あふ。 |
CDをたんまり買った。帰るとアマゾンからの荷物も。さらに昨夜はライブにも行ってきた。 すると、翌日はやること一杯。 HP用にライブの感想書いて、買ってきたCDのメモして。さらにi-tuensに吸い上げる手間まで増えている。全部同時進行でやってるが、手間は手間。
ふと冷静になる。・・・ゆっくり音楽、聴きてえなあ、としみじみ。 何が悲しくて、日曜の朝(って、もう昼か)に、音楽とばたすか格闘してるんだろ。
今回買った再発盤は、いわゆるボートラ無しの盤が多い。つまり、一枚が30分〜40分で終わってしまう。昔は「空き時間になんか入れろよ〜」と贅沢なことを思ってた。 でも最近は、ストレートな再発が嬉しくなったね。・・・数年前に、萩原健太が書いてたことを、今になってしみじみ実感する。
アナログを聴かせて頂くとき、「LP片面」って時間が成立する。 この時間感覚のなんとコンパクトで、充実して、密度高いことか。 CD収録時間が長いと、時間感覚がのっぺりしてしまう。
それと、これは言いたい。Bill Evance"The waltz for Debby"を買った。 ボートラのアウトテイクを、連続して並べてるんだ。・・・なめとんかい。 テイク違いを"順番"に聞いて、"味わえる"人間が一体どのくらいいるだろう。 いや、一般論で逃げるのやめよう。ぼくの感覚で言うならば。
同じ曲のテイク違いを連続で聴いて、"勉強"になったり"好奇心"を刺激されはする。"楽しい"ことだってあるかもしれない。 しかし、"味わえ"ないよ。ぜったいに。 飽きるもん。何が悲しくて、同じ曲を続けて聴かんとあかんのや。
しかもこの並び、オリジナル・シーケンスで曲を並べた、ディレクター(か、ビル・エヴァンス本人か)の意思すら侮辱してるだろう。 曲間の白身すら気にしてるはずなのに。おんなじ曲を連続して聴かせるなんて、オリジナル盤が出たときは、考えもしなかったはずよ。
ぼく、まだこの盤を聴いたことない。初めて聴くときは、CDのプログラム機能で、オリジナル盤のシーケンスにして聴いてみよう。 せめてもの、ミュージシャンへ敬意を表すために。
・・・忘れなければ。いや、おれ、忘れっぽいから。
今のBGM:Silly Sisters"Rosie Anderson"(1988)
昨日買ったCDじゃありません。まだ、聴いてないのがいっぱいあるんです。順番ね、順番。
スティーライ・スパンのボーカル、マディ・プライアとジューン・テイバーによるユニット、Silly Systersの2nd"No more to the dance"に収録。
といいつつ、この曲はジューン・テイバーのソロです。ピアノ一曲でしみじみ歌う歌が、心地よい。 |
2005年02月20日 15時49分29秒
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さて。 |
気を取り直して購入希望メモを。全部買えないだろうなあ。 なお以下は「好奇心をくすぐった盤」のリストです。というのも、聴きたいの羅列してたら、収拾つかなくなりそうだもの。
Chester Thompson"Power house" ⇒これはね、絶対に買いますよ。3/4にリイシュー。タワー・オブ・パワーのチェスター(org)が純粋なジャズに取り組んだ盤だそう。Black Jazzレーベルで、P-Vineから。こんな盤あったんだ。知らなかった・・・。 BLACK Jazzレーベルにも興味がわく。全20タイトル、全て再発されるが・・・まずはベスト盤で、レーベルの様子をみようかな。
大滝詠一"Niagara Moon"(1975) ⇒今年から始まるナイアガラの"30周年"シリーズ第一弾。これもね、買いますよ。3/21発売だから、詳しい話は来月まで取っておきましょう。
Duku Elington"Piano in the foreground"(1961) ⇒これも買おうっと。エリントンのピアノ・ソロ。本編もさることながら、ボートラの"Lotus Blossom"に惹かれる。エリントンのテイクを聴きたかったんだ。渋谷毅のテイクが素晴らしくて。いい曲です、ほんと。
Milt Jackson & Ray Charles"Soul Brothers"(1958) ⇒レイ・チャールズがMJQのミルトと連名でリリースしたジャズ・アルバム。レイはpとasをやってる。歌はなし。セクステットとまあまあこじんまりしたコンボだし、聴いてみたいな。
Cocteau Twins ⇒コクトー・ツインズって、今まで聴いたことありません。英の音楽は「ぼくより年上の人向け音楽」って思い込みを、ずっとしてたもので。中学、高校のころの話。当時はアメリカのソウルやオールディーズにどっぷりだったから。 さて、何から聴こう。"Treasure"が定番かな?宣伝文見てると、どれも傑作みたいだ。
V.A.「イエローマジック歌謡曲」 ⇒このコンピも惹かれます。YMOのだれかが、作曲か編曲にかかわった歌謡曲を集めた。1979〜83年位までの音源かな?これもリアルタイムだからねぇ・・・郷ひろみの件で書いたように、なんか手に取るのためらう。曲目見ても「一回聴けばいいや」ってのも何曲かあるしなあ。
Fela Kuti「ライブ・イン・アムステルダム」(1983) ⇒フェラの廉価も惹かれる。まあ、ぼちぼち買いますよ。今回どどっとリイシューされる中で、持ってないやつだと・・・このライブ盤をまず聴いてみたいかな。
ソウルの未聴盤で、面白そうなのも何枚か。 Revelation"Revelation":1980年のフィリー・ソウル。 Perfect touch"Touching you":1980年盤。デトロイトから。 Ginji James"Love is a Merry Go-round":1971年、シカゴより。これ、今まで聴きそびれてた。
「フィンガー・スナッピン・ミュージック」なるシリーズ・タイトルで、小粋なジャズが10枚、再発される。コンセプトに共感するかはさておき、面白そうだなと思ったのはこんなとこ。
アラン・コープランド・シンガーズ「If love comes with it」(1969) ジ・アクシデンタルズ「ウィズ・ザ・カイ・ウィンディング・トロンボーンズ」(1959) ⇒前者は凝ったソフトロック風味のコーラスが売りらしい。後者のコーラス・グループも「器楽的でアクロバティック」なハーモニーが面白そう。
エミール・リチャーズ「ニュー・タイム・エレメント」(1967) ⇒スタンダードを奇数拍子で演奏し、5拍子の「テイク・ファイブ」を4拍子で演奏するという、ひねった企画盤。エミールはvib奏者だそう。これも面白そうだ。 ・・・なんか一杯書いちゃったな。欲望は果てしない。ついでに好奇心も。
今夜のBGM:Samson"Emergency!"(2004) 今夜はなんだかソウルな気分。これは先日買ったCDより。インディレーベルからリリースされた、黒人男性のソロ・シンガー。HPはここです。 http://www.samsonlogan.com/ フラッシュを使ってるのか、ページが重たい。ナローバンドは辛いな。 ゴスペル上がりでシャーリー・シーザーのツアーに同行してたらしい。今年の春に日本ツアーの予定もあるみたい。
本盤はアトランタとカリフォルニアで録音されてる。タイトルは"Atomosphere"。たぶん、ソロ・デビュー盤。この曲を選んだのは深い意味はない。 決して今日、Emergency!のライブに行きそびれたからじゃありませんってば。
バックはリズム以外、生演奏。線が細い歌なので、もろのバラードよりミディアムが似合いそう。 この曲はミディアム。しょっぱなにギターが軽く鳴って、都会的なムードが漂う。NYあたりのイメージだ。 コーラスも全て自分の多重録音。もっともトラックを重ねて厚みを出すんじゃなく、バックリフのハーモニーで賑やかしをしてる。
むちゃむちゃ名曲っわけでもない。なんでぐっと来ないかな。リズムが単調なんだろか。この曲、もしかしたらベースも打ち込み? たるたるっと歌が流れて、漂う。 |
2005年02月18日 23時51分04秒
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さってと。 |
それではレココレ誌最新号読んで、欲しいと思った盤を書きましょう。すでに日記じゃないな、これ。
ふと悩んだのが、郷ひろみ「比呂魅卿の犯罪」(1983)の再発。 編曲・プロデュースを坂本龍一が手がけてる。あったなあ、こんな盤。当時、そこそこ話題になった気がする。 「世界のサカモト」がYMO散開時に作った盤だ。面白そうじゃない。
でも、手が伸びない。「郷ひろみ」ってブランドに無条件でためらってしまう。当時、洋楽に興味あったぼくは、歌謡曲フィールドに一線を引くことで、自分の立ち位置を確かめようとしてたから。ま、トラウマです。
文化としてなまじ馴染み深いので、ためらう。内容は面白いはずなのに。まだまだ修行が足りません。 たとえば「当時、坂本龍一がワム!のジョージ・マイケルをプロデュースした盤」、ってシチュエーションなら、迷わず買ってたと思う。ジョージ・マイケルと郷ひろみを比べるのは、キャリア的に郷ひろみへ失礼ですが。
要するになにか「フィルター」が欲しいのかも。買おうとする意欲を、背中から後押ししてもらうために。今なら、購買意欲への加速剤はなんだろ。演奏も全てYMO人脈とか。そのくらいかな。
あと、極悪なボックスが二種類。 まず米Hip-O selectからの「モータウン・コンプリート・シングル集」。やめてくれよー。 1959〜61年を集めたVol.1が出て、これは6枚組。全部で12タイトル出るそうだ。ってことは72枚組かい。
せいぜい75年くらいまででいい。興味あるのはね。でも、たぶんCD20枚近くあるんだろうな。・・・やめてくれよ〜。ボリュームありすぎ。 買いませんよ。買うもんですか。時間がいくらあっても足りやしない。こういうのこそ、ネット配信して欲しい。CDで買うって行為に、偉くためってしまう。もっというと、置くスペースや聴く時間にも。
もう一種類は、ジミー・ウエッブ。"The moon's a harsh mistress"。Rhino-Handmadeより。2500セット限定だそう。 ボックスセット5枚組で、1970〜1977までのソロ作品全曲と、アウトテイクやデモ、ライブ盤が入ってる。
ボリュームは上のモータウンより極悪じゃない。だけど「全曲収録」って設定に暴力的なものを感じてしまう、今日この頃。・・・単純に、疲れてるだけです。 「さあ、完全版だ。聴け」ってプレッシャーに、押しつぶされそう。 もっとさ、コンパクトに一枚一枚、気楽に楽しもうよって言いたくなる。・・・うー、疲れてるな、おれ。
なんか長くなった。続きはまたの機会に。
今夜のBGM:Motif"Soft Song"(2004)
ノルウェーのジャズバンド、Motifの1st"Motif"より。詳しい経歴はM.I.Z.さんのサイトをご参照下さい。全員が20代らしい。tp,sax,p.b.dsのクインテット編成だ。 ぱっと聴いて耳へしっくり残ったのが、このバラードだった。彼らのスタイルとしては異質な曲だと思うが。 何度か本盤を聴いて、クラブ世代のジャズ・・・もっというと、プロトゥールズで編集する音楽を踏まえていそう、と感じた。 ベースやピアノのオスティナートやドラムの刻みが、まるでサンプリングのよう。きっちり繰り返す。 ファンクのノリとは逆ベクトルの、すがすがしいタイトさ。つまり繰り返しの快感原則に、新しさを感じた。
"Soft Song"では、発想の斬新さが印象に残る。冒頭のサックス・デュオは、多重録音だろう。サックス奏者は一人だし。左がテナーで右がアルトかな? アドリブはトランペット。波打つようなサックス2本のバック・リフに、ロマンティックなペットが乗る美しい曲だ。
曲が気持ちよくて幾度も聴いてるとき。ふっとレコーディング形態を想像した。どういう順で録ったんだろう。 サックスとリズム隊、さらにサックスをダビング、最後にペットをダビング?全てを一発録音して、最後にサックスをダビング?
いずれの方法だとしても、発想がユニークだ。 なぜサックスとトランペットでリフを形成して、そこからサックスをバックにトランペットでソロ、というアレンジにしなかったんだろう。 ライブで再現も出来ないし、生演奏のアンサンブルも不可能だ。この辺の発想が今のジャズ感覚で、新鮮だったんだ。
と、ここまで書いてきて。ピアノの音が聴こえないことに気づいた。もしかして、ピアニストがサックスを吹いてるの? だとしたら、上の感想は凄まじく的外れになるぞ。 真実はいかに。・・・びくびく。 |
2005年02月17日 00時13分31秒
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ねむねむ。 |
なんか眠たい。仕事しないで、がーがー寝たいですね。 レココレ誌最新号を読んでいた。3月の期末が近いせいか、各社から面白そうなCDが目白押しでリリースされる。どの盤に興味持ったかは、気が向いたら改めてメモしておきましょう。
ソウル系で興味を引いた盤がいくつか。かたっぱしから買わないと、また手に入らなくなるのかなあ。かといって聴けやしない数のCDを買っても仕方ないしね。悩む悩む。
今夜のBGM:Ray Charles"Ain't that love"(1957)
今月号はレイ・チャールズの特集。ふと聴きたくなって、ベスト盤を引っ張り出した。94年にライノが仕切った20曲入り"The best of Ray Charles"にて。ぼくが持ってる彼のCDはこれだけ。 曲そのものは1957年にシングルとしてリリースされた。R&Bチャートで6位まで上昇とライナーにある。
レイ・チャールズがアトランティックから、もろにジャズのアルバムを出してたとは、恥ずかしながらまったく知らなかった。聴いてみたいな。 ピアノのなるたけ強調されてる演奏・・・と耳をすましてたら、この曲が印象に残った。四管編成なためか、音が分厚く感じる。
時代を考えたら、あまりにソウルなアレンジが新鮮だった。当時はもっと泥臭いR&Bが主流じゃなかったっけ?後追いで聴いてると、こういう「同時代感覚」が希薄になる。 音も太くて気持ちいいよ。歌声聴いてたら、ノーザン・ソウルを連想した。マーヴィン・ゲイあたり。影響を与えてるんだろうな。
レイはピアノを、歌の合間にぽろぽろ鳴らす。このリフ、大滝詠一の曲で聴き覚えあるなあ。ナイアガラ・カレンダーでかな?どの曲だっけ。 |
2005年02月16日 00時19分29秒
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