ふいぃ。 |
また一週間のアメリカ出張へ行ってました。思いついたことをぱらぱらと日記形式で。あ、そもそもこれは、日記だっけ。
といいつつ、この日記ページは文字制限あるみたい。 こちらにまとめてアップしましたので、お時間あるかたはお立ち寄りくださいませ。 |
2004年10月31日 23時49分20秒
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ええと。 |
日記のねた・・・今日は特にないな。とりあえずBGMのことが書きたくて、無理やりの日記アップです。あ、そうだ。
通勤中の気分転換に漫画雑誌「アッパーズ」を読んでいた。今回で休刊らしい。当然、全ての連載も中断。いくつかは雑誌を買えて継続するらしい・・・。したがって、どの漫画もエンディングを迎える。
当然、強引な結末多数。すっごくひさびさに読んだから、どの漫画もストーリーはさっぱり。だけど強引に話を収斂させるパワーが伝わって、なんだか面白かったよ。
今夜のBGM:The Larry Young trio"Flamingo"(1960)
静かなジャズを聴きたい。棚から引っ張り出したのがこれ。アルバム"Testifying"に収録。 オリジナルはプレスティッジから。ぼくはもちろん、Fantasyからの再発CDで聴いてます。1991年のリマスター盤にて。
ラリー・ヤングの経歴は詳しく知らない。ブルーノートにも吹き込んでた人と同一人物だろうか。もしそうならマイルスの"ビッチェズ・ブルー"にエレピで参加し、"オルガンのコルトレーン"といわれた人のはず。 ならば「静かなジャズ」とは別ベクトルかもしれないなあ。
サイドメンはJimmie Smith(ds)、Thornel Schwartz(g)。さらにゲストでJoe Holiday(ts)が加わる。すみません、このメンバーたちについては無知です。 ちなみにエンジニアはヴァン・ゲルダーがつとめた。 アルバム一枚をぼんやり聴いていた。やっぱり最後のこの曲が耳に残る。リバーブをたんまり効かせ、オルガンが厳かに広がる。画面いっぱいに。 そして降り注ぐテナー・サックスのロマンティックな響き。 リバーブに満ちた音像は、CDで聴いた菊地成孔のライブ・ダブの演奏を連想した。菊地のライブ・ダブは生で聴いたことないから、えらそうなことはいえないが。
ドラムが刻んでるはずなのに、どこかふわふわと不安定。オルガンもギターも安定を提示しない。 テナー・サックスはかまわず、マイペースでアドリブを取る。ゆったりと、セクシーに。 しょっぱな、サックスが音を貫く瞬間のスリルが好き。
わずか5分半の演奏で、主役はサックス。中盤で一瞬オルガンが絡むだけ。 じっくりとスロー・テンポで聴かせる。くー。気持ちいいな。 |
2004年10月23日 00時19分42秒
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ふほっ。 |
いやはや日記を書きそびれてました。ここんとこ仕事がバタついて・・・って、毎日言ってるな、これ。来週は出張なのですが、まだ何にも準備してないです。だいじょぶなんだろか。
今週はふと気がついたら終電をゆうにオーバーする時間に仕事が終わっちゃって。しかたなくてくてく歩いてカプセルホテルへ行きました。駅の向こう側へ行かないといけないので、ひたすらくたびれます。
やたらふらつくなあと思ったら、空腹で体力へろへろなんですね。ぼく、昼飯食べないし。ふっと気がついたら18時間何も食べてないことになるのか。 とりあえずチェックインして、レストランで牛丼食べながらビール。くー。うまいぜ。
で、びっくりしたのはカプセルにもぐりこんでから。なんと目覚ましがどこにもない。一体どうやって、朝起きればいいのよ。みんなは携帯の目覚まし使うのかなあ。
すっかり酔いも冷めて、寝過ごしたらまずいとうとうとしながら一夜を過ごしました。 情けなかったのが、BGMがオヤジ軍団のいびきです。 まだガマガエルの合唱のほうが音楽性有りそうだよぅ。しみじみ情けなかった。今度は泊まる時、ちがうとこ探しましょう。
今夜のBGM:Dazz Band"I like you"(1997)
このバンド、前の日記で紹介したことありましたっけ?Dazz Bandはオハイオ出身のファンク系バンド。デビューは1978年で、3rdを出すときからモータウンへ移籍したという。 メンバーはのちにクール&ザ・ギャングなどへ移ったりもしてるらしい。実はぼく、一枚しか彼らを聴いたことないんだよ。
たぶん12枚目のアルバム"Under the street light"に収録。すでにモータウンは85年に離れ、一枚ごとにレーベルを転々としている時代。この頃はラップに押され、メジャー・レーベルでボーカル・グループが活動するのは苦しかったのかもしれない。
アルバムはまあまあの仕上がり。どっかB級の香りが漂うファンクをやっている。その中で、軽やかなミドルがこれ。今日はくたびれてて、ファンク聴く気にはなれなくってさ。
打ち込みがメインと思うが、どっか軽やかさが漂う。ネイト・フィリップスのぶっといベースがいかしてる。ボコーダーっぽいシンセの音はザップの影響か。 メロディも構成もシンプル。淡々とサビが繰り返される。メイン・ボーカルの歌声がどっか伊達を気取って心地よい。 |
2004年10月22日 00時01分44秒
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ありゃ。 |
まず最初に。昨日の日記、途中でブツ切れてますね。今気がついた。この日記ページ、文字数制限あるのかな。まさかなあ。 いずれにせよ続きをアップしたいけど・・・昨日の日記は何を書いたかログが残って無いです。すみません。
無理やり思い出すと・・・ええと。 「ギターソロやサックスソロも聴き応えある。なによりエインズリー・ダンバーのドラムソロも凄まじい。けれど。一番すごいのはジョージ・デュークのボイス・パーカッションだろう。
ヒップホップとしてのボイス・パーカッションがどの程度、普及してたか知らない。だけどここでは見事にグルーヴしてる。 ほんとうにぶっ飛んだのは、そのあと。コーラスやバックの演奏がユニゾンしてるじゃん。
ってことは、もしかして全部譜面なの?!凄腕なザッパ・バンドだから、即興であわせてる気もするが・・・」といった内容だったはず。 ■ ■ ■ さて、今日の日記です。 本屋で手塚治虫「ブラック・ジャック」の新装単行本を見かけた。再刊されたようだ。秋田書店ってめったに廃刊しないのに。珍しいな。
しかし。違和感すごくあり。・・・ぼくの見間違いだったらすみません。 今回の新装版、ブラック・ジャックのロゴが変わってません?!オリジナルは「Black Jack」って英語を、白の横線が抜いてるデザインだったはず。もともとの単行本の表紙で、そのロゴを使ってたか覚えてないが・・・。
でもさ。どうせ再刊するなら。そこまで凝ろうよ。 (買ってなく、記憶だけで書いてます。もしぼくの見間違いだったら、ほんと申し訳ありません。) あのロゴは手塚治虫みずからのデザインだったはず。彼が他界したとはいえ、手塚が決めたロゴ・デザインを変更するってのは・・・愛が無いでしょ、やっぱり。
今夜のBGM:Elisete Cardoso"Barracao"(1977) エリゼッチ・カルドーゾはブラジルを代表する歌手らしい。90年くらいに他界したが、いわゆる美空ひばりみたいな存在だったようだ。いわゆる芸能界よりの歌い手なのかな? 詳しくはレココレ誌90年8,9,11月号をご参照のほど。カルドーゾのディスコ・グラフィー的な記事が載ってます。
ぼくが持ってるCDは1998年にブラジルEMIがリリースした4枚組のベスト盤。きちんとしたベスト盤なのかどうか、よくわからない。解説は読めないし。少なくともクレジット関係はいいかげんそう。 今日は家で仕事しながら、ずっとこの盤をリピートさせていた。
カルドーゾや美空ひばりみたいな「歌の上手い歌手」って、実は積極的に聴いてない。 王道路線だからスリルに欠ける、と固定観念に縛られてしまう。実際には上手い歌こそ、スリルに満ちてるのにね。 だから聴き返したいと思いつつ、ずっと棚の隅へ転がってたのよ。
BGMだから真剣に聴いてない。ふっと耳に残る程度。はつらつとするドライブ感が気に入った。 メロディが聴き覚えあるよ。なんかのCMソングに使われてなかったっけ?ブラジル音楽は詳しくなくて、細かい曲の解説は書けやしない。
ふっと連想したのはサザン・オールスターズ。曲が似てるわけでもないのに。 彼らの音楽にラテン(でいいのか、ブラジルって)要素が詰まってるってことなのか。
なおこの曲はライブ・テイクだ。上述のレココレ誌によると、77年にリリースされたライブ盤って日本の公演らしい。9月27日、渋谷公会堂でのテイク。 シャープなエレキギターとドラムのコンビネーションもかっこいい。よく聴くと、パーカッションはズレてるなあ。 カルドーゾの歌声が素晴らしい。爽やかに喉を張り上げ、ちょっと陰をかぶせて。のびのびした声が心地いいんだ。 |
2004年10月17日 23時37分17秒
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ふむふむ |
まずは日常ネタから。
今日、i-podにぶち込んだ曲を、あれこれ並べ替えていた。最近気に入ってる曲で、CD−R一枚焼いてみようと思ってね。 選曲はすぐさま完了。だけど、i-podからの焼き方がよくわからず、往生した。ヘルプファイル読んでも、いまいちよくわからない。
さんざん試行錯誤したあげく。どうやらPC側に音楽ファイルがないと、i-tunesから焼けないみたい。 「なら、i-podから転送すりゃいいや」と安直に考えたのに。どうクリックしてもできやしない。 もしかしてwindows環境ではi-podからPCへファイルの逆転送って出来ないの?なんで〜?不便だな〜・・・・ぶつぶつぶつ。
さて、次に音楽ネタ。
またもや"スマイル"についてです。くどくてごめん。
レココレ誌最新号、"スマイル"特集を読んだ。はっきり言って、ものたりない。 もっと面白くなる切り口があるよ。せっかくなら山下達郎と萩原健太の対談を読みたかったなあ。思い切りマニアックなやつを。 なによりも。何でビーチ・ボーイズのアルバム・レビューがあって、ブライアンのソロ・レビューが無いのよ。順番が逆だろ、ふつう。
記事をあれこれ読んでると、頭の中にいろんな意見や考えが渦巻く。 どばばばってここへ書きたいけど、まあ別の機会に。かなり時間かかりそうなんだもん。
まずはブライアンのインタビューを読んで安心した。やっぱり、このアルバムの主導権はブライアンだけでなく、ダリアン・サハナジャの意見もあったみたい。道理でマニア向けな構成なはずだよ。
なによりこの盤はステレオ・ミックスだもの。 それだけでブライアン一人だけの、意思を通した盤じゃないのは分かる。
ブライアンはこの盤で"ペット・サウンズ"を越えた、と思ってるようだ。もしこれが当時リリースされてたら、まちがいなくその通りだろう。 37年の歳月を経た今なので、素直に頷けないぼくですが。でも、気持ちはよくわかる。
ああ、この盤が1967年にリリースされてたらな。レココレ誌ではどのレビュアーも、"スマイル"について語っていた。当然だろう。 だけどぼくは"スマイル"の次、を聴きたかったよ。
もしも、を追い求めても仕方ない。だけど"スマイル"がリリースされた今、それを想像したくもなる。
もしブライアンが"スマイル"製作を断念、廃人同様にならなかったら。かれはどんなアルバムを作ってたろう。 だってこのアルバムが製作されてた1967年って、ブライアンはまだ24歳だったんだぜ。
実際にはビーチ・ボーイズはこの盤で、時代から完全に取り残される。レココレ誌を読んでて、それがよくわかった。 でもさ。このとき、ポールは25歳。ジョンが27歳か。仮にビートルズを比較するならね。
イギリスの2大バンド、ビートルズとストーンズ。彼らの中でも年下の部類なブライアン。(ミックとキースは、どうやらブライアンと同い年らしい) ところがブライアンはたった一人。ビートルズもストーンズも、このときはコンビだからね。それで彼らと互角以上に渡り合っていた。
もし無事に"スマイル"を発表し、次のステップへ移ってたら。ポップスはどのくらい進化してたんだろう。 "スマイル"特集を読みながら、そんなことを考えていた。
一番悔しいのは当時のロック・ビジネスで、バンドって共同体の考え方が成熟してなかったこと。 もしこのとき、「バンド」って言葉が拘束力を持ってなかったら。ビーチ・ボーイズをやりながら、ソロ活動を平然と出来る環境だったら。 ビーチ・ボーイズ自身に"スマイル"を否定されることもなく、もしかしたらそのとき、"スマイル"は完成してたかもしれないぜ。
これが今ならなあ。バンドとソロを並行させるのなんて、何も違和感無いのに。
今夜のBGM:Frank Zappa"Nancy & Mary Music"(1970)
ザッパはとても好きなミュージシャンだ。だけど彼の膨大な作品、全てをみっちり聴いたわけじゃない。一番の好みは、やっぱりリアルタイム。84年から88年くらいまで。
この曲は"Chunga's Revenge"に収録。実はこの盤って、あまり思い入れなかった。 英語がわからず、フロ&エディに馴染めないせいかも。いまいちこの当時のマザーズへは、とっつきにくい。
"Chunga's Revenge"は"ホット・ラッツ"と"(フロ&エディ時代の)マザーズ"の中間にあたる盤。改めてじっくり聴いたけど・・・両方のテイストが混ざり合ってたんだって、初めて納得いった。
しかしすげえな。さっきからこの曲を、ずっとリピートさせている。時間にして約10分。ライブをLPにする手法は、まだ主流じゃなかったザッパだが。この盤で唯一のライブ・テイクがこれ。ミネアポリスでの録音。70年のライブだろう。
メンバーはザッパ(g)にイアン・アンダーウッド(ep)、ジョージ・デューク(ep, |
2004年10月17日 00時16分47秒
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