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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

ぱくっ。
仕事で使ってるバッグはかなりの年代モノ。10年くらい使ってるんじゃないかな。PC以外に書類やらなにやらたくさん入るのと、カバンそのものがさほど重くないので愛用している。いいかげんくたびれてきたけどね。

本当はほかに二つほどカバンあり。両方とも父親が使ってたやつだから、少なく見積もっても20年選手。どっちも現役で使えるんだけど、PCが入らなくて・・・部屋の片隅に転がったまま。使いたいなー。PC持ち歩かない日に使えばいいんだけどさ。カバンの中身をいちいち入れ替えるのが、めんどくさいのですよ。

一年ほど前からの悩みは、普段使いのカバンのジッパーが壊れてきたこと。きちんと締まらないのよ。だましだましゆっくり締めると、たまに直るんだけど。たいがいは横がちょろっとあいたまま。
なんとか使えるから、そのまま今に至ってる。買い換えようかなあ・・・と思ってしばらくたつ。近くにかばん屋がなくて、買いに行きそびれてたのさ。

先日、東急ハンズの広告見てたら、良さそうなバッグが幾つか。買いに行こうかなあ、と思ってた。・・・思うだけ。CD以外の買い物へは、ひたすら腰が重いのです。めんどくさいんだもん。こればっかだな。

んで、今日。新発見。ジッパーには二つの金具がついていた。あれ、なんて呼ぶんだろ。じーっと引っ張って、ジッパーを締める金具ね。
いままでどうやっても締まらなかったジッパーの部分が、もうひとつの金具で締めてみると、もののみごとにきちんとジッパーが噛みあった。

どうやらジッパーそのものじゃなくて、金具のほうがいかれてたらしい。
となると、まだまだ使えるね。もうちょい使うか・・・と決めました。

今日の日記に、オチはない。カバンが生き返った(?)喜びを、淡々と綴ってみたくってさ。

本当は別のことも書こうと思ってた。今日読んだ本について。でも、いいかげん長くなってきたから・・・それはまた、別の機会に。

今夜のBGM:小山彰太"夢"(1998)
 ドラム・ソロはあまたあれど。リズムでもテクニック至上主義でもない、歌うドラムソロが心地よい演奏だ。アルバム"無言歌"に収録。96年4月に新所沢のジャズ喫茶"スワン"でのソロ・ライブで録音された。

 小山彰太って、未だに山下洋輔トリオのドラマー、って印象が強い。山下洋輔のエッセイをあれこれ読んできたせいだろう。今でももちろんライブで生演奏を聴けるが、堅くて厳しいイメージあって、あまり積極的に聴いてこなかったかも。

 ここでの演奏は、熱くリズムが刻む。イースタシア・オケで確か聴いた。左足でハイハットを規則正しく刻みながら、両手と右足が猛烈に跳ね回る。まさにその技が、ここで聴ける。手数や変拍子で盛り立てるわけでもなく、連打に逃げるわけでもない。グルーヴを常に頭の片隅へ起き、奔放にリズムが踊る。
2006年03月30日 23時57分17秒
わわわ。
「コバルト風雲録」(久美沙織:2004年:本の雑誌社:ソフトカバー)を読む。出版されたのは、なんかの書評誌で見かけてた。たまたま本屋の棚を眺めて、手に取る。帰りの電車でぱらぱら気楽に読むには面白いかな、と。

予想以上。ムチャムチャ面白くて、2時間くらいかけて一気に読みきった。著者はコバルト文庫で「丘の家のミッキー」を、ゲームの"Mother"や"ドラクエ"本を書いた人って紹介すればいいのかな。
SFやファンタジー方面で多作な作家、とイメージある。さらに「新人賞の取り方教えます」を書いた人って印象が、ぼくには強い。サイト(http://kumikura.jp/)を見たが、今は"エマ"のノベライズも書いてたんだ。不勉強で知りませんでした。

で、この本。コバルト時代の思い出を綴った本・・・とタイトルで思わせて、非常に熱い自伝に仕上げてる。デビュー当時から、コバルトで活躍時代の想いで。さらに読者からの反応との葛藤、そしてゲームのノベライズにいたるまでを綴る。

口語調で親しみやすく書きつつも、文章の合間から「ぐおおお〜っ!」って怒りとポジティブなパワーが立ち上った。こんな絶叫調の自伝ははじめて読んだ。
自分の表現が伝わらない戸惑いと、上手く伝える方法をわかって欲しいサービス精神が入り混じる。奔放に話題が前後しながら、時に露悪的に書いて見せつつ、根本で「書き記すこと」への熱烈な愛情を感じた。

 『高校編を書いたりしたのは、もちろん生活のためもあったけど、「気づいてくれ!気づいてくれ!」という祈りだったと思ってほしい。あんまり通じなかったけど』
 
 ちょっと引用してみた。最後で「あんまり通じなかったけど」と軽く書いてはいるが、この裏に猛烈な苛立ちを感じる。文章書くのは難しい。つらつら日記を書いてて、痛感する。
 きちんと真意を読み取るのも難しい。頑張らねば、と、本を読んでたこっちが焦っちゃったよ。読後にパワーをくれる、好きなタイプの本。

今夜のBGM:Georgie Fame"Sunny"(1966)

 "ジョージー・フェイム for カフェ・アプレ・ミディ"盤で聴いている。なのでオリジナル盤がなにに入ってるか、良く分からない・・・。確かレココレ誌でジョージー・フェイムのプチ特集やったはずだが、その号もぱっと見つからず。こういう記憶力がめっきり衰えたなあ、おれ。あああ。年々、記憶力が減退してる気が。

 さて、"Sunny"。このコンピ盤を流して聴いてたとき、あまりのかっこよさに、むくっと思わず起き上がった。本読みながら寝転がって聴いてたもんでね。
 黒人音楽好きな白人青年が、どっか青白く頼りなげなソウルを演奏するさまを、本コンピ盤では前半に詰め込んだ。そして"Sitting in the park"で渋く光る片鱗を見せ、この"Sunny"で炸裂させるんだ。みごとに背筋に一本通った、粋な音楽を。

 ピアノのイントロからエコーばりばりな歌声を、ベースとオルガンにシャープなエレキギターのカッティングで、削りとる音像のいさぎよさったら。
 歌はどっかのっぺりしてる。しかし震えるような気弱さをも、タイトルを紡ぐメロディと歌声で乗り越えた。
 リズム隊はどっか堅い。ノリはいまいちだと思う。けれども杓子定規にかっちり畳み込むさまが、微妙なノスタルジーをもって胸に迫った。
2006年03月30日 00時04分02秒
ぷかー。
しばらく前に会社の事務所が移転。駅から会社へ行くまで、タバコを吸う場所がなかった。街は歩行禁煙なんだもん。前の場所は、途中に喫煙スペースあったのに・・・。
ところが。今日、ついに喫煙場所を発見!これで会社へ行く途中、タバコが吸えるぞ。朝、会社へ行きたくないとき。外出先から会社へ戻りたくないとき。喫煙場所でぷかー。よしよし。

しかしここ、某観光会社が集合場所に使う一角にある。したがって、周りはのんきな観光気分の人ばっか。混じってタバコ吸ってると、会社へ行く気分にならねえなあ。ううむ。やっぱもうちょい仕事する気になる、喫煙スペース欲しいな。会社帰って吸えばいいんだけど、それはそれで横においといて。

帰りにユリイカの最新号を買う。菊地成孔の特集号。電車の中で読んだ山下洋輔との対談や大友良英のエッセイに、大谷能生の評論が面白くって。家についても、そのまま読みふけった。

・・・うーむ。あとはなんかぺダンティックすぎて良くわかんない。難しい文章が多くって。速読すると、内容がさっぱり頭に残らず。
音楽家の評論なんだから、もっと音楽に話を絞って欲しいな。菊地自身も幾つか文章などを寄せてるが、本人からして話を難しい方向に幻惑する。
 あとは岸野雄一のエッセイくらいか、面白かったのは。伊藤俊治と菊地の対談は、難しくて流し読みだと内容が頭に入らなかった。ゆっくりじっくり読んでみよう。

今夜のBGM:ティポグラフィカ"森へ行く方法"(1993)
 ゴッド・マウンテンからの1stに収録。大谷能生の評論で言及された曲。さっきから、繰り返し聴いている。大谷は『譜割をきちんと把握し、演奏し、しかもメロディーとして歌わせるのは、もう恐ろしいほどの技量が必要である』と言う。これを分析できるだけの採譜力と譜面読解力が、ぼくにあればなあ。さぞかし楽しいだろうに。
 
 何度聴いても複雑さを、論理的に言えない。めちゃめちゃややっこしいのは分かるんだけど。たぶん、基本が4拍子。それをあちこちにアクセントずらしてるのかな。
 
 頭から指揮者よろしく、指を振って拍子を数えるとわかる。
 聴いてるうちに、拍子をとるのがどんどん苦痛になる。聴感の拍頭と、指の拍頭が、みるみるズレるから。だけどしばらくたつと、きちんとフレーズの頭が4拍子の1拍目にくるんだよ。この開放感が気持ちいい。
 ・・・すっごく間違った聴き方してる気が。
 
 やっぱり変拍子を聴いてる気分で、フレーズの奔流に身を任せたほうが心地良いんだよね。
 超絶技巧なのは漠然と分かる。論理的にいえない。
 ティポグラフィカの譜面集ってでないかな。できれば今掘+外山+菊地の鼎談による譜面分析つきで。出たら買うよ、ぼくは。
2006年03月27日 23時26分51秒
ぴぴぴ。
今日は風邪をひいて寝てた。ちょっと寝たら楽になったので、あとはずっと、音楽漬け。耳が疲れると、静かな音楽で気分転換してみる。
たまにPCをいじる。その間にPCを無為に電源入れたままも、芸がない。久しぶりにSETIを入れてみた。
今はBonicっていう統合ソフトで管理してるみたいね。CPUパワーは以前より上がってるはずだが、そのぶんユニットの処理データも増えてるようだ。さくさく終らないなー。

そのぶん画像のほうが凝ってきた。基本レイアウトは変わらないが、3Dになって上下左右にふらふら揺れる。酔うって。3次元データの部分は動いてもかまわないが、せめて上段のデータ部分は固定してほしいな。

ちなみに今は2001年のデータを解析してるようだ。異星人からのデータがこの瞬間届いても、解析されるのは数年後ってことなのか。
今は数年前に比べても、だいぶPCの普及度や機能は上がってるはず。その分セキュリティだのがうるさくなって、気軽にアクセスできないが。

会社でアクセスできればねー。タバコ吸ってる間のスクリーンセーバーついでに、宇宙間通信解析のお役に立ちまっせ。

今夜のBGM:The moments"Love on a two-way street"(1970)
 耳がいいかげん疲れたので、リラックスできるスウィート・ソウルを一発。モーメンツを棚から、久々に引っ張り出した。最近はこういうソウルをほとんど聴いてないんだよなー。
 
 メンバーがころころ変わった初期の作品。ライノが96年にリリースしたベスト盤で聴いている。当時、R&Bチャートで1位、ポップチャートで3位まで上がったそうな。
 プロデュースはシルヴィア。スタングからのリリースだが、なぜかこの頃は音が悪い。不思議だ。マスタリングをビシバシかまし、だいぶ聴きやすくしてるようだが・・・。右チャンネルで異様に厳しく、エレキギターのカッティングが入る。左チャンネルがピアノやストリングスで甘く奏でるだけに、なんともバランス悪い。
 
 いずれにせよボーカルは美しい。ファルセット気味に声を震わせ、しみじみとロマンティックにたゆたう。
 ベスト盤を流し聴きして、ふと耳にとまった。こういうキャッチーさがヒットに繋がるのか。一瞬ギターが消える、大サビのあたりが一番心地よい。このエレキギターと、後半で聴けるちゃっちいタンバリンを何とかして欲しかった。
2006年03月23日 23時53分24秒
あわわ。
菊地成孔/大谷能生 著「東京大学のアルバート・アイラー(キーワード編)」を読了する。前作と対照的に赤を強調した装丁。ビートルズの「赤盤/青盤」みたいだ。意識してないだろうけど。

楽理知識が無いぼくは、読むのに手こずった・・・。第一章のブルースは斜め読みに近く、最後の「カウンター/ポスト・バークリー」は概念を推測できても、内容はさっぱり。一番スムーズに読めたのは「即興」の章で、興味深かったのは「ダンス」の章だった。カウント・ベイシーをじっくり聴きたくなったよ。

好奇心を刺激する意味において、本作はすこぶる良作だ。僕自身に知識無いので、どこまで読みこなせてるか怪しいが・・・しかし話が深まるほどに、カルト方面に行くね、音楽の話って。

しかし「時間が無い」ってのが惜しいなあ。もっときっちり時間をとって、さらに議論を深めて欲しい。さらに面白くなるだろう。時間が無いゆえに成立したのかもしれない。締め切りも制限も無くこの手の話を深めてたら、いつまでたっても成果物が出来そうにない。今でも発展中な議論をしてるから。

博識に話があっちこっちへ飛ぶがゆえに、もっと突っ込んで欲しい部分もある。それは自分で心ゆくまで勉強しろってことね。ああ、もっと時間欲しいなー。

今のBGM:Prince"Lolita"(2006)
プリンスの志向は第三者を意識した、たった一人のファンクではないか。JBやPファンクをひくまでも無く、ダンス・ミュージックは複数がフロアで踊ることを前提に考えたい。たった一人、ステレオの前で踊るためのファンクってのは想像したくない。でも、プリンスが本当に求めてるのはそっちじゃなんだろうか?
ドラッギーにいっちゃったスライとも、プリンスの志向は違う。
隣の部屋からそっと、盛り上がってるフロアの熱気を覗き込むような・・・冷静な視線と静寂。プリンスのファンクには、つねにその違和感を感じてた。ハッピーにぐわっと盛り上がるのが、ダンス・ミュージックは一番分かりやすいもの。

この曲は最新作"3121"に収録。まだろくに聴いてない。でもi-podにつっこんで初めて聴いたとき、じわじわと迫りながら、あっけらかんと隙をつくったファンクの色合いがかっこよかった。

昨日レコード屋へ行った時、本盤がBGMでかかってた。そのときには「なんかスカスカ。聴いても物足りないのかな〜」と不安だった。i-podで聴いたときも、隙間が多いって印象は変わらず。しかし畳み込むリズム感と、多重録音による異様なジャストさに惹かれた。

そして、今。スピーカーで聞いている。・・・いいじゃん、これ。
低音成分もきっちり含み、怒涛のクールさが降り注ぐ。この曲は意外にポップ。"kiss"の猥雑さをじわっと太いキーボードの音色と、細かなハーモニーやギターのフレーズで飾った。

この盤、じっくり聴いてみよう。たとえば"Beautiful,Loved,and Bressed"のようにポップなメロディよりが、むしろ邪魔に感じることがある。
それよりたとえば"Incance and candldes"のように透徹ファンクのほうに、今のプリンスが作る魅力がにじみ出てると思うんだ。まだ枯れてないぜ、プリンスは。
2006年03月19日 18時26分36秒
むにゃ。
仕事から帰り、つい転寝。今週は色々あったからなあ。今までは目覚ましをかけることもあったのに。夜更けに目が覚めて、気がついたらこんな時間だ。馬鹿だな、おれは。明日も仕事なのになあ。

眠気誘発でHPをちょっといじってみる。閉鎖先のリンクは消しましたが、更新あるところは、PCのブックマークに残しています。色々考えてしまい、よけい眠れなくなった気がする。明日は6時起き。寝るかこのまま起きてるか。悩みどころです。
2006年03月17日 03時35分13秒