しんしんしん。 |
「ホワイト・ニュー・イヤー・イブ」って表現が、今日のいろんなweb日記で溢れるんでしょうか。溢れないか。
雪ですね〜。すごいな。次第に積もってます。やみやしない。やまないかなあ。 大雪な気がします。東京にしては。北海道なんかに比べたら、たいしたことないと思いますよ、もちろん。
こんな日には出かけるのめんどくさいですね。やまないかなあ。この分なら二年参りは空くのでしょうか。それとも闇雲に外出して、滑って怪我する人が続出なんでしょうか。 どっちみちそれを確認するためだけの、二年参りなんてしたくもないですが。
しかし外出したくないなー・・・年越しライブを聴きに行きますがね。行きますとも。 連日連夜ライブへ行って、昼間にライブの感想書いてたら一日がびゅんびゅん過ぎていきますよ。そりゃもう、笑っちゃうほどに。いったいおれはなにをやっているのやら。
なにはともあれ、本年もこのサイトを訪れて頂き本当に有難うございました。来年もよろしくお願いします。
今夜のBGM:津村和彦"Pepe Linque"(1994)
昨夜の明田川荘之のライブで、津村のギターにしびれましたよ。てなわけで、ソロアルバムを聴いてます。 本作はたぶん94年のリリース。アケタ・レーベルから発売された"Water"に収録された。 作曲はグレン・ムーア。すみません、詳細は不勉強で知りません。
音源は1993年の7月5日にアケタの店で行われたライブより。バックは古澤良治郎(ds)、上村勝正(b)と、今の渋谷オケのリズム隊が努めた。
エレキギターをシンプルな響きで弾いている。途中で音が歪むから、エフェクターをいくつかかませてるんだろう。 明るい色合いでアドリブが奔放に溢れ、素晴らしく気持ちいい。ジャズの曲なのかな・・・微妙にロックの味が残るため、馴染みやすいのかも知れない。
リズム隊もグルーヴさせたら、とびきりのコンビ。いやー、いいわ。 |
2004年12月31日 15時18分03秒
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雪じゃ。 |
今年の仕事も終わってのんびりしてます。・・・目覚ましかけずに起きたら、ちょうど12時で愕然としましたが。12時間近く寝ちまったよ。
アマゾンから届いたベスト盤を聴きながらつらつら考える。 「ベスト盤とは、販促ツールである」
このテーゼをどうして追求しないんだろ。 駅でワゴン売りされる、へなちょこベストは別。著作権すれすれのやつね。 あくまで問いたいのは、正規レーベルからリイシューされるもの。
60年代オールディーズを例に取って、色々語ってみます。 1)購買層、2)販売コンセプト、3)事業戦略の観点から。
1)購買層 60年代オールディーズを販売するには、ターゲット層が大きく2つに大別される。リアルタイム層と後追い層に。 プレ・リアルタイム層もいるが、期待購買比率は低いため除外する。
顧客ターゲットをリアルタイム層に置くならば、ビジネス期待度は低い。 顧客年齢層は60歳台にそろそろ手が届く。ノスタルジー刺激はたやすかろうが、CDを積極的に買いなおすとは言いがたい。 なぜなら「すでに音源を持っている可能性が高い」から。
廉価版でお買い得さをあおっても、よほど新鮮さかキャッチーなコンセプトを立てないと、購買意欲をあおらない。 アイディアはいくつかあるが、本質とずれるため割愛する。
上記より狙うべきは「後追い層」である。 ここで重要なのは「後追い層」も二種類に分かれる。「初体験派」「門前小僧派」に。 本当ならば「門前小僧派」は「知ったかぶり派」「耳年増派」「若年寄派 」などに細分されるが、これまた本質とずれるため割愛した。
あくまで「初体験派」「門前小僧派」に分けて述べる。 ここでベスト盤の位置づけが大きく分かれる。 「販促ツール」「囲い込みツール」「余剰掘り起こしツール」と大別されよう。 個々の購買期待値、販売戦略は以下である。
・・・と、つらつら書いてたらくたびれた。以下は割愛します。おれはレコード会社の企画マンじゃないんだ。
結論だけ先に。 「ベスト盤は後追いの人間を囲い込める。上手く興味を引けば、全音源買わせることも可能。 さらに未発表音源、リミックス、ボックス、リマスターなどで複数買いも期待できる。 これらすべて、既存音源を元にでき、初期投資は加工費のみ。新規録音に比べリスクが低い。 オリジナル・メンバーがまだ活動してるなら、再結成で荒稼ぎも可能だろう。 本人らの同意とか契約とかややこしい問題があるけれど。」
だから。
「もっと購買意欲をそそるベスト盤を作って下さい」
言いたいことはこれだけ。お願いします、レコード業界様。
今夜のBGM:Frank Zappa"In France"(1997)
で、ベスト盤から一曲。ザッパがプロデュースでクレジットされたベスト盤"Have I offended someone?"より。 オリジナルはザッパの活動二十周年記念の"Them or us"に収録。コーラスにジョニー・ギター・ワトスンが加わってる。
このベスト盤こそ、購買意欲をそそる。さすがザッパ、マニアの好みをよくわかってる。 かなりの曲でリミックスがなされ、編集違いも数曲。さらに未発表のライブ音源もあり。絶対買いますよ、これなら。既存音源を持ってたってさ。
リミックスでぶっ飛んだのは"Yo Cats"。違うアレンジみたいなんだもの。前に日記で書いた気がするので、今日はこの曲を。 ドラムがくっきりしてるかな。タイトなブルーズって成立すると、しみじみしたっけ。 |
2004年12月29日 17時29分52秒
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かちかち。 |
ライブへ行った。会場の場所が合羽橋と、東京の下町なせいかな。町内会と思しき、防災集会用の部屋やテントがいくつか見受けられた。きっちり町内会が機能してるんだろう。
ライブが終わった夜、駅までとことこ歩く。前のほうで拍子木の音が聴こえる。「火のよーじん」ってやつね。掛け声はなかったが。 風情あるなあ、としみじみしてたら。今度は後ろからも聴こえてきた。 さらに、右からも。どうやら何人もの人が、同時にあちこちを歩きまわってるらしい。
まるで拍子木の包囲網。だんだん囲みを絞って、ぐるりと取り囲まれて。てんでに「火のよーじん」ってやられそうな妄想にかられて、慌てて駅まで行きましたとさ。
今夜のBGM:Widiuovely"El grillo"(2002)
電車の中でちょっと考え事したくて、BGMをあれこれ選ぶ。結局、テクノが一番似合うね。単調なビートは、なんだか集中できるよ。
これは2002年に欧州で出たコンピ"Waren bonb#4"に収録。細かい情報はよくわかりません。ネットでちょっと検索しても、見当たらず。ジャケも手書きのあっさりしたもので、いまいち読み取れない。
ビートはいわゆる四つ打ち。フロア対応のテクノなんだろうけど、さほど低音やバスドラが大きくミックスされてない。部屋で聴いても、なんだか和めるよ。音響系っぽいアプローチで、クリックのようなビートがハイハット風に鳴る。 淡々としてるから、集中するにはいいな。 |
2004年12月29日 00時20分28秒
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ずらり。 |
音楽関係のリンクページを、ちょっと修正しました。いままで2列にしてたのを、一列にずらっとしたのです。変えた理由は単純。更新しようとすると、なぜかHP作成ソフト(フリーウエア)が強制終了するんです。なんでだろう。理由は不明。
あまり一つのテーブルに、いっぱい行を入れたらまずいのかなあ。時間あるときに、じっくりいじってみます。 巷ではブログがメジャーになってるというのに。なんでいまさら、こんな初歩的なhtmlで悩み続けてるんだろう。旧態依然でモノグサな自分と、なおかつスキルアップがかけらもない状況に頭を抱えています。
今夜のBGM:P Funk All Stars Featuring George Clinton"Lifted"(1993)
Pファンクが聴きてえ!・・・で、棚から引っ張り出してきました。93年にリリースの"Funkadelic/Parliament/George Clinton & P-Funk All Stars"と銘打たれた、4枚組ライブアルバムに収録。
この音源は1981年にロスアンジェルスで収録。それ以外のクレジットは何もなし。 時代的にP-Funkが失速してた頃だろう。しかし演奏自体はパワー満点。豪腕一本やりで押す。 これはとにかくギター・ソロが聴きもの。とはいえフレーズだのなんだの細かいこといわずに、がしがしぎゃりぎゃり弾きまくり。 とにかくかっこいい。ホーン隊も特に目立たず、ひたすら同じパターンで約8分に渡って突進する。 ギター弾いてるのは誰だろう。ブラックバードかなあ。 例によって膨大なメンバーがクレジットされており、一体誰が参加してるのかさっぱり分かりません。 カウベルみたいなのを叩いてるパーカッションも、リズムはちょっとトロいが、煽り立てるテンションがいかしてる。 |
2004年12月28日 00時09分18秒
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へっ。 |
昨日はやけにカップルを見かけた。さらに電車の中で、やけにでかいデパートの袋を持ったおっさんも何人かいた。なんでだっけ?しばし考えてみる。
・・・というような、切なくなるボケはやめましょうね。サンタクロースの皆さん、おつかれさまです。
イブの夜は音金へライブを聴きに行ってました。 あ、ちなみにアマゾンからの本は、昨日無事に到着しておりました。
もっと情けない過ごし方をしたのは、むしろ今日でしょうな。 昼間、音楽聴いたり本を読んだり。気がついたら寝てしまい、夕方でした。またかい。
ライブへ行くのも考えたけど、どうも外は寒そうで億劫。結局今日は、一歩も外へ出ておりません。 あああ、なんてしょぼいんだ。世間はクリスマスと言ってるのに、たんなる土曜日をグータラな過ごしただけで終わってるな。
明日こそは出かけますよ、ええ。床屋も行きたいし。 今、冷静に考えると。クリスマスに床屋へってのも、いいかもしれませんね。 たぶん、空いてるでしょう。 「空いてるからいい」という、事務的な発想をするあたり・・・やめた。 分析するほど、虚しい。
今夜のBGM:南博"Scrapple from the apple"(2004)
クリスマスだからって、クリスマス・ソングを聴いてすごす趣味はありません。正確に言えば、聴いて過ごそうと殊勝な気持ちはあります。が、いっつも忘れるんです。今年も忘れてました。ちくしょう。来年こそ。
本盤は菊地成孔プロデュースでリリースされた、南博のミニアルバム"Touches and Velvets"より。 いわゆるウィズ・ストリングス盤。今までぼくはこういう企画を馬鹿にしてた。冗長な気がしてさ。 しかし本盤を聴いて、考えが改まった。こんな面白いもんだったんだ。聴きなおさなくちゃ。
このCDは菊地に南と、弦アレンジの中島伸行がライナーを寄せており、プロダクション・ノートには困らない。 中央に南を挟むレイアウト。彼だけ明朝体(ほかの二人はゴチック)で印刷し、厳粛な雰囲気を盛り上げる。 南の文章の字面は、昔の新潮文庫を読むときみたいだ。
オリジナルはチャーリー・パーカー。 原曲を聴いたことないが、どうやらぐっとテンポを落としたバラードに仕立てたらしい。 リズム隊はカルロス・デス・プエルト(b)とオラシオ・エルナンデス(ds)という、EWEでは馴染み深いキューバ人の二人。 そこへ日本人の弦が載る。
ピアノトリオを録音してから、ストリングスをかぶせる方法。したがってストリングスはトリオの演奏を聴いて、アレンジを考えられた。 本盤のそこかしこで、応答やユニゾンが聴ける。
ただでさえダンディで美しい南のピアノに、力強いリズム隊ががっしりと絡む。 ふくよかなストリングスは、はじめから勝負どころを分かってる。 つまり、どこにも隙がない。
はじめはピアノだけ。クライマックスは弦も同時に。 ユニゾンでぽんっ!と跳ねる箇所は、聴いてて鳥肌立ったよ。 ジャズのロマンティックさとアダルトさとしたたかさを、ひときわ強調した一枚。 全5曲だから、あっというまに聴けるのも嬉しい。コンパクト盤を意識したのかな。
ドラムは淡々とシンバルを鳴らし、時に鋭くタムへブラシを落とす。 控えめながらも、ベースは歌い続ける。 ましてやピアノは。弦の居場所をきっちり用意しつつ、滑らかにアドリブを紡ぐ。
お、くるよ。さあ。軽やかに。ぽんっ! いいなあ。フェイド・アウトがもったいない。 |
2004年12月25日 23時25分20秒
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ぼーっ。 |
朝起きたら、なんか頭が重い。風邪か?またか?またなのか? いや、これはきっと、こないだの風邪の残り火だ。きっとそうだ。
午後から用事を片付けることにして、午前中はたまったCDを片端から聴くことにした。 そして。 気がついたら夕方でした。そうさ。また寝ちまったのさ。一日を居眠りで棒に振ったのさ。せっかくの休日なのに。ちくしょー。
ほんとは今日、アマゾンから小説が届くはずだった。しかし居眠りしてチャイムに気づかず、ポストに不在票が・・・。 目が覚めたのは4時過ぎくらいだから、そのまま「当日配達」で電話依頼した。
プッシュホンで依頼するやつね。直接、担当者やドライバーに依頼するわけじゃないから、どうも不安が残る。 実際にはドライバーの携帯端末に、指示がすぐに飛ぶと思うが。 一刻も早く読みたいから「当日配達」を指定したのに。夜7時から10時までに届けてもらえるはずなのに。
しかし。結局なしのつぶて。届きゃしない。どうなってるのよ。 10時まで、そわそわと待ってた俺の時間を帰せ〜! チャイムを聴き逃さぬベく、ステレオのボリュームも絞り気味だったのに。隙間風にもめげず、部屋のドアを細めに開けてたのに。
無事に明日、本が届くんだろうなあ。年末も迫ってきたから、なんだか不安。
あ、具合はよくなりました。いっぱい寝たもの。何にも出来ずに、休日が終わったもの。・・・ちっ。 |
2004年12月23日 23時35分30秒
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つづき。 |
文字数制限に引っかかった・・・どうもこの日記、表示できる文字が少ないな。
あとは欲しいCDの、メモでもしときましょうか。
・フェラ・クティが再発されるんですね。あんまり熱心には聴いてないが、好きな音楽。アルバムが多いから、どれを買ったか自分でもわかんなくなる。 棚を見たら、とりあえず3種6枚(2on1だから)あった。
今回は第一弾で1月に13タイトル26枚。2月にも13タイトル26枚。約50枚くらいが再発されるようす。"イコイ・ブラインドネス/カラクタ・ショー"や"エクスペンスィヴ・シット/ヒー・ミス・ロード"あたりは聴いてみたい。
・プレスリーのコンプリート・ボックスが再発される。60年代のほうは、大瀧詠一の解説に惹かれて買った。どばどば未発表テイクがでるから、これを買ってもコンプリなるわけじゃない。でも、50年代ボックスは聴いてみたいな。 その前に手持ちの音源をもっと聴けよ、と自分へツッコんでみる。
・Roy Orbison"Sings Don Gibson+Hank Williams"にも惹かれた。ロイはベスト盤でしか聴いてないもの。 ツアーで疲弊したロイが、67年と69年にリリースしたカバー集だそう。
・V,A."Complete Norman Granz Jazz Session"も面白そう。5枚組だが7千円。安めの価格設定だ。 JATPでのハード・ブロウに嫌気がさしたノーマンが、ヴァーヴゆかりのミュージシャンを集め、ジャムとスローを演奏したらしい。 オスカー・ピータースンがどうバックアップしたかを聴いてみたい。 こういうの、買わないとすぐ市場からなくなりそう。
・ビリー・ジョエル(そういや、彼もレココレ誌で未特集では?)も、紙ジャケで再発。"イノセント・マン"かその次くらいまで、ぼくは彼に興味あった。 高校の頃、全作品を聴いた洋楽ミュージシャンの数少ない一人だからねえ。 買いなおしたいが・・・これって、ボートラやビデオは削除されたテイクだろか。
・東芝からの60年代シングルEPコレクションってのにも興味がわいた。 CCCDってのは気に食わないが、1300円で24曲入りとお得なのが売り。 シャドウズ、ホリーズ、ハーマンズ・ハーミッツ、マンフレッド・マン、アニマルズ、シーカーズの6種類あり。 アニマルズと・・・あと、マンフレッド・マンかな、買うとしたら。 しかしこういうの、全部買うのも手だよね。基礎教養として。CCCDってのがなあ。
結論。やっぱ、聴きたい音楽はきりがない。 |
2004年12月20日 23時44分06秒
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ぺらり。 |
レココレ誌の最新号を読む。紙質が変わったんだ。こんどの腰が強い紙のほうがいい。あとは背表紙の処理をどうしたか・・・これまでのは丁寧に扱わないと、手の油で印刷が取れたんだ。 本の性質上、何度も読み返すもので・・・家にはけっこうボロボロのもあります。
さて、今回。またもやビートルズかい!って思いはとてもある。いいかげん、タイアップじゃなくて独自のミュージシャンを特集してもらいたいな。 たとえば?レオン・ラッセル、山下達郎、70年代以降のザッパ、タワー・オブ・パワー、ドゥ・ワップ、日本のジャズ、など。いくらでも企画はあるぞ。
だけど今回の特集、けっこう読み応えあった。 個人的にはジャケ違いといった、パッケージにはさほど興味ない。 でも萩原健太がコンパクトかつ冷静にまとめた”64年2月のツアーで強制転換された時代”や、宮永正隆による全米ツアーの変換などは凄く面白く読んだ。
こういう「時代を切り取った文章」をもっと取り入れて欲しい。 時代の息吹の追体験こそ、後追いでしか聴くときに一番知りたいことだから。 テイク違いだけを探すような、重箱の隅のみだと物足りないもの。
さて、ここまでは前置きです。長くてすみません。
愕然としたのはスカイ/グリフォン・レーベルの特集。 68年のNYで立ち上がったレーベル。ボサノヴァに影響受けた、軽めのジャズをやってたのかな?実はまだ、じっくり文章を読んでない。
ぱらぱらCDレビューを見て、チャック・レイニー"The Chuck Rainey coalition"(1969)に気がついた。へー、この盤ってスカイだったんだ。 レココレ誌にはアナログだけの表記になってるが、過去にCD化されたことある。細野晴臣が影響受けた、って読んで買ったんだ。
聞き返そうと思ったら・・・見当たらない・・・。一体どこにしまったんだろう。 さんざんぱら探して、発見できず。処分しちゃったかなあ。 持ってるはずのCDが見当たらないことこそ、情けないことはない。しまう場所が限られてるので、あっちこっちの隅へ十重二十重に突っ込んでるからなあ。 AからZまで順に並べる棚が欲しい、としみじみ思いました。
ついでに余談。デッカ・レーベルの記事を見て、心が躍った。 中村とうようのコンピが何種類か、再発されるそうだから。 97年〜98年くらいにリリースされたシリーズだったはず。
この中で"ハッピー・ピアノ・ガールズ"(1997)って盤を、当時買い逃してたんだ。店で見当たらなくてさ。 当時はPCもはじめてないから、アマゾンで買うこともできなくって。
中身は二人の黒人女性歌手をフィーチュア。クリーオ・ブラウンとローズ・マーフィを詰め込んでる。 特にローズ・マーフィが好きなんだ。コケティッシュで、フェイクいっぱいで。 ローズみたいな歌手がリンダ・ルイスへ受け継がれ、Charaみたいな歌手に至ったのでは、と勝手に考えてる。現実的な説じゃないけれど。 今回は再発されないみたい。でも第二弾と銘打ち、リイシューされないかな。 |
2004年12月20日 23時42分26秒
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ららら。 |
ひさしぶりにカラオケへ行った。洋楽しばりでやったため、いろいろ面白い発見あり。心残りはさっぱり声が出なかったこと。ハイトーンがぜんぜんダメ。風邪のせいかなあ。実力かなあ。ぼくの歌手生命はもう終わったのかなあ。
いままでここでも何度か書きましたが、ぼくは歌詞にまったく興味がない。洋楽聴き始めたとき、何を歌ってるかさっぱり分からなかったから。
今回あらためて洋楽しばりでカラオケしながら、しみじみ歌詞を眺めてた。
断片的に歌詞の意味が分かる。へー、こういう歌詞だったんだ、としばしば驚く。Cars"Drive"の歌詞が、なんだかしみました。シンプルなんだけどさ。切なくて、よかった。
「誰が君を今夜、家へ車で送っていくんだろう」って歌詞をCarsが歌うんだから。 「次はCarsの"Drive"だ。カーズがドライブの歌を歌ったぜ。HAHAHA」ってジョークを、アメリカ中のDJが言ったんだろうか。 それともほとんど車社会で、自動車以外の移動手段って思いつかないの? マヌケなことを、ぼんやり考えてました。
それと歌手の偉大さをしみじみ考える。 ユーリズミックスの"スウィート・ドリームズ"やメン・アット・ワークの"ノー・リストリクションズ"なんて、歌っててもちっとも面白くない。 延々と同じフレーズの繰り返しなんだもん。あれに説得力持たせるのは、歌手の力量なんだね。 あ、ピンク・フロイドの"アナザー・ブリック・ザ・ウオール、パート2"も歌ってて飽きました。
ぱらぱら歌本を見ててクリムゾンの"スターレス"があるのにびっくり。誰が歌うんだ。歌いたかったけど、メロディをいまいち覚えてない。 タワー・オブ・パワーも5〜6曲あったよ。歌いたかったけど、メロディをいまいち覚えておらず断念。
なんと"Only so much oil in the ground"まで。これ、好きなんだよ。めちゃめちゃ。 だけど中間部のメロディが不安。いま、慌てて聴きなおしてます。
そう、いかにぼくがふらっと聞き流してるか。愕然としましたね。曲としては知ってるのに、頭のメロディがちっとも歌本見てて思い出せない。もっと聴き込まねば。
などといいつつ、昨日はレコード屋もぶらぶら。 またもや色々買い込んでしまった。だって、成果がすごいんだもん。詳しくはHPの購入紀行で。
まずは前に買ったの聴かないと。今日買ったのを聴くのは、ちょっと先になりそう。 実はその前に買ったのも、聴かずに積んである。いかん! ぼくはコレクターの趣味はない。あくまで聴きたいがゆえに買っている。なのに聴きたいのがいっぱいで、追いついてない。ああ、なさけない。
こうして上っ面だけ聴いてるCDが積まれていくんだろう。ぶつぶつぶつ。かといって寸暇を惜しんでガシガシ聴くってのも、「趣味」って概念とはかけ離れてるよねえ。 あくまで部屋や移動中に、ごろんと寛いで聴きたいんです。 ・・・無理かなあ。
今夜のBGM:Tower of Power"Only so much in the ground"(1974)
オークランド出身のブラス・ロック・バンド。シカゴやBSTやチェイスやコールド・ブラッドらと肩を並べ、頭一つ抜き出たグループだと信じてます。 とにかくドラムとベースとオルガンのコンビネーションがかっこいいのよ。
ブラス隊は80年代にヒューイ・ルイス&ザ・ニューズのライブで活躍してましたな。 ムッシュかまやつ"君はゴロワーズを吸ったことがあるかい"もそうですな。あと、RCの"シングル・マン"にも参加してなかったっけ?
で、この曲はアルバム"Urban Renewal"に収録。A面トップです。 前作"Back to Oakland"(1974)や前々作"Tower of Power"(1973:"What is HIP?"を収録)のほうが、世間の評価は高いみたい。世間ってどこだ。
だけどぼくは"Urban Renewal"のほうが好き。猥雑なパワーがつまってる気がしてね。 アップテンポでぐいぐい押す軽やかなファンクです。 ぴんと声を張り上げ、レニー・ウイリアムズが畳み掛ける。掛け合いのホーンもばっちり。聴いてて顔がほころんできます。腰も動きます。
ベースはもちろん、ロッコ。ただしドラムはデイヴィッド・バートレットに代わってる。 だけどオルガンはチェスターさ。ホーン隊もレニー率いる全盛期。 くー、いいねえ。しかしこれ、カラオケであるのか。すごいな。 |
2004年12月19日 11時02分51秒
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