ぐらぐら。 |
まーた地震だよ。残業してたら、揺れました。一呼吸置いて、でかいのが来たら、ざわめきましたね。さすがに東京の職場でも。たいがい、地震があっても「あ、揺れてるー」って、みんなのんきなんだが。
口々に言ったのは「電車がまた止まるのかよー・・・」と恨みの声。土曜日、えらい目にあったからねぇ。 帰る支度をやめて、仕事続ける人も。電車混むの分かってるし。
しばらくして喫煙室へタバコを吸いに行った。このご時世だから、完全に部屋が密閉されてる。 「今、地震おきてドアが歪んだら・・・密室だなあ、ここ」 と、ぞっとした自分が情けない。
そのあとで「あのドア、蹴破るのは無理だな。このプラスチックのすりガラスを蹴破って・・・勢いつけなきゃダメか。そしたら、これを踏み台にして・・・」と、つらつら考えてました。
今日の日記で書くこと考えて、ふと思いついたのがこれ。 おお、我ながらふてぶてしいじゃないか、と自信つけたくって。ちょっと今日はへこんでたもんでね。
しかし。今気がついた。なぜそのとき座ってた椅子で、窓を叩き破るって発想が出なかったのか。ああ、動転してんだなあ、おれ。情けなや。
今夜のBGM:宝示戸亮二"My treasure"(1993)
彼の演奏は今まで聴きそびれてた。先日買ったCDでやっと聴けたよ。活動拠点は札幌だそう。ジャズに縛られず、プリペアード・ピアノ(かな?)で、広がりのある演奏だ。 これは1993年のロシア・ツアーのライブ演奏を収めたCD,"A an from the east"より。
出勤前のBGMで流してたら、この曲の旋律がぐっと胸に来たんだ。 本盤にこれは2テイク収録されている。感じ入ったのは、(3)のほう。モスクワでのライブだ。 ちょっとひしゃげた音色は、録音によるものかピアノによるものか。うっすらエッジがざらついたピアノが、高らかに雄大な旋律を奏でる。 優しく深く、音が広がる。じいんと来た。 このまま、仕事行かずに聴いていたかったよ。・・・もちろん、んなことは出来ませんが。 |
2005年07月28日 23時56分53秒
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