとも音が出ます。
ところが左手はまったくダメ。中指小指をつけた状態で、薬指を動かすことすら肉体的に苦痛でした。

なんでだ・・・ここまでぼくの身体は衰えてたの?ハノン買って練習しようかなぁ。改めてがっくり来ました。とほほ。せめてドレミファソくらい、左右ユニゾンできれいに弾けるようになりたいよ。

今夜のBGM:久保田麻琴"初夏の香り"(1975)
 アルバムとしては"ハワイ・チャンプルー"に収録。しかしこれはシングル・バージョン。1998年にリイシューされたCDシングルで聴いている。アルバムとは別テイクらしい。シングル・テイクで演奏してるのは(裏は取れていないが)鈴木茂とハックルバックだと!めちゃめちゃいい曲です。

 アレンジは細野晴臣。ティン・パン時代らしい、フェンダー・ローズ(かな?)の甘い響きを生かし、軽いリズムで温かく聴かせる。すとととんっと弾むスネアと、右チャンネルのパーカッションが涼しげに雰囲気を盛り立てる。ベースも着実、もちろん久保田のしゃがれ気味な歌もいい。

 そして。鈴木茂のギター・ソロ。ばっちりです。鋭さをわずか匂わせ、空気を切り開く。いい演奏だなあ。さっきからこの曲、繰り返し聴いている。
2006年04月30日 10時12分42秒
クレイマー!クレイマー!
何かへ文句言いたいわけじゃないですよ。念のため。
映画の題でもありませんよ。念のため。

今日からGW開始。しかし、風邪引き。寝てました。

昨日の底冷えで、一気に身体が弱ったのか。昨夜は喉が痛くなるわ咳が出るわ熱っぽいわ。参りました。今朝おきても、ぼーっとしてる。薬飲んで様子を見てた。

ほんとうなら幾つかやりたいことあったし、夜は川下トリオのライブ行きたかったが・・・全てパス。おとなしくしてました。結局今日は、何にもしてないな・・・音楽聴いて寝てるだけ。でもまあ、風邪もほんのり良くなったし。明日から、もうちょいパワフルに動きましょう。

さて、本題。NYにStoneというライブハウスがある。ジョン・ゾーンが立ち上げた、こじんまりしたとこらしい。そこで5月、故デレク・ベイリーが企画の月刊イベントをやるようだ。

ぱらぱら見てたら、一つのプログラムに目が行った。
5/28 Sunday 10 pm
Kramer (keyboards, guitar, bass, tapes, voice)

クレイマーだよ!ソロだよ!すげえよ!聴きに行きたいよ!日曜日じゃない、しかも。

ぼくは遠征ってあまり気力ない。近場で面白いのを連日連夜やってるからさ。わざわざ足を伸ばさなくっても・・とモノグサになってしまう。
しかしこの月刊ライブ聴きに、ニューヨークまで行きたくなったね。しかも、クレイマーだぜ、おい。ああああ・・・聴きたい。
TZADIKからこのライブ音源、リリースされないかな。

Mr.Zorn,if you will be able to read this page,could you please release the CD of Mr.Kramer's gig at the stone at 5/28?

今のクレイマーはマスタリングやプロデュース業を再開し、マイアミにいるらしい。ニューヨークからニュージャージーと、着実に南下してるな。HPはこちら

クレイマーがだれか、とかはあえて解説しません。分かる人が分かればいいです、今日の日記は。マスタリングのページにある録音スケジュール見てると、6月にはCAUCUSという日本のバンドをプロデュースするようだ。
録音はどこでやるのかなあ・・・ひょ、ひょっとして来日して・・・ひょひょっとして東京でライブやらないかな。うひょひょひょ。

今夜のBGM:Ruins"Pig brag crak"(1995)
 ルインズの好きな曲について、今日は書きます。ライブで聴けたら、とっても嬉しいです。
 TZADIK盤の"Hyderomastgroningen"に収録。このときのベースは増田隆一。1993年の12月に録音された。エンジニアリングはマーティン・ビシ。イギー・ポップなんかを録ってる人らしい。
 びしっと太さを意識したサウンドだ。ちょっと軽い響きこの時代のCDマスタリングゆえか。

 ベースがメロディアスに動き、ドラムとユニゾンでハードに畳み込む勢いが大好き。フレーズを繰り返しながら次第に駆け上がり、中盤で混沌となる。キッチリ譜面はありそうだけど。
 ひとしきり高音と低音の混沌カットアップを続け、"2:08"にぎゅいーんと盛り上がり、一気にリフで落とす。いかした名曲です。
2006年04月28日 23時02分50秒
なんと。
ふっとスケジュールを見て気がついた。今日は菊地成孔のペペ・トルメント・アスカラールのライブじゃないか。平日だし、開始時間早いし。行くのは無理だろう・・・と、ハナから行くのを諦めてた。
しかし。もしかしたら、ひょっとして、めちゃめちゃ仕事頑張れば行けてたかもしれない。ううう。なんてこったい。聴きたかったなあ。

前売りを買うのは、もともと気が進まない。先の予定をキッチリ決めるのって、あんまり好みじゃないのです。しかしどんでん返しもありうるってこと。ならば前売りを買っておくのも一つの考え方だね。うーむ。先を見通すのは難しい。
2006年04月27日 23時17分18秒
フィーチャー【feature】
『5 軽音楽で、ある楽器の独奏を特色にすること。「パーカッションを―したセッション」』・・・ヤフー辞書より。

ライブ感想を何年も書いてるが、この言葉を使いたいな、と思うことがしばしば。便利なんだよね。

しかしうまく使用できたためしなし。こなれた日本語に出来なくって。
かといって、カタカナで書くのもなあ。

「フィーチャー」・・・なんかださい。
「フィーチュア」・・・語尾がマヌケだ。
「フイーチュア」・・・イがでかいと重いなあ。
「フィーチュァ」・・・しっくりこねえなあ。

日本語って難しい。あ、これは日本語じゃないか。

今夜のBGM:Jr.Walker & the all stars"Sweet soul"(1970)

 アルバム"Live!"に収録。何も解説が無い輸入盤を買ったので、どのスタジオ盤にこの曲が含まれてるかは不明。モータウンも膨大なカタログあるからなあ。オフィシャルサイトで検索しても、ディスコグラフィーは良く分かりませんでした。

 ジュニア・ウォーカーはモータウンにしては比較的異質な、R&B色の強いバンド。歌ものもあるが、基本はサックスのインストでいいのかな。ネットで経歴をざっと読んだが、もともとドゥ・ワップ・バンドのムーングロウズのハーヴェイ・フークアに見出されたミュージシャンらしい。彼がモータウンへ移るとき、一緒に移籍したという。初めて知った。

 この曲はフークア、プロデューサーのジョニー・ブリストル、V・ブロック(この人は知らない)の競作。サックスが無邪気に軋む、軽快でいかしたR&Bインストだ。オルガンとベース、ドラムがどれもグルーヴィにせまる。うまいよなー、このバンド。
 コード進行の感触が、スティーヴィーの"Signed, Sealed, Delivered (I'm Yours)"に似てる。ぐいぐいサックスが押すさまに、聴いてて気持ちが浮き立ってきた。
2006年04月21日 00時01分50秒
ぴりり。
肌が痛い。温泉負けか。やはり10代のぴちぴちした美少年の肌には、乱雑な温泉の味わいが合わないのか。・・・虚しいから、無意味な戯言はやめよう。
なにはともあれ、肌が痛い。ぴりぴり日焼けしすぎた時のよう。アンモニア焼けってあるんだろうか。明日にはなおってるといいなあ。

今夜のBGM:Pigincombo"Gym"(2000)
 トム・コラ(vc)が来日したとき、大熊亘らルナパーク・アンサンブルに篠田昌巳や加わって、バックを勤めたバンドをピジンコンボと呼べばいいんだろうか。吉祥寺のマン2で1988年と89年に行われたライブを収録した"The long vacation"より。

 これは1989年のテイクらしい。どこかほのぼのしたノリで、ころころとアンサンブルが弾む。トム・コラのチェロはやけに金属的だが、エフェクターでも通してるんだろうか。
 マスタリングがもっこりして個々の楽器は分離悪し。ピアノがさざなみのように叩かれ、ぎしぎしとチェロが軋む。ところどころ重音になるが、一体どうやって弾いてるのかな。
2006年04月18日 00時04分35秒
ぶらぶら。
明田川荘之とヤヒロトモヒロのライブへ行くつもりだったが、予定変更しちゃった。

用事を済ませた後、近場の温泉へ行ったんだ。前に見つけて気になってたけれど、行きそびれててね。ここです。
http://www.tennen-yuraku.co.jp/index.html

ちょいと寂れた感じで、場末のカプセルホテルな雰囲気。しかし混んでるんだな、これが。日曜日だからか。タバコ吸う場所は、やっぱり隔離されてる・・・。外だったり、風がぴゅーぴゅー入る場所か。寒いぜ。

風呂は薄暗くていまいち。湯船の床はねとねとするし、サウナも清潔感がいまいち・・・。アンモニア臭がうっすら漂う匂いが、なおさらひなびた光景を加速させる。
女湯もチェックしたかったが、かなわず。あたりまえですな。

加温の循環ってのが気に食わないが、露天風呂は加温のみのかけ流し。
なるたけそっちに浸かってました。曇り空で気持ちが沈むのう・・・。

ずっしり身体がくたびれてたから、かなり贅沢してマッサージを申し込んだ。これが予約待ちで、時間かかっちゃった。さくっと終れば、ライブへもいけたのに。
時間まで休憩室に寝転がり、ブックオフで直前に買った本をぱらぱら読む。「精神科に行こう」(大原広軌:著、藤臣柊子:マンガ/1999年/情報センター出版局)。リクライニング・シートはまずまずの座り心地で、ぱっぱか読める。結局、読了。

マッサージは良かったよ。人生二度目のマッサージだが、こんな気持ちいいもんなのか。力いっぱいだから、かなり痛い。でも、ツボにはまるとぐっと血流が改善するかのよう。一時間コースがあっというまだった。一年に一回くらい、贅沢してみようかな。

すでに外はとっぷり暗い。暗闇の露天風呂へ、もう一度入る。、ぼんやり明かりを眺めた。ド近眼なぼくは、明かりが丸く見える。ゆらゆら揺れる、湯船の水面にいくつもの明かりの丸が映る。重なっては揺れた。

時間の流れが違う・・・。ぼくはもともと、時計と雑踏と街のノイズがないと、落ち着かない。
だけど薄暗い露天風呂へ静かにつかって、寛げるんだな。時間を気にせず、ぼおっと風呂にひたってた。

ここは朝の6時から深夜1時まで営業してるらしい。すごいな。
次は思い切り早朝か、ぐっと深夜に行ってみよう。人が少なくて、もっとじわっとリラックスできるかもしれない。

今夜のBGM:三上寛"晦日"(1994)
 立て続けにリリースを続けたPSFシリーズの一枚、"7月の英傑"に収録。最近、ライブ聴いてないなあ。アケタで頭脳警察のトシとやってるデュオ、また聴きたくなった。
 この盤では"Thirteen"がすごく好き。歌詞もメロディも素晴らしい。セミアコの弾き語りで淡々と歌う。

 でも、今日は"晦日"を。ほぼメロディは一つだけ、ひたむきに三上は語っる。
 風呂に入ってるとき、ふっと頭に浮かんだよ。
 "チンチン出して泣いた"って、リフレインが。
2006年04月16日 20時57分18秒