だるぼー。 |
風邪気味です。またかい。またなんです。 一泊の出張から帰ってきた。昨夜から身体の節々が痛い。妙にだるい。"仕事したくない病"って気もすごくするが、とにかく風邪でしょう。
まいったのは帰りの飛行機の中。微熱ぽく、だるいったら。飛行機の椅子が、すごく狭く感じる。ただでさえぼくは、図体でかいのに。・・・縦にでかいか横にでかいかは、ご想像お任せします。
気がついたら羽田。もう、ずっと爆睡だった。 帰りにオレンジジュースをがぶ飲みして、カロリーを補給。これまではルルを即座に呑んでたが、先日の呑みすぎ(?)で凄まじい声枯れを経験して、なんだか薬飲むのをためらってる。
昨夜からの移動中は、ひさびさに本を読んだ。今回も重たいからi-podを持ってかなかったし。 新井素子「素子の読書あらかると」(中公文庫:2000年)、鈴木光司「らせん」(角川ホラー文庫:1995年)、夏樹静子「椅子が怖い」(文春文庫:2000年)を読み散らかす。あ、年代は単行本などの初版時です。
飛行機待ちの時間つぶしに新井素子「素子の読書あらかると」を手に取ったのが切っ掛け。 むしょうに「本読みてえ!」って欲求にかられたよ。
で、福岡についてから文庫本を探しに行った。夜遅くて本屋は閉まってるから、仕方無しにコンビニへ。しかしこういうときでも、翻訳モノに食指が動かない。なぜだろね。
しかし風邪気味やら何やらで滅入ってるときに、「椅子が怖い」を読まないほうがいい。
この本は、腰痛との闘病記。 ただでさえぼくは肩こりもち。首も凝ってる。さらに今は風邪気味で、身体の節々が痛い。 だから読んでて感情移入してしまい、自分の身体がさらに軋んでくるんだ。 「直れ〜。早く直れ〜」って念じながら、「椅子が怖い」を読んでたもん。
あれこれ読んでると、頭の中でいろんな感想が渦巻く。全てを文章化できたら、日記のネタ切れなんてなさそう。 ともあれ風邪気味なので・・・おとなしく寝ます。さっき、お風呂にゆっくり使ったら、ちょっと視界が晴れてきた。
今夜のBGM:Marvin Gaye"Mercy,Mercy,Me"(1969)
リラックスできる音楽ないかなーって、風呂に使って考えてた。 静かなテクノか。ピアノのジャズか。いっそザッパのギターがいいかも。やっぱ"Pet sounds"かなあ。 部屋に戻って、棚を眺める。そうか、ぼくにはこの盤があったじゃん。
"What's going on"に収録。 この盤はかなり強いメッセージ性を持ってるのに。聴いてて凄まじく癒される。少なくとも、ぼくはね。 アルバム全体が同じトーンでメドレーのように続く。 ぼくがイメージするのは、薄汚れ、赤茶けた風景。コンクリートのビルの片隅。 あまりポジティブなイメージじゃない。でも、癒される。志向が街方面なのかな。あまり田舎の風景には惹かれない。人ゴミが無いとイヤ。温泉へは「行きたいな〜」と思うけれど。
曲は今まで何十回聴いたろう。全ての音がしっくり収まり、ストリングスが風のようにつつむ。 ベースはボブ・バビット。彼について、だいぶ前の日記であれこれ書いたな。この曲に引っ掛けて。JJに負けてない。メロディアスに底を支える。 今日はサックスが染みたなあ。これ、テナーだよね? だとしたらウイリアム・ムーアが吹いてる。こしょこしょっと唸る風情が、染みるんだよ。 |
2005年01月26日 23時12分35秒
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