るるるる。 |
文藝別冊の「大瀧詠一」を読む。読んでなかった再録が多く嬉しい。今のインタビューをもっといっぱい、さらにさらに音楽ネタを!って要望はあるけれど。 大瀧詠一をどうして音楽の観点から語らないんだろうね。本人とリンクしないコラムやエッセイってのも、物足りない。
たとえばレコーディング日記。どんな風に曲が録音されたか、とても知りたい。アレンジの変遷とか、それこそそれぞれの曲の緻密な分析とか。本人に語らせると、講座になってしまうから。それはそれで面白いんだけど、やっぱりアメリカン・ポップスの話が聴きたいんだ。
彼の音楽を語るのに、アメリカン・ポップスの視点だけでは上っ面なのかもしれない。でも、あの博覧強記をもっと分けて欲しくって。いっそ、山下達郎ととことん語り合った本が出ないかな。渋松の本みたいなやつがさ。
今夜のBGM:大滝詠一"カナリア諸島にて"(1981) "ロング・バケーション"に収録。もう24年前のアルバムなのか・・・信じらんないなあ。この盤は今まで、何回聴いたかわからない。それでも聴き足りなさが残る。本当に素晴らしい音楽だ。めちゃめちゃ大音量で聴きたい。
サビのメロディはビーチ・ボーイズ"Please let me wonder"の引用。ずうっと前の新春放談で大滝詠一が言うの聴いて、ひっくり返った。ぜんぜん気がつかなかった・・・おれはいったい、この盤のなにを聴いてきたのかって。 |
2005年11月30日 00時24分55秒
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