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のんびりてきとー日記です。 ちなみに過去の日記はこっちです。

まあ。
とうとう会社に持ってってるカバンが壊れ気味。チャックが外れそうだ。
かれこれ10年くらい使ってるのになあ・・・寿命かな。買い換えか・・・めんどくさいよー。

しかし同じカバンを使い続けたので、どこの店に行ったら安く買えるか忘れちゃった。このバッグ買った店は、とっくに潰れたし。ふだんと違う買い物って、すごく腰が重い。ああ、何とか使いこなせないかなあ・・・と、もう数週間、だましだまし使ってまっす。

さて、素朴な疑問の音楽ネタを一発。
Stephen Stills。これ、なんと読むのでしょうか。ベテラン・ミュージシャンです、かれは。
このスペルでスティーブンって読むわけ?英語の発音は難しいなあ。

今夜のBGM:Leroy Hutson"When you smile"(1973)

 だいぶ前に買って、棚の奥にあったCD。整理しようと聞いてみたら・・・いいねえ、これ。アルバムとしてはとっ散らかってると思う。しかし個々の曲はいいな。

 リロイ・ヒューストンは一時期、カーティス・メイフィールドの後釜としてインプレッションズのボーカルを務めた。その後カートム内で独立し、1stソロ"Love Oh Love"をリリースした。この曲は1stより。プロデューサーはリロイ本人らしい。作曲もリロイ。どのくらい売れたんだろう。ソウル・ファンにはリロイと女性が抱き合ってるジャケットって、有名だと思うが。

 シカゴ・ソウルには、ちょっとエッジが甘いかな。だけどこの曲はストリングスがどんなに甘く鳴ろうと、クールな雰囲気はきっちり保ってる。
 ヴィクター・チャンドラーのベースがいかしてるよ。ボーカルとつかずはなれずのフレーズがたまらなく良い。
2005年08月29日 23時39分51秒
ほいほい。
パラダイム・シフトって言葉が流行りましたな、昔。言いだしっぺは誰でしたっけ。アインシュタイン?・・・違う気がする。

仕事帰り、ストレス解消にi-podでシャッフル再生。いやー、やっぱいい。癒されます。
聴きながら今後の音楽ビジネスについて、つらつら考えてました。

携帯再生機でシャッフル聴きとネット配信が発達するにつれ、ビジネス・モデルは60年代前半のノウハウが通用する時代に戻るかな、と。つまりいろんなCDを詰め込んだi-podなどは、携帯ラジオ。そしてネット購入はシングル単位のビジネス、と。
これからどんどん本モデルが加速されるんじゃないかな。

だって、この"ラジオ"は、すっげえ気持ちいい。DJのお喋りもCMもない。さらに自分の好みの曲だけ、流れ続けるんだ・・。

一方でネット配信の可能性は、メディアの限界解消でもある。在庫については、以前の日記で述べた。今日考えてたのは、時間制限がなくなるってこと。

シングルでもLPでもCDでも、メディアそのものの収録時間制限があった。しかし大容量を誇るネット販売なら、限りなく作品の長さを伸ばすことが可能だ。たとえば24時間ぶっ続けのテクノとか。そんなもん、作る人も買う人もいるか別にして。

しかしライブのパッケージ販売でみたらどうだ。洋の東西を問わず、長尺ライブをやる人はいっぱいいそう。たとえば・・・灰野敬二。彼の3時間ぶっ続けライブを、中断無しに販売が可能になる。
「Instant live」ってビジネスがアメリカにはある。ライブ音源をネット販売するってビジネス・モデルも成立するよ。一曲に区切らず、長尺で演奏するタイプのミュージシャンは重宝するだろう。PHISHはすでに気づいてビジネスにしていた。利益率はどのくらいだったんだろうね。

ネット販売が進んだとき。次に必要とされるのは、シオリ機能だろう。さらに一歩踏み込むと、編集機能だな。
著作権との折り合いがポイント。それぞれへの言及は、煩雑になるので詳しくは触れない。

そもそもおれは、音楽業界人でもなんでもないんだぁ。何で、真剣に考えてるんだろ。考えてる最中は、すっごく楽しいけどさ。
だれかビジネス・モデルを買いません?報酬として飲み屋でおごってくれたら、いっぱい喋りますぜ。

・・・人はそれを、酔っ払いのたわごとという。

今夜のBGM:Profile"Every litte thing"(2000)

 処分候補のCDを聴く。
 Profileはアメリカの兄弟R&Bコーラス・グループ。出身はどこだろ。兄弟といとこの4人で結成されたそう。
 これは2nd"Nothin'n but drama"に収録。1stは未聴です。まだ活動してるの?少なくともクレジットにあるHPは閉鎖されてた。モータウンからのリリース。

 アコギの軽快なイントロと、わずかなノイズ。陽だまりの屋外で楽しげに歌い継ぐ風景が頭に浮かぶ。リズムはもちろん打ち込み。ミドル・テンポのたゆたうメロディは、今ひとつパワーに欠ける。しかし、聴いてて和めるんだ。
 こんな曲があったとは。・・・やっぱり、これも売れんなあ。
2005年08月24日 23時58分39秒
よし!
昨日、日記で「CD買わない」宣言をしようと思ってました。酔っ払ってたので、書かずに寝ちまいましたが。

最近しみじみ考えます。新譜を100枚聴くのも一枚のCDを100回聴くのも、優劣ないって。100枚の新譜を100回づつ聴けたらベストですが、そんな時間はありません。しくしく。

そう考えるたら、棚にはもうたっぷりCDが並んでる。たぶんこれから一生、新しいCDを買わなくても困らないはず。で、冒頭の宣言へ繋がるわけ。

よし、これから棚の整理するぞ。どばっと処分しよう。
そうすれば、新たにCDを置く場所が出来る。

さっそく何枚かCDを買ってきた日の夕方に、この日記を書いてます・・・。

今夜のBGM:Greg O'quin 'n joy ful noyze"We shall prevail"(1996)

 有言不実行の逆展開な宣言でしたが。午前中には整理しようと、棚のCDを聴いてましたよ。・・・と、軽く言い訳です。
 
 ジャケットは手を組んで口元を押さえる黒人男性の写真。お、シティ・ソウルかな?と期待して買った。ところがケースを開くと、ずらっと並ぶ人々の写真。ゴスペルのクワイアでした。
 アルバム"Try'n 2 make u see!!"に収録。まだ活動してるかな・・・検索してなく、よくわかりませぬ。

 クワイアは積極的には聴かない。嫌いってわけじゃないが。教会賛美歌の文化が自分に無いので、すなおに馴染めないのは確か。
 この盤は打ち込みリズムを軽く配置させ、曲によってはクワイアのむんむんしたパワーを上手く減じた良い感じ。これもそんな一曲。

 教会火事で怪我した人へ捧げた歌らしい。おごそかなムードだが、打ち込みとピアノのバック・トラックが、クールにきめる。不謹慎でごめん。
 特に冒頭の歌い継ぐ部分が好き。熱っぽく構えず、淡々とフレーズごと、からりとボーカルが変わる。要するに「We are the world」形式。今、気がついた。
 しかし淡々としたクワイアのリフレインに載って、じわじわ盛り上がるさまは聴き応えあるよ。

 うーん、このCDは処分できん。さて、次の処分候補CDだが・・・。次はなにを聴こう。
2005年08月22日 00時16分43秒
むやむや。
ライブに行く気分にどうしてもなれず、ブックオフへ。面白いライブがいくつもあったのにな、今日。100円本を買いあさろうと思ったけど、どうにも面白そうなのがない・・・むりやり数冊選んだけどさ。えらい消耗した。気分転換で消耗するとはこれいかに。

帰りはi-podのシャッフルであれこれ聴いて、やっと気分転換できた。音楽は偉大だ。
明日こそライブ行くぞぅ。ほんとは明日、メルツバウが出る深夜のイベントにも行きたかったんだが・・・日曜に用事があるから、見送り。徹夜はつらい年頃になってきました。こないだ聴けたから、よしとするか。

なんか他にも書きたいネタがあったんだけど・・・忘れた。悔しいのう。思い出したら書くか。すでに日記じゃないな、そしたら。

今夜のBGM:Prince"Crazy you"(1978)

 i-podをシャッフルで聴いてたとき、ふと流れた一曲。気持ちよくてね、これが。
 1stアルバム"Prince"に収録。もちろん全てがプリンスの多重録音。このときが18歳だっけ?全てを任せたワーナーの英断は本当に素晴らしい。デビュー盤でスポイルされず、のびのびと自分の音楽を作れたんだから。

 今まで聞き流してた小品だが、なんだか現在にも繋がる曲調の萌芽と言えるんじゃ、って思ったしだい。和音の響きも独特な気が・・・こういうとき、楽典知らずの聴音できずってつらいね。ロジカルに聴けないんだもの。
 アコギの刻みの後ろで、ひょこひょこ跳ねるシンセのパーカッションがキュートだ。プリンスは青臭さを残しつつ、か細くセクシーに歌う。
 さりげないアレンジだが、かなり凝っている。
2005年08月19日 23時56分57秒
ふひょー。
仕事。

・・・この一言で日記終わらせるのも芸がない。まだ、今日はまし。これからバタつくんだろうな。やだやだ。

さて。気分転換の時間です。通勤中に「未読王購書日記」(未読王:著/2003年/本の雑誌社)を読みふけってた。ネットの日記を書籍化したもの。今はブログに移行してるようです。"未読王"で検索したらヒットするのでは。

「古本を買いまくる。読まずに、ダブってもかまわず積極的に書い倒す」ってのがコンセプトの日記。だから、未読王。
ひたすら本の名前と値段が羅列され、合間に日記が続く。それだけなのに、面白い。一気に読んだ。

ぼくはコレクターになることは諦めた。マメさも体系づけも、そもそも置くスペースも無いから。置き場所があればねえ・・・CDももっと買ってるよ。
で、「未読王購書日記」。読んでると、とにかく『購買欲』をそそられる。ブックオフ行って、ひたすら買いまくりたくなる。

創元から出てた、マルコ・シリーズを無性に読みたくなった。頭2冊くらいしか読んでないんだ。
もちろんまとめてどばっと、一冊100円で買ってね。週末にちょっとブックオフのぞいてみようっと。

いわゆる古本屋って行かなくなった。だから相場や棚の並び具合が分からない。ブックオフじゃこの手の本って、置いて無いかな。発刊年が古すぎそう。20年前なら、ごろごろ転がってたと思うけど・・・。

今夜のBGM:Bar KoKhba Sextet"Avelut"(2005)

 ジョン・ゾーンの誕生日記念ライブ・シリーズの第十一弾CDより。2003年9月13日の1stセットで演奏されたテイクを聴いてます。何でこれかというと、たった今流れてるから。BGMですもの。

 ジョン・ゾーンについて語ろうとすると、はたと困る。膨大すぎるよ、リリース作品が。ユダヤ文化ってキーワードを踏まえると、一本筋が通ってる。しかし根本はさまざまなミクスチャーやコラージュ、即興だと思う。だからある程度量を聴かないと、上っ面な感想になりそう。
 とはいえ彼名義のCDだけでも鬼のように出てて、とても追っかけきれない。多作なミュージシャンって好き。でも、ジョン・ゾーンの場合はたまらんわ。

 Bar KoKhba Sextetは"Masada"の派生ユニット。ジョン・ゾーンは指揮者としてクレジットされた。しかしこれだけニューヨーク・アンダーグラウンドの凄腕が集まって、リズムを提示する指揮者はいらんだろ。
 かといって、コブラみたいな即興はなさそう。なにをコンダクトしてるんかいな。

 こういうユニットにおけるジョン・ゾーンって、評価しづらい。戸惑うんだ。ジャズやインプロの分野で「作曲家」として語る発想が希薄だもの。プレイヤーとしての立ち位置を、つい考えてしまう。
 いずれにせよBar KoKhba Sextetは、贅沢なユニットだよ。ソロがあるとはいえ、基本は室内楽。この顔ぶれ使って、譜面アンサンブルを志向するとは・・・。
 どばどばの即興でいいじゃん、と思ってしまうと、もはや頭は固定観念に縛られて、ジョン・ゾーンの術中にハマってるのかも。

 "Avelut"はMasadaのアンサンブルでは、印象が薄い曲。ここではマーク・フェルドマン(vln)とエリック・フリーエランダー(vc)のデュオに、マーク・リボーのギターが絡む。
 トロピカルなギターの響きが、けだるげでクラシカルな曲調と合わさり、耽美なムードを作ってる。
2005年08月19日 00時01分15秒
ぐらっ。
今日で盆休みも終わり。明日から仕事。あー、やだやだ。
・・・今日の愚痴コーナーでした。

灰野敬二のライブにも惹かれたけど、パス。一日中、本をひたすら読み倒してました。5冊くらい並行読みして、3冊は読破。しかし、どれも面白くない・・・なので本の題名は挙げませんが。時間かけて読んで、つまらんってのは納得いかんなあ。

読みかけなのがジョン・F・スウェッド「サン・ラー伝」。かなりぺダンティックで読むのがつらい・・・かれの思想のバックグラウンドを当時の黒人差別に引っ掛けて書いてるらしい。ぼくが読みたいのは音楽のことなのに。途中から猛スピードで流し読みして、やっと半分近くまで来た。

サン・ラーの音楽で興味あるのは、主に音楽的なこと。
・どういうリハーサルをしていたのか。
・楽典的にどうユニークなのか。
・膨大な曲やレコードをどう本人は管理していたのか。(ビジネス的にも、譜面的にも)
・個々の曲の譜面と即興のバランス。
・バンドメンバーの自由度。どこまでサン・ラーのワンマンだったのか。

この本では断片しかこういう疑問に答えてくれそうにないなあ。

今日は昼に地震あり。けっこう長く揺れてたよ。「このあとでかい地震が来るのかな?!」と、とりあえず本棚押さえてました。最近地震多いなあ。

今夜のBGM:渋谷毅"Soldier in the rain"(1977)
 本を読みながらBGMで色々聴いてた。特にMASADAが熱いテンションで、聴き終わったときはぐったりくたびれるほど・・・。
 静かなソウルで耳直し。そして今はこれを聴いている。

 アルバム"Cook note"の最後に収録された曲。ライナーによると本盤は2ndにあたるようだ。2001年に再発されたCDで聴いている。
 サイドメンは川端民生(b)と宮沢昭一(ds)。静かでロマンティックなジャズを聴かせる。これはヘンリー・マンシーニの曲。1963年の映画「雨の中の兵隊」(ラルフ・ネルソン監督)のテーマらしい。ネットに書かれた情報によれば、スティーブ・マックイーン主役のコメディとある。

 バタつくようにブラシでせわしなくスネアがこすられ、ピアノは冷静に美しく音を紡ぐ。
 粘っこいベースは、さりげなくピアノにまとわりついた。
 とつとつとアドリブが動く。荒っぽいところは皆無。しかし無造作なリズムに、フリーな要素をわずかに漂わせる快演だ。
2005年08月17日 00時01分54秒